USBスピーカーの限界?

以前にBlogで紹介したバッファローのUSBスピーカーだが、Youtubeを聴いているぐらいならいいのだが、iTunesに入っている(ビットレートの高い)楽曲などを聞くと音が変になることが発覚した。

具体的にはR&Bなどの重低音が強い部分を再生するときに、ボリュームダウンしてしまう感じ。
どれくらいの低音が出ているのか?ソフトを使って検証することにした。


利用するソフトは「WaveSpectra
再生するソースは「TLCのNo Scrubs
0分12秒あたりで非常に低い音が出るが、iTunesなどとバッファローのUSBスピーカーの環境では、ここがうまく再生されない。
(YoutubeのNo Scrubsでは低音が再生されない)

それでは、どれくらいの周波数なのだろうか?
周波数測定
うーん、40~50Hzかぁ。かなり低いなぁ。
バッファローのUSBスピーカーは、周波数帯域が260~18,000Hzとなっているから再生されないのは仕方ない。
しかし、重低音が再生されないのであれば、別に気にすることはないのだが、ボリュームダウンしてしまうのは、なんか曲を聴いていてヘロヘロした感じになって何ともイカン。

バッファローに問い合わせたところ、製品仕様の問題もあるが個体の不具合の可能性もあるので、新しいのを送ってくれるらしい。

まあ、定価4,000円のスピーカーに文句をつけても仕方ないが、いま持っているのが不具合品であればありがたい。
あくまでもノートパソコン内蔵スピーカーよりはマシな程度。
しかし、中高音の伸びは(意外なほど)いいのに残念だなぁ・・・。

で、最近気になっている、ちょっと面白い構造のUSBスピーカーがある。
それは、OlasonicのTW-S7というスピーカー。
Olasonic TW-S7
USB接続のみでAC電源などは使わないのに、キャパシタに充電することでデジタルアンプで10+10Wの高出力を発揮するらしい。
実際にこのスピーカーを聞いたことが無いので何とも言えないが、面白いアイデアだと思う。
周波数特性も、60Hz~20,000Hzとあるから低音の鳴りも結構期待できるかも!?

また、以前にお勧めしたカナル型ヘッドフォンのSHUREのSE535は、なんと18 Hz~19,000 kHzまで再生できる。
この低音再生の数値は、もちろん単純比較はできないが、Hi-Fiマニアオーディオ雑誌HiViの2010冬のベストバイ、サブウーファー部門で1位になった「KTFのREFERENCE MODEL 209」(定価113万4,000円!)の15Hz~ 並だw

ちなみに、BOSEの製品は周波数特性などの数値を明らかにしないことで有名だが、M2 Computer MusicMonitorCompanion2 Series II multimedia speaker systemでTLCのNo Scrubsを聴いてみても、低音は再生されない。(実証済み)
どうしてもBOSE製品がいいのであれば、Companion3 Series II multimedia speaker systemのようなサブウーファーがついた2.1chのモデルでなくてはダメだ。(実証済み)

設置場所やそれなりの音量を出せる環境を気にしないのであれば2.1chスピーカーを、コンパクトにどこでも高音質な音を楽しみたいのであれば、それなりのヘッドフォンを買ったほうがいい。

それにしても、OlasonicのTW-S7はちょっと気になるなぁ。USB接続ならノイズもほとんど無いし・・・実際に聴いてみたい。

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