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バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび

バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび
バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび
バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび
バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび
バランスの良いコクと旨味の無化調ラーメン ~ 大門・浜松町 利尻昆布ラーメン くろおび

今日は大門・浜松町あたりで夕食。

大門あたりと言えば…以前から宿題店になっていた「バルチックカレー 芝公園店」があったよね!?
と、バルチックカレーといえば知る人ぞ知るカレーチェーン店で、いまはすでに絶滅していたと思っていました。

伺ったのは平日の夜。
およそ12年ぶりぐらいに、青春の味「バルチックカレー」が食べられるとあって「ルンタ♪ルンタ♪」と足取り軽くお店に向かいました。
って、前日もカレー食べた気がするんですけど…。

と、店の前に来るとどうも電気がついておらず、やっていないようです…。
「オーマイガー」

まあ、仕方ないですね、ってことで近くの他のお店を探します。

カツ丼が美味しいってウワサの「のもと家」にしようかと向かいますが、こちらも「準備中」の札が…。

トンカツの「むさしや」も「とんかつ大門 檍」もちょっと遠いなぁ。
「味芳斎」は…どうしよう??

と思っていたら、目の前に無化調って書いてあるラーメン屋「利尻昆布ラーメン くろおび」を発見。
サッと食べログを開いて調べてみると、星は3.60。

「ほーん、まぁまぁやんけ、ほなここで食べよか」ってことで突撃しました。

こちらは食券制ではなく、お店の方に直接オーダーをします。
いつもであればベースのメニューのラーメン塩(800円)を頼むところですが、大きくうち出してある「くろおびラーメン」(1,000円)っていうのが、少しずついろんな具材が入っているとのことで、値段のバランスも良さそうなので「くろおびラーメン」を注文しました。

店内はそんなに大きくはなく、先客は2名。
ただ、そのお客が帰ったあとはお客は無くて、ボクひとりの貸し切り状態でした。

店内で目についたのが、わりと細かく書かれた「利尻昆布ラーメン物語」という読み物。
大きな看板になっています。

写真を撮ってきたのでよろしければお読みいただければ幸いですが、要約しますと、
「美味しいのに子供にも安心して食べさられるラーメンができないか?」
 ↓
「化学調味料を使うとわりと美味しいラーメンができちゃう」
 ↓
「ダシの王様、利尻昆布でラーメンを作ろう」
 ↓
「現地まで飛んだけど、スープにパンチがでない!→頑張る」
 ↓
「味は良いけどコストが合わない!→頑張る」
 ↓
「良いラーメンができたけど、良い割り箸が無い!→安全な奈良県吉野産のヒノキの割り箸を使う」
という感じですかね。

なかなかこだわって作っているのがわかります。

ほどなくして出てきたラーメンは非常に透明感のあるスープです。
ズズっとスープをすすると、スッキリしているのですが、ちゃんとコクや旨味があってよい感じです。
昆布の旨味と肉系と魚系のいろんな味が高次元でバランスを保っていますね。

麺はストレートのすごい細麺で、スープにうまく絡みます。

エビのワンタンも入っていますが、かなり美味しいですね。
これは海老ワンタン麺(1,100円)を頼んでもいいかも?

チャーシューはしっかり味がついていて香りも良いのですが、ちょっと肉の臭みがあったのは残念。

玉子はトロトロでかなり美味しい!

メンマはわりと長めで、筍の風味がしました。
店員さんに聞いたところ、特に特別なメンマでは無く自家製でもないそうですが、よくあるメンマの臭みがなくて結構好きなタイプでした。

吉野産のヒノキを使った割り箸は、安全・安心を追求というのもわかりますが、見た目や使い心地も良くて、ワンランク上の食べ物屋に来た雰囲気がします。

全体的にはバランスが良くて美味しいのですが、ガッツリ化学調味料に慣れている人には物足りないようにも思います。
それでもその辺のチェーンで、その辺の駅前にある「凸凹家」みたいな家系のパチモノみたいなラーメンを食べるのであれば、こちらのほうが1,000倍美味しいと思います。

まあ、人には好みっていうものがありますけどね。
それでも、ラーメンのレベルの差は、その辺の「凸凹家」みたいなところとは比べ物になりません。

食べログではそこまで評価が高くは無いお店ですが、一度食べてみることをオススメします。
今回は一番オーソドックスな塩を頼みましたが、次は醤油味にトライしてみたいです。

次回は海老ワンタン麺の醤油を食べようと思います。
リピあり。(^^)

利尻昆布ラーメン くろおび

夜総合点★★★☆☆ 3.9

関連ランキング:ラーメン | 大門駅芝公園駅浜松町駅

無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし

無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし
無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし
無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし
無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし
無化調で美味しいツユの立ち食いそば ~ 日本橋本町 そばよし

日本橋本町に無化調でツユが非常に美味しいという立ち食いそばがあると聞いてきた。
ここ「そばよし」は、鰹節卸問屋の直営のお店だそうです。

場所は三越前から近い昭和通り沿いにあります。
あ……ここ初めて来ましたけど、実は店の前は何度も通ったことがありますね。

というのも、店が面している昭和通りはかなり頻繁にクルマで通っている道なんですが、首都高の下を走る結構交通量が多くて平均スピードも速い道。
まあ、クルマで通っても普通は気づかない立地ですね。

伺ったのは平日の朝。
立ち食いそばのスタイルなのですが、パイプ椅子はあります。

自販機で食券を買って店員さんに渡すタイプです。

こちらは無添加の無化調ツユが美味しいそうなので、温かい蕎麦のほうが香りが良いかな?とも思いましたが、暑い日だったので「天玉そば」を冷かけで頂くことにしました。

あとは、ゴハンと生卵を…。
こちらでは「おかか(粉かつお)」と卵で食べるTKG(Tamago Kake Gohan)が美味しいとの噂です。

「おかか」は盗難が多いらしくて、現在では常設ではなく、ゴハンを頼んだ人にだけ店員さんから貰えるシステムです。

「おかか」を盗むなんて、すごい(みみっちい)根性だなと思いますね。
っていうか、どうやって持って帰るのだろう?
容器持参なの?

立ち食いらしく、あっという間にそばが提供されます。
「おかか」もそばと一緒にもらいます。

まずは蕎麦ツユを飲んでみます。
「おー、これは香りが良くて、非常に丸い感じの美味しいツユですね」
尖ったところがまるで無くて、かなり美味しいです。

蕎麦をすすると…うーん、これはまあ普通レベルですね。
決してマズくは無いです。

そして、もう一つのメインである「おかかゴハン」です。
ゴハンにおかかをかけて一口。

うん、美味しい…けど結構たくさん振りかけないと味気ないかな?
醤油も少なすぎたのかもしれない。

玉子を溶いて卵&おかかかけゴハンにすると、これはかなり美味しいですね。
これは良いTKG。

かき揚げ天ぷらは揚げてから時間が経っていたのかもしれませんが、正直あまり美味しいと思いませんでした。
胸焼けがする予感がしたので、もったいないですが半分以上残しました。

また、蕎麦に玉子をトッピングしてしまったのも失敗でした。
ツユの香りが濁る気がするのと、TKGとかぶっているので…。

「そばよし」はツユがかなり美味しいので、ここは素の「かけ」が良いように思います。

ボクは蕎麦は冷たいほうが美味しいと思っていますが、こちらは蕎麦自身よりもツユが際立っていますから、香りが引き立つ温かい蕎麦のほうが良いかもしれないですね。

この店の3階にカツオ工場があるそうですが、なにも日本橋に近いこんな一等地でカツオを削るなんて無駄というか贅沢過ぎない?とも思いますが、工場とお店との距離の近さが美味しさの秘訣なんですかね。

蕎麦や天ぷら、雰囲気や接客はその辺の立ち食い蕎麦屋と同じぐらいのレベルですが、ツユに関しては、その辺のちょっと高級or老舗系蕎麦屋では太刀打ちできないクオリティです。

こちらの支店が京橋にもあるそうですが、次はそちらに伺って、温かいかけを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

そばよし

昼総合点★★★☆☆ 3.8

関連ランキング:そば(蕎麦) | 三越前駅日本橋駅新日本橋駅

丸くて優しい味の高評価ラーメン ~ 木場 麺屋 吉左右

丸くて優しい味の高評価ラーメン ~ 木場 麺屋 吉左右

食べログでは東京×ラーメンで第6位の位置にいる「麺屋 吉左右」。
以前から何度か行ってみたい衝動にかられていましたが、お昼しかやっていないのでなかなか行けないでいました。

木場という土地は都心部から遠くは無いのですが、何故かちょっと遠いイメージがあってなかなか行く気にならないのですね…。

伺ったのは平日の11時40分ぐらい。
オープンが11時30分ですからほぼ開店と同時なのですが、お店の前には9名の先客が待っていました。
店内にはすでにお客が入っていて座席が10名分とのことですから、20番目だったということですね。

こちらは先に食券を購入してから並ぶというちょっと変わったシステムです。
並ぶときに丸椅子が用意されていて、奥さん?と思われる女性がテキパキと丸椅子への案内や食券の受け取りをしてくれます。

10人の列だと結構待たされるのかなと思いきや、結構回転が速いです。
20分も待つこと無く、あっという間に店内に案内されました。

このお店はラーメンとつけ麺の両方評判が良いようでして、見ていたレビューもつけ麺のほうが多い気がしました。
じゃあボクもつけ麺にしようかと相当迷いましたが、やはりラーメンにしました。

どちらかと言うと、つけ麺よりもラーメンが好きなのもありますが、こちらのメニューの配置が、ラーメンが左側に、つけ麺が右側にありましたから、
やはりこのお店では「ベースがラーメンなのだな」と判断しました。

店内は想像以上に綺麗になっています。
これは「清潔感がある」という表現よりは、「清潔になっている」のほうが正しい表現だと思います。
鍋やフライパンもピカピカになっているのは見ていて気持ち良いですね。
決して真新しいビルでもないし、お洒落で今どきな内装でもないのですが、綺麗に見えるのは凄いです。

ほどなくして出てきた味玉入りのラーメンは実に美味しそうです。

スープを一口すすると、これは丸くて優しい味がしますね。
わずかにとろみのあるスープで、上品でまろやかです。

魚介豚骨とのことですが、臭みもなく美味しいです。

麺はやや太めのタイプ。
これはスープと合ってますし、なによりボクが好きな太さです。

肩ロースをつかったチャーシューも美味しいですね。
風味も良いです。
これは今度来たら、チャーシュー追加マストな感じです。

しなちくもありがちな臭みがなくてGoodです。

それぞれの食材がかなり高いレベルにあり、また、それらが高い次元でバランスされています。

吉左右の評価が高いのは、食事の美味しさもさることながら、接客のレベルにもあると思います。

「吉左右」、門前仲町の「こうかいぼう」、千駄木の「神名備」、これらのラーメン屋に共通するのは、奥さんと思われる方の接客が良いことで、どちらも厨房にいる旦那さんと二人三脚でお店を切り盛りしていることです。

誤解を恐れずにいうと、接客の部分でも、「愛想」と「心遣い」の部分が良いのですね。
これは訓練されたものと言うよりも、生まれ持った人柄に近いところのようにも思います。

真面目に作られた美味しいラーメンは、こちらのお店の方々の人柄が出ているようにも思います。

難点は、ラーメン(つけ麺)しかなくて、ゴハンが無いこと。
こちらのラーメンはライスにも合うと思うので、ぜひ欲しいところです。

次はつけ麺をチャーシュートッピングで頂きたいと思います。
リピあり。(^^)

麺屋 吉左右

昼総合点★★★★ 4.1

関連ランキング:ラーメン | 木場駅東陽町駅

こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜
こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

秋葉原、というか秋葉原駅と浅草橋駅の間に美味しいラーメン屋があると聞いた。
正確にいうと、このお店のことは食べログでチェックしていたのだけど、去年の年末にTwitterで炎上していて少し気になっていた。

「鴨感が無い」と言われるラーメンや「煽られる店主」とかってどんなだろうって。(笑)

こちらのお店は普段は「饗 くろ喜」というお店で、金曜日だけ「紫 くろ喜」となって鴨そばを提供しているらしいです。

伺ったのは、金曜の17時25分ぐらい。
こちらも人気があるお店ですから、かなり並ぶことを覚悟して早めに行きましたが、この時は並んでいる先客はゼロ。
行列の先頭になりました。

次のお客が来たのが、17時35分ぐらい。
まあ、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」の二毛作の「味噌の陣」よりは空いている感じですね。

18時になって一番乗りで入店。
券売機でチケットを買います。

ひとりずつ入店してチケットを買って着席。
麺も一人分ずつ、随時茹でて行く感じのようです。

初訪問なので、ベーシックな鴨そば(細麺)+玉子にしました。

ほとんど待つこと無く、やってきた丼には美しいスープが注がれています。
一口スープを飲むと、醤油の上質な味わいと風味、そして鴨だしが感じられます。

クドくなく上質で、臭みやエグミなどは皆無ですね。
凄く丁寧な仕事だと思います。

Twitterで話題となった「鴨感」ですが、これは何をもって鴨感と呼ぶか?というような気がします。
端的にいうと、鴨って独特の匂いとか野趣感があると思うのですよね。
この「紫 くろ喜」の鴨そばにはその野趣感が無いと思いました。

ただ、この鴨の匂い=野趣感は不要とも思うのです。

となると、鴨を食べているという概念=感覚=旧知の臭い鴨の匂いとなると、こちらの鴨そばは鴨感が無くて当然かもしれません。
しかしながら、鶏とは違う、鴨ならではの風味と味わいが出汁や肉から染み出し、しっかりと活きているように思います。

細麺は小麦の味が楽しめて美味しいです。
他の店の鶏そば系ラーメンの細麺よりも味がちゃんと出ています。
今まで食べてきた鶏そば系の細麺は不味かった店が多かったのですが、こちらは歯ごたえもあって良いですね。

鴨肉もうまいです。
ミディアムレアくらいで、しっとりとしていて、旨味もあって美味しいですね。
これ単体でオツマミにしても良いでしょうね。

ネギやかぼすや春菊もいい仕事してます。
これら香りが出る野菜を巧みに使いこなしていますね。

途中、隣の人が「鴨ねぎめし」を頼んでいるのを見て、ボクも追加注文しました。
これも、鴨とネギの両方が美味しいゴハンでした。

「紫 くろ喜」は噂に違わず丁寧な仕事をしている、東京を代表するラーメンのひとつだと思いました。
店主や店員の対応も全然悪くなく、そこは期待を裏切られました。(笑)

まだ通常営業の「饗 くろ喜」のラーメンを食べたことがないので、次はそちらを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

紫 くろ喜

夜総合点★★★★ 4.4

関連ランキング:ラーメン | 浅草橋駅岩本町駅秋葉原駅

あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣

あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣

極めて完成度の高いラーメンを出すことで有名な、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」。

去年は2号店の「蔦の葉」がオープンしましたが、今度は週に一度火曜日のみ蔦本店が「味噌の陣」として、味噌ラーメン専門店になりました。
テスト期間だから火曜日だけの営業なのかわかりませんが、お昼しかやっていないし、なかなか食べに行くのは難しいですね。

相当混むと思って開店15分前の10時45分にお店に行きましたが、すでにかなりのお客さんが並んでいます…。
30名ぐらいでしょうか。
蔦は座席数もそんなに多くなく、丁寧に作るのでそんなに回転が良くありません。

これは1時間待ちコースかな、と覚悟しました。
以前はそこまで混んでいなかったのですが、ミシュランに載ってからはお客が増えたように思います。

並び始めてから1時間15分後ぐらいに店内に入り、食券機でチケットを買います。
今回は「味玉味噌そば」と「肉ごはん」(名前失念)です。

始めにお伝えしておくと、この「Japanese Soba Noodles 蔦」には毎週のように訪れる熱心なファンの方もいらっしゃるようですが、ボクはあまりファンではないです。
というのも、最近流行りの細麺で上品系ラーメン、中華そばっていうのは、あまり好みのラーメンではないのです。
麺が中太でガッチリしたボディの、体に悪い下品系ラーメンが好きです。

なので、中には「何言ってんだこいつ」みたいに思う人がいるかもしれませんね。(汗)

相変わらず、こちらは緊張感が漂う店内で、ラーメンを作る真剣味が店内を支配しています…。

着席してからはわりと早めに出てきた味噌ラーメンはとても良い香りが漂っています。
肉ごはんも小ぶりの器ですが、肉がたくさん乗っています。

まずはスープを飲むと、これは非常にスープに旨味がありますね。
味噌ラーメンというと、かなり味噌の味が強いイメージがあるのですが、これはスープと味噌の両方が旨いです。

麺は細いのですが、歯ごたえがあります。
噛むとプッチン、プッチンという感じでしょうか。
表現が難しいですが、そこまで堅い訳ではなくバランスが取れています。
普段の「蔦」や「蔦の葉」の麺よりも美味しく感じました。

味のある鶏肉は味も食感もよいのですが、ローストは何でしているのでしょうか?
少しガスっぽい臭みを感じました。

このラーメンの中でニラはかなり大きな存在だと思います。
強いスープと味噌の香りを引き立てるようにニラと赤タマネギがあると思うのですが、少々ニラの味と香りが強いですね。
人によっては、臭みに感じるんじゃないかな。

Japanese Soba Noodles 蔦が作る味噌ラーメンはもっと上品系だと思っていたのですが、ニラのおかげでかなり上品さが無くなっていますね。
まあ、これは意図的なのかもしれませんが。
ボクはこういう味付けは好きですが、蔦のイメージとはちょっと違ったかな、と。

メンマは普通ですね。
メンマは元々あまり好きでないのですが、いまいち存在意義がわからないのです。

玉子は非常によく出来ていて、特に黄身に甘みがあったのが良かったです。

と、色々書いてますが、レベルとしては相当高く
「こんなに完成度が高い味噌ラーメンは知っているか?」
と聞かれると、
「うーん、味噌の陣が最高クラスだよね」
と言えるでしょうね。

「らーめん才遊記」ってマンガの主人公の女の子が「ラーメンとはワクワク」だって言ってたんですね。
「洗練されている中華そばはフムフム」なんですが、ちょっと下品なラーメンは「ワクワク」するんですよ。
蔦を始めとしたミシュランに載ったラーメン屋さんって「フムフム」が多いような気がしますねぇ。

肉ごはんは肉は良いのですが、米がベトっとして美味しくなかったです。
ライス大好き人としては、もう少しコメにも気を使って欲しかったですね。

それにしても、世の中には努力しても全然人が入らない飲食店もあるのに、こちらは見事です。
もちろん相当の努力されているのはわかりますが、それがちゃんと認められて、お客が入るというのは、単に味が良いという以上にスゴイと思います。

と、生意気なことを書いてますが、完成度が高く満足できる貴重なラーメンであることは間違いないです。
1時間も並ぶのがちょっと億劫ですが、また食べたくなります。

個人的には、普段の「Japanese Soba Noodles 蔦」や「蔦の葉」の上品過ぎるラーメンよりは好きです。
リピあり。(^^)

味噌の陣

昼総合点★★★★ 4.3

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最高クラスの煮干しそば ~ 王子 中華そば屋 伊藤

最高クラスの煮干しそば ~ 王子 中華そば屋 伊藤

北区の王子に、究極的にシンプルな中華そばがあると聞いてきた。
なんでもミシュランにも掲載されているらしいです。

こちらには平日の夕方に伺いました。
ずいぶん交通の便が悪い立地ということですので、たまにはバスを利用してみることにします。
食べログの交通手段を参考に王子駅からバスに乗ります。
降りるのは3つ目ぐらいの停留所「豊島4丁目」です。
バス停3つ程度なら、晴れた日なら王子駅から歩けますね。

お店には19時前に到着しましたが、先客はゼロです。
ミシュランにも掲載されていて、食べログでも評価が4.04なのにお客がいないとはラッキーです。

メニューは「そば」と「肉そば」の2つのみです。
「肉そば」をお願いしましたが、売り切れだそうで「そば」にしました。
550円です。

5分ほどで出てきた「中華そば」は、ネギだけが乗った超シンプルなモノ。
写真などで見ては来ましたが、実際に見てみると、そのシンプルさには驚かされます。

まずはスープを飲んでみると、これは旨いです。
最近は煮干し系のラーメンも多いですが、ボクは正直あまり好きではないです。
しかし、これは臭みもエグみもありません。

ボクの煮干し系ラーメンが苦手な理由は、
・かなり魚臭さが前に出てくること。これは香りではなくて臭みですね。
・ツルツルした麺に旨味が感じられない
という傾向があるからです。

しかし、ここ伊藤は違いました。
魚の臭みはありません。
スープは濃いといえば濃いですが、濃厚まではいかずにちょうどよい塩梅です。

食べログ東京ラーメンランク1位の八王子の煮干鰮らーめん 圓や3位の志村坂上の伊吹より好きです。
わざとらしさが無くて、ストレートに旨いなと感じました。

具材は無し、薬味はネギのみというのも、スープと麺に自信が無いと絶対にできないでしょうね。
タイトルには「最高クラスの煮干しそば」と書きましたが、食べている途中、刻みネギの具合も相まって、日本そばを食べている錯覚がしました。
これは「中華そば」ではあるものの、限りなく「日本そば」に近い素朴さがあると思いました。

化学調味料無添加の無化調とのことですが、これは素材の良さがわかりますね。
どうやら煮干しなどもあまりワタの処理などをしないと書いてありましたが、そうとう良い食材を使っているのではないでしょうか。

自家製麺はかなり細いのですが、相当コシがあって固めです。
あまりツルツル感が無くて、旨味のある麺です。
これも、他の煮干し系ラーメンでは今まで感じなかったレベルです。

ミシュランに載っているラーメン屋は、だいたいが上品すぎてあまり好きではないのですが、ここは旨くて良いバランスですね。
洗練と野趣が同居しています。

煮干し系のラーメンで、初めて美味しいなあと感心しました。
夢中になって食べていたら、胡椒や一味を入れるのも忘れていました。
麺もスープも少なくなってから一味を入れましたが、これまたスープにあってますね。

アクセスも良くないですし、人によっては具材も無いツマラナイ中華そば、と受け止められるかもしれません。
それでも、こちらまで伺って、一度は食べてみる価値があります。

麺もスープもやや少なめなので、2杯食べたいなと思いましたが、1杯でやめておいてよかったですね。
楽しみは次にとっておいて、今度は「肉そば」をいただきます。

絶対リピあり。(^^)

中華そば屋 伊藤

夜総合点★★★★ 4.5

関連ランキング:ラーメン | 王子神谷駅

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

JR御徒町駅の高架下にあるらーめん横丁が新しくなったと聞いて行ってみた。
以前は蒙古タンメン中本、六角家、青葉の3店だけだったのだけど、耐震工事のため少しだけ移転して拡張、つけめんTETSUなんつッ亭、チラナイサクラが新たに加わった。

六角亭は撤退となったんだけど、ここの六角亭は食べたことがあるけど正直撤退したのはうなずける。
味も良くなかったし、オーナー?が外国人の店員さんを客の目の前で怒鳴るのは見ていて気持ちよくなかったからね。

つけめんTETSUはまあまあ食べるし、なんつッ亭にも何回も行ったことがある。
という訳で、聞いたことのないチラナイサクラに行ってみた。

店舗に入ると、予約もしていないのに「お待ちしておりました~」と。
これはなかなか面白いお出迎えですね。

店内は和風テイストで、和風というより、キル・ビルのような外国人がみたEDO、TOKYO、JAPANみたいな感じ。
テーブルには綺麗なお盆と桜柄のレンゲが用意されていて、普通のラーメン屋とはかなり趣きが違う。

オーダーは入り口で買った食券をお店の方に渡します。
いつもの初めてのラーメン屋にいった時のオーダーのとおり、ベーシックなラーメン(中華そば)にタマゴとライスにしようと思ったら、なんとタマゴは品切れ。
仕方ないから、中華そばとライスを頼みました。

普通のラーメン屋よりも調理に時間がかかる感じで10分ぐらい待ったかな。

出てきたのは見た目が綺麗な中華そば。
無化調で、シジミの入ったカエシやスープにもこだわったいます。

うん、味は良いですね。
スープはかなり複雑な味ですが、わりとさっぱりと統一されています。
ただ、コクは十分あるんですが、パンチには欠けるかな。
雑味が少な過ぎるというか、洗練され過ぎているというか。

麺は流行りのツルツルのストレート系ではあるものの、旨味があるというか思ったよりは味わいがあって美味しいです。
国産麦100%らしいですね。
とはいえ、謳い文句にあるような麦の香りはしませんでしたが。

チャーシューは、気まぐれで4種類程度の肉が入るようです。
今回はベーコンと鶏ももローストが入っていました。
これも最近流行りの低温調理タイプですが、あまり感動はありませんでした。

わりと良かったのは野菜ですね。
セリやネギ、小松菜などの風味のアクセントと食感が新しくて好きでした。
ここは和風を強く感じたところです。

ボクは元々メンマがあまり好きではありませんが、こちらのメンマは細切りで、かつ臭みがなかったので食べやすかったです。

正統派なラーメンというよりは「ちょっとこういう仕掛けをするとウケルだろう」という仕掛け人の思惑が気になりますが、その思惑を素直に受け止めても良いようにも思います。
まあ、個人的にはラーメンは上品よりも雑味があるほうが好きなので、チラナイサクラの隣にあるなんつッ亭のほうが下品で好きですが、こういう中華そばも悪くはないですね。
店員さんが和服(浴衣)というのも面白いですし。

一度は行ってみる価値はあります。
リピあり。(^^)

チラナイサクラ

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 御徒町駅仲御徒町駅上野広小路駅

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

日本風のラーメンで有名になってきた巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦の2号店です。
1号店の蔦はミシュランにも掲載されたらしいですね。
(これは今日発表だったからタイムリーな話題とお店だな)

平日の夜19時ぐらいに伺いました。
巣鴨地蔵通り商店街をスマートフォン片手にお店に向かって歩いていたら、蔦の店員さんが地蔵通りで呼び込みをしていました。
暇なのかな?
まあ、確かにわかりづらい場所にあって、夜は見える看板なども無いので、案内してくれる呼び込みがあったほうがわかりやすいとは言えますが。。

店内には先客が3名で、並ばないで大丈夫でした。
最初の訪問なので、ベーシックな醤油ラーメン+玉子を頼みます。

こちら蔦の葉は1号店の店主が監修しているので、ベースは同じ感じのラーメンですね。
化学調味料を使っていない無化調で、醤油や出汁から旨味成分が十分に出ています。
まあ、ガッツリ旨味が効いてるのではなく、じんわりと旨味が舌と鼻を楽しませてくれる感じです。

ラーメンに乗っているのはチャーシューとメンマ、タマネギと三つ葉とシンプルで、スープが澄んでいます。
オレンジの皮のようなものも入ってますね。

麺はかなり細めのタイプです。蔦本店の時にも書きましたが、ボクはあまり好きなタイプではないです。
他の店にありがちな、ただ細いだけで旨味もなにもない麺ではなく、コシとよい歯ごたえがあって、これはこれで美味しいです。

チャーシューは脂身が無く、良い意味でシンナリしています。
肉らしさは全面に出てこないです。
メンマは蔦本店と同じくあまり美味しいと思いませんでした。
玉子は半熟で、理想的な硬さです。

今回意外だったのは、お店の雰囲気に蔦本店で見られた緊張感がなかったこと。
蔦本店では、お客も店員も静かさを守るような雰囲気があるのですが、ここは全く違いますね。
店員さんもお客と普通の飲食店のようにに話をしていました。
店員同士の談笑ではないのですが。。
まあ雰囲気は、あえて本店と分けているのかもしれませんけどね。

あとライス系が売り切れだったのは残念。
それと胡椒などが全く置いてないのも残念です。

と、いろいろ思う所はありますが、それでも他のラーメン屋と比べると、頭ひとつ出ていますね。
蔦本店を追い越すぐらいになってほしいです。
リピあり。(^^)

蔦の葉

夜総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:ラーメン | 庚申塚駅新庚申塚駅巣鴨新田駅

全国ランク4位の激ウマうどん ~ 京都 山元麺蔵

山元麺蔵

全国うどんランキング4位の山元麺蔵。
京都は平安神宮の近くにあります。

このうどん屋すごく人気があるので、かなり並びます。
雨の日に朝イチに行ったとしても20~30分ぐらいの並ぶ覚悟が必要です。

このお店は工夫や創作もさることながら、当たり前のことを当たり前にやっているのが凄いです。
麺は品質の良いオーストラリアの小麦を使っているそう。
ことうどん用の小麦に関しては、国内産の地粉が最も良いとは言い切れないとのこと。

ダシもちゃんとってあるのはモチロンなんですが、全体的にまろやかで優しく、丸みのある味です。
温かいうどんは多少不味くてもごまかしが効くのですが、冷たいうどんはダイレクトに味がわかるので真剣勝負です。
このように冷たいうどんは結構シビアに味が反映されると思うのですが、山元麺蔵のうどんはとても美味しいです。

並んでいるときに、お茶をくれたりするぐらいは、まあサービスとしてわかりますが、
2日連続で食べに行ったら、
店主が「昨日に引き続き、本日もお越し頂いてありがとうございます」とわざわざ言いに来てくれました。
こんなに多くの客を厨房でさばいているのに、この気の配り方は凄い!と関心しました。
※あまりにも美味しいので2連チャンで食べにいきました(笑)

この主人があっての、このうどんかっ!ってことですね。

日本で最も好きなうどん屋さんのひとつです。
リピあり。(^^)

山元麺蔵

昼総合点★★★★ 4.7

関連ランキング:うどん | 東山駅蹴上駅三条京阪駅

結構有名な無化調ラーメン ~ 湯島 大喜

結構有名な無化調ラーメン ~ 湯島 大喜

ネットの「今流行の東京の無化調ラーメン特集」を見て来た。
結構有名で、昔からあるラーメン屋らしいですが初めて来ました。

ラーメン屋の大喜といえば、自分の中では「富山ブラック」の名門「大喜」(たいき)なんだけど、こちらは「だいき」とにごります。

ダシはちゃんと出ていて、味が薄いということはありませんでした。
他の人の感想ではあまり味が無いとか書いてあるのは、これは個人差なのか、品質にばらつきがあるのかは不明です。
麺もよい茹で加減で美味しいです。

ただ、致命的だったのが、お店が汚くて臭い。
汚いラーメン屋っていうのは結構あると思うのですが、臭い店内、それも料理の臭さではなく、ぶっちゃけ下水のような匂いがしたので、これは要改善でしょうね。

料理の味自体はリピありですが、匂いの件もあり、再訪は微妙であります。

大喜

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 湯島駅上野広小路駅上野御徒町駅