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スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥

スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥
スッキリとコッテリの絶妙なバランス感 ~ 茅場町 ラーメン雷鳥

茅場町・八丁堀エリアで食べログラーメンランキングNo.1の雷鳥ことサンダーバード。
雷鳥というと、富山県出身のボクとしては立山山麓にいる鳥の雷鳥を連想しますが、どうもこちらのサンダーバードはイギリスの人形劇ほうらしい。

お店は茅場町駅から人形町方面に行った裏路地にあります。
人通りが少ない場所にあるので、普通の人はなかなか行かない立地にも思いますが、実はかなりお客さんが入っていて、長蛇の列ができて並ぶまではいかないものの、店内が満席になることもしばしばあります。

メニューは、
サンダーバード1号 ラーメン(あっさり)
サンダーバード2号 ラーメン(濃厚系)
サンダーバード3号 油そば
サンダーバード4号 つけ麺
となっています。

どうもコッテリ濃厚な2号がオススメと聞いたのですが、やはり基本的なアッサリ系から食べたほうが良いよねということで、まずはサンダーバード1号(あっさり)を注文。

スープは鶏ベースのあっさり醤油味で優しい味わいです。
麺はかなり太い自家製麺で、固めの茹で上がりでコシがあります。
この麺はあっさりスープに合っているかというと合って無くはないんだけど、ちょっと麺のほうが強いかなぁという感じ。
チャーシュー、海苔、ほうれん草、メンマ、ネギが乗っています。
チャーシューはかなり大きめで少し炙ってあるのですが、これもちょっとバランスが合ってないかなぁと。
やはり麺も具材も、どちらかと言うと濃い目の2号ラーメンに合うのだろうな…と思い、リベンジをすることにしました。

それから約3週間ぐらいの時間が経ってしまいましたが、再び雷鳥の味を確かめる日がやってきました。
今回は迷うことなく濃い目のサンダーバード2号を注文。
いつもの通り、タマゴ(味玉)とライスもつけます。

最初にまずライスが出てきましたが、割りと量が多めですね。
そして、すぐにサンダーバード2号が出てきました。
見た目からして、かなり濃い感じです。

スープを飲んでみると、あら?これは思った以上にスッキリと上品な味わいではないですか。
コッテリと確かに濃いスープではあるのですが、想像以上にエグミなどが感じられないですね。
スッキリしているけど、コッテリしているという背反する要素が絶妙なバランスで表現されています。
そして、旨味が相当前に出てきますね。
これはちょっと珍しいかもしれないです。

そして、麺は前回の1号と同じ(だと思う)、自家製の極太麺。
濃い目のトンコツラーメンなどだと、割りと細めの麺でスープを絡ませるという感じですが、この極太麺だといかがなものか?と思ったのだけど、これも良い意味で予想を裏切られて、縮れ麺がかなりスープと馴染んでいます。
これもちょっと珍しい感じです。

あっさりラーメンにはイマイチ感があったチャーシューも合ってる。
うーん、やはりこの店は濃い目のほうが絶対いいような気がするなぁ。

さて、こちらのお店はかなり凝っていて、奥久慈軍鶏で取ったスープなどを使っています。
まあ無化調ではないようですけどね。
もっとも無化調のほうが良いとは思うのですが、ラーメンという食べ物としての完成度を求めた時に、無化調でない場合のほうがラーメンらしく仕上がりやすいように思います。
単純に美味しい料理というよりは、ちょっと中毒性のあるラーメンらしいラーメンになっている感じを受けました。

どちらかと言うと家系に似た感じがします。
味というより要素がですけどね。

全体的に旨味に主張があり、スープにパンチもあり、太い自家製麺も相まってがっつりラーメンを食べているなぁ感が強いです。
白ゴハンとの相性も良く、結構上位ランクにあるように思います。

ラーメン好きなら一度は食べておいて損は無いですね。
リピあり。(^^)

ラーメン雷鳥

夜総合点★★★☆☆ 3.7

関連ランキング:ラーメン | 茅場町駅水天宮前駅人形町駅

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

和風テイストな中華そば ~ 御徒町 チラナイサクラ

JR御徒町駅の高架下にあるらーめん横丁が新しくなったと聞いて行ってみた。
以前は蒙古タンメン中本、六角家、青葉の3店だけだったのだけど、耐震工事のため少しだけ移転して拡張、つけめんTETSUなんつッ亭、チラナイサクラが新たに加わった。

六角亭は撤退となったんだけど、ここの六角亭は食べたことがあるけど正直撤退したのはうなずける。
味も良くなかったし、オーナー?が外国人の店員さんを客の目の前で怒鳴るのは見ていて気持ちよくなかったからね。

つけめんTETSUはまあまあ食べるし、なんつッ亭にも何回も行ったことがある。
という訳で、聞いたことのないチラナイサクラに行ってみた。

店舗に入ると、予約もしていないのに「お待ちしておりました~」と。
これはなかなか面白いお出迎えですね。

店内は和風テイストで、和風というより、キル・ビルのような外国人がみたEDO、TOKYO、JAPANみたいな感じ。
テーブルには綺麗なお盆と桜柄のレンゲが用意されていて、普通のラーメン屋とはかなり趣きが違う。

オーダーは入り口で買った食券をお店の方に渡します。
いつもの初めてのラーメン屋にいった時のオーダーのとおり、ベーシックなラーメン(中華そば)にタマゴとライスにしようと思ったら、なんとタマゴは品切れ。
仕方ないから、中華そばとライスを頼みました。

普通のラーメン屋よりも調理に時間がかかる感じで10分ぐらい待ったかな。

出てきたのは見た目が綺麗な中華そば。
無化調で、シジミの入ったカエシやスープにもこだわったいます。

うん、味は良いですね。
スープはかなり複雑な味ですが、わりとさっぱりと統一されています。
ただ、コクは十分あるんですが、パンチには欠けるかな。
雑味が少な過ぎるというか、洗練され過ぎているというか。

麺は流行りのツルツルのストレート系ではあるものの、旨味があるというか思ったよりは味わいがあって美味しいです。
国産麦100%らしいですね。
とはいえ、謳い文句にあるような麦の香りはしませんでしたが。

チャーシューは、気まぐれで4種類程度の肉が入るようです。
今回はベーコンと鶏ももローストが入っていました。
これも最近流行りの低温調理タイプですが、あまり感動はありませんでした。

わりと良かったのは野菜ですね。
セリやネギ、小松菜などの風味のアクセントと食感が新しくて好きでした。
ここは和風を強く感じたところです。

ボクは元々メンマがあまり好きではありませんが、こちらのメンマは細切りで、かつ臭みがなかったので食べやすかったです。

正統派なラーメンというよりは「ちょっとこういう仕掛けをするとウケルだろう」という仕掛け人の思惑が気になりますが、その思惑を素直に受け止めても良いようにも思います。
まあ、個人的にはラーメンは上品よりも雑味があるほうが好きなので、チラナイサクラの隣にあるなんつッ亭のほうが下品で好きですが、こういう中華そばも悪くはないですね。
店員さんが和服(浴衣)というのも面白いですし。

一度は行ってみる価値はあります。
リピあり。(^^)

チラナイサクラ

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 御徒町駅仲御徒町駅上野広小路駅

家系?な濃厚ラーメン ~ 神田 わいず

家系?な濃厚ラーメン ~ 神田 わいず

最近、家系ラーメンがご無沙汰だったので、都内の都心部で結構評価の高い神田のわいずにやってきました。
訪問したのは14時ぐらいで、これぐらいの時間なら空いてるだろうと思ったら甘かったですね。
雨の中でも並んでいる人が3名いて、10分少々待ちました。

お店はかなり狭い。
よくお店が狭いという表現はありますが、ここは狭いを通り越して、カラダが窮屈です。
隣の人との距離が近く、後ろを通る人も気になる。
これは単純に店舗が狭いというよりも、カウンターとイスの距離感なども間違って設計されてませんかね?
あいにく寒い日で雨も降っていたのですが、傘とカバンの置き場にも困りコートをかける場所も無い。
ボクは特別高い身長ではないですが、かなり姿勢に気を使って食べました。
180cmを超えた人などは食べられないんじゃないかなって思うぐらい。
うーん。

ラーメンと味玉、ゴハンを注文しました。
家系ラーメンは麺の硬さや油の量などがチョイスできるように思うのですが、こちらでは聞かれませんでした。
ちょっとぶっきらぼうな感じ。

具材は、チャーシューとほうれん草、のり、ねぎ、味玉で、家系の基本はバッチリ押さえてる。
スープは、相当油が浮いた豚骨醤油で、濃厚かつ味が強くて濃い。
麺は太くてコシがあって硬くてボクの好みです。
家系といえば家系だと思うのだけど、こちら家系とはうたっていないようですね。

ボクは家系はラーメンの中でもかなり好きなタイプなので、それ故あまりヘタな店では食べないようにしてます。
某家系リスペクトなラーメンチェーン店などは、スープは店で作らずに工場で作ったパックになった濃縮トンコツを店で薄めるという、ラーメン屋としてあるまじきお店があるのですが(あえて名前はだしませんが)、特に家系にはこういう店が少なくないので、よほど信頼できるラーメン屋でないと入店しません。

ということで、こちらは頑張っている方だと思いますが、また来たいなと思うような感動とホスピタリティがありませんでした。
少なくとも、誰か人と一緒に来る感じは無いです。

昼間っからかなり濃いラーメンを食べたせいであまり評価が高くならなかったかもしれませんが、夜遅い時間に来れば、また違う印象になるかもしれませんね。

わいず

昼総合点★★★☆☆ 3.2

関連ランキング:ラーメン | 神田駅新日本橋駅淡路町駅

東京の煮干しラーメンを代表する超濃厚煮干中華ソバ ~ 志村坂上 中華ソバ 伊吹

東京の煮干しラーメンを代表する超濃厚煮干中華ソバ ~ 志村坂上 中華ソバ 伊吹

最近ミシュランにもラーメン店が掲載されることになったものの、ミシュランで取り上げられたのは鶏ソバ系の傾向が似たあっさりラーメンばかりで、煮干し系ラーメンはあまり目に入らなかったらしい。
最近のラーメンの傾向としては、そういうお上品系なラーメンも人気らしいが、煮干し系のラーメンも根強いファンがいる。
現在食べログの「東京」×「ラーメン」ランキングで堂々の第2位の位置にいる、志村坂上の中華ソバ 伊吹。
第1位の八王子の圓も煮干しラーメンだから、まあ世の中には、濃厚で上品ではない系のラーメン好きな人も多いということで。

ここ中華ソバ 伊吹は交通アクセスがあまり良くなく、志村坂上という都心部ではない場所にあって、さらに最寄り駅から5分程度歩く必要があります。
お店から10メートルぐらい手前から、本当に煮干しの匂いがしてきた。
店は池のある公園の隣にあって、高速道路の高架の下のほうにあります。
なので、ロケーションはあまり良いとはいえませんね。

伺ったのは、平日の18時40分。
開店は18時30分からなのだけど、すでに店の前には5名ぐらい並んでいる。
中には食べている人と待っている人も含めて15名ぐらいいるから20名ぐらい待ちって感じかな。

お店は体格のよい若い店主と相方、そしてホールにいるのはお母さんのような方が切り盛りしています。
どこかほのぼのとした雰囲気で、都内の有名ラーメン店のような緊張感はありません。

この店はあまりテンポ良く食べる感じではなく、わりとみんなゆっくり食べているように思う。
というのも、ラーメンの提供もそこまでスピーディでは無いのに加え、ほとんどのお客が和え玉(あえだま)という替え玉を食べているから、かなりゆっくりなのです。
というわけで、来店からラーメンが出てくるまで40分ぐらいかかりました。

最初なので普通のラーメンを食べたかったのですが、どうも夜は端麗と濃厚のどちらかしか選べないそう。
普通の中華そばを食べるには昼間にくるしかないのかな。
お店の人に「最初は端麗と濃厚どちらが良い?」と聞いたところ、間髪をいれず「端麗をオススメします」とのことで、端麗中華ソバ、味玉、炊き込みご飯、和え玉を注文。

煮干しが一杯につき100~150g程度使われているそうで、端麗中華ソバといえどかなり濃いです。
煮干をふんだんに使っているのですが、エグミや煮干し臭さなどは感じられないスープです。
麺は細めで固め。この煮干し系のラーメンには結構あっている感じ。
上に乗っている生タマネギはシャキシャキとして美味しい。
チャーシューは当たり外れがあるのか半分以上が脂身でした。脂分は結構抜けているとは思うのですが脂身の部分は残しました。
味玉は、理想的な柔らかさ。

本当は炊き込みご飯よりも白いゴハンのほうが好ましかったのですが、しっかりと味のついたチャーシューが入った炊き込みご飯も、わりと美味しかったです。
なにか八角のような匂いがしたけど、気のせいかな?

予想よりも麺が多めでしたが、するすると食べられて、和え玉をもらうタイミングが遅くなってしまいました。
この和え玉は、その辺の博多ラーメンのお店の替え玉とは違って、オーダーしてから出てくるまでタイムラグがあります。
なので、ここは少し早めに和え玉をお願いしたほうが良いでしょうね。
和え玉は、味がついていてそのままで食べてもよいとのことですが、やはりスープをつけて食べたほうが美味しいですね。
ただ味は少しクドイような気がしました。

店主と常連客との話が耳に入ってきたのですが、店主は濃厚中華ソバよりも端麗中華ソバのほうが好きらしいです。
どうも、スープが濃ければ濃いほど喜ぶマニアがいるから濃いのを作っている、というような感じがしました。
まあ、濃ければ濃いほうが良いということはありませんからね。

ボクは、煮干し系ラーメンはスープにしても麺の太さにしてもあまり好みでは無いのですが、やはりレベルが高いので美味しく食べられます。
まあ、好きな人には中毒性はあるように思います。

近くに源泉かけ流しの温泉の「さやの湯」もあるので、お風呂と煮干しラーメンのセットで楽しみにくるのも良いかもしれません。
リピあり。(^^)

中華ソバ 伊吹

夜総合点★★★☆☆ 3.9

関連ランキング:ラーメン | 志村坂上駅志村三丁目駅本蓮沼駅

東京トンコツラーメンNo.1田中商店の姉妹店 ~ 秋葉原 田中そば店

東京トンコツラーメンNo.1田中商店の姉妹店 ~ 秋葉原 田中そば店

東京のベストとんこつラーメンという博多長浜らーめん 田中商店
ここ秋葉原 田中そば店はその姉妹店で、本店とは違って喜多方ラーメンをベースにした田舎風のラーメンです。

秋葉原の裏通り、パソコンジャンクショップに紛れたお店です。
このお店は新しくてキレイで照明も比較的明るく大きなガラスの店舗なので、周りからは少し浮いている感じもあります。
特にこの辺のパソコンショップは暗くて怪しい中古屋さんなどが多いですからね。
ここまで末広町駅寄りに来ると、萌え系のお店も少なくなって殺伐としているのですよ…。

自販機は外にあって、紙ではないプラスティック製の札を買って中に入ります。
昔の学校の食堂のようです。

Uの字型の厨房を囲んだようなレイアウトの店内には先客が8名ほど。
店員さんは、店主のような料理人とアシスタント、あとは接客をする女性の合計3人です。
お店はそこまで大きくはないものの、ひとりで調理をしているので提供時間は遅めです。
水は基本的にセルフサービスなんですが、途中で店員が水のおかわりを持ってきてくれました。

最初なので注文したのはベーシックな中華そば。味玉だけはトッピングします。
味は塩トンコツです。
「あっさり」と「こってり」が選べて、こってりは背脂がいっぱいらしいのですが、最初ですからノーマルに近い「あっさり」を頼みました。

始めにスープを飲むと、トンコツと塩と旨味がガツンときます。
これで「あっさり」かぁ。かなりきますね。
化学調味料もガシガシ使うのは最近流行りとは違いますが、ある意味正しいと思います。
なんか、バターなど入れたら美味しいかなと邪道に思う感じもありました。

麺は中太平打ちでこのスープには合ってて、特上な麺では無いですが、結構美味しく食べられます。
チャーシューもこれまた極上ってわけではないのですが、これまた結構食べられます。
ゴハンとも合いますね。

テーブルの上にある辛味調味料をラーメンに入れてみましたが、これは相当辛いです。
「スプーン一杯が目安」と書いてありましたが、そんなに入れたらボクは辛くて食べられなくなってしまいます。

恐らくこのお店は、「ラーメンとはこういうものでOK」という割り切りが上手いように思います。
商売ベースというか、最高じゃないんだけど、ラーメンってこういうモノだよねっていうのを知っているような。

最初はあの田中商店と同じレベルのお店が都内の交通の便が良い場所で食べられると思ったのですが、単純に田中商店本店の代わりになるようなお店ではなかったです。
本店とは味の方向性はもちろん、レベルも違いました。
味がキツイので、食べ終わって家に帰ってからも口の中に残る感じもします。

とはいえ、このお店が完全にNGというわけではなく「田中商店が提案する喜多方風の田舎ラーメンを食べよう」という感じで食べれば、まあ良いような気もします。

一度行ってみても悪くはありません。
とりあえず、リピあり。

田中そば店 秋葉原店

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 末広町駅秋葉原駅湯島駅

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

有名になってきた日本風ラーメン蔦の2号店 ~ 巣鴨 蔦の葉

日本風のラーメンで有名になってきた巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦の2号店です。
1号店の蔦はミシュランにも掲載されたらしいですね。
(これは今日発表だったからタイムリーな話題とお店だな)

平日の夜19時ぐらいに伺いました。
巣鴨地蔵通り商店街をスマートフォン片手にお店に向かって歩いていたら、蔦の店員さんが地蔵通りで呼び込みをしていました。
暇なのかな?
まあ、確かにわかりづらい場所にあって、夜は見える看板なども無いので、案内してくれる呼び込みがあったほうがわかりやすいとは言えますが。。

店内には先客が3名で、並ばないで大丈夫でした。
最初の訪問なので、ベーシックな醤油ラーメン+玉子を頼みます。

こちら蔦の葉は1号店の店主が監修しているので、ベースは同じ感じのラーメンですね。
化学調味料を使っていない無化調で、醤油や出汁から旨味成分が十分に出ています。
まあ、ガッツリ旨味が効いてるのではなく、じんわりと旨味が舌と鼻を楽しませてくれる感じです。

ラーメンに乗っているのはチャーシューとメンマ、タマネギと三つ葉とシンプルで、スープが澄んでいます。
オレンジの皮のようなものも入ってますね。

麺はかなり細めのタイプです。蔦本店の時にも書きましたが、ボクはあまり好きなタイプではないです。
他の店にありがちな、ただ細いだけで旨味もなにもない麺ではなく、コシとよい歯ごたえがあって、これはこれで美味しいです。

チャーシューは脂身が無く、良い意味でシンナリしています。
肉らしさは全面に出てこないです。
メンマは蔦本店と同じくあまり美味しいと思いませんでした。
玉子は半熟で、理想的な硬さです。

今回意外だったのは、お店の雰囲気に蔦本店で見られた緊張感がなかったこと。
蔦本店では、お客も店員も静かさを守るような雰囲気があるのですが、ここは全く違いますね。
店員さんもお客と普通の飲食店のようにに話をしていました。
店員同士の談笑ではないのですが。。
まあ雰囲気は、あえて本店と分けているのかもしれませんけどね。

あとライス系が売り切れだったのは残念。
それと胡椒などが全く置いてないのも残念です。

と、いろいろ思う所はありますが、それでも他のラーメン屋と比べると、頭ひとつ出ていますね。
蔦本店を追い越すぐらいになってほしいです。
リピあり。(^^)

蔦の葉

夜総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:ラーメン | 庚申塚駅新庚申塚駅巣鴨新田駅

深夜食堂的なラーメン屋さん ~ 新富町 支那麺 はしご 入船店

深夜食堂的なラーメン屋さん ~ 新富町 支那麺 はしご 入船店

知っている人は知っている、銀座界隈にいくつか支店を持つ「支那麺 はしご」。
初めて行ったのはもう10年以上前。
当時勤務していた会社が近くにあって、終電も無いくらいの深夜に、お腹が空いたら先輩に連れて行かれたお店。
仕事をしていると、先輩から「ラダー?」と聞かれます。
そこで「YES」と答えると、「はしご」にメシを食いに行くことになるのです。
「ラダー(Ladder)」=「ハシゴ」という意味ですね。
クダラナイけど、まあ、そういうことです。(笑)

さて、このラーメン屋は無化調とお店に書いてありますが、どうもカラダに良さそうな感じではないです。(笑)
まあ、料理としてカラダに悪いかどうかは別として、深夜にこんなに油だらけのラーメンと餃子、しゅうまい、ビール、ライスとくれば、カラダに良いわけがない。(笑)

ここで食べるのは、シンプルな「だんだん麺」。
昔は「排骨担々麺 ぱいこうだんだんめん」も食べましたが、肉が多すぎて、夜は重いですね。
太っちゃいますね。

あと、小ライス(おかわり自由)が無料なのは嬉しいです。
そのゴハンと卓上に置いてある、細く切った「たくあん」がなんともおいしいです。
細めの麺を食べ終わったあとでも、スープとたくあんで小ライス2杯はイケます。

しゅうまいの味は普通、餃子も普通なんだけど900円ぐらいとちょっと高め。
全体的のプライスは少し高めですが、深夜までやっているのと、ゴハンが無料なので、まあ許容範囲となりますね。

ちょっと香辛料が強い気もしますが、深夜の社員食堂というか、いつでも行ってしまう魔力がある、そんなお店です。
リピあり。(^^)

支那麺 はしご 入船店

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:担々麺 | 新富町駅八丁堀駅築地駅

東京のベストとんこつラーメン? ~ 足立区 博多長浜らーめん 田中商店

東京のベストとんこつラーメン? ~ 足立区 博多長浜らーめん 田中商店

食べログでの東京ラーメンランクNo.7、とんこつラーメンに限ると東京No.1の田中商店。
最近では、セブンイレブンのカップラーメンにもなっているぐらいメジャーなお店。
ちょっと電車では行きづらい場所にあるので、クルマでいくほうが良いです。

「くさい、かたい、うまい」をモットーにして作っているらしいのだけど、うん、これは噂どおり、美味しいとんこつラーメンですね。

スープは濃厚。それはそれは濃厚。
これは最近その辺でよくあるような小手先で作ったまがい物の濃厚スープではなく、真正なトンコツスープ。
そりゃ3日間も豚を炊き続ければ美味しくなりますよね。
こんな仕事は、その辺のラーメン屋だとなかなかできません。

麺もセオリー通りの極細ストレート麺。
以前、博多出身の先輩に教えてもらった「トンコツラーメンの正しい食べ方」のとおりバリカタを頼みます。

カロリーの関係からゴハンは食べないつもりでしたが、隣の人があまりにも美味しそうにゴハンを頬張っているので、やはり明太ごはんをオーダーしてしまいました。

約束どおり、最初はコショウやゴマ、紅しょうがや高菜は一切乗せずに、純粋にとんこつらーめんを味わいます。
食べ終わる直前にすかさず替え玉を注文し、2玉目は明太ごはんや紅しょうがなどと、トンコツのハーモニーを楽しみます。
うーん、やはり美味しいラーメンですねぇ。

とんこつらーめんが苦手な人には、まずは田中商店本店のとんこつらーめんを食べてから、判断してもらいたいですな。
ある人はとんこつらーめんの美味しさに気づくかもしれないし、ある人はもっと苦手になるかもしれないです。

カロリーのカタマリの、相当カラダに悪そうなラーメンですから、ゆうゆうとクルマに乗って食べにくるのではなく、つくばエクスプレス六町駅から徒歩約13分歩く、いや、東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口から約20分走ってくるぐらいのストイックさが必要なお店です。笑

リピあり。(^^)

田中商店

夜総合点★★★★ 4.5

関連ランキング:ラーメン | 六町駅

東京ラーメンランクNo.3 のウマ煮干しラーメン ~ 八王子 煮干鰮らーめん 圓(エン)

東京ラーメンランクNo.3 のウマ煮干しラーメン ~ 八王子 煮干鰮らーめん 圓(エン)

たまには遠征して、美味しいラーメンでも食べてみようと思った。
ボクはわりと家系が好きなんだけど、家系でもかなり上位ランクに位置するラーメンが食べてみたくて、本場神奈川で人気の「寿々喜家(スズキヤ)」に行ってみようと思った。

しかし、新宿から横浜方面の電車が大幅に遅れているようで先行きが不安なので、その時間から行けてあまり並ばなさそうなラーメン屋さんを探したところ、「東京都」×「ラーメン」で食べログランクNo.3に位置する「八王子 煮干鰮らーめん 圓(エン)」に行くことにした。

八王子まで行くとなんだか旅気分。
八王子駅からは徒歩5分程度。
店は大通りからちょっと入ったところの路地にあるが、結構目立つ看板が出ているので場所はすぐにわかる。

休日の18時。
ラッキーなことに並んでいる人はゼロで、すぐに食券を買ってカウンターに座ることができた。

注文したのは、煮干しらーめんとライス。
「煮干しらーめん」と「昔ながらのらーめん」はベースは同じようなんだけど、使っている醤油が違うらしく、「煮干しらーめん」は薄口、「昔ながらのらーめん」は濃口とのこと。

テキパキと作られるラーメンはわりと早めに出てきた。

スープを飲んだ瞬間、わずかな魚の雑味が一瞬鼻をかすめたが、極めて深い味わい。
その後は鼻が慣れたのか、旨味と香りだけが鼻と舌、喉を楽しませてくれる。
非常に良いね。

麺はどうやら自家製っぽいです。
これも非常に良い仕事がされているように思います。
が、残念ながら、ちょっとボクがあまり好きではないツルツル感が強い麺。
うーん、これ以上このスープに合う麺があるのか?と言われると難しいぐらい完成された組み合わせだと思うのだど、やっぱりちょっと苦手な麺かなー。

メンマとチャーシューの味は特色はないですが、普通に美味しかったです。

ほかのレビュアーの皆さんほど感動しなかったのですが、すごい無駄を省いて、丁寧に作られているラーメンだとは思います。
煮干し系で一番うまいという人もいるのだから、ボクは煮干し系が苦手なのかな?と思ってみたり。。。

なんだかんだ言って、非常にレベルの高い煮干鰮らーめんでした。
八王子にきたら、リピあり。(^^)

煮干鰮らーめん 圓

夜総合点★★★☆☆ 3.5

関連ランキング:ラーメン | 京王八王子駅八王子駅

鴨な中華そば ~ 仙川 しば田

鴨な中華そば ~ 仙川 しば田

お昼時にクルマで走っていると、なにやら行列のお店が目に入った。
どうやらラーメン屋っぽい。
食べログや雑誌などの事前の情報は何もないが、お腹もすいたことだし引き返して並んでみるとしますか。

スマートフォンで食べログを調べてみると「しば田」というラーメン屋のよう。
評価もなかなか高い。

15分ぐらい並ぶと席につくことができた。
どうやら鴨のスープが特徴のお店らしい。

麺は最近流行りの細めのタイプ。
これはボクはあまり好きでないタイプ。

スープは上品で味わい深い。
やはりこれはラーメンというよりも中華そばになるかもしれないですね。

チャーシューはあまり特徴が無い感じ。
全体的には上品で洗練された感じがしますが、パンチやコクには欠けるかな。

まあ全体的には良いほうの味ではありますが、わざわざ都心部からここまで行って食べるというのはちょっと無いかな。
巣鴨のJapanese Soba Noodles 蔦などにはちょっと及ばないなぁ。

あと、S&Bのテーブルコショーと同じくS&Bの一味唐辛子をそのままテーブルに置いてある店ってどうなんでしょうか。
その辺の中華料理屋だったら良いのですが、こういうこだわったお店なら、一味もちゃんとした容器に入れてほしいかな、と思ったりもします。

近くまで行って思い出したら、リピありです。

しば田

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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