ケータイのアラームで目が覚めた。
寒い、カラダの節々が痛い。毎度のことだ。
とりあえず、会計をすませてネットカフェを出た。1,200円。

一瞬、一度名古屋方面に戻って東京に向かおうかと思った。
だが、東京に行ってしまうと帰りが怖い。
5月5日の夜まで戻る自信が無かった。
結局、富山まで一気に帰ることにした。

国道41号線はそこそこ渋滞していたが、それも美濃加茂まで。
そこからは、前にも後ろにも車が一台も走っていないという、GWとは思えない快適な道路だった。
さすがにGWだけあって、バイクでツーリングしている人が多い。
同じモデルのバイクに乗っている人が手を振ってくれたりして、何か嬉しかったり。

下呂で日帰り温泉でも入ろうかと思ったが、この体力の状態では温泉に入った後、居眠り運転してしまう可能性が高い。
以前に、富山から東京にバイクで向かう際に、途中、白骨温泉に入って、バイクで居眠り運転をしたことがある。
バイクでの居眠り運転は、ほぼ死を意味する。

なので、下呂温泉はパスして高山を目指して走った。
高山は昨年行ってきたので、特に観光することもなく、そのままパス。
後の帰路は、勝手知ったるいつもの41号線である。
事故とネズミ捕りに気をつければ大丈夫。

富山県に入ってしばらく走ると、一瞬、見慣れた車とすれ違った。
母かな？と思ったが、こんな山道を走ることは無いだろう。

気づけば、15:00。あっという間に富山市街地に来て無事に帰宅できた。
走行距離約760km。無事故無違反無検挙。

とりあえず、お世話になった方々に無事到着とお礼の連絡をして、シャワーをして寝ることにした。
後でわかったことだが、富山県境付近ですれ違ったのは、やはり母だった。
どうやら、大叔母とプチドライブに行っていたらしい。

こうして、GW第一弾の貧乏旅行は無事に終了した。
明日5月5日も石川辺りまで行ってみようと思っている。