2012年10月26日0時に、マイクロソフトから最新OS「Windows8」が発売された。
日本マイクロソフト代表執行役社長・樋口泰行氏は「Windows 95でブームが起きたが、それを超えられる画期的なOS。これまでにない大々的なアピールを行なっていく。大げさにいえばWindows 8によって日本全体を活気づけるくらいに盛り上げていきたい」とアピールした。
8は3年前に発売された「Windows7」の後継OSで、パソコンだけではなく最近流行のタブレット端末にも対応している。
気になるところが、「7」と比べて何が変わって、どう違うのか?ということ。
Windows8の見た目や使い勝手は、スマートフォンの用にタッチパネルを使うことを意図して設計されており、これまでのWindowsとはひと味違った画面構成になっている。というものの「8」のベースは「7」であり、一から新設計されているわけではない。
パソコンにあまり詳しく無い人なら、「7」よりも「8」のほうが新しくて良い!と誰しもが思うだろう。
しかし、「8」は「スタートボタン」が無くなったり、Windowsに慣れたユーザだと戸惑うこともあるかもしれない。
また、「8」では標準でDVDビデオが視聴できなかったり、ワイヤレス ネットワークの管理ができないと機能面で7よりも劣る部分もある。
WindowsOSは、出来の良い物と悪いバージョンが交互に発売されるというジンクスがある。
「98」は良い、「ME」はダメ、「XP」は良い、「Vista」はダメ、「7」は良いといった具合である。
となると、今回の「8」は失敗作になる可能性が高い!?
さて、それでは「Windows8」は買いなのか?
結論としては、普通の「パソコン」として使うのであれば「7」で十分で、むしろ使い勝手は「7」のほうが良いと思う。
これはマイクロソフトカスタマー インフォメーション センターに聞いても同じ回答だった。
では、いつまで「Windows7」は購入できるのか?
マイクロソフトの答えは
「いつ販売を停止するは未定」
とのことだ。
「7」のOS使用サポート期限は2020年1月14日。あと7年近くも使えて、「XP」並に長く使える良いOSと言えそうだ。
パソコンも昔から比べると安くはなったが、毎年買い換えたりはしないモノ。
「7」は古いOSだからダメってことは無いので、タッチパネル対応などとメディアに踊らされる前に、自分が使う環境にあったパソコン(OS)を選びましょう。
ちなみに既存のパソコンのOSを「8」に変えただけではタッチパネル対応にはなりませんから。
タッチパネル対応のハードウェア(ディスプレイなど)が必要です。念のため。