とある金曜日、神奈川県横浜市の鶴見にあるお寿司屋「鈴よし」で会食をしていました。
複数人で飲むはずが、仕事が終わらないとかで結局いつものサフレ(サウナーの友達)とのサシ飲みに…(笑)
この日はこの後、横浜駅のスカイスパに行って泊まる予定だったのですが…
ボク「(友人が)来れないものはしょうがないっすね、それじゃそろそろスカイスパに行ってサウナ入りますか!?」
サフレ「つまらんなー。例のあれ、静岡、いくか!?」
ボク「いまから?静岡??しきじ???いいねー!行こう行こう!!」
ってことで、クルマに乗って静岡に向かうことにしました。
まるで学生のノリです。
この時、金曜日の23時50分ぐらいです。
しきじへの訪問は初めてなので、いちおう事前に電話をしてサウナの営業時間を聞くと…。
「4時から6時までは水風呂は入れませんよ。掃除中なので…。」
そっか、じゃあ、1回家に戻ろうってことで、着替えやカメラを取りに東京へ戻って、そこから静岡に向かうことにしました。
出発時刻は2時36分。
静岡に行くのも久しぶりですが、新東名高速道路が使えるようになってからはずいぶんと近く感じます。
前日も睡眠時間が短かったので、SAで少しだけ休憩。
目的地の「サウナしきじ」に到着したのは6時過ぎ。
ここ「サウナしきじ」は「サウナの聖地」「サウナ世界遺産」「サウナミシュラン3つ星」「日本一のサウナ」などと言われている、日本でもっとも良いサウナ施設のひとつです。
静岡駅からは約4km。公共交通機関ならバスかタクシーがいいですかね。
「しきじ」ってどういう意味かな?と思っていたら「敷地」っていう地名なんですね。
嵐の相葉雅紀さんが来たり、オリエンタルラジオの藤森さんなんかはプライベートで何度も来てるとのことで、玄関先には有名人の色紙がたくさん貼ってありました。
サッカーの三浦知良選手も来てるって。
フロントの券売機でチケットを買って、靴を下駄箱にいれて、鍵をわたします。
館内着とバスタオルを貰いますが、館内着はビニール袋で梱包されています。
これって、オーナーが潔癖症だそうで、清潔感にこだわってるみたいです。
館内着やタオルも地下水で洗っているとのこと。
ちなみに、フェイスタオルは使い放題です。
ロッカーはわりと新しい感じで、サイズも都内のサウナより気持ち大きく幅が広いかな?
それではサウナタイム開始!ですが、浴室に入ると、やっぱり水風呂に目が行きます。
天井から水が落ちてきていて「ドドドドド」と、まさに滝のような轟音がしています。
いつのもの通り、カラダと頭を洗って、温かい浴槽に入ります。
まずは薬草風呂に3分入ります。
生薬や漢方ならぬ韓方をブレンドした薬湯とのことで、水温は39.4℃。
カラダに効きそうな香りがして、1週間の仕事の疲れと、運転の疲れが癒されます。
ちなみにこちら、店員さんにお風呂の撮影許可をもらっています。
ボク「あのー、お風呂の写真撮りたいですがいいですかね?」
店員さん「ああ、ご自由にどうぞー」って。
お次はジャグジーっぽいお風呂。
水質は良い感じがしますが、ここはまあ普通ですかね。
温度は39.5℃と、少しぬるめなのが自分好みでした。
カラダが温まってきたろころで、サウナに入る前の水通し。
噂の天然地下水の水風呂に1分ほど入ります。
へー、あんまり冷たくはないんだ、と後から温度計で計測してみると、水温は19.3℃でした。
と、さっそくサウナに入ります。
サウナはフィンランドサウナ、薬草サウナの2種類。
まずはフィンランドサウナから行きましょうか。
室温=106℃、湿度20%程度で、カラッカラではなくほどよく湿度を感じます。
サウナ室内に小さなマットが置いてあり、自由に取って敷いて使えます。
使い終わったら外のBOXにポイ。
清潔でいいです。
小さなテレビがありますが、テレビのリモコンも外にあるので、耳障りな番組はチャンネルを変えちゃってもいいですね。
わりと早めに汗の粒が出てきて、しっかりと汗をかきます。
12分終えて、いよいよ水風呂へGo。
ぬるめのシャワーで頭から汗を流して、水風呂に入ります。
ここの水風呂潜水率は相当高く、ほとんどの人が潜ってます。
ボクも遠慮なく潜らせていただきます。
水温はキンキンに冷えているわけではありませんが、やはり噂に違わず、しっとりと肌に染みていくような柔らかい水です。
塩素臭もしませんね。
店員さんに聞いたところ、天井から落ちてきている水は循環しているので飲めないとのこと。
水風呂の右奥の穴から流れ込んでいる水は飲めるそうです。
天然地下水をかけ流し。うーん、贅沢。
ちょっと飲んでみると、甘くて口当たりが優しいです。
「羊水のなかに漂っているよう」という表現をみましたが、まさにその通り。
素晴らしく気持ちいいです。
水質も良いと思いますが、水風呂の浴槽のタイルの色や、窓から差し込む光加減も含めて気持ちがいいです。
滝の下にいって頭から水をかぶったり、フチに頭をよりかけて瞑想したりして、5分ぐらいで出ます。
外気浴や露天風呂はありませんが、換気がいいのか息苦しさは感じません。
浴室の真ん中にある2つのベッドみたいな黄色のチェアと白いチェアがあって、そこでしばし休みます。
まだ朝が早かったことで人も少なく、かなりまったりとしました。
脳汁がたれるような昇天感はしませんでしたが、カラダに赤い文様がでる「あまみ」も出て、ばっちりととのいました。
(ボクはまだサウナで絶頂はしたことないんです…)
お次は薬草サウナ。
温度は60℃前後と低いのですが、湿度が60%程度と高く、これはフィンランドサウナよりキツイ!
まずは下の段に座ろうと甘えた考えが良くなかったのか、足元から蒸気がフツフツとあがってきていて、アツー!となります。
簡単にいうと、ドライサウナでロウリュをして「アツー」ってなるのがずっと続く感じ。
フィンランドサウナとはガラスで区切ってあって、フィンランドサウナの中にあるテレビが見られます。
薬草サウナ内にもスピーカーがあってテレビの音声もちゃんと聞こえます。
ってわけで出て、水風呂→休憩、フィンランドサウナを終えて、まずはサウナ12分、水風呂5分、休憩10分の3Set完了。
2階にあがると、リクライニングチェアがいくつもあって、その横に暗室で仮眠室もあります。
布団と毛布があって、少しクッションが硬いけど、よく眠れそうです。
人がだれもおらず、貸し切り状態で、メチャ眠いので一眠りします。
目が冷めらたらまた3setサウナを楽しんで、その後はゴハンです。
このサウナ飯っていうのも、サウナを楽しくさせてくれる重要な要素ですよね。
こちらの食堂は、手作りの家庭料理が食べられるのですが、調味料にも細心の注意を払い、全て無添加、無着色、無香料のものを使用しているとのこと。
メニューを見ると…おや?、サウナ飯定番のハムエッグ定食がありません…。
お店のお姉さんに
ボク「あのー、ハムエッグってあります?作れます?」
店員「ハムがあるからできますよー」
ボク「じゃあ、ゴハンと味噌汁もつけてもらえますか」
店員「わかりましたー」
ってことで、裏メニュー?のハムエッグ定食をオーダー。
値段は680円です。
ゴハンと味噌汁の他に、卵焼きやキンピラ、漬物もついてます。感激!
味は期待を裏切らない美味しさ。
お米も地下水で炊いているとかで、とても美味しいです。
鶯谷のサウナセンター大泉のハムエッグ定食と違って、ちょっと胡椒がスパイシーでした。
聞いたところによると、材料さえあれば、わりとカスタムオーダーができるみたいですよ!
凄いなー。
コカ・コーラも飲んでお腹一杯になったら、マンガを読んでちょっと休憩。
リクライニングチェアでちょこっと気絶(仮眠)して、起きたらまたサウナ。
うーん、ここは水風呂もいいけど、この低温高湿な薬草サウナも絶妙なバランスで素晴らしいな、ってことで、合計10Set完了です。
ところで、このしきじの地下50mから汲み上げた天然水は一般的なミネラルウォーターと比べてもかなり良質な成分らしい。
やっぱり富士山の水なのかなー?と思っていたら、どうも違うっぽい。
富士山(山頂)からは54kmとかなり遠く、安倍川水系の地下水とのこと。
参考:川の名前を調べる地図
国土交通省砂防部富士砂防事務所のサイトによると、富士山の地下水ってそんなに遠くでは湧き水にならないっぽい。
Copyright (c) 国土交通省中部地方整備局 富士砂防事務所. Allrights reserved.
国立研究開発法人産業技術総合研究所のサイトにある「富士山周辺の湧水の位置とその水温を示した鳥瞰(ちょうかん)図」をみても…
Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST)
東京新聞の記事をみても…
Copyright © The Chunichi Shimbun, All Rights Reserved.
しきじの地下水は富士山の水ではなさそう。
まあ、富士山の水にこだわっているわけではないんですけどね。
そして、『サウナしきじ』オーナーの娘さん「笹野美紀恵」って方も有名人らしく、モデルみたいですね。
SAUNNERS インタビュー 笹野美紀恵さん
かなりの美人さんですが、そりゃこんなサウナと水風呂にいつも入ってたら綺麗にならない訳がないって感じですかね。(笑)
結局11時間も滞在し、大満足でしきじを後にしました。
受付のお姉さんの笑顔もよくて、最後の最後までしっかりと癒やされました。(笑)
東京からはちょっと遠いのは否めませんが、3ヶ月に1度ぐらいは来たいなーと思うぐらいの魅力大なサウナ施設でした。
朝6時から夜2時まで居て、休日1,600円というのは激安ですね。
リピあり。(^^)
P.S.サウナが終わってからは、静岡名物の「炭焼きレストランさわやか」の静岡インター店でハンバーグとステーキを食べました。
混み過ぎで20分ほど並び、ファミリーレストランとはいえ子供が暴れまわっていて、雰囲気は×でした。
もちろん、味とコスパはとても良かったです。(^^)
レビューは富士錦店のものを参照願います。
サウナしきじ 点数:★★★★☆ 4.5
泉質:5、サービス:5、雰囲気:4、エンタテインメント:5、衛生面:5、CP:5
営業時間:24時間営業
定休日:年中無休
入浴料:平日 1,400円、土日祭 1,600円、サービスタイム朝6時~9時 夕方5時~深夜2時 900円、女性 900円 女性平日1時間 500円、深夜宿泊料金(深夜2時~翌朝10時まで)平日 1,400円、土日祝 1,600円
TEL:054-237-5537
住所:静岡県静岡市駿河区敷地2-25-1
最寄り駅:静岡駅南口から石田街道沿いに車で約15分(約4キロ程)、市内バスで登呂コープタウン行き「登呂コープタウン」下車 徒歩3分。
駐車場:50台(無料)
タオル:フェイスタオル、館内着代は入館料に含む
温泉=×
源泉かけ流し=×
露天風呂=×
サウナ=◯
入館対象=男女
サウナの種類=2種類(フィンランドサウナ、薬草サウナ)
サウナ室温=106℃:湿度20%、58℃:湿度60%
サウナ収容人数=最大約15名、10名
タオル使用ロウリュ=なし
水風呂の水温=19.3℃
スチームサウナ=◯
ジェットバス=×
寝湯=×
備え付けボディソープ=◯
備え付けシャンプー=◯
岩盤浴=×
アカスリ=×
マッサージ=◯
休憩所=◯
リラックスルーム(仮眠シート)=◯
お食事処=◯
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