秋葉原に通う者で知らない者はいないであろう伝説の牛丼専門店「サンボ」。
そのサンボとコンビニの間にひっそりと佇んでいるオムライス専門店が「神田たまごけん 秋葉原店」。
最近はオムライスと親子丼に何故か目がないので、ちょっと気になっていたお店です。
今年の2月にオープンしたそうで、特に夜は黄色の看板から妖婉な光を放っています。
「きっとあそこはメイド喫茶みたいな感じで、変な、アブナイ店に違いない…」
そう怪しく思いながら、何度か横目で見ながら通りすぎていました。
伺ったのは、平日の夜。
秋葉原に居て、カレーのようなご飯モノが食べたくなったのですが、いまいちピンと来るお店が無い。
秋葉原って、20時にもなると真っ暗で食べ物屋も少なくなっちゃうんですよね。
と思い出したのが、こちら「神田たまごけん 秋葉原店」。
最初は怪しんでいましたので、とりあえず店の前まで行ってみて、ちょっと様子をうかがうことに。
あれ?これは普通のお店のようですね。
店の前にメニューも貼ってありますが、内容も値段も特にアヤシイところはありません。
ということで、店の中に入ってみます。
かなり狭い、うなぎの寝床的な感じですが、さすがにオープンしてまだ半年経っていないので、綺麗な感じです。
店員さんも元気が良いです。
まずは自動販売機で食券を買います。
ソースは3種類、トマトソース、ハヤシソース、キノコクリームソースです。
中は、味付きのチキンライスみたいですね。
トマトソースとハヤシソースが食べたかったので、「トマトハヤシオムライス」(790円)というハーフ&ハーフを食べることにします。
ライスは通常サイズが250gだそうですが、無料で中盛380gにアップグレードできるとのことでお願いしました。
どうやら食材にもこだわっているようですね。
まずはスープが出てきます。
このスープ、店長が元ラーメン屋だったとかで、かなりこだわりがあるみたいですね。
コンソメがちょっとわざとらしい感じもしますが、結構美味しいです。
カウンターの上には自家製スイートピクルスが置いてあって、食べ放題で自由に食べることができます。
ハーブと柑橘フルーツで香りをつけた特製のタレに、きゅうり、たまねぎ、パプリカ、大根などの季節の野菜を2日以上漬け込んであるそうです。
なかなかあっさりしていて、単品で食べてもオムライスと一緒に食べても美味しいです。
シャキシャキと結構いいですね。
そして、肝心のオムライスです。
カウンター越しにオープンキッチンっぽく調理しているところが見えるのですが、かなり本格的にフライパンを使いこなしています。
ガコガコとフライパンの上で、チキンライスが舞っています!
これは良い意味で予想を裏切られました。
けっこうやりますね。
と、見ているとあっという間に、オムライスができました。
タマゴはふわふわトロトロで、その辺の小奇麗な洋食屋のものよりも出来は良いです。
たまごは高原採卵農場の伊達男卵を使用しているそうで、さすがオムライス専門店といえますね。
トマトソースはちょっとカゴメのトマト缶っぽい味が強いような気もしますが、十分に美味しいです。
3日間かけて仕込んだデミグラスソースに牛肉と野菜、赤ワインを加えて煮込んだ特製ハヤシソースも予想よりかなり美味しいです。
チキンライスにもしっかりと味がついていて良いですね。
うーん、全体的に想像していたよりも旨いなぁ。
お米にもこだわっていて青森県産のものを使っているそうです。
個人的にはかなり当たりのお店というか、最初の怪しいイメージとのギャップのせいもあってかなり好印象です。
が、料理の味としては、結構わかりやすくて子供受けしそうなテイストに振っているような気もします。
とりわけ味わい深くないというわけではないんですが、もしかすると大人な方には物足りなさを感じるかもしれないです。
ボクのように子供舌なら美味しい!と思うのですが…笑
ボリューム感もあって、値段もかなりお手頃。
個人的には結構ヒットなお店だな、という感じです。
お店も綺麗なので、女性にもオススメ。
秋葉原デートにも使えますよ。
秋葉原でお腹が空いた時には、ぜひレストラン候補の上位として考えても良いお店だと思います。
次は、きのこクリームソースにチャレンジしたいです。
リピあり。(^^)