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自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

自作系オーディオにチャレンジ Vol.8 / 自作スピーカーの音工房ZのZ1-Livornoを買いました

自作スピーカーを作ってみたい…という企画のBlogを書いていましたが、いろんな事情があっていつの間にか1年以上時間が経過しました。
その間オーディオ熱が冷めたわけでは無いんですけどね。

前回の安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7の最後のほうに「まあ、最近はスピーカーよりもバイクとかが気になっているところなのはここだけの話ですが。笑」と記載があるように、まだこのBlogには登場させていませんが、バイクを買って乗ったりしています。笑

さて、うちのデスクトップオーディオ環境でいうと、スピーカーよりまずアンプをTEAC AI-301DA-SPからAIRBOW – AI301 Special Ver.2にアップグレードしました。

詳しくは上記リンクを見てもらえればと思うのですが、AIRBOW – AI301 Special Ver.2は見た目は4~5万円のTEAC製のコンパクトなUSB-DAC内蔵アンプですが、大阪の有名なオーディオショップ逸品館の手によって中身がバッチリ改造されていて、30万円クラスのアンプに匹敵する性能があります。

そしてスピーカーですね。

これも前回の安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7に書いてあるとおり、今使っているのは、B&Wというメーカーのとても小さくて結構古いエントリー向けのスピーカーLM1です。

オーディオマニアの方からしてみれば、鼻で笑うようなスピーカーだとは思うのですが、このサイズで、かなり古い初級モデルのわりにはそこそこの音質です。
B&W LM-1
オーディオの足跡 B&W LM1

なので、下手なスピーカーに買い替えたところでそんなに満足は高くならないかなっと。
新しいスピーカーを導入するには、かなり吟味が必要だったのです。

今回はデスクトップ上で使う、とてもコンパクトなシステムを考えていますから、あまり大きなスピーカーはNGです。

候補としては、
音工房Z Z1-Livorno 54,800円
Sonus Faber LUMINA 1 108,900円
B&W 607S2 Anniversary Edition 110,000円
KEF Q350 79,200円 or Q150 66,000円
ぐらいだったのですが、円安やコロナの影響もあって、商品は全般的に品薄状態、値段は下がらないどころか、値上げするという話もあるぐらい、輸入スピーカーにとっては逆風が吹いています。

せっかくだから値段も1番安いし、一度は自作の組み立てスピーカーを自分で作ってみたいな…ということで音工房Z Z1-Livorno 54,800円を買いました。

音工房ZのZ1-Livornoは、イギリスの高級スピーカーメーカーB&W(Bowers & Wilkins/バウワース アンド ウィルキンス)のブックシェルフ型の805シリーズをベンチマークとしてチューニングし、ブラインドテストを重ねて作られています。

こちらに詳しい開発経緯が載っていますが、B&W Nautilus 805を徹底して構造を調べ、周波数特性などをチェックしています。

Nautilus 805は20年以上前の古いスピーカーですが、その性能はまだまだ一級品で、その辺の現代のスピーカーには負けていないと思います。

また、Z1-Livorno開発当時の最新モデルのB&W 805D3ともブラインドテストしても負けてはいないとのこと。
(2022年6月現在で最新のB&Wの最上位ブックシェルフスピーカーは805D4)

2回ほど音工房Z本社で開催された視聴会に参加したことがあって、その視聴会ではB&W Nautilus 805とZ1-Livornoの比較はできなかったのですが、Z1-Livorno単体の音は聞いていて、値段のわりにはなかなかハイレベルだった印象を持っていました。

ただ、このB&W 805シリーズなんですが、確かに良いスピーカーだとは思うのですが、特に最近のモデルはあまりにも高価な気がします。

B&W Nautilus 805 330,000円 (1998年10月発売)
B&W 805S 363,000円 (2005年5月発売)
B&W 805 Diamond 616,000円 (2010年4月発売)
B&W 805D3 880,000円 (2015年10年発売)
B&W 805D4 1,078,000円 (2021年10月発売)
※ペア価格 消費税10%計算

Z1-Livornoはキットモデルと完成品の両方がありますが、自分はキットモデルを選んだので、エンクロージャーは自分で組み立てて、内部の回路ははんだ付けをして、色も塗らなければなりません。
やっぱり面倒だなーと思いつつも、まあ、一度トライしてみようかと。

自分で作るだけあって、必要な工具も色々とあります。
・クランプ
○ドライバー
○六角レンチ(4mm)
○ニッパー/ペンチ
○カッターナイフ
マスキングテープ(3M 塗装用マスキングテープ M40J-12)
粘着テープ(日東 アセテート粘着テープ NO.5 19mmX20m 黒 5-1920)
木工用ボンド(フランクリン タイトボンド)
○金槌/木槌
接着剤(コニシ ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 10ml #04591)
半田ごて(白光(HAKKO) DASH セラミックヒーターはんだこて 15W B型こて先付き FX650-81)
はんだ(goot(グット) 音響部品用はんだ Φ1.2mm スズ60%/鉛40% ヤニ入り SD-65)
モンキーレンチ(KENOH モンキーレンチ 250mm)
○12mmレンチ
紙やすり(KAKURI 紙ヤスリMIXセット 12枚入(#80・#150・#240・#400×各3枚)
ハンドサンダー(sakazume ハンドサンダー クリップ式 木柄 70×200mm)
○ホビーのこぎり
○歯ブラシ
○爪楊枝
○台所用スポンジ
○ウェス(使い古したTシャツなどでもOK)
蜜蝋ワックス(ターナー色彩 アンティークワックス)
などですかね。

これだけ見ただけで、作るのがおっくうになるかもしれませんが、100円ショップで買えるものも多いので、ぼちぼち集めていきましょう。
100円ショップで買えるものは、○をつけておきました。

あとはAmazonで買えますね。

エンクロージャー(スピーカー本体)はボンドで接着して組み立てますが、このときにクランプという機材を使って圧着します。
クランプはホームセンターなどでも買えると思いますが、音工房Zの純正の自作式クランプZ203(2,980円)を購入して使うことにしました。

値段も手頃で、しっかりとスピーカーを固定して圧力をかけることができます。

それでは、作る工程の説明です。

ずっしりと重いダンボールが2つ宅配便で送られてきました。
ひとつがZ1-Livorno、もうひとつはクランプZ203です。
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開封すると、スピーカーユニットや吸音材などの部品がぎっしり。
無事に作れるのかな…これ。
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エンクロージャーは丁寧に梱包されています。
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スピーカーにはネットワークという部品が使われているのですが、これも自分で作る必要があるようです…。
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まずはボンドを使わずに「ダボ」と呼ばれる木でできた小片を接合面の両方に穴をあけて差し込んで、仮組みをしてみます。

エンクロージャーの木材には、フィンランドバーチというわりと高級な素材が使われているのですが、驚くほど切り出しの精度が高く、寸分の狂いもなく、ピッシリと組み上がります。

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これボンドとかで固定しなくても普通に音が出せるんじゃないかな?と思ったぐらいですね。
1日目は、仮組みをしてサイズ感をみてとりあえず終了です。

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2日目。さっそくボンドを使って箱を作っていきましょう。

説明書を見ながらスピーカーを組み立てていくわけですが、商品を購入した後に、組み立て方や注意事項、塗装のコツなどの様々な情報のPDFが閲覧できるメールが送られてきます。
転載不可なので内容はお見せできませんが、かなり組み立て方の詳細が記載されているので、特に迷うこと無く組み立てられます。

それでもわからなかったら、音工房Zに直接メールで問い合わせもできます。

接着面はかなりキレイではあるのですが、#180番程度のサンドペーパーをかけていきます。

サンドペーパーはハンドサンダーという、サンドペーパーを固定する器具があると作業が楽です。
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クランプを使って組み上げていきましょう。

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木工用ボンドはフランクリン タイトボンドを使いました。

これは強力で、しかもかなりの速乾性で15分ぐらいでほぼ固まるみたいです。

ボンドがはみ出してもいいように、マスキングテープで養生します。

その後、ボンドを接着面に塗って、タケベラで薄く伸ばします。

タケベラがなかった場合は歯ブラシでもいいとのことなので、自分は新品の歯ブラシを使ってボンドを伸ばしました。
というわけで、上下&側面を固定×2台分ということで、合計4回クランプを使ってエンクロージャーを圧着していきます。

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まずは箱が完成。ここまでで折り返し地点ってところでしょうかね。
多少ボンドがはみ出していますが、塗装前にヤスリがけをすることでほとんどキレイになります。
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1時間ぐらいしてボンドが乾いたかな?ってところで、今度は塗装用にすべての面を#240番程度のサンドペーパーがけをします。
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今回は塗料を使った塗装は行わずに、ターナー色彩 アンティークワックスという蜜蝋ワックスを使って色をつけてました。
蜜蝋ワックスは古くから自作オーディオファンの間ではわりとメジャーな着色方法らしいです。

というのも、自宅マンションの一室で作るため、匂いが蔓延するのも困りますし、乾燥に時間がかかるのも邪魔なのでNGです。

蜜蝋ワックスは、木にワックスを塗り込んで、15分乾燥させて、ウェスでふきあげるだけの簡単塗装です。
2回ぐらい繰り返して塗り込めばかなりキレイになります。

Z1-Livornoはフィンランドバーチという高級でキレイな木を使ったエンクロージャーなので、この素材感を活かしたいなと思いました。
なので、ホワイト色の蜜蝋ワックスのターナー色彩 アンティークワックス ホワイト AW120007を使い、2回塗りしました。

自宅にあった新品の台所用スポンジでワックスを適量とって、塗り込みます。

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使わなくなった布を使って、拭き上げて完成です。
うっすらですが、白っぽく塗装され、ツヤが出ました。
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ちなみに、ワックスとはいえ塗装成分が入っているので、手についたワックスは石鹸で洗ってもなかなか落ちません。
あまりオススメの方法ではありませんが、自分はZippoオイルを手に取って揉み込んで、キッチンペーパーで拭いて汚れを落としました。

後半戦はネットワークを作って配線をします。
久しぶりにはんだ付けを行いましたが、思っていたよりも難しくありませんでした。

ケーブルの皮膜をとって、コイルやコンデンサーとはんだ付けします。
シンプルな配線なので、慌てずに行えばそんなに問題はありませんが、正直面倒でしたねw

はんだは音響部品用はんだというものを使いました。

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重めのペンチを使って線を固定してはんだ付け…。
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慌てて断線させたり、ツイーターとウーファーを逆に配線してりしていないか、説明書と制作レポートPDFとよく読みながら作ります。
ツイーターとウーファーを逆につけると、ツイーターが破損します。
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ネットワークができあがったら、フロント部分のウーファーの穴からネットワークを入れて、後ろの端子を固定し、ネットワークを底面にネジ止めします。
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写真を取り忘れましたが、吸音材を中に折りたたんで入れて、ボンドで固定します。
あと、プラスチックでできたポートを取り付けます。

このポートが143mmあるのですが、33mmカットして110mmにして差し込むようです。
カットするのにのこぎりなどが必要なので、ここは最初から正しいサイズのポートを同梱してもらいたかったです。

最後の最後に、ツイーターとウーファーに取り付けるケーブルが逆でないかどうかよく確認します。

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ユニットをネジ止めして完成です。
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さっそくスピーカーアンプと接続して音出し。
アンプのボリュームを最小にして、恐る恐る音量あげてみます。

無事に音が出ました!
左右両方のスピーカーのツイーター、ウーファーから、ちゃんと音が鳴っています。

良かった!
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音の第一印象は「ボチボチいい感じ!」というところですかね。

Z1-Livornoを組み立てた先輩達のレビューを見ると、40~100時間程度のエージング…つまりならし運転をしないと本領発揮しないとのこと。

あと、120cm幅の机に27インチの4Kモニターが載っているのですが、思ったよりもスピーカーが大きい!www
ちなみに、バスレフポートが後方にあるので、本来であれば40~100cmぐらいスピーカーと壁を離したほうがいいのですが…。

そして、バナナプラグ端子が水平についており、いま使っているスピーカーケーブルがバナナプラグでなかなか曲がらないので、スピーカーを結構手前に配置せざるを得なくなっています。

なので、バナナプラグをYラグ端子に交換するか、もしくは一時的にですが、バナナプラグからYラグに変換できるパーツをつけようと思います。

あと、今回は蜜蝋ワックスを使って簡易塗装としましたが、もし今度作るとしたら、ピアノホワイトのようにツヤツヤの光沢のある白いスピーカーに仕上げてみたいですね。

・白色ペイント塗装1回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装2回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装3回目 → 5時間乾燥
・白色ペイント塗装4回目 → 12時間乾燥
・サンディングシーラー塗装1回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・サンディングシーラー塗装2回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・サンディングシーラー塗装3回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400)
・ウレタンニス塗装1回目 → 3時間乾燥
・ウレタンニス塗装2回目 → 3時間乾燥 → 軽くサンディング (#400)
・ウレタンニス塗装3回目 → 3時間乾燥
・ウレタンニス塗装4回目 → 3時間乾燥 → サンディング (#400~#1500)
・コンパウンド
とかやるらしく、ちょっと気が遠くなる塗装工程が必要ですが…。

うちのリビングにあるブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2のような色にしたいんですよね…。
ブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2 を調達しました

Z1-Livornoは予想以上にサイズが大きかったのが誤算ですが、今のところ音質には満足しています。
ここからどれぐらい成長してくれるかが楽しみですね。

いまのところ100万円するB&W 805D3と勝負ができる音質…かどうかはわかりませんが、以前に使っていたB&W CM1よりは良いと思います。
直接比較しているわけではないですが、現行モデルだとB&W 707 S2(150,000円)を超えて705 S2(320,000円)ぐらいのレベルかな…と。

サイズと音色、バスレフが底面に配置されているソナス・ファベールのLumina1も良かったかなーとも思いますが、まあ、しばらくはZ1-Livornoで音楽を楽しみたいと思います。

ちょっと落ち着いたらスーパーツイーターでもつけてみるかなー?

自作スピーカーはちょっと作るのに手間暇がかかりますが、音工房Zのスピーカーであれば、そこまで作るのも難しくありませんし、完成したら愛着もわくし、音質も思ったよりいいですし、内部構造の理解も進みますのでオススメです!

ハイレゾ対応のBluetoothアンプ、TEAC AI-301DA-SPを買いました

ハイレゾ対応のBluetoothアンプ、TEAC AI-301DA-SPを買いました

寝室用にソコソコ良い音質のオーディオ環境が欲しくって色々考えました。
やりたいことはiPadとBluetoothで接続して、カンタンに音楽が聴けること。

音楽はApple MuicやYoutubeなどでR&Bなどを聴きます。

JBLのBluetoothスピーカーBOSEのBluetoothスピーカーも考えましたが、音が悪すぎて耳が痛くなるので、もうちょっとマシなものをチョイスしなくてはなりません。

ということで、アンプとスピーカーを別で揃えることにしました。

スピーカーは家に使わずに転がっていたSOLIDのスピーカーをとりあえず配置。
SOLIDはB&Wの別ブランドのかなり古いものですが、サイズのわりにいまでもソコソコの音質がでます。

将来的にはスピーカーも変更しますが、とりあえずこれで充分です。

AmazonでコンパクトなBluetooth対応中華アンプも買ってみましたが、これはダメでしたね。

音が出た瞬間は「(値段のわりには)音が良いかな?」って思いましたが、音質は満足できるものではありませんでしたし、音を止めているときのホワイトノイズも酷いし、使うに耐えない製品でした。

そこで、ちゃんとしたBluetooth対応のアンプを買おうと思ったわけです。

コンパクト、音質が良さそう、安いを満たした候補としては
KENWOODハイレゾ対応 Kシリーズ KA-NA7
DENON CDレシーバー Bluetooth対応 シルバー RCD-M41-SP
TEAC USB DAC/ステレオプリメインアンプ AI-301DA-SP/S
の3機種ぐらいです。

実際にオーディオショップで聴き比べましたが、KENWOOD KA-NA7はチープな音、DENON RCD-M41-SPは安コンポの音がして、どちらもダメです。

しかし、TEAC Referenceシリーズ USB DAC/ステレオプリメインアンプ AI-301DA-SPはなかなか音質が良く、これなら組み合わせるスピーカー次第でわりと満足ができそうです。

TEAC AI-301DA-SPはそんなに新しいモデルではないので、わりと割引率が高く32,000円ぐらいで購入できます。
もともとは50,000円ぐらいしていたんですけどね。

それで大阪にある逸品館というオーディオショップにはこのAI-301DA-SPをチューンナップしたモデルがあります。
AIRBOW – AI301 Special Ver.2

詳しくは上記サイトを見てもらえればと思いますが、もともと音の良いAI-301DA-SPにかなり手を加えて、高級スピーカーも鳴らせるほどの品質になっているとか。
ただ、84,700円とちょっと高いんですよね…。

しかし、逸品館でAI-301DA-SPを買えば、AIRBOW – AI301 Special Ver.2に32,000円でバージョンアップできるプログラムも用意されています。
後からバージョンアップができるのであればいいですよね。

ということで、とりあえず逸品館でAI-301DA-SPを購入しました。
5年間保証もつけられるし、大阪から1日で配送してくれるし満足です。

さっそく到着したら、AI-301DA-SPとスピーカーを接続します。

そして、AI-301DA-SPとiPadをBluetoothで接続したら、いともカンタンに音がでました。
これならいちいち複雑な操作はしなくても良いので、誰でも使えていいですね。

いまのところパソコンとTEAC AI-301DA-SPをUSB-DAC接続などしておらず、AI-301DA-SPの性能をフルには使っていませんが、ソコソコ以上の音質が気軽に楽しめるので満足しています。

このサイズと値段でDSDやFLACが聴けるBluetoothやUSB-DACがついたデジタルアンプっていうのはなかなか無いですからね。
とりあえずオーディオをそこそこ音質で聴きたいった方にはTEAC AI-301DA-SPはオススメです!

P.S.スピーカーはB&WかDALIかWHARFEDALEぐらいのエントリーモデルを選びましょうかね…。

HTPCで7.1chサラウンドにチャレンジ その5

DENON AVR-4520

もはや連載となった感のある「HTPCで7.1chサラウンドにチャレンジシリーズ」のVol.5です。
Vol.4はコレで、ネットワークオーディオ・PCオーディオについてはコレ

今回はAACの5.1chサラウンドについてです。
(7.1chの説明はコチラ)

地上デジタル放送やBSデジタルでは、5.1chのサラウンドに対応した番組や映画もやっている。

サラウンドとは、フロント(L/R)・センター(C)・サラウンド(SL/SR)の5チャンネルと、120Hz以下の低域を専門とする重低音のサブウーファ(SW)0.1チャンネルを加えて5.1チャンネル(5.1ch)と数える。
サブウーファーが0.1チャンネルとされるのは、再生帯域が狭いため。
まあ、映画館っぽい音声が自宅で楽しめるってこと。

デジタル放送でのサラウンドの方式は、AAC(Advanced Audio Cording)を採用していて、AACデコーダが内蔵されているAVアンプとテレビやデジタルチューナーを接続すれば「5.1ch」対応番組や映画を楽しめる。
WOWOWなどで映画を見るなら、ちゃんとしたサラウンドで楽しみたいもの。

ただ、この世の中には、AACのサラウンドチェックをするテスト信号というものが存在しないのかもしれない。
ない、無い。
ググっても、どこにも無い。
日本にも海外にも無い。
なんで無いんだーーーーo(`ω´*)o

…となると、自分で作るしかない。
周波数特性チェック用のスイープ信号20kHz~20Hz
5.1chで、フロントL、センター、フロントR、サラウンドR、サラウンドL、SW
各5秒間鳴る。

以下、作ったファイルを置いておくのでご自由にお使い下さい。
(右クリックで「名前をつけてリンク先を保存」)

元になったWAV版:Surround_WAV.wav
TS版:Surround_TS.ts
AAC版:Surround_AC3.ac3

なかなか難しいけど、一応音声が完全に分離しているのは確認しました。

パソコンでのAACのサラウンド再生はさておき、パソコンでのBlu-rayを使った、5.1chのドルビーデジタル、7.1chのドルビーTrueHD、5.1chのDTS、7.1chのDTS-HDマスターオーディオの再生はバッチリ確認できているので、とりあえず、次はハードウェアのほうをやっていきます。

サウンドボードを削る
サウンドボードを削る

わりと新しいアンプを聴き比べ

割りと新しいアンプ聴き比べ

ちょっとオーディオ好きが聞くような価格帯のわりと新しいアンプを聴き比べてみた。

上から、
Olasonic(オラソニック) NANOCOMPO NANO-UA1 75,600円 / 2013年4月発売
Wadia151 “PowerDAC mini “ (ワディア151″パワーDACミニ”) 159,840円 / 2010年6月発売 過去記事
ONKYO CR-N755(S) ネットワークCDレシーバー 61,560円 / 2012年09月発売
です。

白いOlasonicと黒いWadiaは、
・デジタルアンプ(プリメイン)
・DAC(USB-DAC)
と構成が似ている。

ONKYOはネットワークCDレシーバーなので、
・アナログアンプ(プリメイン)
・ネットワーク機能
・CDプレイヤー
・FMラジオ
・タイマーなどなど機能が盛りだくさん。
とパソコンやiPhoneなどとの親和性も良くて、音楽マニア向けではなく、どちらかというとパソコンが好きな人とか、まあ音質はそこそこで楽しめればいいかなっていう人向けですね。

これにNAS(ネットワークHDD)などをくっつけると、どこでも音楽が手軽に楽しめるっていう商品。
まあ、昔からあるミニコンポの進化版ですね。
純粋なPC用アンプと比べるのはちょっとかわいそうかな?
ネットワークオーディオの過去記事

THIEL CSS4

つないだスピーカーはTHIEL SCS4というマニアックなアメリカ製のスピーカー。(写真右)
ビックカメラとかでは売ってない感じで、2本で346,500円。
これはAmazon.comから直輸入でしかも円高の時に購入したもので、半額ぐらいと相当安かった。
でもちょっと音が硬いかな?

ちなみに、写真左の大きなスピーカーは、ソナス・ファベール STRADIVARI Homage(ストラディヴァリ・オマージュ) 2本で5,670,000円 / 2002年頃という、超高級スピーカー。
それに、村田製作所製のスーパーツイーターがついてる 210,000円。
クラシックから、レディ・ガガやRihannaのようなR&Bまで何でも綺麗に音を奏でる。

音質の結論としては、やはりWadia>>Olasonic>>>>ONKYOという結果に。
簡単にいうと、使っている技術や部品メーカーとか以前に、率直に値段の差が出てしまっているという感じです。
特にデジタルアンプは安くても音が良いという風潮はありますが、やはり倍の値段が違うと、かなりの音質が違いますね。

ONKYOは、ホント、ミニコンポレベルですね。
ガックリ。

Wadiaは山梨でパソコン用に使っていたのですが、東京の職場のパソコンデスクに置くのを、WadiaとONKYOどっちにしようか迷っています。
ONKYOは遊ぶには楽しそうだし使い勝手も良いのですが、音質がちょっと残念なのと少々筐体が大きい。
パソコン無しでも音楽を楽しめるのはいいのですが…。
やはり寝室や自室で普段使いにしたほうがいいかも。

ま、そんな感じで、東京で聞く音楽環境はまだわかりませんが、アンプの差はよくわかったので、勉強になりました。
ちなみに、ネットワークオーディオでFlacなどの(高音質)ファイルを使うのであれば、NASはよく選ばないといけないですね。

I-O DATA HDL-A2.0/Eはまあまあ良い感じかな?
まだちゃんと設定してませんが。

ま、そんなところです。