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スタンド系カレーのお手本のような存在 ~ 新御徒町 サカエヤ

スタンド系カレーのお手本のような存在 ~ 新御徒町 サカエヤ
スタンド系カレーのお手本のような存在 ~ 新御徒町 サカエヤ
スタンド系カレーのお手本のような存在 ~ 新御徒町 サカエヤ

新御徒町にずいぶん本格的なスタンドカレーがあると聞いてきた。

カレーには大きく分けてインド系とイギリス系の2種類あるそうで、こちら「サカエヤ」のカレーはイギリス系をベースにした日本風カレーです。
本格的インド系ではない、日本のカレー屋さんですね。

場所は地下鉄大江戸線とつくばエクスプレスの新御徒町駅のほぼ真上ぐらいに位置します。

お店の入り口には大きく「カレーの店 自家製造 待ち時間0分 サカエヤ」と書いてありますが、これは食べログのレビュアーならず、誰もがツッコミたいところでしょう。

伺ったのは、平日の夜。
まだ空が明るい時間でしたが、結構多くのお客さんが入っていてほぼ満席状態でした。
男性率100%でしたね。

店内はカウンターのみです。

何を食べようか迷いましたが、迷うほどのメニューはありません。

ベースになるのは、ポークカレーとチキンカレー、エッグカレーの3つです。
どれも580円と安いですね。

あとはカツカレー(800円)とかなりシンプルなメニュー構成ですね。

トッピングもあまりなく、ゆでたまごと生卵ぐらい。
それに、サラダとスープ。
これですべてです。

今回はチキンカレーとゆでたまごをオーダー。

ネタ的な提供時間ですが、実際、待ち時間0分というのはちょっと大げさですが、まあ空いていれば1~2分ほどでカレーが出てくる素早さです。
カツ以外は基本的に注文してから調理するものはありませんから。

ルーは結構サラサラでスープに近いですね。
最初はあまり辛さは感じませんが、次第に辛さとコクが口に広がってきます。
チキンも結構、鶏の味が残っていると思います。

わりと家庭のカレーっぽくはあるのですが、実際はかなり本格的というかしっかり作ってあります。
大量の玉葱と生姜、ニンニク等をじっくり炒め、合計10時間近く煮込んでいるようですね。

スパイスもしっかり効いています。

隣の人が食べているサラダがかなり美味しそうだったので、こちらも追加でもらいました。

調味料は和風とマヨネーズの2種類から選べます。

120円の激安価格のサラダですが、トマトにポテトサラダ、キャベツとかなり本格的です。
後から辛さをひいてくる感じのカレーを少しまろやかにしてくれると思います。

福神漬けはもちろん、コリコリしたらっきょう漬けも無料で頂けるのはいいですね。

店主はとても対応が良く、真面目な人柄がカレーやサラダにも現れています。
こちらのお店は40年以上続いているそうですが、それも納得ですね。

早くて安くて、そして何より旨い。
提供時間も短くて、気軽に食べられるとなると、これはスタンドカレーのお手本のようなお店ではないでしょうか。
カレーの見た目は結構地味で、奇をてらったところは無く、誠実で実直なお味です。

ナンがつくような本格インドカレーも良いですが、たまにはこちらのような本格日本カレーも良いと思います。
御徒町(上野)にはデリーという名店がありますが、サカエヤもデリーに負けないぐらいの名店ですね。

店主のお父さんにはいつまでも元気でやってもらいたいです。
次はカツカレーを食べてみたいと思います。

リピあり。(^^)

サカエヤ

夜総合点★★★☆☆ 3.9

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綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒
綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

神保町の近く、小川町に最近人気のあるトンカツ屋があると聞いてきた。
ここポンチ軒は、ミシュランのビブグルマンにも選ばれているみたいですね。

伺ったのは平日の夕方。
18時ぐらいにお店につきましたが、すでに店内はほぼ満席でラッキーなことに1席だけ空いていました。

カウンターに案内されると熱いおしぼりをもらえます。
特に目を見張ることがないサービスではありますが、とんかつ屋では少ないかもしれませんね。

一応メニューを見ましたが、初めての店ではその店で一番ベースとなるものを食べることにしているので「ロース豚かつの上の定食」1,640円を頼みました。

店内は上品な雰囲気で、普通のとんかつ屋が持つ下町感とは違う、オシャレなBGMがかかっています。
客層はおじさんばかりではなく、割りとキレイ目なお姉さんがテーブル席でワインを嗜んでいました。
美女×ワインというのは、このお店の方向性を表しているのではないでしょうか。

店員は4名で、店主と若いイケメンな男子が2名、そして、アジア系の外国人女子。
女子店員は、まだ入店したてなのかずいぶん不慣れな様子でしたが「この春から日本に来たのかな?」とか思うと、別に目くじらを立てる必要は無く、むしろ温かく見守ってあげるような感じになります。

店内には「とんかつソース」や「ウスターソース」「トマトケチャップ」の材料が書いてあって、結構こだわっているのだなぁ、というのがうかがえます。

程なくして出てきたトンカツは、キレイな色の衣で、思ったよりも肉厚があります。
一口、くちに入れると、肉はかなり柔らかく、これはよくあるロースとは違った感触です。

ロースは脂身からの甘みと肉汁が良いなと思っていたのですが、こちらは赤身の部分からも大量の肉汁が出ています。
これは良い意味で期待を裏切られました。

豚汁も美味しく、添えられているレモンも良い風味があります。

皿にはあらかじめカラシが乗せて出されます。
ボクはトンカツにカラシは必須なのですが、こちらのカラシはよく効いて、思わず気管支に入ってしまってむせてしまいました。

ポンチ軒は全体的に上品かつキレイで、完成度の高い豚かつ屋さんだと思いました。
ただ、この日は体調が良くなかったのか、お店を出てからひどく胸焼けがして、近くのファミリーマートで液体胃腸薬を買い求めました。
油も悪そうではなかったし…。

ただ、思い起こすと、こちらのお店で使っているような「とんかつ網」に乗った豚カツはあまり好きではなく、逆に胃がもたれる傾向があるんですよね。
「とんかつ網」を使ったお店は、食べているときはサクサク美味しく頂けるのですが、あとから脂っこく感じるという…。
ボクの勘違いや、変な記憶のせいかもしれないのですが…。

繰り返しになりますが、料理はもちろん店構えや雰囲気もキレイで整っているお店で、女性も訪問しやすいと思います。
次は、ヒレカツなども食べてみたいです。

リピあり。(^^)

ポンチ軒

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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幸せになれるトンカツ ~ 大森 丸一

幸せになれるトンカツ ~ 大森 丸一

美食家でトンカツが好きな人に教えてもらったトンカツの名店「大森の丸一」。
蒲田にある丸一や鈴文はこちらのお店の暖簾分けで、大森の丸一が総本山と聞いています。

JR大森駅近くの、かなり古そうで気合の入った建物のお店です。
店内はそこまで古そうでは無いのですが。

看板には「味のとんかつ 丸一」とありますが、「味の~」とは結構古くさいキャッチコピーではないでしょうか。笑
また、電話番号は「762-2601」とあり、「03-3」では無いところに歴史が感じられますね。
東京23区の電話番号が10桁に(03の後に3が付いた)なったのが1991年ですから、少なくとも24年ぐらいは経っているということですね。

伺ったのは、休日の18時過ぎ。
店先には先に3名並んでいて、15分ぐらい待ってから店内に案内されました。

大森の丸一は昼は11時半~13時、夜は17~19時と1日たったの3時間半しか営業していません。
そして、店舗は16席程度とさほど大きくなく、かつ一つ一つ丁寧に作っているので回転も悪く、ほぼ並ぶことが必須となります。
ご丁寧に入り口には「お急ぎの方はご遠慮下さい」と書いてあります。
料理が出てくるのが遅いから、怒る人とかいるんだろうなぁ。

水曜、日曜、祝日は休みですし、ヘタすると18時45分ぐらいにはラストオーダーになるらしいので、タイミングが合わないとなかなか食べることが難しいお店です。

こちらには何回も来ていますが、今回は約1年ぶりでしょうか。
いつものとおり「とんかつ(ロース)定食」(1,500円)、ごはん大を頼みます。
メニューには「大とんかつ定食」もあるのですが、普通のロースカツでも結構ボリュームがあると思います。

ラードが入った平たい鍋で揚げるのですが、一度に2~3枚ぐらいしか揚げなられないので、調理に時間がかかります。
豚肉の脂身を包丁で切って、それの切れ端を鍋にいれてラードにしています。
すべてのラードが肉の脂から作っている訳では無いと思いますが、まさに出来たての油(脂)ですね。

10分ほどして、まずは漬物と豚汁が出てきます。
次いでかなり大盛の白飯。
そして、たくさんのキャベツの上に乗った熱々の揚げたてロースカツ。
かなり久々ですが、美味しそうです。

卓上には甘口ソース、辛口ソース、醤油、アンデスの紅塩、ひんぎゃの塩、カラシ、七味などがあります。
まずは、カラシをお皿に盛って、甘口ソースをかけて食べます。

うーん、ジューシーなカツですね。
というより、少し油のキレが悪く、ジットリしてる感があります。

最近流行りの小洒落たカツとは違った、昔ながらのガツンと来るタイプのカツです。

ジットリとしているとは言いましたが、これがそう悪くはないのです。
適度に脂身が付いたトンカツをひとくち口に入れ、ごはんを頬張ると、
「あーうまー、とんかつ定食食べてるなー」
っとなるんですよね。

とろける脂身が好きなトンカツ好き、特にロースが好きな人なら、この幸せ感をわかってもらえるのではないでしょうか。

豚の臭みは無く、脂身も甘いですね。
調味料は色々ありますが、甘口のソースはやはり少し甘めなので、辛口ソース+カラシがバランスいいかな。
ここのトンカツの油感と塩はあまり合わない気がするし、醤油も風味がマッチしないなあ。

豚汁は小さな豚肉が少々で、ニンジンなどの野菜がたっぷり入っていますが、ちょっと味付けが人工的で濃いかなぁ。
漬物はぬか漬けで、ほどよく味がしてかなり好きなタイプです。

と、味はそこまで洗練されているようには思わないのですが、大森の丸一は満足感があるのですよ。
ボリューム感にしても、味付けにしても、しっかり食べたなという実感があって、お店を出た時には、
「うーん、腹いっぱいトンカツ食べたなぁ!」
という充足感が半端ないですね。

食べログ「東京」×「とんかつ」ランクNo.1の高田馬場「成蔵」、葛飾の「」、などとは方向性が違う、昔ながらのオトコっぽい「豚カツ」です。

今風ではないので、特に女性などからの評価は低いでしょうし、一般受けしないのかもしれませんが、とんかつ好きには是非食べてもらいたいお店です。

そういえば、最近は蒲田の丸一、鈴文にもご無沙汰でレビューも書きなおしたいと思っているので、その辺の姉妹店など食べ終わったら、また伺ってガッツリいきたいですね。

都内で5本の指に入るぐらい好きなとんかつ屋さんです。
リピあり。(^^)

丸一

夜総合点★★★★ 4.5

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美味しいと評判の極上かつ丼 ~ 神田 とんかつ やまいち

美味しいと評判の極上かつ丼 ~ 神田 とんかつ やまいち

「かつ丼を食べるならこちら!」と、都内でもかなり美味しいかつ丼があると聞いてきた。

ここ「とんかつ やまいち」は同じ神田、淡路町にあるとんかつの老舗名店「勝慢」の流れを組むお店で、都内でも有数のとんかつの有名店らしいですね。

この日は無性にカツが食べたくなったのですが、いつもロースカツばかりだから少し変化をつけることにして、かつ丼を食べることにしました。
かつ丼ってかなり好きなのですが、正直言うとかつ丼がメチャ美味しいお店って少ないような気がします。

蕎麦屋のかつ丼みたいなモノが多い気がして、ベチャっとしていたり、カツが美味しいのにダシがまずかったりと。
なので「かつ丼が美味しい」と有名なお店は、ウキウキしますね。

食べログには14:20(L.O)と書いてあったので、結構遅めにいきました。
伺ったのは、13時45分ぐらい。
と思ったら、14時前には暖簾を下げ始めるではないですか。

後で聞いてみると、営業時間は11:00~13:50(L.O)で、土曜日は13:30(L.O)だそうで、今は夜の営業はしていないそうです。
ちなみに、日祝祭日と月曜日が定休日とのこと。
もう少し遅かったら危なかった。

ということで、食べログのやまいちの営業時間も修正しておきました。

今日頼んだのはもちろんのこと「かつ丼」。
1,700円とランチとしては少しお高め。

最初にお漬物とキャベツの千切りが出てきます。
あまり時間をおくことなく出てきたかつ丼は、実に厚みがあります。

ひとくち食べると、かなり柔らかくボリューミィですね。
カツは脂身も美味しいです。

しかし、少し塩がたっていて味付けが濃い気がしました。
ダシが煮詰まった感じですかね?

他のレビュアーの方も書かれていましたが、かなり脂身が多いのですね。
今回のカツの一番端っこの一切れは、脂身率が90%を超えていたので残してしまいました。

ただ、思ったよりも玉子が美味しいのですね。
黄身が濃厚というか、玉子の味わいが結構印象的でした。
カツ丼は、とんかつだけが美味しければ良い訳ではなく、玉子の味やダシなど全体のバランスが大切ですからね。

こちらのカツ丼は1,700円と少し値ははりますが、その辺のかつ丼よりはワンランク上です。
ほとんどの人が想像する「美味しいカツ丼」の部類に入ると思います。

今度は、普通のロースも食べてみたいですね。
リピあり。(^^)

とんかつ やまいち

昼総合点★★★☆☆ 3.9

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脂が激ウマな上品とんかつ ~ 葛飾区金町 喝

脂が激ウマな上品とんかつ ~ 葛飾区金町 喝
脂が激ウマな上品とんかつ ~ 葛飾区金町 喝
脂が激ウマな上品とんかつ ~ 葛飾区金町 喝
脂が激ウマな上品とんかつ ~ 葛飾区金町 喝

究極的に脂身がうまいトンカツがあると聞いて、はるばる葛飾区にある金町まできた。
金町駅は常磐線だと東京都最後の駅。
近くにある江戸川を渡れば、そこは千葉県は松戸市。
とは言え上野駅から電車、クルマ共に約30分なので、十分通勤圏内ではあります。

聞いた話だと、ここのトンカツの脂身のうまさは、成蔵とん太丸一などをも圧倒するとのこと。
うーん、これは楽しみですね。

訪問したのは平日の18時半ぐらいだったのですが先客は誰もおらず、食べ終わるまで他のお客は入ってきませんでした。
まあ、もう少し遅い時間に混み始めるのでしょうね。

4人用のテーブル席に座りましたが、何故か狭い。
足元も狭いし、隣との空間も狭いような気がします。
これは4人で座ると相当窮屈じゃないかな。

普段であれば、ごくごくノーマルな「ロースカツ定食」にするところですが、究極に脂がウマイトンカツを堪能したかったので、お店の人に聞いて、一番のオススメにすることに。
「限定品 いも豚ロースカツ」がオススメとのこと。

これには「リブサイド 230g 2,970円」と「ロイン 150g 2,130円」の2種類があるようですが、事前情報によるとリブサイドは相当脂身が多いらしいので、少しは大人しい「ロイン」のほうを頼みました。

あとはごはんセット(ご飯、赤だし 570円)+ご飯大盛(100円)、白しょうゆセット(150円)にしました。
今日はベーシックな味を追求せずに、トンカツとして理想的なオーダーにしました。

まず最初に出てきたのは、氷が入っていない水。
そして、チーズとひじき、キムチの3点。
どれも美味しいのですが、キムチの辛さは後から出てくるメインディッシュのトンカツの味に影響するように思います。
なので、水で口の中を洗い流す必要がありました。

次に出てきたのは、白しょうゆセット。
噂によると愛知の白醤油らしいです。
あとはダイコンおろしと、しょうがです。
しょうがは自分でおろします。
おろすのは面倒だけど、新鮮な香りが楽しめるので、まあ良いでしょう。

しばらくしたら、ほど良い薄いキツネ色で揚げてあるカツが到着。
これまた噂によると、最初は何もつけずに食べるのが良いとのこと。

うーん、これは上品で上質なとんかつですね!
確かに脂身の甘さがわかるのですが、一口目では油っこさは全くありません。
上品なオリーブオイルを摂取しているように、脂身がじわっとして口の中で溶けていく感じがします。
低温で揚げてあるためか、赤身肉の部分がしんなりしています。
ずいぶん熟成しているのでしょうが、臭みや匂いなどは気になりませんでした。

白しょうゆの使い方は「天ぷらを天つゆにつけて食べるようにしてみてください」とのこと。

うーん、これは確かにトンカツなのですが、トンカツ以外の食べ物のようにも感じますね。
その辺のトンカツ屋のカツとは次元が違います。
スジも無く、赤身の部分も奥歯ではなく前歯で抵抗も無く噛み切れるぐらいしなやかなのです。

ごはんセットの大盛ごはんはかなりの盛り具合。
パサパサもしていない良いコンディションのお米ががっつりと食べられます。
赤だしは濃い目ですがじゅんさいが美味しく、柚子も入っていて口の中をさっぱりさせてくれます。

こちらのトンカツは脂が美味しいという噂は本当でした。
しかしながら、最後の二切れぐらいになると少し脂がキツク感じました。
150gで必要十分なサイズでしたね。

この白しょうゆ、確かに良く出来ています。
一方卓上のトンカツソースはあまりにも味が強くて、カツの上品な脂の旨味や風味を消し去ってしまいます。
これは残念ですね。
卓上にはキャベツ用のドレッシングもありますが、これはまあ普通です。
トンカツソースは普通のロースカツなどにはマッチするように思います。

とかなんだかんだ言って、美味しいのでササっと食べ終わってしまいました。
そしたら良いタイミングでお茶が出てきました。

とはいえ、口の中は少し脂が気になる感じです。
なので、これまた噂で美味しいと聞いた「杏仁豆腐」(350円)を頼みました。

うん、これも美味しいですね。
かなりラム酒が強く、酒に弱いボクは酔っ払うんじゃないか?と思うぐらいでした。
しかし、華やかな香ばしさ、シロップのスッキリした甘さ、ミルクのコクと旨味、クコの実で素晴らしい味わいです。
トンカツも美味かったですが、このシメの杏仁豆腐のクオリティは「終わりよければすべてよし」的ですね。

都心部からは少し遠いのと、値段は少し高いのが玉にキズですね。
今回は3,500円を超えてしまいましたが(もちろん酒は飲まずで、です)、まあそれだけの価値があるとは思います。

いも豚ではない普通のロース定食であれば、ご飯、味噌汁付きで1,700円ですから、次回はそれを頼んでみようかなと思います。
ランチだったらもっとお得という話もあります。
部位によってかなり味が違うらしいので、複数人で来てシェアして食べるのも良いかもですね。

まあ、値段と味に関して言うと「トンカツマニア」が好きそうな感じですので、トンカツにそれほど愛着がない人には、それなりに映るようにも思います。
ビンテージもののワインのような感じかな。

また、こちらの冬季限定のカキフライもかなり絶品だとか。(今日はメニューに見当たらなかったのですが)
こちらも次回食べてみたく、非常に楽しみです。

リピあり。(^^)



夜総合点★★★★ 4.0

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カツレツ屋さんのカツカレー ~ 人形町 そよいち

カツレツ屋さんのカツカレー ~ 人形町 そよいち

知っている人は知っている、人形町にあるビーフカツレツの名店「そよいち」。
人形町で昼ごはんを食べようと思ったのだけど、14時を過ぎていたからやっている店が限られていて、わりと遅くまでランチタイムやっているそよいちに来た。

少し裏路地にある店舗はわりと新しく小奇麗。
熟練のおじさんとおばさんがお店を仕切っています。

ビーフカツといえば新橋のおか田とか思い出すけど、こちらのほうが上品な感じがする。
で、ここのビーフカツはランチでも1,800円。
一般的に夜は少し値段が高めのお店で、ランチは少しリーズナブルっていうのがお店がお得で良いかなと思うんだけど、そよいちはランチもディナーも値段が変わらないのですね。
となると、あまり昼からここのビーフカツを食べなくても良いかな…ってことで、少しお値打ちな10食限定のカツカレーにしてみました。

オープンキッチンというか、カウンターから調理をしているのが丸見えなので、これは調理にごまかしが効きませんね。
おばさんが手慣れた感じで大量のタマネギを手際よく、そして美しく包丁で切っているのを見ると、年季が入っていてスゴイなあと感心します。

出てきたカレーは、カツがメインと主張しています。
これはよくあるカツカレーのカツではなく、洋食屋さんのポークカツレツですね。
とんかつではなくポークカツレツ。
衣が凄く細かくサクっとしていて、歯ざわりが良いです。
肉にはほとんど脂身も無く、これは良いカツレツですね。
カレーも程よい辛さで、洋食屋さんのカレーのイメージにぴったり合ってます。
実に贅沢な「カツ」カレーです。

下町の洋食屋としては少し値段が高い気もしますし、少し綺麗すぎて上品な気もします。
しかしながら、都内でも最高クラスのカツレツが頂けるお店ですので、希少な存在であります。

次はメインメニューのビーフカツを食べに来ようと思います。
となると、ランチではなくディナーがいいかな。(笑)

リピあり。(^^)

そよいち

昼総合点★★★☆☆ 3.9

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裏路地のさらに裏にある隠れ家とんかつ ~ 上野&御徒町 まんぷく

裏路地のさらに裏にある隠れ家とんかつ ~ 上野&御徒町 まんぷく

JR御徒町駅にほど近い、裏路地にあるとんかつ屋さん。
それがここ、まんぷく。

裏路地のさらに裏と言っていますが、場所は本当にわかりにくいです。
上野のアメ横などの付近は狭い道に人がいっぱいっていうイメージですが、人専用の通路みたいなところにポツンと存在します。
しかも小さな看板しか見えません。

実は約10年以上前に、ある先輩に連れて行ってもらったのだけど、ちゃんとした場所を覚えてなくて、このお店の存在も記憶から消えつつありました。
当時はJR高架下のほうから連れて行ってもらったのですが、本当に狭い店と店の間の通路から行ったので、どこから行けばよいのかわからなかったのです。
今回、10年前に行っていた道とは逆側の、お寿司屋がいくつかある比較的大きな?道の方向から発見しました。
感動の再会です。

ウナギの寝床のような小さくて窮屈なお店ですが、わりと小奇麗にはされています。
厨房はお兄さんとお父さんの2人です。
今回は久々の訪問なので、ベーシックなとんかつ定食を頼みました。

「ちょっと何やってんだよ~」とお兄さんがお父さんを怒っています。
他のレビュアーの方も書いてますが、これは他のお店だったら気分が悪いことなのですが、この店では漫才のようなので、このやりとりも見て楽しむのが良いようです。(汗)

とんかつは、少し揚げる温度が高かったのか、衣がかなり固めでしたね。
あとお肉も少し脂身が気になる感じでした。
とんかつの品質だけを考えると、近くの山家 御徒町店のほうに軍配が上がるかと思います。

今回は試さなかったですが、こちらの本領はカキフライと目玉焼きとのこと。
確かにかなり多くのお客さんがカキフライを頼んでいましたね。

お父さんは高齢のようですが、以前と変わらず元気に料理を作ってくださっていました。
いつまでも頑張ってほしいと思います。

次はボクもカキフライを食べに行きます。
リピあり。(^^)

まんぷく

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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激戦区にあらわれた激安美味トンカツ ~ 高田馬場 とんかつ いちよし

激戦区にあらわれた激安美味トンカツ ~ 高田馬場 とんかつ いちよし

高田馬場の美味しい洋食屋「馬場南海」に来て、お店が終わってしまっていたのでトボトボ歩いていたら見つけたお店。
ボリュームがあるものを食べたかったので、こちらに入りました。

高田馬場といえば、成蔵とん太といった東京でもかなり上位に位置する名店があるので、これは結構チャレンジャーなお店ですね。
表の看板や店構えからしても、御徒町や上野で知っている山家のにおいがします。
山家はかなり好きなお店ですよ。

ここは出来たばかりらしく、店内は明るくてとてもキレイ。
卓上のメニューや雰囲気を見ると、やはりあの山家と同じ感じがします。

看板メニューのロースカツ定食は山家などよりも少し安い690円。
これはオトクですね。
店内は大学生が多くいましたが、若者に人気があるのもうなずけます。

今回は少し趣向を変えてみようと思い、ロースカツではなくミックスフライ定食を頼みます。
串かつ(豚肉とタマネギ)、アジフライ、イカフライがセットとなっていますが、これにエビフライとカキフライも追加注文して贅沢定食にしちゃいます。
カロリーがとても高そうですが…。

こちらのお店もゴハンが山盛りですね。
串かつは普通のトンカツじゃないか?と思うぐらいの大きさです。
豚肉も美味しく、タマネギも甘みがあって良いです。
こういう安い店の串かつは、脂が多くてスジっぽい肉が多いのですが、このお店の串かつはそういうことはありません。

アジフライは少し魚の匂いがしますが、サクサクに揚がっています。
イカフライは固くなく、ほどよい弾力がありますね。
エビフライも大きくて美味しく、カキフライは良い火加減で理想的なカキフライです。
どのフライを食べても美味しいです!

タルタルソースは最初はついていなかったので、店員さんに言ってもらいました。
これは既成品のようですね。

うーん、このクオリティを保てるのであれば繁盛店になって、恐らく高田馬場で成蔵、とん太に続くNo.3のお店になるように思います。
成蔵などとはレベルが違うのですが、値段と方向性も違うのでこれはこれで良いです。

この某トンカツチェーン店には行く気がしなくなります。
このお値段でこの味はかなりスゴイですよ。

高田馬場には美味しいお店がたくさんあって、どこに行こうか迷ってしまいますね。
リピあり。(^^)

とんかつ いちよし 高田馬場店

夜総合点★★★☆☆ 3.8

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東京No.1のカツカレーを超えた洋食屋さん ~ 高田馬場 馬場南海

東京No.1のカツカレー屋を超えた洋食屋さん ~ 高田馬場 馬場南海

ちょっと訳のわからないタイトルですが、東京でNo.1のカツカレーを出すと「噂」のキッチン南海 神保町店
この馬場南海は姉妹店ですが、こちらのほうが美味しいということです。
正直なことを言うとボクは馬場南海ではカツカレーは食べていなくて、今回の初訪問では「ヒラメフライ+生姜焼き」を食べましたが、この店は全般的にキッチン南海 神保町店を超えた味だと確信しました。(笑)

馬場南海は4度目の正直で食べることができました。
というのも、食べログのお店情報によると22時まで営業しているとのことですが、いつ行っても閉まっています。
(もっと早い時間に行けば良いのですが…)
なので、今回は事前にお店に電話をして営業確認をしてから向かいました。
お店の方にもちゃんと聞きましたが、こちらは21時までの営業です。
ラストオーダーも21時で良いとのことですが、21時ぎりぎりに行くのはあまり薦められないですね。
食べログの店舗基本情報も修正しておきました。

こちらはキッチン南海 神保町店と比較すると、まずお店が小奇麗。
神保町店は男性比率が高く、皆さん料理をかき込むように、黙々と、熱気がある中も殺伐とした雰囲気の中で食べています。(笑)
一方こちらはかなりほのぼのとしていて、高田馬場という場所柄かボクが行った時は先客6名中4名が大学生でした。
しかもそのうち2人は女子大生で、料理を食べ終わった後もテーブルでしばらく会話をするぐらいのんびりしたお店です。
もちろん良い意味で、です。

お店の方も、年配のマスターとお母さんがやっていました。
入り口の左手にある小さな自動販売機で食券を買います。

カツカレーを食べるつもりだったのですが、どうもヒラメフライに目が行ってしまい、誘惑にまけてそちらを頼んでしまいました。
前日にゴーゴーカレーを食べたのもありまして…。

大きな鍋でフライを揚げているをみると、思ったより衣がしっかり付いていて、色も濃かったので食べきれるか心配でした。
カウンターに運ばれてきた料理はキャベツのせいもあるとは思うのですが想像以上のボリュームです。
ゴハンは大盛にしなかったのですが、量は思ったより少なめでした。
すべてのメニューに目玉焼きが標準で乗っているのも嬉しいですね。

ヒラメのフライってあまり食べたことが無いのですが、ひとくち食べてみると、衣がサクっとしていて油臭さは全く感じません。
これは驚き。
そしてヒラメの味も良くって魚の生臭さもありません。
豚の生姜焼きも、特別良い肉ではないと思うのですが、全然固くなくてこれまたウマイ。
キャベツもウマイ。
半熟の目玉焼きがウマイ、ウマイ。
ちょっと冷めたスパゲッティもウマイ。
味噌汁は赤だしでかき卵が入っていて、柚子の香りがほのかにしています。ウマイ。
テーブルにおいてあるカラシがフライに合います。ウマイ。

これで750円!?
オトク過ぎる。
山の手線の反対側の東京駅あたりからわざわざ食べに来ても後悔はしないですね。

神保町のお店も良いと思うのですが、味や雰囲気も含めてこちらのお店のほうがボクの好みでした。
次回はタイトル通りに東京No.1であろうカツカレーに色々トッピングをして、大盛で食べようと思います。

キッチン南海を知っている人も、そうでない人にもオススメです。
完全にリピあり。(^^)

馬場南海

夜総合点★★★★ 4.5

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東京No.1という噂のカツカレー ~ 神保町 キッチン南海

東京No.1という噂のカツカレー ~ 神保町 キッチン南海

東京で一番美味しいカツカレーがあるという噂を聞いて神保町に来た。
カレー屋のカレーではなく、洋食屋のカレーです。

ここキッチン南海はかなりの有名店らしいですが、初めてきました。
高田馬場にある「馬場南海」には3度ぐらい訪問しているのですが、相性とタイミングが悪いのかオープンしている時間のはずなのにいつも閉店しています。
なので、総本山であるキッチン南海がボクの初南海になりました。

前評判どおり、カツカレーを頼みます。
どうも結構ボリュームがあるようなので普通盛りにします。
隣の人が食べているフライ系のメニューもとても美味しいそうですね。。。

次から次へと入ってくる人。
そして、次々と出てくるカレー、カレー、カレー。
非常に盛況ですが、待ち時間は少しで、実に皆さん効率良く食べています。
それにしても男性率が高い。女性率は3%ぐらいかな?

ホカホカのカツカレーは見ただけで実に美味しそうです。
千切りキャベツの上に乗っているカツは、熱々でサクサクしています。

多めの黒色のルーはスパイシーですが辛過ぎというわけでなく丁度良い辛さです。
コクもあって味わい深いですね。

このカツカレーが東京No.1かどうかは人によると思うのですが、それでもかなり上位にはあると思います。
しかし、プロに言わせると(なんのプロ??)、高田馬場の「馬場南海」は、ここより更にひと味上だとか。

どちらにしても美味しいカレーですね。
カレーも良いですが、次回は生姜焼きやひらめフライを食べてみたいですね。

リピあり。(^^)

キッチン南海 神保町店

夜総合点★★★★ 4.0

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