この日はちょっと遅いお昼の時間に御徒町に来ました。
さすがに13時半を超えるとランチをやっているマトモなお店が少なくなります。
と、食べログで見つけたお店が「花ぶさ」。
末広町駅のすぐそばにあります。
ランチは14時半までやっているようなので助かります。
(実際は14時ぐらいでラストオーダーみたいですが)
伺ったのは平日の13時40分ぐらい。
中央通りから一本入った場所にあって、ちょっとひっそりとしていますね。
入り口を入るとカウンターがあって、先客は3名。
2階にはお座敷があるようです。
初めての訪問なのでメニューの1番上にあった「カニクリームコロッケ定食」(1,080円)をもらいます。
この日も真夏日を記録するような暑い日でしたが、出てきたのは熱いお茶でした。
もちろん冷たいお茶のほうがありがたいのですが、熱いお茶を出すのにも何か理由があるのかもしれません。
こちらは戦後を代表する小説家「池波正太郎」ゆかりのお店らしいです。
ほどなくして、定食のセットが出てきました。
鮎ご飯、赤だし、漬物、胡麻豆腐です。
メインのカニクリームコロッケはキツネ色で形も綺麗。
まずは赤だしですが、なめこが入っています。
赤だしはそれほど好物ではないのですが、ここのは癖も無くかなり美味しい部類に入ると思います。
カニクリームコロッケはサクサクという表現がぴったりで、中のクリームがトロトロです。
とても美味しいとは思うのですが、カニの風味は少し希薄ですね。
ただ、あまりカニの香りが強いのもわざとらしいので、これくらいが丁度良いのかも。
鮎飯も良い塩梅で美味しいです。
しかし、こちらもちょっと鮎の香りが薄いですね。
まあ、鮎もあまり匂いが強いと川魚臭くなりますから、バランスが難しいです。
「花ぶさ」は薄味系(香り控えめ系)なのかな?
胡麻豆腐は冷たくてコッテリ&サッパリとして美味しいですね。
カニクリームコロッケも鮎ご飯も単品で食べると美味しいのですが、これらを組み合わせた時に絶妙なマッチをしているかと言われると、ちょっと厳しいかもしれないです。
鮎ご飯はお代わりができます。
お代わりした時もちゃんと綺麗にネギが乗っているのは良いですね。
サクサクっと食べ終わると、すぐに器を下げられました。
この辺は、料亭や割烹ならではなのかもしれませんが、タイミングはもう少し遅くても良いかもしれないです。
器がさがって、少し冷めたお茶をすすっていると、白玉の入ったかき氷が出てきました。
デザートはつかないと思っていたので、これは嬉しい不意打ちです。
店に入ってから20分ぐらいは経過していますが、それでも外の暑さが残っていますので、冷たい氷は美味しいですね。
白玉団子はひとつだけですが、アンコもとても美味しく、サラサラとすぐにたいらげてしまいました。
ランチで1,080円は決して安くはないのですが、最近ではその辺のちょっと小洒落たラーメンでもすぐに1,000円を超えてしまうので、この内容であればオトクなランチと言えると思います。
ボクはちょっと遅い時間に昼食を食べることが多いので、このお店は重宝しそうです。
調理も接客もわりと丁寧なお店だと感じますね。
季節によって色々メニューは変わると思いますが、次は刺し身系か天ぷら系を食べてみたいです。
リピあり。(^^)