Androidを使う前の「昔のハナシ」

IS04のファーストインプレッションをする前に、ちょっと昔ばなしを書いてみる。

本格的なスマートフォンと呼べるAndroidを使うのは初めてではあるが、実はこのようなPDA的なものは小学生ぐらいから使っている。
最初のモデルはカシオの電子手帳だった。
すぐに壊れてしまったが・・・。

SHARP 電子システム手帳 PA-7000
それからすぐにSHARPの電子システム手帳にした。(PA-7000/1987年発売)
カードを入れ替えれば、乗り換え案内やゲームなどができる面白い商品だった。


ハイパー電子システム手帳 PA-9500
次に、ハイパー電子システム手帳(PA-9500/1990年発売)も使った。
今から20年以上も前にタッチパネルを使っていたとは、ちょっと感動するな・・・。

電子手帳と一緒に、初めての電子辞書であるデータディスクマンも使っていた。
中学校に持って行っていたが、先生や友人からは、
「電子辞書なんて使っても単語を覚えられないよ」
と言われた。
が、2011年の現代では中学校の入学祝いに電子辞書を買うこともあるらしいので、みんなの意識が変わったのだな。

SHARPの電子手帳の良いところは、ケーブルで電子手帳同士をつなげば、その電話帳やスケジュールなどのPIMデータを新機種に変えてもちゃんと全部引き継いでくれることだった。
SHARPのワープロにつなげば、フロッピーディスクにデータをバックアップすることもできた。

ザウルス PI-3000
次に1993年にザウルスPI-3000を買って、PI-4000、PI-5000、PI-6000、PI-7000と歴代のザウルスはほとんど使い、アドレス帳などのPIMデータはどんどん溜まっていった。
思い起こせば、当時のザウルスはPIM機能は今のAndroidやiPhoneよりも使い勝手が良かったように思える。
もちろん多機能ではないが、かゆいところに手が届くというか、住所録にしても非常に洗練されていたと思う。
赤外線通信も標準搭載していたし。

パワーザウルス MI-506DC
次に大学時代にパワーザウルスを買った。もちろんデータは引き継がれてる。
(MI-506DC 定価 168,000円 メモリ6MB デジタルカメラ付)
インターネットを大学以外の自宅でやったのもパワーザウルスだった。
メールも、ネットも当時では必要十分なくらいだった。
パワーザウルスをテレホーダイを使ってモデムで繋いで、ベッドの中でネットをしていた。

Windows98(正確にはWindows95 OSR2)パソコンを購入してPowerPIMMというPCソフトを買い、ザウルスを赤外線で同期、バックアップをしていた。
ところが、ザウルスとPowePIMMはあまり相性が良くなかった。
SHARPの人に聞いたところ、ザウルスを作っている部署とPowePIMMを作っている部署が違うので、連携が悪かったらしい(笑)

eコンセプトZaurus MI-E1
2000年には、eコンセプトZaurus MI-E1を買った。
QWERTYハードウェアキーボードを内蔵して、非常に使い勝手が良かった。
CFカード型のPHSカードをさしてスマートフォンのように、ネットやメールができた。

ボクの最後のザウルスとなったのが、Linuxを搭載したSL-A300というものだった。
キーボードが無くて使いづらくなり、あまり好きな端末ではなかった。
この端末は電池が切れるとデータがすべて無くなるという意味不明かつ最悪な仕様で、ボクのザウルスも電池が切れてデータが無くなってしまった。
(もちろん、データのバックアップはとってあったが)

W-ZERO3
2005年には、ザウルスの代わりにウイルコムのW-ZERO3を使った。
これはWindows Mobileを使っていて通信機能もあったので、一応スマートフォンと呼んでいいだろう。
使い勝手が悪く、最悪な端末だった。

Android購入以前の最後のスマートフォンになったのが、同じくウイルコムのW-ZERO3[es]だった。
これも使い勝手が悪く、使っていてイライラした。

まわりはiPhoneユーザばかりになってきたが、電波の繋がらないソフトバンクに変えることはどうしても嫌だった。
まぁ、iPhone5のDoCoMo版か日本通信版なら使ってもいいけど。

ケータイも今まで数え切れないぐらい買い換えたが(Newモデルが出るたびに半年ごとなど)、ケータイの電話帳はメーカーが違うとPIMデータとして使えなかったりするので、やはりちゃんとしたPDA(スマートフォン)が欲しかった。

約20年もの間、何台もの端末で使ってきた2,000件を超えるPIMデータは残っていた。
もう意味のないデータもあるかもしれないが、小学校時代の友人の自宅の住所などがいまだに残っているのだ。

その連絡先データをW-ZERO3[es]から吸い上げて、Googleのアカウントにインポートした。
Androidを使う準備は整った。

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