「Audio」カテゴリーアーカイブ

B&Wの607S2 Anniversary EditionとAIRBOW SINGINGBOX4を買いました

B&Wの607S2 Anniversary EditionとAIRBOW SINGINGBOX4を買いました

ちょっと前から気になっていた、B&W607S2 Anniversary Edition(607S2AE)というスピーカー。

イギリスの高級スピーカーメーカーB&W(Bowers & Wilkins)のスピーカーは、世界中のスタジオのプロやレコーディング・アーティストに信頼され、ロンドンのアビーロード・スタジオからカリフォルニアのスカイウォーカー・サウンドなど世界屈指のレコーディングスタジオでも採用されています。

そのエントリーラインが600シリーズであり、最小モデルが607S2 Anniversary Edition。
607S2AEの発売日は2020年9月下旬で、定価は110,000円。

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自作系オーディオにチャレンジ Vol.9 / 自作スピーカーの音工房Zのスーパーツイーターを買いました

自作系オーディオにチャレンジ Vol.9 / 自作スピーカーの音工房Zのスーパーツイーターを買いました

自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買ってから、早くも1年が経過しようとしています。
時間が経つのがなんと早いことか…。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

Z1-LivornoとAIRBOW – AI301 Special Ver.2を中心とした現在のデスクトップオーディオにはまあまあ満足していますが、「やっぱりスーパーツイーターを追加したいなぁ」と常々思っていたので、自分の誕生日プレゼントとして【Z】スーパーツィーターキット(ペア)を買ってみました。

この【Z】スーパーツィーターキットは自分ではんだ付けなどが必要な自作スピーカーです。

Amazonで11,280円と値段は安く設定されていますが、実は同社から発売されている「Z501スーパーツィーター(V2)」(39,800円)と同じリボンツイーターを採用しているようです。

スーパーツイーターは超高域を伸ばす意味合いが強いとは思うのですが、実のところ超高域だけではなく中高域にもスパイスのように作用して、音像の輪郭全体をクッキリさせる効果があります。

ハイレゾのスピーカー・ヘッドホン高域再生性能の定義として「40kHz以上が可能であること」とあるのですが、【Z】スーパーツィーターキットの周波数特性は5KHz~50KHzなので、使っているスピーカーをハイレゾ化するスーパーツイーターと言えるでしょう。

以前にオラソニック製のスーパーツイーターを使っていたのですが、どうも高域のシャカシャカ音が気になり撤去しました。

オラソニックのスーパーツイーターの周波数特性は約2KHzから40KHzでしたが、音工房Zさんにも相談したところ、シャカシャカ音が気になるのは、5~10KHzあたり帯域になるとのこと。

この帯域の音量を減らし、さらに上の10KHz以上だけを取り出すようにするには、コンデンサーの容量を小さくすれば可能とのこと。
ただ、スーパーツイーターの効果を耳で実感することが少なくなる恐れはあるらしいですが…。

まずはスーパーツイーターキットに付属している1μFのコンデンサーを試してみて、シャカシャカが気になるようだったら0.82μFや0.56μFと下げる=(音量が下がる)と良い、というアドバイスをもらいました。

音工房Zさんに言われたとおり、まずは1μFのコンデンサーをつけてみたところ問題なくマッチしているようで、デスクトップオーディオのニアフィールドリスニング環境においてもシャカシャカ音は気にならず、解像度が上がった気がします。

塗装はZ1-Livornoと同じようにターナー色彩 アンティークワックスを使って白色に塗装をしましたが、今のところムラがあって、皆様に自信を持ってお見せできる仕上がりではないです。笑

今後、時間を作って少しずつ「塗り」→「乾燥」→「磨き」→「はみ出したワックスの除去」を繰り返して仕上げて行こうと思います。

先日、秋葉原にある日本で最も高級なオーディオ機器を販売しているオーディオ屋のひとつであるダイナミックオーディオ5555に行って、数10万円から数千万円までいろんな機材を見て聴いてきましたが、デスクトップで使うオーディオとしては「このシステムでもう十分完成したかなー」という感じもしています。

200万円ぐらいのシステムとうちのシステムを、普段聴いている音量で目隠しのブランドチェックしたら、そんなに差が出ないような気がしています。

まあ、オーディオなんて所詮自己満足の世界ですし、これ以上システムをアップグレードしても一気にコスパが悪くなるので、とりあえず打ち止めかな?というところです。

とはいえ、このデスクトップオーディオも定価では37万円ぐらいかかっているから安いシステムとは言えないのだけど…💧
うちで稼働中のオーディオ

といっても、また何か追加や変更するかもしれませんが、一旦、自作スピーカーは一段落ということにします。
では、また。

P.S.ダイナミックオーディオ5555で最近話題のペアで5万円程度からラインナップしている廉価なスピーカーメーカーのPolk Audioを取り扱っているのが驚きましたし、取り扱いが無いと思っていたWharfedaleKEFも売っていると聞いて安心?しました。

まあ、みんなイヤホンで音楽を聴くようなこの時代に、1本100万円を超えるような高額スピーカーばかり売る商売は難しいだろうなーと…。

新年あけましておめでとうございます

いまさらながら、新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

さて、昨年は、なかなか余裕がなくBlogを書けなかったですね。
今年は少しぐらいは書いていきたいなと思います。

まあ、それはそうとして、せっかくなんで2022年に買ったグッズのうち、特に良かったベストバイでも紹介しておきましょうか。

BUFFALO 外付けハードディスク 4TB TV録画用HDD採用 みまもり合図forAV対応 24時間連続録画 日本製 HDV-LLD4U3BA/N

うちの液晶テレビは割りと良い東芝REGZAの49Z720Xという4Kモデルなのですが、タイムシフトマシン(全録)機能っていうのが付いています。

地デジ番組を最大6チャンネル同時に録画できるんですよね、これ。
いまの設定は毎日 朝の7:00~9:00、夜の18:00~24:00までの地上波6チャンネルを録るようにしています。

これでだいたい9日間分ぐらい自動録画できています。

あとから「あ、これ観たかったんだよね」という見逃しがほとんどなくなりました。
また、いまやっているニュースを追っかけ再生できるのも便利ですね。

テレビを買ったのに、タイムシフトマシン用のHDDをなかなか買う気にならなかったのは、
・4TBではなく8TBぐらいじゃなきゃタイムシフトマシンを活用できないかな?8TBのHDDは高いなぁ…
・HDDってカタカタ動作音がうるさいから、常時録画しているとノイズが酷いかな…
とこの2点を懸念していて、触手が動かなかったのですが、どちらも杞憂に終わりました。

このバッファローのHDDは24時間連続録画対応モデルで、いまのところノイズなどにも不満はありません。
買ってよかった。

バッファロー nasne HDDレコーダー 2TB 地デジ / BS / CS チューナー torne ニコニコ実況 【 PS5 / PS4 / iPhone / iPad / Android / Windows 対応 】 NS-N100

もうひとつテレビネタですが、とうとうnasneを買いました。
これはiPadやFireHD10 Plusとパソコンでのテレビ視聴用に買ったのですが、もう一つは家のどこからでもファイルにアクセスできるNASとして利用しています。

iPad ProやFireHD10 Plusといったタブレットでどこでも放送中のテレビや録画番組が観られるのはいいですし、外出から閲覧できるのもいいですね。

あと誤算だったのは、WindowsPCからnasneのテレビを見るには、PC TV PlusというSONY製のソフトウェアを4,400円も出して買わなくてはならないのですが、意外とこのアプリが良かったのです。

というのも、東芝REGZAに録り溜められている、外付けHDDに予約した番組やタイムシフトマシン(全録)の番組も離れた部屋のパソコンから観られるのです。
これは4,400円を払う価値はありますね。

ちなみに、東芝REGZAの49Z720Xからnasneで録画した番組を観ることもできます。

リズム(RHYTHM) 目覚まし時計 電波時計 温度計・湿度計付き フィットウェーブスマート 白 77×120×54mm 8RZ166SR03

トイレに置く時計が欲しかったのですが、
・狂わない電波時計
・温度と湿度表示
・月日表示
・わりと小さめ
という要望を叶えており、かつ1,000円程度で買えるという、最高の置き時計のひとつです。

【第2類医薬品】サンテメディカル12 12mL ※セルフメディケーション税制対象商品

疲れ目に効く高級目薬です。
マツキヨなどのドラッグストアでは1,600円ぐらいするのですが、Amazonだと半額ぐらいで買えるので重宝してます。

あとは、
AIRBOW – AI301 Special Ver.2という、USB-DAC内蔵のステレオアンプ
音工房Zの自作スピーカーZ1-Livorno
を買いました。
これらは満足していますね。

それから、東京マルイのエアガン、Glock19 Gen.4はかなりいいです。
BB弾はこれまでたったの1発しか発射したことがないですがw

それから、ブログには書いてなかったけど、スマホをGoogle Pixel 6aに機種変更しました。

その他には、マッサージ機なども買ったのですが、これは別のブログ記事として紹介したいと思います。

そんなこんなで、今年もひろぶろぐをよろしくお願いします。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

自作スピーカーを作ってみたい…という企画のBlogを書いていましたが、いろんな事情があっていつの間にか1年以上時間が経過しました。
その間オーディオ熱が冷めたわけでは無いんですけどね。

前回の安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7の最後のほうに「まあ、最近はスピーカーよりもバイクとかが気になっているところなのはここだけの話ですが。笑」と記載があるように、まだこのBlogには登場させていませんが、バイクを買って乗ったりしています。笑

さて、うちのデスクトップオーディオ環境でいうと、スピーカーよりまずアンプをTEAC AI-301DA-SPからAIRBOW – AI301 Special Ver.2にアップグレードしました。

詳しくは上記リンクを見てもらえればと思うのですが、AIRBOW – AI301 Special Ver.2は見た目は4~5万円のTEAC製のコンパクトなUSB-DAC内蔵アンプですが、大阪の有名なオーディオショップ逸品館の手によって中身がバッチリ改造されていて、30万円クラスのアンプに匹敵する性能があります。

そしてスピーカーですね。

これも前回の安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7に書いてあるとおり、今使っているのは、B&Wというメーカーのとても小さくて結構古いエントリー向けのスピーカーLM1です。

オーディオマニアの方からしてみれば、鼻で笑うようなスピーカーだとは思うのですが、このサイズで、かなり古い初級モデルのわりにはそこそこの音質です。
B&W LM-1
オーディオの足跡 B&W LM1

なので、下手なスピーカーに買い替えたところでそんなに満足は高くならないかなっと。
新しいスピーカーを導入するには、かなり吟味が必要だったのです。

今回はデスクトップ上で使う、とてもコンパクトなシステムを考えていますから、あまり大きなスピーカーはNGです。

候補としては、
音工房Z Z1-Livorno 54,800円
Sonus Faber LUMINA 1 108,900円
B&W 607S2 Anniversary Edition 110,000円
KEF Q350 79,200円 or Q150 66,000円
ぐらいだったのですが、円安やコロナの影響もあって、商品は全般的に品薄状態、値段は下がらないどころか、値上げするという話もあるぐらい、輸入スピーカーにとっては逆風が吹いています。

せっかくだから値段も1番安いし、一度は自作の組み立てスピーカーを自分で作ってみたいな…ということで音工房Z Z1-Livorno 54,800円を買いました。

音工房ZのZ1-Livornoは、イギリスの高級スピーカーメーカーB&W(Bowers & Wilkins/バウワース アンド ウィルキンス)のブックシェルフ型の805シリーズをベンチマークとしてチューニングし、ブラインドテストを重ねて作られています。

こちらに詳しい開発経緯が載っていますが、B&W Nautilus 805を徹底して構造を調べ、周波数特性などをチェックしています。

Nautilus 805は20年以上前の古いスピーカーですが、その性能はまだまだ一級品で、その辺の現代のスピーカーには負けていないと思います。

また、Z1-Livorno開発当時の最新モデルのB&W 805D3ともブラインドテストしても負けてはいないとのこと。
(2022年6月現在で最新のB&Wの最上位ブックシェルフスピーカーは805D4)

2回ほど音工房Z本社で開催された視聴会に参加したことがあって、その視聴会ではB&W Nautilus 805とZ1-Livornoの比較はできなかったのですが、Z1-Livorno単体の音は聞いていて、値段のわりにはなかなかハイレベルだった印象を持っていました。

ただ、このB&W 805シリーズなんですが、確かに良いスピーカーだとは思うのですが、特に最近のモデルはあまりにも高価な気がします。

B&W Nautilus 805 330,000円 (1998年10月発売)
B&W 805S 363,000円 (2005年5月発売)
B&W 805 Diamond 616,000円 (2010年4月発売)
B&W 805D3 880,000円 (2015年10年発売)
B&W 805D4 1,078,000円 (2021年10月発売)
※ペア価格 消費税10%計算

Z1-Livornoはキットモデルと完成品の両方がありますが、自分はキットモデルを選んだので、エンクロージャーは自分で組み立てて、内部の回路ははんだ付けをして、色も塗らなければなりません。
やっぱり面倒だなーと思いつつも、まあ、一度トライしてみようかと。

自分で作るだけあって、必要な工具も色々とあります。
・クランプ
○ドライバー
○六角レンチ(4mm)
○ニッパー/ペンチ
○カッターナイフ
マスキングテープ(3M 塗装用マスキングテープ M40J-12)
粘着テープ(日東 アセテート粘着テープ NO.5 19mmX20m 黒 5-1920)
木工用ボンド(フランクリン タイトボンド)
○金槌/木槌
接着剤(コニシ ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 10ml #04591)
半田ごて(白光(HAKKO) DASH セラミックヒーターはんだこて 15W B型こて先付き FX650-81)
はんだ(goot(グット) 音響部品用はんだ Φ1.2mm スズ60%/鉛40% ヤニ入り SD-65)
モンキーレンチ(KENOH モンキーレンチ 250mm)
○12mmレンチ
紙やすり(KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入(#80・#150・#240・#400×各3枚)
ハンドサンダー(sakazume ハンドサンダー クリップ式 木柄 70×200mm)
○ホビーのこぎり
○歯ブラシ
○爪楊枝
○台所用スポンジ
○ウェス(使い古したTシャツなどでもOK)
蜜蝋ワックス(ターナー色彩 アンティークワックス)
などですかね。

これだけ見ただけで、作るのがおっくうになるかもしれませんが、100円ショップで買えるものも多いので、ぼちぼち集めていきましょう。
100円ショップで買えるものは、○をつけておきました。

あとはAmazonで買えますね。

エンクロージャー(スピーカー本体)はボンドで接着して組み立てますが、このときにクランプという機材を使って圧着します。
クランプはホームセンターなどでも買えると思いますが、音工房Zの純正の自作式クランプZ203(2,980円)を購入して使うことにしました。

値段も手頃で、しっかりとスピーカーを固定して圧力をかけることができます。

それでは、作る工程の説明です。

ずっしりと重いダンボールが2つ宅配便で送られてきました。
ひとつがZ1-Livorno、もうひとつはクランプZ203です。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

開封すると、スピーカーユニットや吸音材などの部品がぎっしり。
無事に作れるのかな…これ。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

エンクロージャーは丁寧に梱包されています。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

スピーカーにはネットワークという部品が使われているのですが、これも自分で作る必要があるようです…。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

まずはボンドを使わずに「ダボ」と呼ばれる木でできた小片を接合面の両方に穴をあけて差し込んで、仮組みをしてみます。

エンクロージャーの木材には、フィンランドバーチというわりと高級な素材が使われているのですが、驚くほど切り出しの精度が高く、寸分の狂いもなく、ピッシリと組み上がります。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

これボンドとかで固定しなくても普通に音が出せるんじゃないかな?と思ったぐらいですね。
1日目は、仮組みをしてサイズ感をみてとりあえず終了です。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました
2日目。さっそくボンドを使って箱を作っていきましょう。

説明書を見ながらスピーカーを組み立てていくわけですが、商品を購入した後に、組み立て方や注意事項、塗装のコツなどの様々な情報のPDFが閲覧できるメールが送られてきます。
転載不可なので内容はお見せできませんが、かなり組み立て方の詳細が記載されているので、特に迷うこと無く組み立てられます。

それでもわからなかったら、音工房Zに直接メールで問い合わせもできます。

接着面はかなりキレイではあるのですが、#180番程度のサンドペーパーをかけていきます。

サンドペーパーはハンドサンダーという、サンドペーパーを固定する器具があると作業が楽です。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

クランプを使って組み上げていきましょう。

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木工用ボンドはフランクリン タイトボンドを使いました。

これは強力で、しかもかなりの速乾性で15分ぐらいでほぼ固まるみたいです。

ボンドがはみ出してもいいように、マスキングテープで養生します。

その後、ボンドを接着面に塗って、タケベラで薄く伸ばします。

タケベラがなかった場合は歯ブラシでもいいとのことなので、自分は新品の歯ブラシを使ってボンドを伸ばしました。
というわけで、上下&側面を固定×2台分ということで、合計4回クランプを使ってエンクロージャーを圧着していきます。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

まずは箱が完成。ここまでで折り返し地点ってところでしょうかね。
多少ボンドがはみ出していますが、塗装前にヤスリがけをすることでほとんどキレイになります。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

1時間ぐらいしてボンドが乾いたかな?ってところで、今度は塗装用にすべての面を#240番程度のサンドペーパーがけをします。
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今回は塗料を使った塗装は行わずに、ターナー色彩 アンティークワックスという蜜蝋ワックスを使って色をつけてました。
蜜蝋ワックスは古くから自作オーディオファンの間ではわりとメジャーな着色方法らしいです。

というのも、自宅マンションの一室で作るため、匂いが蔓延するのも困りますし、乾燥に時間がかかるのも邪魔なのでNGです。

蜜蝋ワックスは、木にワックスを塗り込んで、15分乾燥させて、ウェスでふきあげるだけの簡単塗装です。
2回ぐらい繰り返して塗り込めばかなりキレイになります。

Z1-Livornoはフィンランドバーチという高級でキレイな木を使ったエンクロージャーなので、この素材感を活かしたいなと思いました。
なので、ホワイト色の蜜蝋ワックスのターナー色彩 アンティークワックス ホワイト AW120007を使い、2回塗りしました。

自宅にあった新品の台所用スポンジでワックスを適量とって、塗り込みます。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

使わなくなった布を使って、拭き上げて完成です。
うっすらですが、白っぽく塗装され、ツヤが出ました。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

ちなみに、ワックスとはいえ塗装成分が入っているので、手についたワックスは石鹸で洗ってもなかなか落ちません。
あまりオススメの方法ではありませんが、自分はZippoオイルを手に取って揉み込んで、キッチンペーパーで拭いて汚れを落としました。

後半戦はネットワークを作って配線をします。
久しぶりにはんだ付けを行いましたが、思っていたよりも難しくありませんでした。

ケーブルの皮膜をとって、コイルやコンデンサーとはんだ付けします。
シンプルな配線なので、慌てずに行えばそんなに問題はありませんが、正直面倒でしたねw

はんだは音響部品用はんだというものを使いました。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

重めのペンチを使って線を固定してはんだ付け…。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

慌てて断線させたり、ツイーターとウーファーを逆に配線してりしていないか、説明書と制作レポートPDFとよく読みながら作ります。
ツイーターとウーファーを逆につけると、ツイーターが破損します。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

ネットワークができあがったら、フロント部分のウーファーの穴からネットワークを入れて、後ろの端子を固定し、ネットワークを底面にネジ止めします。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

写真を取り忘れましたが、吸音材を中に折りたたんで入れて、ボンドで固定します。
あと、プラスチックでできたポートを取り付けます。

このポートが143mmあるのですが、33mmカットして110mmにして差し込むようです。
カットするのにのこぎりなどが必要なので、ここは最初から正しいサイズのポートを同梱してもらいたかったです。

最後の最後に、ツイーターとウーファーに取り付けるケーブルが逆でないかどうかよく確認します。

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

ユニットをネジ止めして完成です。
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

さっそくスピーカーアンプと接続して音出し。
アンプのボリュームを最小にして、恐る恐る音量あげてみます。

無事に音が出ました!
左右両方のスピーカーのツイーター、ウーファーから、ちゃんと音が鳴っています。

良かった!
自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

音の第一印象は「ボチボチいい感じ!」というところですかね。

Z1-Livornoを組み立てた先輩達のレビューを見ると、40~100時間程度のエージング…つまりならし運転をしないと本領発揮しないとのこと。

あと、120cm幅の机に27インチの4Kモニターが載っているのですが、思ったよりもスピーカーが大きい!www
ちなみに、バスレフポートが後方にあるので、本来であれば40~100cmぐらいスピーカーと壁を離したほうがいいのですが…。

そして、バナナプラグ端子が水平についており、いま使っているスピーカーケーブルがバナナプラグでなかなか曲がらないので、スピーカーを結構手前に配置せざるを得なくなっています。

なので、バナナプラグをYラグ端子に交換するか、もしくは一時的にですが、バナナプラグからYラグに変換できるパーツをつけようと思います。

あと、今回は蜜蝋ワックスを使って簡易塗装としましたが、もし今度作るとしたら、ピアノホワイトのようにツヤツヤの光沢のある白いスピーカーに仕上げてみたいですね。

・白色ペイント塗装1回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装2回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装3回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装4回目 → 12時間乾燥
・サンディングシーラー塗装1回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・サンディングシーラー塗装2回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・サンディングシーラー塗装3回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・ウレタンニス塗装1回目 → 3時間乾燥
・ウレタンニス塗装2回目 → 3時間乾燥 → 軽くサンディング (#400)
・ウレタンニス塗装3回目 → 3時間乾燥
・ウレタンニス塗装4回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400~#1500)
・コンパウンド
とかやるらしく、ちょっと気が遠くなる塗装工程が必要ですが…。

うちのリビングにあるブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2のような色にしたいんですよね…。
ブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2 を調達しました

Z1-Livornoは予想以上にサイズが大きかったのが誤算ですが、今のところ音質には満足しています。
ここからどれぐらい成長してくれるかが楽しみですね。

いまのところ100万円するB&W 805D3と勝負ができる音質…かどうかはわかりませんが、以前に使っていたB&W CM1よりは良いと思います。
直接比較しているわけではないですが、現行モデルだとB&W 707 S2(150,000円)を超えて705 S2(320,000円)ぐらいのレベルかな…と。

サイズと音色、バスレフが底面に配置されているソナス・ファベールのLumina1も良かったかなーとも思いますが、まあ、しばらくはZ1-Livornoで音楽を楽しみたいと思います。

ちょっと落ち着いたらスーパーツイーターでもつけてみるかなー?

自作スピーカーはちょっと作るのに手間暇がかかりますが、音工房Zのスピーカーであれば、そこまで作るのも難しくありませんし、完成したら愛着もわくし、音質も思ったよりいいですし、内部構造の理解も進みますのでオススメです!

Roonを始めてみました

Roonを始めてみました

ハイエンド音楽マニアの中でも愛用者が増えてきているらしい、イギリスのRoon Labs社が開発した音楽再生ソフトウェアRoon(ルーン)

ネットワークオーディオの新しいオーディオのカタチらしいですが、先日、秋葉原の最高級オーディオショップのダイナミックオーディオ5555に行ったときに、ちょっと触発されて自分でも試してみることにしました。

まずはとりあえず普段使いのWindowsPCにRoonをインストールして使ってみますが、Roonの楽曲のレコメンド機能などは面白いですね。

もっとも、普通のPCにRoonをインストールしてUSB-DAC(AIRBOW AI301SP Ver.2)に接続するだけでも使えないことはないのですが、Roonの良さや音質の真骨頂を味わうには、一手間もふた手間もかけないといけなさそう。

WindowsにRoonを導入してパッと聞いた感じだと、音質はJRiver Media Centerとそこまで差は無い感じ。
むしろJRiver Media Centerのほうがいいかもしれない。

まあ、うちのオーディオシステム(特にスピーカー)が高級でないからよくわからないっていうのもあるかもしれないけどね。

ちゃんとやるなら、Roon専用のサーバー(Core)などを作っていくことで必要になりそうです。
参考記事 Q&A形式で解説!今注目の音楽再生ソフト「Roon」にまつわる“16のギモン”

あと、Roonって月額$12のサブスクなんですよねー。
さらにTIDAL($9.99/$19.99月)といったサブスクを組み合わせることで、「さらに音楽を楽しむ」という広がりが出てくるらしいですが…。
どこまで本気でやるかな?
まあ、TIDALは日本では正式リリースしていないみたいだけど。

逸品館のサイトなどにも、CDとSACD、HDD楽曲再生、USB楽曲再生、Roonと比べた結果、Roonが一番音が良いとか書いてあるし、色々試してみる価値はありそうですね。

先日友人が買ったESOTERICのネットワークDACのN-01XDなどだとRoon Readyといって、Roonに最適化されたインプット(LAN経由)ができるみたいなので色々実験してみたいです。
ESOTERIC N-01XD

自分としてはあまりお金をガンガンかけるつもりはないので、Raspberry Piなど安価系なガジェットも組み合わせつつ、楽しめる環境を構築してみようと思います。

Roonのお試し期間14日間のあいだに色々実験はしてみますが、目下自分の興味は新しいスピーカーをどうするか…です。笑

とりあえずスピーカーケーブルを変更しました

箱庭的オーディオを少しバージョンアップ。

いま自宅には
・デスクトップで聴くオーディオ
・リビングで聴くオーディオ
と、2つのオーディオシステムがあります。

よく聴くのはデスクトップのほうで、このシステムでは本当はスピーカーを一番最初に変えないと駄目なんだけど、まずは電源ケーブル、スピーカーケーブル、USBケーブルを超高級品で武装してみてます。

今回追加したのは、スピーカーケーブルで、アメリカのNORDOST CorporationのVALHALLA2、2mのペアで1,782,000円
桁違いの178万円です。

まあこれは嘘で、本当は中華ECのAliExpressで買ったものです。

とりあえずスピーカーケーブルを変更しました

AliExpressで1メートルあたり5,517円、ペア2mで22,068円のスピーカーケーブルって相当高級品ですよね。笑

で、VALHALLA2のパチもんかなぁとは思ってはいるものの、これが思ったよりも高性能というか品質が良くって、知る人ぞ知る高級ケーブルメーカーのPAD(Purist Audio Design)のDOMINUSという200万円超えのオーディオケーブルと聴き比べしても、なかなかいい勝負をするのが凄いというか、笑えます。

これ、中身の線は本物と同じ何じゃなかろうか?w

GWに遊んできた最後で最強のSHARP 1bitデジタルアンプのSM-SX300(定価180万円)と最新のESOTERICのネットワークDAC N-01XD(定価165万円)のお話はまた今度…。

ESOTERIC N-01XD

それにしても小型スピーカー…どうしようかな…と迷っておりますが、迷っているときが一番楽しいのですよね…。笑。

デスクトップオーディオのアンプをTEAC AI-301DA-SPからAIRBOW – AI301 Special Ver.2にアップグレードしました

デスクトップオーディオのアンプをTEAC AI-301DA-SPからAIRBOW – AI301 Special Ver.2にアップグレードしました

このBlogでも過去5回ぐらい話題にしているオーディオアンプAIRBOW – AI301 Special Ver.2を買いました。

もともとAIRBOW – AI301 Special Ver.2のベースモデルとなるTEAC AI-301DA-SPは持っていたのですが、今回チューニングモデルに買い替えたカタチになります。

AIRBOWは大阪の有名なオーディオ屋である「逸品館」のオリジナルブランドで、主にメーカー製のアンプやプレイヤーなどオーディオ機器をチューニングして販売しています。

DACを内蔵するプリメインアンプとしては、安価なAIRBOW AI301 Special Ver.2ですが、音質に大きく影響する「電解コンデンサー」は全数を、EsotericGrandiosoなど超高級オーディオ製品が使うものと同等以上のパーツに変更しています。

さらに高音質実現の決め手となる、スイッチング電源にはノイズ低減のためにフィルムコンデンサーや電磁波シールド材を追加するなど徹底した対策を行ってます。

AIRBOW AI301 Special Ver.2は、20~30万円を超える大型プリメインアンプを超えるほどの音質を実現し、ペア100万円クラスのスピーカーを堂々と鳴らします。

ノーマル版とAIRBOW版では外見上は小さな「ABステッカー」の有無ぐらいしか判別方法がなく、ソフトウェア的にも違いはありません。

見た目はほとんど変わらず、音質のみ向上しているって感じですね。

ノーマル版はシルバーを買いましたが、AIRBOW版はブラックにしました。

いつか手持ちのノーマルAI-301DAをAIRBOW AI301 Special Ver.2にバージョンアップしたいなーと思っていたのですが、いつの間にかベースモデルのAI-301DA-SPが生産中止となり、それとともにAIRBOW AI301 Special Ver.2も販売終了となってしまいました。

ノーマルからAIRBOWへのアップグレードも終了し、これはオワタ…\(^o^)/と思っていました。

※一旦はAIRBOWへのアップグレードは受付終了していましたが、2022/04/13現在 38,500円でアップグレードの受付が再開されています。

ノーマルモデルのTEAC AI-301DA-SPの後継モデルとして、マイナーチェンジ版のAI-301DA-Zが発売されましたが、AIRBOW版AI-301DA-Zの発売は予定されていないとのことです。

「さてさて、それじゃあ今後デスクトップPCオーディオはどう作り上げていこうかなー??」と困っていたタイミングで、ちょうど中古のAIRBOW AI301 Special Ver.2の出物がありましたので、これを逃す手はないとポチってしまいました。

AIRBOW AI301 Special Ver.2の凄さはこちらのBlogを見てもらえればというところですが、音質はボチボチ良いねってところです。

というのも、正直なところいま自分が使っているスピーカー(B&W LM1)ではちょっと役不足で、スピーカーをそれなりのものに変更しないと、良いアンプの真価も発揮できないねっていうところです。
それでも多少の音の向上は感じますが…。

ということで以前にかなり検討していた音工房Zというメーカーの自作スピーカーZ1-Livornoをどうしようかなっと考えています。

Z1-Livornoは54,800円の自作キットですが、音のレベルは100万円近くするB&W 805D3に勝るとも劣らないらしいので、Z1-LivornoとAIRBOW AI301 Special Ver.2の組み合わせは、最もコスパの良いデスクトップPCオーディオのひとつかな…と思ったりしています。

スピーカーペアとアンプで130万円相当の音質を、自作スピーカーとチューニングアンプという風変りな組み合わせで、定価13万円程度、1/10の価格で実現するのも面白いかなっと。

スピーカーを自作するのは面倒なのですが、かと言って完成品やメーカー製のスピーカーを買うのも面白みにかけるなーと悩む日々です。

P.S.幼なじみがエソテリックの高級ネットワークDACを買ったので、今年のゴールデンウィークはそれで遊びたいと思っています。
ESOTERIC Network DAC N-01XD 1,650,000円

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7

前回の続きです。

いまはデスクトップ用のスピーカーとして、結構古くて、かなりコンパクトなB&WのLM1を使っています。
B&W LM-1
オーディオの足跡 B&W LM1

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.1でも書いたように、
・プレイヤー
・アンプ
・スピーカー
といったオーディオの音を構成する要素の中で、音質に一番影響があるのがスピーカーです。

ただ、スピーカーの基本的な構造は50年以上前から変わらないので、例えば10cm四方の超コンパクトスピーカーでは、令和の時代になっても30Hzの超低域再生などは無理な話です。

B&W LM1は2.5cmドーム型ツィーターと12.5cmコーン型ウーファーを搭載して、再生周波数帯域は65Hz~22kHzとなっています。

サイズを考慮するのであれば、現代でもソコソコ満足できる音質です。

ただ、やはり低域は65Hzまでしか出ないので、例えば最新のB&W 607S2 Anniversary Editionと比較すると、ユニットのサイズはほぼ同じ、エンクロージャーのサイズは一回り違うぐらいで大差ありませんが、再生周波数帯域は40Hz~33kHzとスペックを見比べるだけでも音質の差がわかりますね。

まあ、これは値段も、作られた時代も違うので致し方ないところです。

実際、607S2 Anniversary Editionを視聴してみましたが、「あれ?B&Wの最安価グレードって、こんなに音が良かったっけ?」と感心するぐらいハイクオリティでした。

その分値段も実勢価格で90,000円前後とかなり高くなりましたが、さすがコンティニュアムコーンと最新のクロスオーバーを採用しているだけありますね、という感じの音質です。

もっとも、B&W LM1の入れ替えスピーカーとして、B&W 607S2 Anniversary Editionを選ぶかは微妙なところですけどね。

そういえば、随分前に買ったYAMAHAの小型サブウーファーYST-SW015が実家に眠っているのを思い出しました。

っていうわけで、実家からYAMAHA YST-SW015を配送してもらって数年ぶりに電源を入れてやりました。
YAMAHAの小型サブウーファーYST-SW015

サイズは1片30cm程度の小さなサブウーファーなので、部屋の片隅に置けて設置に苦労しませんね。

サブウーファーはあまり指向性が少ないので、神経質にならずに置けます。

このYST-SW015は、入力方法がRCAピンプラグのみ対応で、スピーカーケーブルを使うことはできません。
なので、アンプにサブウーファー出力のあるものが必要となります。

先日までメインアンプとしてFX-AUDIO- YD-202Jを使っていましたが、これにはサブウーファー出力がありません。

そのため、しばらく放置していたTEAC AI-301DA-SPを復活させました。
逆にFX-AUDIO- YD-202Jはしばし放置となります。

まずサブウーファーを付ける前にFX-AUDIO- YD-202JからTEAC AI-301DA-SPにアンプを入れ替えて音出ししてみましたが、やっぱりTEAC AI-301DA-SPのほうが音が良いですね。

まあ、売価で5倍ぐらい価格差があるので、そこまで音質が変わらなかったら悲しいですけど。

そして、サブウーファーの電源をONにして、ハイカット周波数調整ツマミとボリュームを調整すると…。
うーん、かなり音質に厚みが出て、グレードアップした感がありますね。

化石になりつつあったYST-SW015でも再生周波数帯域は30~200Hzですから、その辺のブックシェルフスピーカー…、例えばB&W 805D3(34Hz~35KHz)などより低域再生能力は上になります。

まあ、勝っているのは、あくまでも「低域再生能力」ってところだけですけどね。

という訳で、サブウーファーを足してアンプも入れ替えました、ってところで、肝心のスピーカーはどうしましょうかねっというところです。

ただ、バックロードホーンスピーカーなどはあまりサブウーファーとは相性が良くないとのことです。

もっとも、ニアフィールドで高域が多く感じる場合はサブウーファーはセッティング次第では良いかもしれないってことで、この辺は試してみないと何とも言えません。

また、デスクトップで聴く、スピーカーと耳の位置が極めて近いニアフィールドの場合は、2Wayなどのマルチウエイよりも、フルレンジ1発のほうが綺麗に音がでる傾向があるみたいです。

となると、デスクトップスピーカーはバックロードホーンが優位か…そうするとサイズが…とまた難しい問題がいろいろと頭の中を過ります。

まあ、最近はスピーカーよりもバイクとかが気になっているところなのはここだけの話ですが。笑

続きはこちら

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.6

前回の続きです。

スピーカーをどうしようかなーと思っている訳ですが、アンプとプレイヤーについてもちょっと考えてみます。

うちのデスクトップの環境には、昨年買ったTEACのアンプTEAC AI-301DA-SPがあるんですが、いまはこれを放置してしまっていて、先日買ったFX-AUDIO- YD-202Jをメインに使ってみてます。

音質ではTEAC AI-301DA-SPのほうが勝ると思いますが、デスクトップオーディオのスペースのことを考えるとFX-AUDIO- YD-202Jのサイズ感は相当魅力です。

とは言え、このままTEAC AI-301DA-SPを放置するのはもったいないですね。

いっそ、TEAC AI-301DA-SPは売り払ってしまうか、逆に、大阪の逸品館というオーディオショップでAIRBOW – AI301 Special Ver.2(売価84,700円税込)に、40,000円かけてチューニングするか、など考えてます…。

AIRBOW – AI301 Special Ver.2は、TEACで言えば上位機種のAI-503(オープンプライス100,000円~120,000円程度)よりも音質が良いらしく、DENONあたりだとPMA-2500NE(定価253,000円税込)ぐらいに匹敵するみたいです。(ほんまかいな?)

結局、デスクトップオーディオのアンプをTEAC AI-301DA-SPからAIRBOW – AI301 Special Ver.2にアップグレードしました

前回、秋葉原のダイナミックオーディオで小型ブックシェルフスピーカーの視聴をしてきましたが、Sonus Faber Lumina1に接続されていたアンプは株式会社リリックのNmode 1bitアンプ X-PM3でした。

で、この1bitデジタルアンプのX-PM3にはデジタル入力が無いのが不思議なんですよね。
 
リリック Nmode 1bitアンプ X-PM3

せっかくの1bitデジタルアンプなので、アンプにデジタル入力ができれば、プレイヤーとアンプをデジタルケーブルで接続し、フルデジタルの無劣化で再生ができるのではないかと…。

ちなみに、SACD/CDプレイヤー本体にDAC(D/Aコンバータ)がついていないのが「SACD/CDトランスポーター」でデジタル出力専用SACD/CD読み取り機です。

一方、SACD/CDトランスポーターにDACが内蔵されているものが「SACD/CDプレイヤー」です。
SACD/CDプレイヤー内蔵のDACを使わず、デジタル出力からそのまま音源を出力すれば「SACD/CDトランスポーター」と同じように使えます。

1bitアンプは結構以前からある技術なので、いまさら解説する必要も無いかもしれませんが、図にすると以下のようになります。

1bitデジタルアンプ アナログとデジタルの解説

下の図だと、CDを一旦D/Aコンバータでアナログに変換してアナログケーブルで伝送し、再度1bitアンプのA/Dコンバータ(7次ΔΣ変調1bit信号生成回路でデジタル(1bit)にして増幅します。

なので、いちいちデジタルの信号をアナログにして、またデジタルに変換するのって劣化しそうだなーと思っていました。

1bitアンプにデジタル入力できたほうが良いじゃん…と。

しかし、デジタル信号でもSACDなどの1bitのデジタル信号で無い限り、CDなどのデジタル信号はマルチビット信号なわけです。

このマルチビット信号を1ビットデジタル信号に変換するためには、D/Dコンバータ(デジタルインターフェイス回路、サンプリングレートコンバーター、マルチビット to 1bit変換などのLSI等)などが必要となります。

1bitデジタルアンプ アナログとデジタルの解説
1bitデジタルアンプ アナログとデジタルの解説

なので、
(1) 1bitアンプの外部のD/Aコンバータの性能+アナログ伝送でのロス+A/Dコンバータのトータル性能
(2) 上述のマルチビット to 1bit変換のD/Dコンバータの性能
のどちらが良いか、どちらが高音質になるか…ということを天秤に掛ける必要があるようです。

なので、リリックNmodeでは、(1)を選択したということでしょう。
マルチビット to bit変換のD/Dコンバータを作るのも簡単では無いと思います。

SHARPの1bitアンプのほぼ最終商品と言える、普及価格帯のプリメインアンプのSM-SX10では
・マルチビット信号を1ビットデジタル信号に変換するための専用LSIを開発・搭載
・このLSIではDVDオーディオの最高サンプリングレート192kHzや、ビットレート16bit~24bitのマルチビット信号を1ビット信号に変換できる
・スーパーオーディオCDのサンプリング周波数2.8MHz(64fs)1ビット信号入力にも対応
という仕様だったようです。

オーディオの足跡 SHARP SM-SX10

それにしても、1bitアンプって1bitデジタル信号で増幅した後、スピーカーを駆動するために再度D/Aコンバータを使うのかと思ってたのですが、1bitデジタル信号はデジタル信号でありながら、そのパルス波形をローパスフィルターに通すと元のアナログ情報が取り出す事ができるそうです。

これにより、一般のリニアPCMに代表されるマルチビット信号と異なり、音の劣化を招くDACを必要としていないとのこと。

なるほど、高い音質を作るのにメリットのある技術なのだなぁと思いましたね。
今更ながらですけど。

最近はデジタルアンプ、D級アンプを謳ったアンプも増えたように思いますが、1bitアンプは全然少ないので、リリックNmodeも頑張って欲しいなと思いました。

というわけで、また次回からはスピーカーの考察に戻りたいと思います。
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