おフログ:東京で最も古いサウナのひとつ ~ 鶯谷 サウナセンター大泉

おフログ:東京で最も古いサウナのひとつ ~ 鶯谷 サウナセンター大泉

創業45年、東京で最も古いサウナという、鶯谷のサウナセンター大泉。
さまざまなプロサウナー向けの雑誌や本、Blogなどにも、よく出てくる施設です。

鶯谷という名前からして怪しさがありますが、一見、このお店もかなり怪しい感じがします。
男性専用のサウナ施設で、プロサウナーからの評価は高いです。

まず玄関で迎えてくれるのは、かなり大きなガンダムの模型。
なぜガンダムが置いてあるのかはわかりません。

まずは1階の受付で、お金を払います。
料金は「8時間コース」で1,800円が基本。
平日は「平日限定3時間入浴」が1,200円です。

「8時間コース」にすると食堂で使えるドリンク券がもらえます。

受付でロッカーのカギを貰い、1階のロッカールームへ。
ロッカールームで館内着に着替えて、バスタオルとハンドタオルを持ってエレベーターで6階のお風呂に移動。

ロッカールームを始めとした施設内はかなり老朽化していて、天井や防犯カメラなどまでは清掃が行き届いているとはいえずにホコリなどが溜まっている感じ。

気を取りなおして、服を脱いで浴室に入ります。

浴室はあまり広くはありませんが、そう狭くてかなわないってほどでは無くジャストサイズ。
ちょっと大きめの泡風呂(40℃)程度と、比較的大きな水風呂(12~16℃)、サウナと冷室サウナがあります。

シャンプーやボディソープは完備されていて、ボディタオルもあって、カミソリもメーカーの違う3種類2種類が揃っています。
以前は3種類のカミソリがありましたが、現在は2種類ですね。

わりとコンパクトでテレビ付きのサウナは約90℃。
温度はそう高くはありませんが、ここのサウナはかなり湿度が高いです。
そして、こちらはセルフロウリュができるのが目玉のひとつ。

セルフロウリュっていうのは、自分でサウナストーンに水をかけて、自分でロウリュを楽しめちゃうこと。
乱暴に水をかけると火傷しちゃいそうですし、調子に乗って水をかけると、蒸気が凄いことになってサウナ内がかなり熱くなってしまいます。

しかし、セルフロウリュでマナーの悪い客が多くて温度(湿度)をメチャクチャにあげてしまうらしく、今は11~16時のみセルフロウリュができます。(2017年9月11日現在)

夜のほうが客層が悪いってことでしょうかね?
これは残念ですねぇ。ぜひセルフロウリュの全日利用を希望します。

※店員さんに確認したところ、あまり大きな声では言えませんが、人に迷惑がかからない程度でしたら、夜でもセルフロウリュ可能だそうです。
その際は、風呂桶に綺麗な水を入れて火傷に気をつけてサウナストーンに水をかけましょう。(浴槽や水風呂の水をかけてはダメです)

以前はヴィヒタ(白樺の枝葉)があって、カラダに叩きつけたりできたらしいのですが、いまはヴィヒタを置いていないとのこと。
これも残念ですねぇ。ぜひ復活希望です。

セルフロウリュ以外では1日2回~5回程度、お店の人がやってくれるロウリュサービス(アウスグース)もあります。

以前は受けたロウリュサービスは、あまり熱々って感じはしませんでしたが、最近のロウリュはかなり熱いです!
チリチリ、ジリジリと熱波の水分が皮膚に染みる感じ。

1番熱いのはお昼の12時のロウリュだそうです。
これは朝ストーブに火を入れてからのタイミングで1番温度が高くなるそうです。

このサウナの目玉といえば、セルフロウリュとヴィヒタ(現在は無し)、もう一つは水風呂にあると思います。
水温が12~16℃と、結構温度が低いです。

わりと水がジャブジャブ注ぎこんでいて、わりと水の鮮度がよさそうで清潔感もあります。
透明感があって、深さも丁度良いですね。
塩素などはバッチリ入っているのですが、塩素臭などはあまりせず、相当キンキンに冷えています。

この…水風呂の気持ちよさがこの施設の大きな特長の1つでしょうね。
水風呂に3分も入っていると、手足がビリビリしてきます。

2017年の夏には氷を入れて、水温1桁にするシングル祭りも開催したそうです。

露天風呂は無いのですが、水風呂の隣の非常階段のドアが開けらるようになっていて、新鮮な空気が入ってきます。
こうしてこのドアの前にベンチがあるのですが、ここで外気浴をしてカラダを休めているととても気持ちがいいですね。

サウナの前に、冷水ポットがあって冷たい水が飲めるサービスがあるのと、塩があるので塩分補給もできます。
氷も置いてあります。

ボクの場合、鶯谷大泉ではだいたいサウナは3セット。
温シャワー → ボディタオルで洗体&洗髪 → 温浴槽3分 → 水風呂30秒 →
サウナ12分 → 温シャワー30秒 → 水風呂3分 → 小休憩5分 →
サウナ12分 → 温シャワー30秒 → 水風呂3分 → 小休憩5分 →
ボディタオルで洗体 → 水風呂30秒 →
サウナ15分 → 温シャワー30秒 → 水風呂3分 → 洗体&洗髪 → 大休憩(食堂で食事)
という感じです。

プロサウナーの方が言うには「ととのう」という言葉があって、サウナと水風呂を繰り返すうちにカラダの軽い痺れとともに、気持ちよさが溢れてトランス状態になることがあるそうです。
ボクは自信をもって「ととのったー」と言える状態になったことはないのですが、やはり3~5セットぐらい繰り返すとかなりキマすね。

冷たい水風呂に入ると手足の毛細血管が開く?現象で、皮膚に赤い血管のような文様が浮かび上がります。
これを玄人は「あまみ」と呼ぶらしいのですが、特にここサウナ&水風呂ではこの「あまみ」が出やすいです。
12~16℃ぐらいの水風呂に3分も入れば、もれなく「あまみ」が出ます。

浴室内はわりと清掃が行き届いていて、朝の浴室の掃除ではフロアのワックスがけをするような回転型のブラシで丁寧に磨いていらっしゃいます。
だいたいは綺麗なのですが、夜になるとちょっと匂いが気になったり、その他のフロアや階段が埃っぽかったり小汚いので、あまり綺麗好きな人には向かないかもしれません。

休憩室や御食事処もなにかちょっと埃っぽい感じがします…。

古くてレジェンドなサウナ施設ですが、お客さんの声に耳を傾けて、日々改善や改良がなされているのは好印象ですね。

浴室以外の清潔感と夜の浴室の匂いには難有りですが、サウナの温度×湿度、水風呂の質、そして飲料水や塩、氷などの用意には、様々な難点を補うぐらいの魅力があります。
あと、あまり人が多すぎないのもメリットで、特に平日の夜は空いています。

プロサウナーを目指すものなら、一度は伺っておいたほうが良いノスタルジックサウナ施設だと思いますね。
少し時間がかかりますが、上野駅からも歩いていける距離です。

そうそう、食堂のハムエッグ定食なども世界で1番旨いです。(笑)
詳しくは東京で最も古いサウナの食堂 ~ 鶯谷 サウナセンター大泉をご覧ください。

最近では、ボクのホームサウナ(最も良く行くサウナ施設)になっています。
オススメです。リピあり。(^^)


サウナセンター大泉 点数:★★★★4.1
泉質:4、サービス:5、雰囲気:3、エンタテインメント:5、衛生面:2、CP:4
営業時間:24時間営業。10~11時は清掃時間。
定休日:年中無休(メンテナンスのため休館日あり)
入浴料:1,800円(8時間)、平日スピード利用1,200円(3時間)、3,000円(宿泊)
TEL:03-3876-0016
住所:東京都台東区下谷2-4-7
最寄り駅:JR「鶯谷駅」徒歩3分、地下鉄日比谷線「入谷駅」徒歩3分
駐車場:無し
タオル:バスタオル、フェイスタオル、館内着代は入館料に含む
温泉=×
源泉かけ流し=×
露天風呂=×
サウナ=◯
入館対象=男
サウナの種類=1種類(フィンランドサウナ、冷室サウナ)
サウナ室温=90℃
サウナ収容人数=最大約9名
タオル使用ロウリュ=1日最大3回
水風呂の水温=12~16℃
スチームサウナ=×
ジェットバス=◯
寝湯=×
備え付けボディソープ=◯
備え付けシャンプー=◯
岩盤浴=×
アカスリ=×
マッサージ=◯
休憩所=◯
リラックスルーム(仮眠シート)=◯
お食事処=◯

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