安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.5

さて、前回の続きです。

・安くて音が良い、自作のスピーカーを作りたい。
・それもメーカーが設計したものではなく、自分オリジナルのもので。
・ニアフィールドで聴く、デスクトップ向けのスピーカーが欲しい。
・しかし、低音はしっかり出したい。
・それならばエンクロージャーのサイズ(容量)は大きめがいいかな。
・ツイーターの高さは耳の高さに合うようにデザイン。

と、素人ながらこのような条件を満たす構成&デザインのスピーカーを考えてみました。
安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

しかし、「自作経験の無い自分だけで作るのは大変だなー」と思い、オーダーメイドスピーカーと室内音響デザインを手掛ける「エクスペリエンス・スピーカー・ファクトリー」に上記のようなスピーカーの作成を依頼したらどれぐらいの費用がかかるか概算を聞いてみました。

回答としては、だいたい15万円ってところ。

この会社は、あのスピーカーユニットメーカーの大手のFOSTEXと共同で超高級なツイーターとウーファーを作っているという実績もあることから、その実力はお墨付きだと思います。

ちなみに、超高級ウーファーは16cm ウーハーのW160A-HRというモデルでお値段1台160,000円。
超高級ツイーターは、25mmのT250Aドームツィーターで、こちらは1台143,000円です。

Fostex W160A-HR / Fostex T250A

これらを使った2ウェイスピーカーを作ろうとすると、ユニットだけで4本で合計606,000円となります。
エンクロージャーやネットワークなど諸々の値段を考えると、ペアで150~200万円ぐらいしてもおかしくないかと。

クルマで言うと、フェラーリどころか億超えのブガッティ並のレベルかもですね。

というわけで、腕が確かな会社に依頼すると、オリジナルのスピーカーを作るにはそこそこの費用がかかってしまうということです…。

コスト抑え、音質のバランスを取るためにいろいろ考えると
・2chのステレオにこだわる必要は無いかも
・であれば、サブウーファーを使って2.1chでもいいかな
・そうであれば、エンクロージャーを無理に大きくする必要もない?
と思ってきました…。

最近はあまり見ることが少なくなりましたが、BOSEのAM-5などは、2.1chスピーカーのひとつの完成形だったのかもしれませんね。

※BOSEはイヤホン&Bluetoothスピーカーメーカーに成り下がってしまったようで、日本国内向けではパッシブスピーカーの取り扱いは皆無になりました…。

・ツイーター(もしくはフルレンジ)の中高音と、低域を担うウーファーの音をしっかりとつなげれば良い(回路としては低域と高域をきちんと分離させる)
・もしくは音工房Zのわりと低価格2WayスピーカーキットZ1-Livornoを買ったほうがトータル的にコスパ良くないかな?
・ツイーターを耳の高さに合わせるとしても、スピーカースタンドを使えばいいんじゃない?

ということで、とりあえずAmazonでベストセラーとなっているハヤミ工産の小型スピーカースタンドNX-B300Sを買いました。

現状、このスピーカースタンドに載せているスピーカーは、B&WのLM1という結構昔のコンパクトなモデル。

LM-1の代わりに何を置こうか考えるわけで、秋葉原のスーパー高級オーディオショップのダイナミックオーディオなどにも足を運んでみたりするわけです。

コンパクトでお手頃価格のスピーカーというと、最近だとイタリアSonus Faber(ソナス・ファベール)のLumina1などがペアでアンダー10万円で評判が良いとか。
Sonus Faber(ソナス・ファベール) Lumina1

視聴してみましたが、少し高域が耳障りな気がしました。
エイジングが進めば、もう少し丸くなるのかもしれませんが。

あと、DALIMENUETとかも薦められました。
DALIのMENUETも悪くはないとは思うのですが、今回の趣旨である低価格でいかに良い音を…というところから外れていくんですよね。
DALI MENUET

となると、やっぱり自作系で音工房ZZ1-Livornoが良いかな?とか思うわけですが、ちゃんと視聴もしていないスピーカーを買って音質のクオリティに不安が残るなー、とか、しかも組み立てるの面倒だなーと思ってるうちに、Z1-Livornoの販売が5月ぐらいまで停止になったりとするわけです…。

※音工房Zの倉庫の在庫がいっぱいで、Z1-Livorno新しく作って置いておく場所がないそうな。

まあ、ぶっちゃけオーディオなんて不要不急の代名詞みたいな趣味なんで、まあ、別に急がなくてもいいかなと思ったりも…しますが。

趣味ややりたいことが色々あるので、オーディオはそこまで手間暇とお金はかけられないのが、難しいところです。

というわけで、続きます