今年流行したもののひとつの「ドローン」。
正確には今年から流行したわけではないですが、首相官邸にドローンが落ちたり、少年がいろんなところでドローンを飛ばして事件になったりと、なにかと話題になりました。
それに伴い、規制や法制度がうるさく言われていますが…。
日本では4枚羽以上のクアッドコプター、マルチコプターをドローンと言うような感じですが、本当は「自立する無人航空機」っていうのが、ドローンの意味に近いと思います。
空飛ぶロボットですね。
安物のおもちゃのドローンは、4枚羽のマルチコプターではあるものの、全然自立しない無線のラジコンであったり、ジャイロが入っていても全然コントロラブルではなかったりするものも多いです。
パロット社のドローンはとても優秀。
http://www.parrot.com/jp/
一番小さなこの「ローリングスパイダー 」はスマートフォンやタブレットとBluetoothで接続して飛ばします。
iOS/Android/Windows用の専用コントロールアプリをストアから無料ダウンロードすると、女性や子供でも簡単にコントロールできます。
VIDEO
「TAKE OFF」ボタンを押すと、自動的に50cmぐらいに飛び上がって自動的にホバリング。
ホバリング中に手でドローン(車輪の部分)をツンっと押したり、風であおってやると、抵抗するようにその場所に留まり続けて飛行します。
このように安定しているのは、超音波高度センサー、ジャイロ、気圧計、加速時計、対地速度を計測するカメラ(60fps)などを使って機体を制御しているからです。
プロペラに衝撃があたると自動停止するので基本的には安全です。
狭い室内でもプロペラガードも兼ねた車輪ようなカーボン製のホイールがあるので大丈夫。
ただ、それでもプロペラがモノにあたったりして、クラッシュすることは多々あります。
そして、プロペラは安全のためにすぐに外れるようになっています。
そのため、プロペラを紛失する可能性も高いです。
離陸はもちろん、ボタンひとつで簡単に着陸もします。
ワンタッチで90度/180度旋回や宙返りなどトリッキーな動きもできます。
ドローンをポイっと空中に放り投げると自動ホバリングする機能もあります。
30万画素の固定静止画カメラがついていて、写真も撮影可能。
コントロールアプリにはいろんな機能がついていて、ただ飛ばすのではなく、どの場所で飛ばしたかとか、何時間フライトしたかとか、SNS的な機能もあります。
こういうのも面白いですね。
無線のコントロール距離は20m。
かなり安定して、そして最大時速18km/hとかなり素早くうごく本格的なドローンですね。
ドローン入門としても最適です。
欠点は
・実際屋外では、わりと飛ばす場所が無い
・Bluetoothは案外遠くまで飛ばないので、公称の20m未満でも切断されてコントロール不能になる場合もアリ
・90分の充電で、6~8分しか飛べない
・わりとすぐプロペラが外れる
・3分ぐらい飛んだだけで、モーターがかなり発熱する
っていうところですかな?
なので、予備の羽 と純正スペアバッテリー
も買っておいたほうが良いです。
スペアの羽は、他メーカーですがジーフォース ローターパック G026H と互換性があって使えるようです。
こちらのほうが、値段が安くて羽が12枚とたくさん入っていますね。
これまでのラジコンヘリコプターなどは操縦がすごく難しかったのですが、その制御がほとんどコンピュータがやってくれて、未来を感じますね。
そうなると、Wi-Fi接続、1,400万画素静止画、1,080pハイビジョン動画撮影、GPS内蔵、通信距離250mの上位機種のParrot Bebop Drone や、専用コントローラーがついていて、空撮映像を地上でリアルタイムにモニタリングするFPV(First Person Viewing)グラス=ゴーグル型モニター対応、通信距離2kmなどにバージョンアップしたモデル も欲しくなりますねぇ。
こういうのがあれば、屋外で素敵な動画が撮影できそうです。
まあ日本だと、飛ばす場所がかなり限定されてしまいますが…。
ドローンから撮った動画は非常に動きの滑らかな映像ですし、これまでには無いアングルでの撮影も可能なので素晴らしいです。
とは言え、まあ盗撮や危険な撮影をする人もいるでしょうし、あまり安全とは言えないですからね。
どちらにしても、この小さなローリングスパイダーは、オモチャ好きならオススメです。(^^)