このたびの、熊本地方の地震により被災された皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されますよう、心よりお祈り申し上げます。
熊本の地震、結構大変なことになっていますね。
最初の地震は発生から5日が経ちましたが、地震は相次いでいて予断を許さない状況です。
ボクは熊本には1999年(平成11年)の第54回国民体育大会「くまもと未来国体」で一度行ったことがあるだけです。
参加したフェンシングは南阿蘇村にある長陽中学校体育会で行われました。
現在、長陽中学校は避難所となって炊き出しなどが行われているようです。
当時泊まったペンションはトヨタの通れた道マップなどで確認すると、なんとかクルマが通ってはいますが、状況はよくなさそうです。
また、ニュースでも報道されている壊れてしまった阿蘇大橋も何回も通りましたし、孤立した地獄温泉にも入りにいきました。
十年以上前に行った場所ですが、当時のことはよく覚えています。
雄大でのんびりとして見えた山々も、一度地震などが来たりすると簡単に人間の生活を飲み込む脅威になりますね。
人は自然の前では無力です。
東京に居るボク達ができることは数少ないですが、安易に救援物資を送ったりするのは迷惑になるので、まずは政府や地方自治体が円滑に活動できるように協力することでしょうか。
一番確実なのは募金かもしれません。
それと今回の地震は他の地域にも広がりを見せているようなので、我々も防災グッズを用意したり、避難経路を確認しておく必要があると思います。
知っている人は知っているかもしれませんが、東京都が発行している「東京防災」というブックがとてもよいです。
東京都民に限らず、誰もが目を通しておいたほうが良い防災マニュアル本です。
ありがたいことに、現在以下の電子書籍ストアから無料でダウンロードができます。
もし、電子書籍を使っていない場合は、ネット環境があればWeb版が読めます。
東京都のサイトからPDFを無償ダウンロードすることもできます。
英語版、中国語版、韓国語版もあります。
こちらの販売リストを参考にして書店や東急ハンズなどで紙のマニュアルを1冊140円で購入することもできます。
東日本大震災のときは、福島第一原子力発電所の事故をテレビで見て非常に恐ろしく思いました。
当時はまだ放射線、放射能災害に対する情報がほとんどなかったので、「原発事故で放射能汚染が発生した場合のマニュアル」を探してきて、そのマニュアルを書き起こしてテキスト化してこのWebで公開しました。
万一の災害時には、直後に的確な行動ができるかどうかで、その後が大きく変わってくるかと思います。
熊本地震発生以来、ボクも改めて東京防災を読みなおし、避難グッズの確認などを行いました。
アマチュア無線も孤立した場所からの非常通信などには役立ちますので、無線の免許を取得してハンディ無線機を用意しておいてよかったです。
決して他人事だと思わず、明日は我が身と考えて、心づもりはちゃんとしておいたほうが良いと思いました。
熊本にも頑張ってもらいたいですし、我々も頑張らなくてはなりませんね。