今日は富山県黒部市あたりにちょっと用事で来た。
お昼を食べましょうかねって時間になりましたが、食べログを見てもあまり美味しそうなお店はありません。
もっとも、こういう田舎だと美味しいお店でも食べログの点数が低かったりしますけどね…。
そうしたところ、海の駅「蜃気楼」というところに美味しい定食があるよっていうことを聞いてそこに向かうことにしました。
海の駅「蜃気楼」は、旬の魚が並ぶ鮮魚即売コーナーや食事処、魚津の特産品の販売を行っているドライブインで、2004年7月25日に魚津港にオープンしました。
タイミングが良ければ蜃気楼が見れる場所で、隣には魚津埋没林博物館もあります。
海の駅「蜃気楼」の中にある「幻魚房」(げんげんぼう)という食堂というかフードコートのお魚系の定食がなかなか評判が良いようです。
魚津魚商協同組合直営店のお店で、捕れたての新鮮な海の幸を食べることができます。
富山弁で言うところの「キトキトの魚」が堪能できます。
伺ったのは平日の昼。
平日ではありますが、観光客らしき人もいてボチボチ賑わっています。
ちなみに土曜・日曜は寿司の日ということで、定食ではなくてお寿司が提供されるそうです。
地元のお寿司屋さんが寿司を握るとのこと。
ここでは「バイ飯」(越中バイ貝のゴハン)と日替わりの魚がついた「ばい飯定食」(1,200円)が美味しいとのことですが、今日の日替わりの魚はフライでした。
ちょっとフライな気分ではないので、今回はお刺身定食(1,200円)にすることにしました。
まずはレジで食券を買って適当なテーブルに座ります。
お茶はセルフサービスですね。
ほどなくしてお刺身定食が出てきました。
マグロなどに甘エビやホタルイカなど色々が入っていますが、ボリュームはソコソコです。
ホタルイカの酢味噌和えとアラ汁もついてます。
まずはお刺身ですが、これはかなり鮮度が高い!
東京のお店で食べる築地直送の魚でも、ここまで鮮度が高いものはほとんど無いと思います。
都内で食べるホタルイカはどんなに高級店でも多少の臭みがありますが、富山で食べるホタルイカは全く臭みやエグみがありません。
口から鼻に香りを抜いても、微塵も変な匂いがしません。
残念なのは、刺し身につける醤油とワサビが美味しくないことなんですよね。
本当に、こういうお店で醤油まで美味しく、ちゃんと管理されていることは稀です。
食べに行く時期や時間帯にもよるとは思いますが、この鮮度と味にはかなり満足しました。
ゴハンは魚津産のお米、こしひかり「ミラージュ米」を使っているそうで、少し固めに炊いてあってこれも美味しいです。
アラ汁も味も良くて堪能できました。
海の駅「蜃気楼」には忠鮮魚店という鮮魚販売コーナーがあって、甘エビが山盛りで550円だったりと地元産の海産物が激安でたくさん置いてあります。
白えびや紅ズワイガニ、ぼたんえび(トヤマエビ)も名産で、どれも新鮮で安くてオススメです!
また、毎月第2・第4日曜日には朝市が開催されていて、自分で炭火で魚貝を焼いて楽しむコーナーもあります。
ここも数年前に行って炭焼きを食べましたが、美味しくて良かったです。
こちらで使われている炭は、岩手県の楢の木の堅一級品とのことですよ。
魚津の近くには魚の駅「生地」というのもあるのですが、海の駅「蜃気楼」のほうがハードウェアもソフトウェアも完備されているように思います。
定食屋としてみると味付けや技術が最高というわけではないのですが、素材の鮮度とクオリティがバツグンなので、都内で美味しい店ばかり行っているグルメな方でも満足できるレベルにあると思います。
次は、海鮮丼とツブ貝、富山ならではのゲンゲという魚を食べたいと思います。
できれば醤油とワサビは持参したいと思いますが…。
あと、カニや甘エビなどもお土産で買っていきたいです。
東京など遠方に送りたいですが、やはりこの鮮度はここで無いと味わえないと想います。
富山を離れて初めて気づく、地元の魚のありがたさですね。
近くに住む人が羨ましいです。
リピあり。(^^)
P.S.蜃気楼=ミラージュをモチーフにした、魚津市イメージキャラクター「ミラたん」もなかなか可愛くて良いですね。
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