喉の腫瘤をとる手術で入院してます。現在進行中!Vol.1の続きです。
2月12日(火)に入院し、翌日13日(水)に手術をしました。
全身麻酔で咽喉のう胞の除去手術をしました。
いやー、全身麻酔って初めてですが、さすがに緊張しますね。
前日にシャワーに入って身を清めます。
翌朝は紙パンツに履き替え、エコノミークラス症候群を防止するためのタイツを履き、手術着に着替えます。
ボクは今日の手術の第1番目ということで、9:30スタートです。
そして手術室まで歩いて向かいます。
さすがにかなり厳重な施設になっていて、その時手術に入るスタッフだけが、固まって廊下を歩き、閉ざされた扉の前に立つと、後ろの扉が閉まって、完全に閉じ込められた状態に。
人数の確認をしたら、そこから前の扉が開いて、手術室に入ることができます。
まずは点滴をして、そこから麻酔を入れるようです。
毎度のことなんですが、ボクの手は筋肉質かつ血管が細いとのことで、今回も点滴の針がなかなかうまく刺さりません。
結局5分ぐらい四苦八苦して、ようやく刺さりました。
それが終わったら、酸素マスクをして……。
という段階で、もう意識がありません。
。。。
。。。
。。。
気がついたら、手術が終わって、手術室からでるちょっと前のタイミング。
開始から2時間30分ぐらいかな?
喉が痛く、そして舌も痛い。
ちょっと気持ち悪い。
主治医が、昔のカメラのフイルムケースみたいなのを持ってて、
「これ、取ったもの。病理検査に出しますね」
って言ってる。
ごめん、でもよく見えないんだ…。
いつの間にかベッドが動き出し、ガラガラと廊下へ。
そしてエレベーターに乗って病室へ。
この辺から薄ら薄ら記憶が戻ってきています。
体があんまり動かないけど、搬送用ベッドからいつものベッドへ「ヨイショ」と移動させれる。
口の中が乾いて、喉が痛くて…。特に舌が乾燥して、なんだか変になりそう。
術後3時間は飲食禁止なんだけど、看護師さんが口に水を含ませてくれて、クチュクチュとうがいをしたら吐く。
意識がちゃんと戻ってきた2時間後ぐらいまでは、3〜4回お願いしたかな?
すごくベロが痛い。
ベッドで仰向けになっている足には、エコノミークラス症候群を防止するエアマッサージャーがついてる。
これがまた違和感ありまくり。
足が圧迫している。
これからしばらくして歩けるようにはなった。
喉はのう胞を取ったところが腫れていて、いつもと感覚が違う。
痰がからむので吐こうとしたら、腫れた部分と喉のぼとけのあたりがなんだかくっついているような感じ。
看護師さん「あー痰は絡まないようにしてくださいね。だめですよ」
うん、なかなかの生き地獄だね。
でも、思ったよりは喉が痛くない。
もっと、チリチリ、ヒリヒリ、つばを飲み込んだだけで、苦渋の苦しみを味わうかと思っていたらそうでもない。
喉よりもベロが痛い。
舌の先端中央部分がしびれていて感覚が薄い。
さすがに全身麻酔は体への負担が大きいらしく、この日は何もすることなく寝ていた。
翌2日目、飲み物は普通に飲めるようになった。
食事も開始。朝から3分粥が出る。
白く濁った汁に少しのお米。
このお粥だけだったら我慢できるレベル。
これには味はついていないんだけど、普通に塩か梅干しがあれば美味しく食べられるレベル。
でも、おかずが不味くって味が変に濃いペースト状の野菜とか、しょっぱすぎるお吸い物とか…。
最初の2食ぐらいは頑張って食べたものの、その後は、結構残すようになりました。
当分3分粥というスケジュールだったのだけど、あまり喉に痛みもなかったので、主治医に相談してちょっと早めに5分粥に昇格してもらった。
お粥の味と食感には大差ないけど(お粥度30%→50%だからたったの20%改善(笑))、おかずがかなりちゃんとしたものになってきたのはありがたかった。
どうしてもお腹が空くときは、コンビニに行って、ウィダーインゼリーみたいなものを飲んだり、プリンを食べたりして空腹をしのいでいました。
喉の炎症を防ぐために抗生剤の点滴を1日2回実施します。
そのため、点滴の針(管)を腕につけっぱなしにしています。
金属の針ではなく、樹脂でできた管が腕に刺さっているんですが、あまり痛みは感じないものの、うっ血したり、テープでかぶれたり、他の人やものに当たらないように注意したり、痛み以外はなかなかストレスがかかります。
手術後3日間はシャワーもできません。
それでも看護師さんが熱いタオルを持ってきてくれて、背中などを拭いてくれます。
病室内も肌寒い冬の季節なので、普段は汗をかくことがなく、タオルで体を拭くだけでだいぶ気持ち良く、不快感はそこまでありませんでした。
でも、ようやくシャワーに入れることになったとき、やはり嬉しかったですね。
普段、特に夏などは、多いときで1日3回ぐらいシャワーを浴びるぐらいなので、この時のシャワーをどれだけ切望していたかはお分かりになると思います。
この病院では、前回の脊髄炎で1ヶ月以上にも及ぶ入院を経験しているので、勝手知ったる病院ということで、そこまでストレスはありませんでした。
・ご飯の配膳のタイミング
・洗い物の方法
・シャワーを浴びるタイミング
・コンビニの使い方
・着替えの使い方
・面会室の便利な使い方
などなど、過去に一度やってきているので、わりと過ごしやすかったです。
2月18日(月)現在の診断では、喉の腫れも少なくなってきて、縫ったところも順調に小さくなってきているらしい。
いまのところ膿や出血はないものの、もし今後退院してからとかに、何かしらの原因で出血などしたら、また全身麻酔をして止血するために手術を行うとのこと。
これは大変なことになってしまう。
なので、退院後もしばしは安静にして、運動や温浴施設は避け、喉に負担がかからないようなものを食べる生活をしなければなりません…。
まあ、摘出した組織の検査結果はまだ出ていませんが、今回の入院と手術はおおむね予定通りに終わったといえます。
「いまカラダのどこが気になる?」と聞かれれば、ベロですね。
舌の中心先端部分がいまだに痺れて一部感覚がありません。
手術を受けた直後のときは、口を大きくあけるため、ベロを長時間押さえつけていたから感覚が変なんだ…と思っていました。
が、それからもう何日も経ってもあまり症状がわからないということは…。
主治医に確認をしたところ、喉の奥を切って縫っているから、ベロなどに違和感がでることはある。
基本元に戻って治るんだけど、長い人だと数ヶ月かかることもある。
1%ぐらいの人は、ずっと感覚が戻らない人もいる…。
って。(泣)
早く治って欲しいな…。
あとは、前回の脊髄炎で影響がある両足の裏の違和感がいまだ強く残っていること。
これも徐々に、徐々ですが、痛みと痺れは弱くなってきているので、今年いっぱいぐらいをめどに治れば良いかな…と期待しています。
まあ、どんな病気にしても早期発見早期治療が一番。
いつまでも健康で暮らすためには、日頃の運動を心がけ、食べ物にも気をつけることはもちろん、健康診断などもちゃんとうけなきゃだめですよね。
ということで、ひとまず入院生活は終わります。
退院祝で、喉に優しくて美味しいもの食べに行こう!