食べログではなくて「東京の下町の美味しい店」のような雑誌で見つけた、千駄木の老舗洋食屋さんの「キッチンマロ」。
以前から行ってみたかったのですが、なかなかタイミングが合わずに行けないでいました。
伺ったのは平日の夜。
お店は千駄木なんですが、谷中銀座に近い場所にあると言ったほうがわかりやすいかもしれないですね。
店舗外観の見た目からして結構年季が感じられて、食品サンプルに至っては激しく色が変わっているという感じです…。
まあ、雑誌やネットでの記事や口コミを見ないと、正直ちょっと入店する勇気がありませんね。
店内は洋食屋というよりは、ちょっと街の中華屋さんのような雰囲気に感じました。
当日は店主がひとりだったせいもあってか、食べ終わった配膳やタバコの吸い殻が入ったままの灰皿などの片付けができていなかったのは残念でした。
あまりお腹が減っていなかったので、オムライスを頼みます。
値段は600円とかなりのオトクプライスです。
ほどなくして、フォークとスプーンが用意されます。
この辺は洋食屋さんなのだなぁと認識させられますね。
ちょっと店内は全体的に油っぽい感じなのもご愛嬌でしょう。
テーブルの横にコミックスが置いてあったので、すこしすす汚れたドラゴンボールを読みました。
(悟空が初めて超サイヤ人になった時の巻…)
それからしばらくしたら、オムライスが到着。
思ったよりは小ぶりな感じですが、形は美しいです。
上にかかっているはケチャップではなく、デミグラスソース。
中のライスもデミグラスソースかな?
肉などもしっかり入っていて、ちゃんと「洋食屋の仕事」がされているように思いました。
達人級に作られた薄い玉子を見ると感心しますね。
自分でオムライスを作るとなると、こう上手くはなりませんからねぇ。
味は結構整っていて、美味しいです。
こちらのお店はかなり歴史がある老舗の洋食屋で、おやじさんの技を感じることができるお店ですね。
ちょっとお店が清潔でない気もしますが、そこも含めて昭和っぽい味があるようにも思います。
谷中銀座からすぐの立地ですし、谷根千に来たら伺ってみる候補にあげて良いお店です。
次は、ハンバーグか揚げ物を食べてみたいです。
リピあり。(^^)