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最高クラスの家系ラーメン ~ 横浜市 保土ヶ谷区 寿々喜家

最高クラスの家系ラーメン ~ 横浜市 保土ヶ谷区 寿々喜家

横浜と言えば家系ラーメン。
ボクはかなりラーメンが好きですが、中でも家系は一番好きな部類です。

横浜のマニアックな情報を掲載している「はまれぽ」というサイトで去年の夏に横浜の”家系”ラーメン店の人気投票「IEK(イエケー)48総選挙」を実施。
ナンバーワンになったのが「寿々喜家」でした。

ということで、この記事を知ってからずっと行きたかった「寿々喜家」ですが、横浜に用事ができたので、これ幸いと思い訪問。
伺ったのは、休日の18時ぐらい。

幹線道路沿いにあるお店で、列ができています。
東京の都心部とは違って、ちゃんと駐車場があるのはありがたいですね。

券売機で食券を買うのですが、お店のお兄さんがコンシェルジュのように丁寧にお客さんの対応をして片付けをしています。
15分ぐらい並んで、席に案内されます。

客層はラーメンマニアっぽい人もいるのですが、家族連れが多いのも印象に残りました。
子供が6人ぐらいいましたね。

東京の有名ラーメン店では、
「注文をしないお子様の入店お断り」
「ひとり一杯のご注文をお願いしております」
のように子供を排除する系のお店が多いように思うのですが、寿々喜家では、わざわざ子供用の座面が高いイスを持ってきてくれたりと、ほのぼのとしています。

厨房の入り口近くにある寸胴には「これでもか!」というぐらいの量のトンコツがグツグツ煮えています。
まるで地獄谷のよう。

今回は、ラーメン並とライス小、味玉を、硬さや油の量などすべて「普通」で頼みました。
程なくして出てきたラーメンは、チャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリとずいぶんとシンプルなトッピングです。

けっこう脂が浮いたスープを飲んでみますと、これは旨い。
旨味成分がかなり多めで、グッときます。

しかし、思ったよりもアッサリとしていて食べやすいですね。
トンコツの臭みや匂いもありません。
麺も固めで美味しいです。

タマゴも味がちょっと濃い目で、ゴハンとよく合います。
途中から、にんにく、酢、生姜などをいれても味の変化を楽しみましたが、これまた美味しいです。

かなりクドイ系ラーメンのはずですが、美味しいので相当スープを飲んでしまいました。

初めての訪問だったので麺の量を並にしましたが、これは中ぐらいでも良かったかもしれないですね。
チャーシューも少なかったので、追加しておいたほうが良いかもしれないです。
ライスが小しかないようなので、これも2つ頼んだほうが良いかも。

人気があって、お客さんもひっきりなしに入ってきますが、ひとつひとつの丼をかなり丁寧に作っているように思います。

ボクは家系のお店を制覇している訳ではないのですが、味は家系最高クラスと言えるのではないでしょうか。
接客も良いですし、特に子供連れへの対応を見ていると、これは東京にある「かなり美味しいけど殺伐系のキレイ目意識高い系ラーメン屋」とは一味違うな、と思いました。
地元密着型の愛されているラーメン屋さんですね。

次に来た時は、ラーメン(中)にチャーシューや味玉、ゴハン小を2つ頼んでガッツリ行きたいと思います。
横浜駅からは少しアクセスが悪いようですが、来る価値がありますね。

完全にリピあり。(^^)

寿々喜家

夜総合点★★★★ 4.6

関連ランキング:ラーメン | 上星川駅

下町&昭和感覚の穴場的な中華料理屋 ~ 新富町 三久

下町&昭和感覚の穴場的な中華料理屋 ~ 新富町 三久

東京都中央区は中央区役所の近くにある穴場的な中華料理屋「三久」。
そもそも中央区役所ってどこ?って人も多いと思いますが、銀座の南東で築地の隣ぐらいにあります。
駅で言うと有楽町線の新富町が近いのですが、日比谷線の築地駅も最寄り駅のひとつです。
銀座からも徒歩圏内、タクシーでワンメーター、ツーメーターぐらいの距離です。

このお店は、この近辺に住んでいたり勤務している人ぐらいしか行かないんじゃないかなって感じで、裏通りにある店舗は大規模ではなく小じんまりとしています。
どちらかと言うと、少しすすボケた暗い感じのお店です。

ランチもやっているようですが、ボクが行くのはほとんどが夜です。
初めて行った時は仕事帰りに先輩に連れて行ってもらったのですが、ここは夜はほぼ飲み屋さんと化しています。
飲み屋さんというか、酒を飲むことがマストな中華料理屋ですね。
1人で行くときは酒を飲まないので定食を頼みますが、周りが盛り上がっているのでかなりのアウェイ感があります。

定食には1~10までのナンバーが振られています。

1.青椒炒肉片(肉とピーマン炒め、厚揚げ入り)
2.白菜炒肉片(白菜五目うま煮)
3.芙蓉蝦仁(小海老と玉子炒め)
4.炒猪肝(ニラとレバー炒め)
5.麻婆豆腐(マーボードーフ)
6.粉絲肉末(春雨と挽肉炒め)
7.茄子炒肉片(ナスと肉のうま煮)
8.炒豆腐干(厚揚げと肉炒め、ニラ入り)
9.回鍋肉(肉とキャベツの味噌炒め)
10.青菜炒肉片(チンゲン菜と肉炒め)
あと、何故か番号が振られていないのですが、
魷魚炒豆芽(イカとモヤシ炒め)
の11種類で、それぞれ800円です。

すべてご飯、味噌汁、お新香、小鉢がつきます。
まあ、この場所で夜に、この値段だったらお安いのではないのでしょうか。

さて、今回は3番の芙蓉蝦仁(小海老と玉子炒め)を食べました。
この料理は、玉子と海老を油で炒めてあるのですが、かなり油っぽいです。
出来立ての熱々状態であればそれほど油っぽくはないのですが、やはり少しでも冷めるとちょっとクドくなります。

玉子の中から出てくる海老はプリプリとしていますね。
正直、行った日によって多少味付けばらつきがあるのですが、まあ総じて美味しいです。
今回は少ししょっぱかったですが…。

銀座の近くなので、上品で高級な味を期待してしまうかもしれませんが、こちらはどちらかと言うと上品ではなく下町の感覚で、どちらかと言うと昭和のテイストを持ったお店です。
が、それが決して悪いということではなく、肩に力を入れずにリーズナブルに中華を楽しめるお店であります。

定食も良いのですが、本当は数人でビールや紹興酒を飲みながら、いくつかの一品料理をつつくようなお店です。
それも野球中継などを見ながら、ですね。

周りが盛り上がっている中、ひとり飯の孤独さに耐えられるのであれば……オススメです。
リピあり。(^^)

三久

夜総合点★★★☆☆ 3.3

関連ランキング:中華料理 | 新富町駅築地駅宝町駅

スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥

スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥
スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥

茅場町・八丁堀エリアで食べログラーメンランキングNo.1の雷鳥ことサンダーバード。
雷鳥というと、富山県出身のボクとしては立山山麓にいる鳥の雷鳥を連想しますが、どうもこちらのサンダーバードはイギリスの人形劇ほうらしい。

お店は茅場町駅から人形町方面に行った裏路地にあります。
人通りが少ない場所にあるので、普通の人はなかなか行かない立地にも思いますが、実はかなりお客さんが入っていて、長蛇の列ができて並ぶまではいかないものの、店内が満席になることもしばしばあります。

メニューは、
サンダーバード1号 ラーメン(あっさり)
サンダーバード2号 ラーメン(濃厚系)
サンダーバード3号 油そば
サンダーバード4号 つけ麺
となっています。

どうもコッテリ濃厚な2号がオススメと聞いたのですが、やはり基本的なアッサリ系から食べたほうが良いよねということで、まずはサンダーバード1号(あっさり)を注文。

スープは鶏ベースのあっさり醤油味で優しい味わいです。
麺はかなり太い自家製麺で、固めの茹で上がりでコシがあります。
この麺はあっさりスープに合っているかというと合って無くはないんだけど、ちょっと麺のほうが強いかなぁという感じ。
チャーシュー、海苔、ほうれん草、メンマ、ネギが乗っています。
チャーシューはかなり大きめで少し炙ってあるのですが、これもちょっとバランスが合ってないかなぁと。
やはり麺も具材も、どちらかと言うと濃い目の2号ラーメンに合うのだろうな…と思い、リベンジをすることにしました。

それから約3週間ぐらいの時間が経ってしまいましたが、再び雷鳥の味を確かめる日がやってきました。
今回は迷うことなく濃い目のサンダーバード2号を注文。
いつもの通り、タマゴ(味玉)とライスもつけます。

最初にまずライスが出てきましたが、割りと量が多めですね。
そして、すぐにサンダーバード2号が出てきました。
見た目からして、かなり濃い感じです。

スープを飲んでみると、あら?これは思った以上にスッキリと上品な味わいではないですか。
コッテリと確かに濃いスープではあるのですが、想像以上にエグミなどが感じられないですね。
スッキリしているけど、コッテリしているという背反する要素が絶妙なバランスで表現されています。
そして、旨味が相当前に出てきますね。
これはちょっと珍しいかもしれないです。

そして、麺は前回の1号と同じ(だと思う)、自家製の極太麺。
濃い目のトンコツラーメンなどだと、割りと細めの麺でスープを絡ませるという感じですが、この極太麺だといかがなものか?と思ったのだけど、これも良い意味で予想を裏切られて、縮れ麺がかなりスープと馴染んでいます。
これもちょっと珍しい感じです。

あっさりラーメンにはイマイチ感があったチャーシューも合ってる。
うーん、やはりこの店は濃い目のほうが絶対いいような気がするなぁ。

さて、こちらのお店はかなり凝っていて、奥久慈軍鶏で取ったスープなどを使っています。
まあ無化調ではないようですけどね。
もっとも無化調のほうが良いとは思うのですが、ラーメンという食べ物としての完成度を求めた時に、無化調でない場合のほうがラーメンらしく仕上がりやすいように思います。
単純に美味しい料理というよりは、ちょっと中毒性のあるラーメンらしいラーメンになっている感じを受けました。

どちらかと言うと家系に似た感じがします。
味というより要素がですけどね。

全体的に旨味に主張があり、スープにパンチもあり、太い自家製麺も相まってがっつりラーメンを食べているなぁ感が強いです。
白ゴハンとの相性も良く、結構上位ランクにあるように思います。

ラーメン好きなら一度は食べておいて損は無いですね。
リピあり。(^^)

ラーメン雷鳥

夜総合点★★★☆☆ 3.7

関連ランキング:ラーメン | 茅場町駅水天宮前駅人形町駅

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

JR御徒町駅の高架下にあるらーめん横丁が新しくなったと聞いて行ってみた。
以前は蒙古タンメン中本、六角家、青葉の3店だけだったのだけど、耐震工事のため少しだけ移転して拡張、つけめんTETSUなんつッ亭、チラナイサクラが新たに加わった。

六角亭は撤退となったんだけど、ここの六角亭は食べたことがあるけど正直撤退したのはうなずける。
味も良くなかったし、オーナー?が外国人の店員さんを客の目の前で怒鳴るのは見ていて気持ちよくなかったからね。

つけめんTETSUはまあまあ食べるし、なんつッ亭にも何回も行ったことがある。
という訳で、聞いたことのないチラナイサクラに行ってみた。

店舗に入ると、予約もしていないのに「お待ちしておりました~」と。
これはなかなか面白いお出迎えですね。

店内は和風テイストで、和風というより、キル・ビルのような外国人がみたEDO、TOKYO、JAPANみたいな感じ。
テーブルには綺麗なお盆と桜柄のレンゲが用意されていて、普通のラーメン屋とはかなり趣きが違う。

オーダーは入り口で買った食券をお店の方に渡します。
いつもの初めてのラーメン屋にいった時のオーダーのとおり、ベーシックなラーメン(中華そば)にタマゴとライスにしようと思ったら、なんとタマゴは品切れ。
仕方ないから、中華そばとライスを頼みました。

普通のラーメン屋よりも調理に時間がかかる感じで10分ぐらい待ったかな。

出てきたのは見た目が綺麗な中華そば。
無化調で、シジミの入ったカエシやスープにもこだわったいます。

うん、味は良いですね。
スープはかなり複雑な味ですが、わりとさっぱりと統一されています。
ただ、コクは十分あるんですが、パンチには欠けるかな。
雑味が少な過ぎるというか、洗練され過ぎているというか。

麺は流行りのツルツルのストレート系ではあるものの、旨味があるというか思ったよりは味わいがあって美味しいです。
国産麦100%らしいですね。
とはいえ、謳い文句にあるような麦の香りはしませんでしたが。

チャーシューは、気まぐれで4種類程度の肉が入るようです。
今回はベーコンと鶏ももローストが入っていました。
これも最近流行りの低温調理タイプですが、あまり感動はありませんでした。

わりと良かったのは野菜ですね。
セリやネギ、小松菜などの風味のアクセントと食感が新しくて好きでした。
ここは和風を強く感じたところです。

ボクは元々メンマがあまり好きではありませんが、こちらのメンマは細切りで、かつ臭みがなかったので食べやすかったです。

正統派なラーメンというよりは「ちょっとこういう仕掛けをするとウケルだろう」という仕掛け人の思惑が気になりますが、その思惑を素直に受け止めても良いようにも思います。
まあ、個人的にはラーメンは上品よりも雑味があるほうが好きなので、チラナイサクラの隣にあるなんつッ亭のほうが下品で好きですが、こういう中華そばも悪くはないですね。
店員さんが和服(浴衣)というのも面白いですし。

一度は行ってみる価値はあります。
リピあり。(^^)

チラナイサクラ

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 御徒町駅仲御徒町駅上野広小路駅

東京の煮干しラーメンを代表する超濃厚煮干中華ソバ ~ 志村坂上 中華ソバ 伊吹

東京の煮干しラーメンを代表する超濃厚煮干中華ソバ ~ 志村坂上 中華ソバ 伊吹

最近ミシュランにもラーメン店が掲載されることになったものの、ミシュランで取り上げられたのは鶏ソバ系の傾向が似たあっさりラーメンばかりで、煮干し系ラーメンはあまり目に入らなかったらしい。
最近のラーメンの傾向としては、そういうお上品系なラーメンも人気らしいが、煮干し系のラーメンも根強いファンがいる。
現在食べログの「東京」×「ラーメン」ランキングで堂々の第2位の位置にいる、志村坂上の中華ソバ 伊吹。
第1位の八王子の圓も煮干しラーメンだから、まあ世の中には、濃厚で上品ではない系のラーメン好きな人も多いということで。

ここ中華ソバ 伊吹は交通アクセスがあまり良くなく、志村坂上という都心部ではない場所にあって、さらに最寄り駅から5分程度歩く必要があります。
お店から10メートルぐらい手前から、本当に煮干しの匂いがしてきた。
店は池のある公園の隣にあって、高速道路の高架の下のほうにあります。
なので、ロケーションはあまり良いとはいえませんね。

伺ったのは、平日の18時40分。
開店は18時30分からなのだけど、すでに店の前には5名ぐらい並んでいる。
中には食べている人と待っている人も含めて15名ぐらいいるから20名ぐらい待ちって感じかな。

お店は体格のよい若い店主と相方、そしてホールにいるのはお母さんのような方が切り盛りしています。
どこかほのぼのとした雰囲気で、都内の有名ラーメン店のような緊張感はありません。

この店はあまりテンポ良く食べる感じではなく、わりとみんなゆっくり食べているように思う。
というのも、ラーメンの提供もそこまでスピーディでは無いのに加え、ほとんどのお客が和え玉(あえだま)という替え玉を食べているから、かなりゆっくりなのです。
というわけで、来店からラーメンが出てくるまで40分ぐらいかかりました。

最初なので普通のラーメンを食べたかったのですが、どうも夜は端麗と濃厚のどちらかしか選べないそう。
普通の中華そばを食べるには昼間にくるしかないのかな。
お店の人に「最初は端麗と濃厚どちらが良い?」と聞いたところ、間髪をいれず「端麗をオススメします」とのことで、端麗中華ソバ、味玉、炊き込みご飯、和え玉を注文。

煮干しが一杯につき100~150g程度使われているそうで、端麗中華ソバといえどかなり濃いです。
煮干をふんだんに使っているのですが、エグミや煮干し臭さなどは感じられないスープです。
麺は細めで固め。この煮干し系のラーメンには結構あっている感じ。
上に乗っている生タマネギはシャキシャキとして美味しい。
チャーシューは当たり外れがあるのか半分以上が脂身でした。脂分は結構抜けているとは思うのですが脂身の部分は残しました。
味玉は、理想的な柔らかさ。

本当は炊き込みご飯よりも白いゴハンのほうが好ましかったのですが、しっかりと味のついたチャーシューが入った炊き込みご飯も、わりと美味しかったです。
なにか八角のような匂いがしたけど、気のせいかな?

予想よりも麺が多めでしたが、するすると食べられて、和え玉をもらうタイミングが遅くなってしまいました。
この和え玉は、その辺の博多ラーメンのお店の替え玉とは違って、オーダーしてから出てくるまでタイムラグがあります。
なので、ここは少し早めに和え玉をお願いしたほうが良いでしょうね。
和え玉は、味がついていてそのままで食べてもよいとのことですが、やはりスープをつけて食べたほうが美味しいですね。
ただ味は少しクドイような気がしました。

店主と常連客との話が耳に入ってきたのですが、店主は濃厚中華ソバよりも端麗中華ソバのほうが好きらしいです。
どうも、スープが濃ければ濃いほど喜ぶマニアがいるから濃いのを作っている、というような感じがしました。
まあ、濃ければ濃いほうが良いということはありませんからね。

ボクは、煮干し系ラーメンはスープにしても麺の太さにしてもあまり好みでは無いのですが、やはりレベルが高いので美味しく食べられます。
まあ、好きな人には中毒性はあるように思います。

近くに源泉かけ流しの温泉の「さやの湯」もあるので、お風呂と煮干しラーメンのセットで楽しみにくるのも良いかもしれません。
リピあり。(^^)

中華ソバ 伊吹

夜総合点★★★☆☆ 3.9

関連ランキング:ラーメン | 志村坂上駅志村三丁目駅本蓮沼駅

東京トンコツラーメンNo.1田中商店の姉妹店 ~ 秋葉原 田中そば店

東京トンコツラーメンNo.1田中商店の姉妹店 ~ 秋葉原 田中そば店

東京のベストとんこつラーメンという博多長浜らーめん 田中商店
ここ秋葉原 田中そば店はその姉妹店で、本店とは違って喜多方ラーメンをベースにした田舎風のラーメンです。

秋葉原の裏通り、パソコンジャンクショップに紛れたお店です。
このお店は新しくてキレイで照明も比較的明るく大きなガラスの店舗なので、周りからは少し浮いている感じもあります。
特にこの辺のパソコンショップは暗くて怪しい中古屋さんなどが多いですからね。
ここまで末広町駅寄りに来ると、萌え系のお店も少なくなって殺伐としているのですよ…。

自販機は外にあって、紙ではないプラスティック製の札を買って中に入ります。
昔の学校の食堂のようです。

Uの字型の厨房を囲んだようなレイアウトの店内には先客が8名ほど。
店員さんは、店主のような料理人とアシスタント、あとは接客をする女性の合計3人です。
お店はそこまで大きくはないものの、ひとりで調理をしているので提供時間は遅めです。
水は基本的にセルフサービスなんですが、途中で店員が水のおかわりを持ってきてくれました。

最初なので注文したのはベーシックな中華そば。味玉だけはトッピングします。
味は塩トンコツです。
「あっさり」と「こってり」が選べて、こってりは背脂がいっぱいらしいのですが、最初ですからノーマルに近い「あっさり」を頼みました。

始めにスープを飲むと、トンコツと塩と旨味がガツンときます。
これで「あっさり」かぁ。かなりきますね。
化学調味料もガシガシ使うのは最近流行りとは違いますが、ある意味正しいと思います。
なんか、バターなど入れたら美味しいかなと邪道に思う感じもありました。

麺は中太平打ちでこのスープには合ってて、特上な麺では無いですが、結構美味しく食べられます。
チャーシューもこれまた極上ってわけではないのですが、これまた結構食べられます。
ゴハンとも合いますね。

テーブルの上にある辛味調味料をラーメンに入れてみましたが、これは相当辛いです。
「スプーン一杯が目安」と書いてありましたが、そんなに入れたらボクは辛くて食べられなくなってしまいます。

恐らくこのお店は、「ラーメンとはこういうものでOK」という割り切りが上手いように思います。
商売ベースというか、最高じゃないんだけど、ラーメンってこういうモノだよねっていうのを知っているような。

最初はあの田中商店と同じレベルのお店が都内の交通の便が良い場所で食べられると思ったのですが、単純に田中商店本店の代わりになるようなお店ではなかったです。
本店とは味の方向性はもちろん、レベルも違いました。
味がキツイので、食べ終わって家に帰ってからも口の中に残る感じもします。

とはいえ、このお店が完全にNGというわけではなく「田中商店が提案する喜多方風の田舎ラーメンを食べよう」という感じで食べれば、まあ良いような気もします。

一度行ってみても悪くはありません。
とりあえず、リピあり。

田中そば店 秋葉原店

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 末広町駅秋葉原駅湯島駅

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

日本風のラーメンで有名になってきた巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦の2号店です。
1号店の蔦はミシュランにも掲載されたらしいですね。
(これは今日発表だったからタイムリーな話題とお店だな)

平日の夜19時ぐらいに伺いました。
巣鴨地蔵通り商店街をスマートフォン片手にお店に向かって歩いていたら、蔦の店員さんが地蔵通りで呼び込みをしていました。
暇なのかな?
まあ、確かにわかりづらい場所にあって、夜は見える看板なども無いので、案内してくれる呼び込みがあったほうがわかりやすいとは言えますが。。

店内には先客が3名で、並ばないで大丈夫でした。
最初の訪問なので、ベーシックな醤油ラーメン+玉子を頼みます。

こちら蔦の葉は1号店の店主が監修しているので、ベースは同じ感じのラーメンですね。
化学調味料を使っていない無化調で、醤油や出汁から旨味成分が十分に出ています。
まあ、ガッツリ旨味が効いてるのではなく、じんわりと旨味が舌と鼻を楽しませてくれる感じです。

ラーメンに乗っているのはチャーシューとメンマ、タマネギと三つ葉とシンプルで、スープが澄んでいます。
オレンジの皮のようなものも入ってますね。

麺はかなり細めのタイプです。蔦本店の時にも書きましたが、ボクはあまり好きなタイプではないです。
他の店にありがちな、ただ細いだけで旨味もなにもない麺ではなく、コシとよい歯ごたえがあって、これはこれで美味しいです。

チャーシューは脂身が無く、良い意味でシンナリしています。
肉らしさは全面に出てこないです。
メンマは蔦本店と同じくあまり美味しいと思いませんでした。
玉子は半熟で、理想的な硬さです。

今回意外だったのは、お店の雰囲気に蔦本店で見られた緊張感がなかったこと。
蔦本店では、お客も店員も静かさを守るような雰囲気があるのですが、ここは全く違いますね。
店員さんもお客と普通の飲食店のようにに話をしていました。
店員同士の談笑ではないのですが。。
まあ雰囲気は、あえて本店と分けているのかもしれませんけどね。

あとライス系が売り切れだったのは残念。
それと胡椒などが全く置いてないのも残念です。

と、いろいろ思う所はありますが、それでも他のラーメン屋と比べると、頭ひとつ出ていますね。
蔦本店を追い越すぐらいになってほしいです。
リピあり。(^^)

蔦の葉

夜総合点★★★★ 4.0

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かなりおいしい街の中華屋さん ~ 本駒込 兆徳

かなりおいしい街の中華屋さん ~ 本駒込 兆徳
かなりおいしい街の中華屋さん ~ 本駒込 兆徳
かなりおいしい街の中華屋さん ~ 本駒込 兆徳
かなりおいしい街の中華屋さん ~ 本駒込 兆徳

以前から気になっていた、チャーハンと餃子がおいしいという本駒込の兆徳。
特別不便な場所ではないのだけど、なかなか都合がつかなくてようやく行けました。

休日の夜でしたが店内は満席。
行列はできていませんが、タイミングが悪く20分程度待ちました。

お目当てのチャーハンと玉子チャーハンと餃子、にら玉子炒めを頼みましたが、餃子はラスト5ケしかないらしいので(一皿は6ケ)、餃子のかわりにシュウマイを一皿注文しました。
最初ににら玉子炒めがきましたがが、これはかなり味が濃かったです。
濃いというか化学調味料がかなり強くて舌に残る感じです。

普通のチャーハンと玉子チャーハンのうち、特に玉子チャーハンは噂通りシンプルでパラリとしています。
普通のチャーハンのほうは醤油味でしたが味が濃くて次第点。
玉子チャーハンのほうが塩味で、こちらは味付けが良いですね。
よくある中華料理店のチャーハンのように、変なチャーシューやグリーンピースも混じっておらず、油でギトギト、ベタベタではない、職人技を感じられる高評価なチャーハンです。

餃子もボリュームがあっておいしいです。こちらも良い具合に焼けてます。
シュウマイは、まあ普通でした。

全体的には唯一無二の中華料理というわけではないのですが、よくその辺の街にあるような、至って普通な中華料理店の理想型といえるような感じのお店です。
少しジャンク感のある味付けですが、これはこれで良い、日常的に食べたくなる中華料理と思います。

リピあり。(^^)

兆徳

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:中華料理 | 本駒込駅白山駅東大前駅

深夜食堂的なラーメン屋さん ~ 新富町 支那麺 はしご 入船店

深夜食堂的なラーメン屋さん ~ 新富町 支那麺 はしご 入船店

知っている人は知っている、銀座界隈にいくつか支店を持つ「支那麺 はしご」。
初めて行ったのはもう10年以上前。
当時勤務していた会社が近くにあって、終電も無いくらいの深夜に、お腹が空いたら先輩に連れて行かれたお店。
仕事をしていると、先輩から「ラダー?」と聞かれます。
そこで「YES」と答えると、「はしご」にメシを食いに行くことになるのです。
「ラダー(Ladder)」=「ハシゴ」という意味ですね。
クダラナイけど、まあ、そういうことです。(笑)

さて、このラーメン屋は無化調とお店に書いてありますが、どうもカラダに良さそうな感じではないです。(笑)
まあ、料理としてカラダに悪いかどうかは別として、深夜にこんなに油だらけのラーメンと餃子、しゅうまい、ビール、ライスとくれば、カラダに良いわけがない。(笑)

ここで食べるのは、シンプルな「だんだん麺」。
昔は「排骨担々麺 ぱいこうだんだんめん」も食べましたが、肉が多すぎて、夜は重いですね。
太っちゃいますね。

あと、小ライス(おかわり自由)が無料なのは嬉しいです。
そのゴハンと卓上に置いてある、細く切った「たくあん」がなんともおいしいです。
細めの麺を食べ終わったあとでも、スープとたくあんで小ライス2杯はイケます。

しゅうまいの味は普通、餃子も普通なんだけど900円ぐらいとちょっと高め。
全体的のプライスは少し高めですが、深夜までやっているのと、ゴハンが無料なので、まあ許容範囲となりますね。

ちょっと香辛料が強い気もしますが、深夜の社員食堂というか、いつでも行ってしまう魔力がある、そんなお店です。
リピあり。(^^)

支那麺 はしご 入船店

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:担々麺 | 新富町駅八丁堀駅築地駅

東京のベストとんこつラーメン? ~ 足立区 博多長浜らーめん 田中商店

東京のベストとんこつラーメン? ~ 足立区 博多長浜らーめん 田中商店

食べログでの東京ラーメンランクNo.7、とんこつラーメンに限ると東京No.1の田中商店。
最近では、セブンイレブンのカップラーメンにもなっているぐらいメジャーなお店。
ちょっと電車では行きづらい場所にあるので、クルマでいくほうが良いです。

「くさい、かたい、うまい」をモットーにして作っているらしいのだけど、うん、これは噂どおり、美味しいとんこつラーメンですね。

スープは濃厚。それはそれは濃厚。
これは最近その辺でよくあるような小手先で作ったまがい物の濃厚スープではなく、真正なトンコツスープ。
そりゃ3日間も豚を炊き続ければ美味しくなりますよね。
こんな仕事は、その辺のラーメン屋だとなかなかできません。

麺もセオリー通りの極細ストレート麺。
以前、博多出身の先輩に教えてもらった「トンコツラーメンの正しい食べ方」のとおりバリカタを頼みます。

カロリーの関係からゴハンは食べないつもりでしたが、隣の人があまりにも美味しそうにゴハンを頬張っているので、やはり明太ごはんをオーダーしてしまいました。

約束どおり、最初はコショウやゴマ、紅しょうがや高菜は一切乗せずに、純粋にとんこつらーめんを味わいます。
食べ終わる直前にすかさず替え玉を注文し、2玉目は明太ごはんや紅しょうがなどと、トンコツのハーモニーを楽しみます。
うーん、やはり美味しいラーメンですねぇ。

とんこつらーめんが苦手な人には、まずは田中商店本店のとんこつらーめんを食べてから、判断してもらいたいですな。
ある人はとんこつらーめんの美味しさに気づくかもしれないし、ある人はもっと苦手になるかもしれないです。

カロリーのカタマリの、相当カラダに悪そうなラーメンですから、ゆうゆうとクルマに乗って食べにくるのではなく、つくばエクスプレス六町駅から徒歩約13分歩く、いや、東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口から約20分走ってくるぐらいのストイックさが必要なお店です。笑

リピあり。(^^)

田中商店

夜総合点★★★★ 4.5

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