





日本橋に来て何か食べようかな?と思った時に結構気になっていたお店「海鮮丼 つじ半」。
「ぜいたくな海鮮丼」が安く食べられると聞いています。
今回は少しだけ食事時を外してわりと並ばずに食べられました。
伺ったのは、シトシトと雨が降る平日の17時20分。
到着したときは、行列が無くて待ち時間はゼロ。
「あれ?今日は休みなのかな?」と思って、玄関を開けようとしたところに店員さんが来て「奥へどうぞ」と通されました。
40分並ぶこともあるそうなので、ラッキーですね。
こちらのお店、先日行った「天丼 金子半之助」とつけ麺の「二代目つじ田」がコラボして作ったそう。
「つじ田」はいつ食べたか覚えてませんが、そう言われると「天丼 金子半之助」とどこか雰囲気が似ています。
客層はなぜか男女の中年のカップルが大半で、後は女子大生のグループでした。
一人客はいませんでした。
(1人で来ても全然いいと思いますが)
店内は薄暗くて、ちょっと老舗っぽい「日本橋や銀座の高そうなお店」の雰囲気があります。
メニューは基本的に海鮮丼の「ぜいたく丼」だけで、松が1,980円、竹が1,480円、梅が990円です。
梅が基本となっていて、どうやら竹は梅にカニ乗せてイクラ増量したもの、松はさらにウニを乗せているそう。
こちらには初めて来たので、まずはベースの「ぜいたく丼の梅」を頼みます。
あん肝(500円)、塩辛(500円)とビール、日本酒、冷酒はありますが、この辺のシンプルさは、割り切りが良いですね。
正直、食べ方がよくわからなかったので、こちらに方法を記しておきます。
(1) 席につくと「ゴマだれを絡めた刺し身」と「醤油」がカウンターに用意されますので、それを自分で下ろします。
(2) ぜいたく丼が到着するまで「ガリ」を小皿に盛ったりしますが「ゴマだれを絡めた刺し身」を食べてもいいです。
「ゴマだれを絡めた刺し身」を食べなくても良いです。自由です。
(ボクはここでこの刺し身はいつ食べるのだろうか?と1分程度考えてました)
(3) ぜいたく丼が来たら、丼に乗っている「わさび」を「黄身醤油」にすべて溶かして、ドバっと丼にかけます。
「黄身醤油って何?、黄身が見当たらないんだけど」と思っても心配は無用です。
最初に出された醤油が「黄身醤油」だそうです。
(ボクはここで黄身とは何だろうか?と1分程度考えてました)
(4) ぜいたく丼を食べます。「ゴマだれを絡めた刺し身」は二切れを残します。
カウンターにはスプーンもありますが、丼はお箸で頂くのが正解なように思います。
(5) ぜいたく丼を食べ終わったら、どんぶりをカウンターに出して鯛だしをもらいます。
食べ終わる前に出してもかまいません。
(6) 板前さんが「ごはんはどうしますか?」と聞かれますから、お腹に余裕があれば「ください」と告げます。
(7) 鯛だし(とゴハン)が入った丼が戻されますので、先ほどの残った「ゴマだれを絡めた刺し身」を入れて、たいらげます。
ここでようやくスプーンを使う時がきます。
海鮮丼=ぜいたく丼に乗っている具は、「マグロ」「イカ」「カイ」「いくら」「キュウリ」「大葉」「のり」「白ゴマ」などなどです。
正直、なんの魚が入っているか全ては把握できませんでした。
ですが、変な生臭さや臭みも無く、味付けも良くてパクパク食べられます。
結構新鮮な魚介類を使っているのでしょうね。
「ぜいたく丼」は結構ボリュームはありますが、丼を平らげたら、セカンドステージの「鯛茶漬け」です。
「鯛だし」を入れて食べる「鯛茶漬け」は濃厚でコクがあるのにキレがあって、サラサラと胃の中に入っていきます。
これも美味しいですね。
「ゴマだれを絡めた刺し身」を「鯛だし」入れると味が変わるのですが、温まった刺し身からちょっと魚臭さを感じました。
ちなみに、この刺し身は鯛とマグロだったと思います。
鯛茶漬けまで食べ終わるとかなり満腹感と満足感がありますね。
(と言っても、女性でも食べきれるとは思います)
これだけの質とボリュームで1,000円を切るのであれば、かなりコストパフォーマンスが高いと言えるでしょうね。
他の店だったら、1,800~2,500円ぐらいとれてもおかしくないです。
この店の良い所はやはりコスパですね。
絶対的な味や質だったら「築地や銀座などのちゃんとした寿司屋」の海鮮丼のほうが美味しい場合もあると思いますが、こちらは約1/2~1/3のpriceで楽しめます。
店名は老舗っぽいですが、運営は前述のとおり、ベンチャーのような企業、つけ麺屋さんのコラボ店です。
老舗で無いのに残念な気もしますが、頑張っているなーとも思います。
日本橋という土地と「つじ半」というネーミングとそれっぽい店構え。
そこそこ割得感のある料理に、誰もが否定しないレベルの味付け。
計算されているのがミエミエな感じはしますが、まあ、これはこれでいいのではないでしょうか。
繁盛するわけがわかりますね。
ここは雰囲気も値段も場所柄も、テレビの取材があったり、観光スポットのひとつになってもおかしくはないですね。
ただ、今回は待ち時間ゼロ分で入店できましたが、1時間も並ぶのはちょっとカンベンしてほしいかなと思います。
欠点は、全体的に説明が無いってところ。
松竹梅のメニューの違いもわからないし、ホールのお姉さんに聞こうと思っても忙しなく動いていて聞けない。
食べ方も、最初に刺し身と醤油が出てくるものの、それを食べていいのか、待つのか、わからない。
説明書きがあるものの、全体的にどうやって食べればいいのかわかりません。
なので、このレビューを見た方が、ボクのような複雑な思いをしないように、今回食べ方の作法を記載しました。
ちょっとお店、提供側の自己満足感が強いとは思いますが、値段も味も良くて、東京駅からも近いので、東京に来たら食べに行くお店のひとつにしておいても後悔はしないと思います。
次は「松竹梅」の「竹」でも食べてみたいと思います。
もっとも、コスパはもとより、味としても量としても「梅」でも十分満足できると思いますが。(笑)
リピあり。(^^)
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