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雑多な上野の有名店 ~ 上野藪そば

雑多な上野の有名店 ~ 上野藪そば

江戸三大蕎麦の「やぶ」の流れを組んだ上野の有名店 上野藪そば。
結構な有名店らしく、食べログのレビュー数では、あの超有名な「かんだやぶそば」の半分ぐらいです。
(かんだやぶそば 496レビュー:上野藪そば 266レビュー)

訪問したのは平日の夕方、18時ちょっと過ぎたぐらい。
この時間はまだ少し明るいのですが、この辺に数多くある路面で飲む居酒屋や立ち飲み屋ではすでに多くの人々がへべれけになっています。
号泣しながら歩いている50代ぐらいのサラリーマンがいるとはかなりカオスですね…。

この辺は店も人も雑多で、外国人率がメチャクチャ高いです。
上野藪そばはそんなゴチャゴチャした街の一角にあります。

食べログを見ているとかなり混んでいるなどという情報もありましたが、カウンター席もテーブル席も両方空きがありました。
思ったよりも小奇麗な内装のお店で外の騒々しさはあまり感じませんが、それでもほとんどのお客がビールや日本酒を飲んでいて、神田などにあるような蕎麦店よりは多少雑多な雰囲気があります。
やはりここは呑む場所なのだなぁと感じましたね。

はじめて来たお店なので、わりとシンプルな冷たいモリにしようと思いましたが、なめこ蕎麦が気になり注文しました。

店員さんから「普通でよろしいですか?」と聞かれたので、大盛りをお願いしました。
酒を飲まず、蕎麦だけの注文だから聞かれたのかな?

程なくして到着した蕎麦はかなり細めに切られています。
コシもあって良い蕎麦ですが、そばらしい風味が少なかったです。

あまり偉そうなことは言えないのですが、蕎麦に使われている水があまり良くないのかなという印象を受けました。

そばつゆはかなり濃く、辛いという表現がいいかな?
そして量は少なめ。

蕎麦をちょっとだけそばつゆに付けてみても、結構濃いなぁという感じです。
これが江戸っぽい…なのでしょうね。

なめこ自身はそんなに特別な感じはしませんでしたが、かいわれ大根のピリっとした辛味がよかったです。
大盛りとはいえ結構上品なおそばなので、ツルツルっとさっぱりと完食できます。

山葵とネギを入れるタイミングをちょっと逃しました。
なめこ蕎麦には山葵は不要ような気もします…。

なめこ蕎麦(大盛り)で1,300円ぐらいでしたが、上品系のおそばにしては安いかなと思います。
いや、おそばとしては十分に良いお値段ですが、もっと美味しさを求めたお蕎麦屋に行くとモリの大盛りorそば2枚だけで1,500円~2,000円オーバーするお店も珍しくなく無いので、キレイ目なちゃんとした蕎麦屋としては相対的には割安な値段かと。

もっとも立ち食い系と高級系の中間ぐらいの価格帯で、わりと美味しい蕎麦屋があればいいのですが…。
具体的には、手打ちでちゃんとダシも取っているのだけど、だいたい1,000円以下で気軽に食べられるようなお店が都心部にあれば…。

雑多といいましたが、店員さんもちゃんと対応していますし、お店は清潔ですし、駅からそんなに遠くないのに空いていることもあって、使い勝手の良いお店だと思いました。

大盛りにはしましたがかなり空腹だっため、お店を出たあとにまぐろ人御徒町出張所でまたまた食べてしまいました…。

次回は酒呑みの方と一緒に行って、玉子焼きなどや板わさなどをつつきつつ、締めに鴨南蛮そばでも食べたいですね。
リピあり。(^^)

上野藪そば

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:そば(蕎麦) | 京成上野駅上野御徒町駅御徒町駅

綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒
綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

神保町の近く、小川町に最近人気のあるトンカツ屋があると聞いてきた。
ここポンチ軒は、ミシュランのビブグルマンにも選ばれているみたいですね。

伺ったのは平日の夕方。
18時ぐらいにお店につきましたが、すでに店内はほぼ満席でラッキーなことに1席だけ空いていました。

カウンターに案内されると熱いおしぼりをもらえます。
特に目を見張ることがないサービスではありますが、とんかつ屋では少ないかもしれませんね。

一応メニューを見ましたが、初めての店ではその店で一番ベースとなるものを食べることにしているので「ロース豚かつの上の定食」1,640円を頼みました。

店内は上品な雰囲気で、普通のとんかつ屋が持つ下町感とは違う、オシャレなBGMがかかっています。
客層はおじさんばかりではなく、割りとキレイ目なお姉さんがテーブル席でワインを嗜んでいました。
美女×ワインというのは、このお店の方向性を表しているのではないでしょうか。

店員は4名で、店主と若いイケメンな男子が2名、そして、アジア系の外国人女子。
女子店員は、まだ入店したてなのかずいぶん不慣れな様子でしたが「この春から日本に来たのかな?」とか思うと、別に目くじらを立てる必要は無く、むしろ温かく見守ってあげるような感じになります。

店内には「とんかつソース」や「ウスターソース」「トマトケチャップ」の材料が書いてあって、結構こだわっているのだなぁ、というのがうかがえます。

程なくして出てきたトンカツは、キレイな色の衣で、思ったよりも肉厚があります。
一口、くちに入れると、肉はかなり柔らかく、これはよくあるロースとは違った感触です。

ロースは脂身からの甘みと肉汁が良いなと思っていたのですが、こちらは赤身の部分からも大量の肉汁が出ています。
これは良い意味で期待を裏切られました。

豚汁も美味しく、添えられているレモンも良い風味があります。

皿にはあらかじめカラシが乗せて出されます。
ボクはトンカツにカラシは必須なのですが、こちらのカラシはよく効いて、思わず気管支に入ってしまってむせてしまいました。

ポンチ軒は全体的に上品かつキレイで、完成度の高い豚かつ屋さんだと思いました。
ただ、この日は体調が良くなかったのか、お店を出てからひどく胸焼けがして、近くのファミリーマートで液体胃腸薬を買い求めました。
油も悪そうではなかったし…。

ただ、思い起こすと、こちらのお店で使っているような「とんかつ網」に乗った豚カツはあまり好きではなく、逆に胃がもたれる傾向があるんですよね。
「とんかつ網」を使ったお店は、食べているときはサクサク美味しく頂けるのですが、あとから脂っこく感じるという…。
ボクの勘違いや、変な記憶のせいかもしれないのですが…。

繰り返しになりますが、料理はもちろん店構えや雰囲気もキレイで整っているお店で、女性も訪問しやすいと思います。
次は、ヒレカツなども食べてみたいです。

リピあり。(^^)

ポンチ軒

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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すごい行列のたいやき屋 ~ 根津のたいやき 文京区根津

すごい行列のたいやき屋 ~ 根津のたいやき 文京区根津

谷根千と呼ばれる根津エリアの中でも、かなり人気で有名なお店が「根津のたい焼き」。
不忍通りという、上野から護国寺まで通っている比較的大きな道路に面したお店です。
昔は不忍通りには都電が走っていたようで、この界隈はいまもなんとなく昔の雰囲気を残しているように思います。

「根津のたいやき」は食べログの東京×たい焼きランキングで4位と、かなり上位にあります。
いつも行列ができていて、お昼すぎには完売になるというすさまじい人気です。

以前から食べてみたいと思っていましたが、なかなか機会がありませんでした。
今回は土曜日の正午近くに根津に伺う予定がありましたから、ちょうどタイミングが良かったので並ぶことにしました。
並んだ時間は30分ぐらいです。

最近は人気ラーメン店で1時間待ちのこともあるので、待ち時間に関しては少し寛容になりつつあります。
とは言え、この「慣れ」は、あまり良い傾向ではありませんね…。

こちらのたい焼きは「天然もの」と呼ばれる、一匹ずつ焼いていくタイプ。
複数匹を大量に焼く「養殖もの」よりは丁寧に焼きあがるように思います。

待ち時間が長いので、もう少し効率よく売って欲しいとは思いますが、とは言えやはり味を優先させて欲しいですね。

3匹買って、1匹はその場で道を歩きながら食べました。

生地はほどよくサックリしています。
パリパリ過ぎることはありません。
どちらかと言うと、もっちり感があります。

ガブっとアンコの部分まで食べると、熱すぎて口の中をやけどしてしまいました。
甘さも程よく、甘いのですが甘すぎることはなく、ほどよいバランスです。

今回は根津神社のつつじ祭りがあったことで、谷根千周りは観光客でごった返していました。
この辺は、4月下旬~5月上旬が1年間のうちで最も人が多い季節なのかもしれませんね。

本当であれば「サクっとたい焼きを買って、谷根千のお散歩のお供に食べると良いですよ」と言いたいところですが、30分~1時間程度並んで買うのはちょっと辛いかなと思います。

とはいえ、並んで食べる価値はあるお味ではあります。
まあ、ハナシのタネにも一度は食べていいと思います。

人形町にある「柳屋」というたいやき屋が「根津のたい焼き」の元祖のお店らしいので、そちらも食べてみたいです。
リピあり。(^^)

根津のたいやき

昼総合点★★★☆☆ 3.8

関連ランキング:たい焼き・大判焼き | 根津駅東大前駅千駄木駅

【移転】東京最高ランクのつきたてお餅&日本茶 ~ 三ノ輪 月光

東京最高ランクのつきたてお餅&日本茶 ~ 三ノ輪 月光
東京最高ランクのつきたてお餅&日本茶 ~ 三ノ輪 月光
東京最高ランクのつきたてお餅&日本茶 ~ 三ノ輪 月光

東京の下町「三ノ輪」に、つきたてお餅と日本茶が美味しいお店があると聞いた。
調べてみると、ジョイフル三の輪商店街にある「月光」というお店らしい。
毎日お店で手でついたお餅が食べられるとのことで、期待が膨らみます。

向かったのは土曜日の午後15時ぐらい。
最寄り駅は都電荒川線だと「荒川一中前駅」が近くて歩いてすぐの場所ですが、荒川線「三ノ輪橋駅」からだと5分ぐらい、日比谷線の「三ノ輪駅」からでも10分弱で到着できる距離です。

ジョイフル三の輪は東京の下町気質を色濃く残した商店街で、惣菜屋さんや漬物をポリバケツのまま売っているワイルドなお店もあります。
道中こういうお店を見て歩くのも面白いですね。

月光のWebサイトや食べログを見ていたイメージでは、ジョイフル三の輪の中ではちょっと浮くような洗練された店舗を想像していたのですが、実際の店構えはかなりこの下町の商店街に溶け込んでいました。(笑)

お店の前に「60分以上かかります」のような案内が出ていたので、時間がかかることを覚悟しました。
先客は老夫婦が2組の4名です。

おやっと思ったのは、退席したお客さんの食べ終わったお皿やお茶が片付けられておらず、テーブルがそのままになっていました。
どうも、店員さんが1人なので、接客よりも料理の提供のほうに手間がかかっているみたいですね。

今回注文したのは
きなこもち 280円
ごまもち 280円
特上煎茶(静岡産) 550円
です。

20分ぐらい待って、まずはお茶が運ばれ、あまり時間を置くこと無くお餅が出てきました。
思ったよりは待たずにすみましたね。

特上煎茶(静岡産)というお茶は、茶碗と急須がセットになっていて、1杯目は普通に飲みますが、2杯目以降は店内に設置してある鉄瓶からお湯を急須に注いで数杯頂けます。
ボクは2杯おかわりをして、合計3杯飲みました。

コクと苦味、渋みのバランスがとれた良いお茶です。
ただ、鉄瓶の内側に赤さびが目立っていたのが気になりました。

もちは青森県五所川原産のもち米「あかりもち」を使用して毎日手で400回もついているそうです。
表面はきめ細かく、まさに「モチモチ」とした感じ。
こんなに柔らかな餅はいつ食べたっけな?と思うぐらい、繊細な完成度です。

「つきたての餅のような赤ちゃんのほっぺ」という言葉がありますが、これは「赤ちゃんのほっぺのようなつきたての餅」ですね。

きな粉もちは理想的な味付けで、塩と砂糖が塩梅よく調合されています。

ごまもちも美味しいのですが、少しゴマの中に「ニンニクに近いネギ科の野菜の野趣の風味」を感じました。

店主に聞いたところゴマの他には塩や砂糖しか入っていないとのことなので、ボクの勘違いですね。
もしくは、ゴマに何か一工夫した「香り」が出ていたのかもしれないです。

想像以上にボリュームがあり、きな粉とごまの合計4つのお餅を食べてしまうと結構な満腹感がありますね。

つきたての美味しいお餅が食べられるのは、今の御時世では非常に貴重です。
これなら食べログの東京×カフェ・喫茶ランキング10位、日本茶専門店では160店中、堂々の1位にあるのも納得ですね。

お店の雰囲気としては「京都や鎌倉などの日本らしい風景が見える、景色の良いロケーション」というような訳ではないですが、都内の下町で頂く、都内最高ランクの極上のお餅と日本茶には価値があると思いました。

少しアクセスが悪いのは難点ですが、また美味しいお餅を食べるためだけにわざわざ三ノ輪に来ても良いです。
次はお汁粉や大根おろしの餅などを食べてみたいです。

リピあり。(^^)

月光

昼総合点★★★★ 4.0

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最高ランクの絶品うなぎ ~ 駒込 活鰻の店 つぐみ庵

最高ランクの絶品うなぎ ~ 駒込 活鰻の店 つぐみ庵
最高ランクの絶品うなぎ ~ 駒込 活鰻の店 つぐみ庵
最高ランクの絶品うなぎ ~ 駒込 活鰻の店 つぐみ庵

美味しいものにうるさい友人から、駒込にずいぶん美味しい鰻屋さんがあると聞いてきた。
「活鰻の店 つぐみ庵」。
こちらは駒込の閑静な住宅街にひっそりとあります。

見た目はまるで普通の住宅で、暖簾がなければまずお店ということがわかりません。
店内も普通の家を改築したような感じで、靴を脱いであがり、6畳ぐらいの部屋がひとつあるだけ。

伺ったのは、土曜日のお昼。
こちらのお店は、予約がほぼ必須、予約をして行っても時間がかかると聞いていました。

この日お昼から予定していた用事がキャンセルとなってしまい、時間がぽっかりと空いたので、これ幸いと電話で空席を確認してオープンの12時にほぼジャストに到着しました。

先客は無しですが、予約客がいるらしく、ボクが入店したすぐ後に2名の夫婦連れがやってきました。
店主からは「ご予約が無いと1時間ぐらいかかりますがよろしいですか?」と聞かれましたが、今日は時間の余裕があるから「大丈夫ですよ」と伝えます。

調理場が見えるカウンターに通されましたが、メニューがありません。
「うな重でよいでしょうか?」とも聞かれないまま、調理がされるのを待っていました。
基本的にうな重だけしかないのでしょうね。

一見気難しそうな店主ですが、実のところ愛想は良く、強い信念と細やかな配慮が素晴らしいです。
また、奥さんも非常に物腰が低く、こちらが恐縮するぐらい丁寧な接客です。

「お客さんは遠くからいらっしゃいましたか?お時間がかかりますが、申し訳ございません」
と言われますが、比較的近くから来たこともあり、今日は時間に余裕があるので問題無いことを再度伝えました。

後からきた予約客は、お酒を頼んでいまして、肝焼きも追加していました。

ゴハンは研いだ後に、炊飯ジャーの中に炭を入れて炊いています。

今回は予約客用に用意していた食材をやりくり(調整)したとのことで、わりと提供時間が短くできたそうです。
もし、生け簀から鰻を取り出して冷やし、イチから捌く場合は2時間かかる場合もあるとのこと。

店主から
「昔はうなぎ屋の2階にあがって、風呂に入ってうなぎが出来上がるのを待つぐらい時間がかかったものなのですよ」
「最近はうなぎをあらかじめ捌いて、あらかじめ蒸したうなぎを焼くだけのうなぎ屋が多いんです…」
「急ぐお客に合わせる鰻屋ばかりで…うなぎというのは本来時間がかかるものなんですよ」
という話を伺いました。

丁寧に捌かれたうなぎは、幻想的な湯気を放つ蒸し器に入れられてしばし蒸されます。
なんでもないような普通の蒸し器の湯気が、美しく見えたのはなぜでしょう。
これは比喩ではなく、本当に美しく見えました…。

こちらでは、うなぎを白焼きにせずに、生のままそのまま蒸す「生蒸し」という手法を使っているそうです。

程よく蒸されたうなぎは、炭の素材を含んだという遠赤外線が出るガス台で丁寧に焼かれます。
そう、こちらでは備長炭ではなく、ガスを使って焼いています。

店主になぜ炭を使わないのかを聞いたところ、使わないのではなく使えないとのこと。

最高級の備長炭は1ケース?10万円もするらしく、かつ炭火の火を維持するのには非常に手間がかかるので、いまはやっていないと。
20年ぐらいまでは備長炭で焼いていたそうですが、うなぎの値段も上昇する昨今、これ以上値段を上げられないという理由もあり、炭火を使うのをやめたそうです。

「炭火はガスに変えられるけど、うなぎの質を落とすわけにはいかない」とのことですが、これは真理なのでしょうね。

うなぎは国産の養殖ものですが、最高クラスのものを使っているそうです。

うなぎを焼いている間、店主は滑らかな手つきで、丁寧かつ慎重にうちわを扇ぎます。
そして、大きな毛抜で、熱さをこらえながら小骨を抜いています。

時折、代わりに奥さんがうちわを使いますが、店主と同じように滑らかに扇いでらっしゃいます。

ふっくらと炊きあがったゴハンをお重に少し多めによそい、焼きあがったうなぎを乗せます。

「大変おまたせいたしました」と出されたうな重はけっこうボリュームがあります。

と、時同じくして出てきた、お漬物、わさび漬け、お吸い物。
そして、特製味噌が隠れたサラダ?が出てきました。

うな重には蓋がされていません。
とても器量の良いうな重で、色も照りも美しいです。

うなぎは表面と皮にパリっとして堅い部分があり、また、全体的にはなんとも言えないふんわりとトロっとした部分がある絶妙な仕上がりです。

焦げている部分は、非常に細かくなっていて、ほのかにサクっという歯ざわりがありました。
生蒸しの調理方法と、慎重に細かくうちわで扇いだ焼き加減の賜物のように思います。

江戸時代から伝わる江戸前のうなぎが、現代に蘇ったかのようです。

ボクは今までうなぎは炭火焼きにこだわってきましたが、ガス焼きでもこんなに綺麗で美味しいうなぎが焼きあがるのかと驚きました。
また、ガスの匂いは微塵もしません。
これは経験したことがないレベルです。

タレはちょうど良い塩梅。
気持ち甘めですが、これはボクが好きなタイプ。
タレがお米にさらっとまとわるような感じで、ほろりとしています。
さらり&ほろり、の微妙な加減が凄い。
これまた比喩ではなく、本当にさらり&ほろりとしているんですよ。

うなぎの変な匂いや生臭さなどは皆無ですね。

こちらのうなぎ、一言でいうと
「とても美味い、凄く旨い」
です。

これまで食べたうなぎの中でトップ……でしょうね。

醤油などはどれも最高級のモノを使っている訳ではないと思うのですが、丁寧な仕事と確かな技術で、最高クラスの料理になっていると感じます。

こちらのうなぎは、1日10食程度しか提供できないそうです。
なるほど、うなぎひとつ焼くのにこれだけ丁寧な仕事をしていれば、大量に作ることは難しいでしょうね。
少しのお客に対して最大の対応をしています。

お代は4,500円。

店主から
「お値段が高くて申し訳ございません」
と言われました。
確かにランチとしてはお高めな金額なのは正直なところですが、これだけのクオリティの料理ですから、これはお値打ちと言えるでしょう。

数年前はどんぶり一杯のうなぎの稚魚が100万円だったのが、いまは300万円になっているそうで、うなぎの高騰は今も続いているそうです。

炭火焼きとガス焼きの話をしてくれた時に
「うちはガスですが、隣に炭焼きのうなぎ屋ができても負けませんよ」
という話を聞いて、
「店主は単に物腰が低いだけでなく、やはりその胸の内には、誰にも負けない技と仕事に対する自信と自負が漲っているな」
と感じました。

これだけ調理も接客も丁寧なお店だと、あまり他の人に教えたくないような感じもします。
…が、このレビューを読んだご縁のある方には、是非訪問して頂きたいと思います。(笑)

帰り店を出る時、店主と奥さんが玄関の外まで出てきて、
「本日はお時間がかかって申し訳ございませんでした。ありがとうございました」
と深々と頭をさげてお礼をくださいました。

ボクも「本当に美味しかったです。また来ます。」と、おじぎをして店を後にしました。

特別高級なお店では無いですが、美味しいうなぎを頂いたと同時に「感謝して料理を頂戴する」という稀な気持ちにさせてくれる、貴重なお店でした。
最高の隠れ家料理店ですね。

店主曰く
「昔、うなぎは特別なことがあった時に食べられる料理です。うなぎを食べるということは大変なことで、ご近所さんに触れ回るぐらいのことでした」
という逸話がしっくりきました。

ボクも、今度は何か「ハレの日」に伺って、また美味しい鰻を頂きたいと思います。
いつまでも美味しいうなぎを焼いて下さいね。

リピあり。(^^)

活鰻の店 つぐみ庵

昼総合点★★★★ 4.8

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網焼きが楽しめる居酒屋 ~ 秋葉原 磯丸水産

網焼きが楽しめる居酒屋 ~ 秋葉原 磯丸水産

お酒が好きな友人と銀座でいきなり!ステーキを食べて、食後に「飲みに行きますか」という話になった。
ボクはほとんど酒を飲む場所には行かないのだけど、先日秋葉原で店の前に魚介類が入っている水槽のある居酒屋を発見したので「そちらに行ってみましょう」ということに。

友人は「秋葉原にそんなお店があるとは知らない」ということでワクワクして秋葉原まで来ました。
お店まで来ると、友人は「あー、磯丸水産ねー」と。

「あれ?このお店知ってるの?ここってチェーン店なの?」とガックリしましたが、とりあえず中に入ることに。

普段気にとめていませんでしたが、そう言われてみると、新宿や池袋、上野などいたるところに磯丸水産と思われる店舗がありますね…。
基本的に居酒屋はノーマークなので、視界から消えていました…。

すでにお腹は一杯だったので、お酒と貝などを適当に頼んで、場を楽しむことにしました。

海の家っぽくて、浴衣っぽい制服は楽しい雰囲気を出していますね。
味はその辺の居酒屋と大差ないですが、炭火ではないものの自分で焼き物ができるのはエンタテインメントとしては良いと思います。

それにしても、このノリで24時間営業なのは大変だな…と思いました。
お酒が好きな人には良いのでしょうね。

店舗によっては、採れたての「天然の泳ぎ 活イカの姿造り」があるようなので、機会があれば食べてみたいですね。
秋葉原で飲むこと、特にオールすることはほぼ皆無でしょうが、まあ、リピありです。(^^)

磯丸水産 秋葉原店

夜総合点★★★☆☆ 3.2

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 秋葉原駅岩本町駅淡路町駅

【閉店】こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜
こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

秋葉原、というか秋葉原駅と浅草橋駅の間に美味しいラーメン屋があると聞いた。
正確にいうと、このお店のことは食べログでチェックしていたのだけど、去年の年末にTwitterで炎上していて少し気になっていた。

「鴨感が無い」と言われるラーメンや「煽られる店主」とかってどんなだろうって。(笑)

こちらのお店は普段は「饗 くろ喜」というお店で、金曜日だけ「紫 くろ喜」となって鴨そばを提供しているらしいです。

伺ったのは、金曜の17時25分ぐらい。
こちらも人気があるお店ですから、かなり並ぶことを覚悟して早めに行きましたが、この時は並んでいる先客はゼロ。
行列の先頭になりました。

次のお客が来たのが、17時35分ぐらい。
まあ、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」の二毛作の「味噌の陣」よりは空いている感じですね。

18時になって一番乗りで入店。
券売機でチケットを買います。

ひとりずつ入店してチケットを買って着席。
麺も一人分ずつ、随時茹でて行く感じのようです。

初訪問なので、ベーシックな鴨そば(細麺)+玉子にしました。

ほとんど待つこと無く、やってきた丼には美しいスープが注がれています。
一口スープを飲むと、醤油の上質な味わいと風味、そして鴨だしが感じられます。

クドくなく上質で、臭みやエグミなどは皆無ですね。
凄く丁寧な仕事だと思います。

Twitterで話題となった「鴨感」ですが、これは何をもって鴨感と呼ぶか?というような気がします。
端的にいうと、鴨って独特の匂いとか野趣感があると思うのですよね。
この「紫 くろ喜」の鴨そばにはその野趣感が無いと思いました。

ただ、この鴨の匂い=野趣感は不要とも思うのです。

となると、鴨を食べているという概念=感覚=旧知の臭い鴨の匂いとなると、こちらの鴨そばは鴨感が無くて当然かもしれません。
しかしながら、鶏とは違う、鴨ならではの風味と味わいが出汁や肉から染み出し、しっかりと活きているように思います。

細麺は小麦の味が楽しめて美味しいです。
他の店の鶏そば系ラーメンの細麺よりも味がちゃんと出ています。
今まで食べてきた鶏そば系の細麺は不味かった店が多かったのですが、こちらは歯ごたえもあって良いですね。

鴨肉もうまいです。
ミディアムレアくらいで、しっとりとしていて、旨味もあって美味しいですね。
これ単体でオツマミにしても良いでしょうね。

ネギやかぼすや春菊もいい仕事してます。
これら香りが出る野菜を巧みに使いこなしていますね。

途中、隣の人が「鴨ねぎめし」を頼んでいるのを見て、ボクも追加注文しました。
これも、鴨とネギの両方が美味しいゴハンでした。

「紫 くろ喜」は噂に違わず丁寧な仕事をしている、東京を代表するラーメンのひとつだと思いました。
店主や店員の対応も全然悪くなく、そこは期待を裏切られました。(笑)

まだ通常営業の「饗 くろ喜」のラーメンを食べたことがないので、次はそちらを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

紫 くろ喜

夜総合点★★★★ 4.4

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バラエティに富んだカニ専門店 ~ 上野 かに道楽 上野店

バラエティに富んだカニ専門店 ~ 上野 かに道楽 上野店
バラエティに富んだカニ専門店 ~ 上野 かに道楽 上野店
バラエティに富んだカニ専門店 ~ 上野 かに道楽 上野店

カニといえば「かに道楽」。
大阪の道頓堀にある「動くカニの看板」は大阪の名所のひとつでしょうかね。

前回カニ専門店で食べたのは、大阪だったか、三重県だったか。
と、三重県のお店を調べてみると、なんと「かに道楽」ではなく「札幌かに本家」という店でした。(汗)

看板もすごい似ている…。
というかこれは、どちらが元祖か知りませんが…ここまでソックリで大丈夫でしょうか。(笑)

今日は一緒にいた方の希望で「カニ」を食べることにしました。

その時は銀座に居たので「銀座八丁目」のお店に行こうと思い電話で予約しようと思ったのですが、あいにくの満席。
ということで、最寄りなのは上野かな?ということで上野店に向かいました。

銀座のお店はちゃんとカニの看板がついていたのですが、上野店には看板がありません。
これはマイナス点ですね。

かに道楽は雑居ビルの8階にあります。
8階までエレベータであがり、ちょっと古ぼけた感じのするエントランスの水槽にはたくさんのカニがいます。

4名掛けのテーブルに通されましたが、店内は外国人率が高いですね。
中国系の方々でしょうか?

今回は、「蟹会席 昴 6,696円」をお願いしました。

・茹でかに味くらべ
・かに刺身
・かにすき紙鍋
・かにグラタン
・かに寿司
・吸物
・デザート
です。

基本的に上記の順番で料理が運ばれてきます。

茹でかに味くらべでは、ズワイかに、タラバかに、毛かにが出てきました。
確かにそれぞれ味が違いますね。
どの蟹もそこまで新鮮だな!とは思わなかったのですが、特に毛ガニはホクホクと栗っぽい味を感じました。
まあ美味しく頂けました。

かに刺し身は次第点です。
茹でてあるカニのほうが好きかな?

かにすき紙鍋はあまり印象に残る感じではないですね。

グラタンは、カニの風味が無ければファミレスで出てくるものと大差ありません。

カニ寿司は、まあこんなもんかな?レベルで、ちゃんとしたお寿司屋さんで出すレベルには程遠いです。
街のパックの持ち帰り寿司に、毛が生えたレベルですかね。

吸物は普通。
デザートは3種類から選べましたが、雪見だいふくを貰いました。

そうですねぇ、全体的に蟹のレベルは高くはありません。

ここは美味しい蟹を食べに来るというよりは、バラエティのある蟹料理を食べに来るという感じでしょうか。
そういう意味では、中国人を始めとした外国人客に人気があるのもうなずけます。

まあ、値段相応の料理とも言えますね。

美味しい蟹は、やはり北海道や北日本、北陸などのお寿司屋さんなどで、採りたて茹でたてを食べた方が良いですね。

同行者からリクエストがあればリピはあるかもしれませんが、自分から好んでこちらに来ることは無いと思います。(◯_◯;)

かに道楽 上野店

夜総合点★★★☆☆ 3.2

関連ランキング:かに | 京成上野駅上野御徒町駅上野広小路駅

演出が上手いアナゴ専門店 ~ 日本橋 玉ゐ 本店

演出が上手いアナゴ専門店 ~ 日本橋 玉ゐ 本店
演出が上手いアナゴ専門店 ~ 日本橋 玉ゐ 本店
演出が上手いアナゴ専門店 ~ 日本橋 玉ゐ 本店
演出が上手いアナゴ専門店 ~ 日本橋 玉ゐ 本店

東京に遊びに来た友人に「何食べたい?」と聞いたら「あなご」という答えが返ってきた。
「なるほど、あなごは江戸前っぽいからいいよね」ということで、あなごが美味しいというお店を探すことに。
あなごが美味しい店っていうのは、パッとは思いつかないのだけど、以前、日本橋にあなご専門店があると聞いていて「玉ゐ 本店」に行くことにしました。

伺ったのは、日曜のお昼。
前日から「玉ゐ 本店」で食べる予定にしていたので、11時半のオープンほぼ同時に行ったのだけどなんと店の前には行列が。
これは予想外でした。結構人気のあるお店だったんですね。
並んでいる時に知ったのだけど、ミシュランガイド東京2015のビブグルマンにも選ばれているそう。

並ぶ際は、店の前に置いてある順番待ちの紙に名前を記入して待ちます。
ファミレスのようです。
玄関前には温かいお茶のポットとカップが置いてあるので、寒い日にはありがたいですね。

オープンと同時には入れず、2周目の最後尾ギリギリで入店できました。
カウンター席に通されます。

お店はかなり古い建物で歴史を感じました。

が、後から調べてみると、「昭和28年建築の酒屋」を改装した建物で、店は2005年にオープンしているとのこと。
ん?老舗店ではないのか。
単純計算では52年もサバを読んでいる気がする…。

気を取り直して、料理のほうのレビューに移ります。
今回は目一杯あなごが食べたいということなので「中箱会席 5,550円」を頼みました。

アナゴは夏が旬ということですが、あまり気にしないことにしましょう。
こちらのアナゴは国内の天然ものにこだわっているということです。
が、ウナギと違って養殖のアナゴはあまり聞いたことがようにも思います…。

まず出てきたのは、前菜とマグロやサバの刺し身、あなごの稚魚のポン酢あえ。
刺し身はまあまあのレベルですが「なんでアナゴ専門店でマグロの刺し身が出てくるの?」と思いました。
稚魚(のれそれ)は、ツルっとして美味しいです。

次に出てきたのは、アナゴの白焼き。
わさびや柚子胡椒をつけて食べます。
アナゴはあまり脂が乗っていないのでさっぱりとしています。
わさびよりは柚子胡椒のほうがいいかな?

お次は、串揚げ。
これも刺し身同様「ここで串揚げとくるかあ…」と思ってしまいました。

熱々に揚がっていてサクッとした食感は良いのだけど、アナゴの風味がないかなあ。
塩とレモンは合っているのだけど…。

メインのお重は、煮穴子と焼きアナゴどちらか選べるのですが、ハーフ&ハーフでお願いすることもできます。
アナゴは柔らかいですが、少し骨が気になります。
煮穴子のほうは柔らかすぎなので、焼き穴子のようがバランスが良いですね。
けど、ちょっとタレが甘すぎでクドイです。

お重を2/3食べたところで、ひつまぶしのように、穴子の骨でとった出汁をかけて食べます。
出汁が美味しいわけではないので、感動はありませんでした。

最後に出てきた抹茶風味のわらび餅のデザートも普通です。

このお店は演出が上手いですね。
玉ゐって名前も歴史を感じさせる「ような」ネーミングです。
江戸「っぽさ」も感じます。
すべて演出で「ホンモノ」では無いように思います。
まあ、老舗っぽいサービスや心配りはよかったです。

穴子は元々、ウナギの劣化版というかずいぶんランク下なイメージがありますが、この店はそのレッテルを払拭できていないですね。
「やっぱりウナギのほうが美味しいね」となってしまいますし、事実、老舗のうなぎ屋へ4,000円ぐらいのうな重を食べに行ったほうが満足感が高いです。

穴子が好きで、期待が大きかっただけに残念でした。
リピはありません。(>_<)

玉ゐ 本店

昼総合点★★★☆☆ 3.1

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幸せになれるトンカツ ~ 大森 丸一

幸せになれるトンカツ ~ 大森 丸一

美食家でトンカツが好きな人に教えてもらったトンカツの名店「大森の丸一」。
蒲田にある丸一や鈴文はこちらのお店の暖簾分けで、大森の丸一が総本山と聞いています。

JR大森駅近くの、かなり古そうで気合の入った建物のお店です。
店内はそこまで古そうでは無いのですが。

看板には「味のとんかつ 丸一」とありますが、「味の~」とは結構古くさいキャッチコピーではないでしょうか。笑
また、電話番号は「762-2601」とあり、「03-3」では無いところに歴史が感じられますね。
東京23区の電話番号が10桁に(03の後に3が付いた)なったのが1991年ですから、少なくとも24年ぐらいは経っているということですね。

伺ったのは、休日の18時過ぎ。
店先には先に3名並んでいて、15分ぐらい待ってから店内に案内されました。

大森の丸一は昼は11時半~13時、夜は17~19時と1日たったの3時間半しか営業していません。
そして、店舗は16席程度とさほど大きくなく、かつ一つ一つ丁寧に作っているので回転も悪く、ほぼ並ぶことが必須となります。
ご丁寧に入り口には「お急ぎの方はご遠慮下さい」と書いてあります。
料理が出てくるのが遅いから、怒る人とかいるんだろうなぁ。

水曜、日曜、祝日は休みですし、ヘタすると18時45分ぐらいにはラストオーダーになるらしいので、タイミングが合わないとなかなか食べることが難しいお店です。

こちらには何回も来ていますが、今回は約1年ぶりでしょうか。
いつものとおり「とんかつ(ロース)定食」(1,500円)、ごはん大を頼みます。
メニューには「大とんかつ定食」もあるのですが、普通のロースカツでも結構ボリュームがあると思います。

ラードが入った平たい鍋で揚げるのですが、一度に2~3枚ぐらいしか揚げなられないので、調理に時間がかかります。
豚肉の脂身を包丁で切って、それの切れ端を鍋にいれてラードにしています。
すべてのラードが肉の脂から作っている訳では無いと思いますが、まさに出来たての油(脂)ですね。

10分ほどして、まずは漬物と豚汁が出てきます。
次いでかなり大盛の白飯。
そして、たくさんのキャベツの上に乗った熱々の揚げたてロースカツ。
かなり久々ですが、美味しそうです。

卓上には甘口ソース、辛口ソース、醤油、アンデスの紅塩、ひんぎゃの塩、カラシ、七味などがあります。
まずは、カラシをお皿に盛って、甘口ソースをかけて食べます。

うーん、ジューシーなカツですね。
というより、少し油のキレが悪く、ジットリしてる感があります。

最近流行りの小洒落たカツとは違った、昔ながらのガツンと来るタイプのカツです。

ジットリとしているとは言いましたが、これがそう悪くはないのです。
適度に脂身が付いたトンカツをひとくち口に入れ、ごはんを頬張ると、
「あーうまー、とんかつ定食食べてるなー」
っとなるんですよね。

とろける脂身が好きなトンカツ好き、特にロースが好きな人なら、この幸せ感をわかってもらえるのではないでしょうか。

豚の臭みは無く、脂身も甘いですね。
調味料は色々ありますが、甘口のソースはやはり少し甘めなので、辛口ソース+カラシがバランスいいかな。
ここのトンカツの油感と塩はあまり合わない気がするし、醤油も風味がマッチしないなあ。

豚汁は小さな豚肉が少々で、ニンジンなどの野菜がたっぷり入っていますが、ちょっと味付けが人工的で濃いかなぁ。
漬物はぬか漬けで、ほどよく味がしてかなり好きなタイプです。

と、味はそこまで洗練されているようには思わないのですが、大森の丸一は満足感があるのですよ。
ボリューム感にしても、味付けにしても、しっかり食べたなという実感があって、お店を出た時には、
「うーん、腹いっぱいトンカツ食べたなぁ!」
という充足感が半端ないですね。

食べログ「東京」×「とんかつ」ランクNo.1の高田馬場「成蔵」、葛飾の「」、などとは方向性が違う、昔ながらのオトコっぽい「豚カツ」です。

今風ではないので、特に女性などからの評価は低いでしょうし、一般受けしないのかもしれませんが、とんかつ好きには是非食べてもらいたいお店です。

そういえば、最近は蒲田の丸一、鈴文にもご無沙汰でレビューも書きなおしたいと思っているので、その辺の姉妹店など食べ終わったら、また伺ってガッツリいきたいですね。

都内で5本の指に入るぐらい好きなとんかつ屋さんです。
リピあり。(^^)

丸一

夜総合点★★★★ 4.5

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