日本橋本町に無化調でツユが非常に美味しいという立ち食いそばがあると聞いてきた。
ここ「そばよし」は、鰹節卸問屋の直営のお店だそうです。
場所は三越前から近い昭和通り沿いにあります。
あ……ここ初めて来ましたけど、実は店の前は何度も通ったことがありますね。
というのも、店が面している昭和通りはかなり頻繁にクルマで通っている道なんですが、首都高の下を走る結構交通量が多くて平均スピードも速い道。
まあ、クルマで通っても普通は気づかない立地ですね。
伺ったのは平日の朝。
立ち食いそばのスタイルなのですが、パイプ椅子はあります。
自販機で食券を買って店員さんに渡すタイプです。
こちらは無添加の無化調ツユが美味しいそうなので、温かい蕎麦のほうが香りが良いかな?とも思いましたが、暑い日だったので「天玉そば」を冷かけで頂くことにしました。
あとは、ゴハンと生卵を…。
こちらでは「おかか(粉かつお)」と卵で食べるTKG(Tamago Kake Gohan)が美味しいとの噂です。
「おかか」は盗難が多いらしくて、現在では常設ではなく、ゴハンを頼んだ人にだけ店員さんから貰えるシステムです。
「おかか」を盗むなんて、すごい(みみっちい)根性だなと思いますね。
っていうか、どうやって持って帰るのだろう?
容器持参なの?
立ち食いらしく、あっという間にそばが提供されます。
「おかか」もそばと一緒にもらいます。
まずは蕎麦ツユを飲んでみます。
「おー、これは香りが良くて、非常に丸い感じの美味しいツユですね」
尖ったところがまるで無くて、かなり美味しいです。
蕎麦をすすると…うーん、これはまあ普通レベルですね。
決してマズくは無いです。
そして、もう一つのメインである「おかかゴハン」です。
ゴハンにおかかをかけて一口。
うん、美味しい…けど結構たくさん振りかけないと味気ないかな?
醤油も少なすぎたのかもしれない。
玉子を溶いて卵&おかかかけゴハンにすると、これはかなり美味しいですね。
これは良いTKG。
かき揚げ天ぷらは揚げてから時間が経っていたのかもしれませんが、正直あまり美味しいと思いませんでした。
胸焼けがする予感がしたので、もったいないですが半分以上残しました。
また、蕎麦に玉子をトッピングしてしまったのも失敗でした。
ツユの香りが濁る気がするのと、TKGとかぶっているので…。
「そばよし」はツユがかなり美味しいので、ここは素の「かけ」が良いように思います。
ボクは蕎麦は冷たいほうが美味しいと思っていますが、こちらは蕎麦自身よりもツユが際立っていますから、香りが引き立つ温かい蕎麦のほうが良いかもしれないですね。
この店の3階にカツオ工場があるそうですが、なにも日本橋に近いこんな一等地でカツオを削るなんて無駄というか贅沢過ぎない?とも思いますが、工場とお店との距離の近さが美味しさの秘訣なんですかね。
蕎麦や天ぷら、雰囲気や接客はその辺の立ち食い蕎麦屋と同じぐらいのレベルですが、ツユに関しては、その辺のちょっと高級or老舗系蕎麦屋では太刀打ちできないクオリティです。
こちらの支店が京橋にもあるそうですが、次はそちらに伺って、温かいかけを食べてみたいです。
リピあり。(^^)
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