超能力が体験できるたこ焼き屋があるというウワサを聞いてきた。
そんな面白いお店は、南千住駅から徒歩3分ぐらいのところにある「パワーブレンド TANAKA」です。
どうやら、超能力でたこ焼きを始めとした食べ物や飲み物の味が変わるらしいのです。
伺ったのは休日の夕方。
たこ焼きは結構人気があるようで、テイクアウトのお客さんがぞくぞくとやってきます。
今回は店内で食べていくことにしましたが、テーブルはひとつだけで合計4席しかありません。
小さなお店ですね。
オーダーはたこ焼き6個(300円)とおでん(大根、玉子、糸こんにゃく、各60円)、ちょこバナナ焼き、缶のサイダー(90円)を貰いました。
たこ焼きはあらかじめ焼いてあったものが提供されましたが、十分に温かいです。
表面はサクっというよりはフニャっとした食感で、なかはトロリとしています。
何よりも大きなタコがゴロゴロと入っているのが嬉しいですね。
これは銀だこなどよりもタコが大きいように思います。
おでんは結構薄味ですが、大根などもしっかりと芯まで味が染みています。
さて、マスターがちょっと調理などが終わって落ち着いたかな?というタイミングを見計らって「超能力見せてください」とお願いします。
こちらは超能力が楽しめるたこ焼き屋ですが、基本的に客のほうからお願いしないと見せてくれません。
というのは「こういうの(胡散臭いもの)が嫌いなお客もいるから」だそうです。
ボクも100%信じているわけではないですが、頭から全否定するのもツマラナイと思います。
超能力や現代科学で証明できないことを、楽しむユトリが欲しいものです。
まずは、たこ焼きの味を変えてみます。
ほんまかいな?という気持ちはありますが、「チャレンジ3」というメニューで、お皿や容器を箸で叩くと味を変えてみます。
1回、元味
2回、あっさり
3回、こってり、こくまろ
4回、クリーミー
5回、濃い味
6回、うす味
7回、自分味
ということで、たこ焼きをクリーミーにするため、箸でたこ焼きパックを4回叩いてみましょう。
「ポンポンポンポン」
うーん、少しクリーミーになった気がする。(^^;)
じゃあ、次はあっさり味に。
「ポンポン」と2回。
うーん、アッサリかな?
そして、自分味ってなに?
「ポンポンポンポンポンポンポン」と7回叩く。
あら?ちょっと苦くなってる!
苦いというかイガイガした感じ。
味が変わって感じられたのは凄いですが、ボクって苦いの?
まあ、プラセボっていうか、思い込みなのかなぁと思ったりするけど、なかなか面白いですね。
次は、チャレンジ2で缶サイダーの味を変えます。
缶の下3分の1ぐらいのところを指で1回「ポン」と叩く。
あら?炭酸が強くなった気がする!
お次は缶の下3分の1ぐらいのところを指で2回「ポンポン」と叩く。
10秒待つと、あら?冷たくなった気がする。
思い込みなども知れませんが面白い。
また、お店に行かずとも、自宅(地球上ならどこでもOKとか)でも楽しめる超能力も公開されています。
【チャレンジ7】
味を変えたい食べ物や飲み物の入った器に、硬貨を触れてみる。
味を元に戻したい場合は、()内の言葉を味を変えた食べ物や飲み物に向かって唱える。
※味の変化を試す前に、硬貨は素肌から離す。
1円玉を触れる→あっさり(花の名前4文字、何でもいいです)
5円玉を触れる→こくまろ(動物の名前4文字、何でもいいです)
10円玉を触れる→すっきりさわやか(四文字熟語、何でもいいです)
50円玉を触れる→こい味(春の七草をいう)
100円玉を触れる→うす味(秋の七草をいう)
500円玉を触れる→こい味とうす味、一口ごとに自動で変わる。3秒くらい間をおくこと(円周率6ケタの3.14159をいう)
春の七草=せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ
秋の七草=はぎ、おばな、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、あさがお
※辛いものが好きな人や鼻が悪い人は、変化を感じとりづらいそうです…。(^^;)
あとは、密閉された透明な箱の中に入った風車を、超能力で回すというのを見せてもらいました。
マスターが手をユラユラと動かすと、中の風車が微妙に動き始めます。
一応、風などの影響は受けないようになっていると思うのですが…。
それと、手のひらと手のひらを向かい合わせて、マスターが手を動かすと、引っ張られるような感触やホワホワと何かが動いているように感じがする体験もさせてもらえます。
これも面白いですね。
…と、超能力の体験はこんな感じですかね。
ボクとしては、こういう超能力を全否定はしませんが、科学的根拠もできれば欲しいところ。
まあ視覚でいうと、人間の目に見える可視光線って380~830nm(ナノメートル)ぐらいの波長しかないので、見えないモノがあるのは当然ですし、それ以外の五感で感じ取れないエネルギーや解明されていないパワーがあっても全然おかしくないですからね。
まあ、細かいことはさておき、ここは子供心に戻って、細かな屁理屈は忘れて、単純にたこ焼きと超能力を楽しみたいものです。
最後にデザート代わりにちょこバナナ焼き(4個110円)をもらいました。
これは、たこ焼きのタコの代わりにバナナがゴロンと入っているもので、上からチョコレートがトロリとかかっています。
ゲテモノかよ!と思いきや、クレープっぽい味で意外に美味しいです。
バナナの酸っぱさと温かいチョコの甘さが絶妙。
たこ焼きを始めとした食べ物の味も良くて、たこ焼きは8個で400円と下町価格。
地元の方にも人気があるのも納得です。
ちなみに、南千住といってもこの北側のエリアはとてもキレイな下町なので安心です。
駅からも近いですし、たまにはこういう面白い遊び心のあるお店も悪くないですよ。
次は、焼きそばなどを食べてみたいです。
リピあり。(^^)