安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.7

前回の続きです。

いまはデスクトップ用のスピーカーとして、結構古くて、かなりコンパクトなB&WのLM1を使っています。
B&W LM-1
オーディオの足跡 B&W LM1

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.1でも書いたように、
・プレイヤー
・アンプ
・スピーカー
といったオーディオの音を構成する要素の中で、音質に一番影響があるのがスピーカーです。

ただ、スピーカーの基本的な構造は50年以上前から変わらないので、例えば10cm四方の超コンパクトスピーカーでは、令和の時代になっても30Hzの超低域再生などは無理な話です。

B&W LM1は2.5cmドーム型ツィーターと12.5cmコーン型ウーファーを搭載して、再生周波数帯域は65Hz~22kHzとなっています。

サイズを考慮するのであれば、現代でもソコソコ満足できる音質です。

ただ、やはり低域は65Hzまでしか出ないので、例えば最新のB&W 607S2 Anniversary Editionと比較すると、ユニットのサイズはほぼ同じ、エンクロージャーのサイズは一回り違うぐらいで大差ありませんが、再生周波数帯域は40Hz~33kHzとスペックを見比べるだけでも音質の差がわかりますね。

まあ、これは値段も、作られた時代も違うので致し方ないところです。

実際、607S2 Anniversary Editionを視聴してみましたが、「あれ?B&Wの最安価グレードって、こんなに音が良かったっけ?」と感心するぐらいハイクオリティでした。

その分値段も実勢価格で90,000円前後とかなり高くなりましたが、さすがコンティニュアムコーンと最新のクロスオーバーを採用しているだけありますね、という感じの音質です。

もっとも、B&W LM1の入れ替えスピーカーとして、B&W 607S2 Anniversary Editionを選ぶかは微妙なところですけどね。

そういえば、随分前に買ったYAMAHAの小型サブウーファーYST-SW015が実家に眠っているのを思い出しました。

っていうわけで、実家からYAMAHA YST-SW015を配送してもらって数年ぶりに電源を入れてやりました。
YAMAHAの小型サブウーファーYST-SW015

サイズは1片30cm程度の小さなサブウーファーなので、部屋の片隅に置けて設置に苦労しませんね。

サブウーファーはあまり指向性が少ないので、神経質にならずに置けます。

このYST-SW015は、入力方法がRCAピンプラグのみ対応で、スピーカーケーブルを使うことはできません。
なので、アンプにサブウーファー出力のあるものが必要となります。

先日までメインアンプとしてFX-AUDIO- YD-202Jを使っていましたが、これにはサブウーファー出力がありません。

そのため、しばらく放置していたTEAC AI-301DA-SPを復活させました。
逆にFX-AUDIO- YD-202Jはしばし放置となります。

まずサブウーファーを付ける前にFX-AUDIO- YD-202JからTEAC AI-301DA-SPにアンプを入れ替えて音出ししてみましたが、やっぱりTEAC AI-301DA-SPのほうが音が良いですね。

まあ、売価で5倍ぐらい価格差があるので、そこまで音質が変わらなかったら悲しいですけど。

そして、サブウーファーの電源をONにして、ハイカット周波数調整ツマミとボリュームを調整すると…。
うーん、かなり音質に厚みが出て、グレードアップした感がありますね。

化石になりつつあったYST-SW015でも再生周波数帯域は30~200Hzですから、その辺のブックシェルフスピーカー…、例えばB&W 805D3(34Hz~35KHz)などより低域再生能力は上になります。

まあ、勝っているのは、あくまでも「低域再生能力」ってところだけですけどね。

という訳で、サブウーファーを足してアンプも入れ替えました、ってところで、肝心のスピーカーはどうしましょうかねっというところです。

ただ、バックロードホーンスピーカーなどはあまりサブウーファーとは相性が良くないとのことです。

もっとも、ニアフィールドで高域が多く感じる場合はサブウーファーはセッティング次第では良いかもしれないってことで、この辺は試してみないと何とも言えません。

また、デスクトップで聴く、スピーカーと耳の位置が極めて近いニアフィールドの場合は、2Wayなどのマルチウエイよりも、フルレンジ1発のほうが綺麗に音がでる傾向があるみたいです。

となると、デスクトップスピーカーはバックロードホーンが優位か…そうするとサイズが…とまた難しい問題がいろいろと頭の中を過ります。

まあ、最近はスピーカーよりもバイクとかが気になっているところなのはここだけの話ですが。笑

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