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新しいPC用スピーカーを検討中

昔は単品オーディオを使って音楽を聴いていましたが、引越しのタイミングなどで機材整理などを経て、いまではWindowsPCがメインのオーディオ機器となってしまっています。

もっともWindowsPCをオーディオ機器として使うのは決して間違いではなく、それなりの機材とそれなりの設定を用意してやれば、一般素人が聴く分には必要十分のシステムが組めると思います。

今の音楽プレイヤーは自作のWindows10マシン。
参考:自作PCを久々につくりました

再生ソフトは主にはiTunesを使って、MP3(320kbps/128kbps)やWAVファイルを聴いている感じです。
参考:iTunesで安くて便利に楽曲を管理する方法

しかし、iTunesを立ち上げるのすら面倒なときは、予めiTunesに入っている楽曲をGoogle Play Musicにアップロードしてあるので、ブラウザ経由でGoogle Play Musicを聴いたり、AmazonのPrime Musicを聴いています。

でも、これって音が悪いんですよね。

なので、ときどきマニア向けなfoobar2000というソフトを使って、FLACのハイレゾ音源を鳴らしてみたりもしています。

アンプはWadia 151 Power DAC mini(ワディア151 パワーDACミニ)/155,400円/2010年6月発売という、ちょっと前のマニアックなもの。
Wadia151 Power DAC mini

これはマニアしか知らないと思いますが、音質がどうのとかというより「Wadia」っていうメーカーのロゴが入っているかどうかってところが大切なのです。(笑)
ああ、もちろん、それでも15万円もする舶来品のアンプなので、音質はそれなりには良いです。

フルデジタルなプリメインアンプで、DACがついているので、パソコンとはUSBで接続するだけで使えます。
サイズもコンパクトで筐体やリモコンの作りもしっかりしています。

スピーカーはB&WのLM-1っていうコンパクトなもの。
B&W LM-1
PC用のスピーカーとしては必要十分ですが、本格オーディオとして音楽をちゃんと聴くにはもう少し大きくて良いスピーカーが欲しくなります。

ということで、今回はスピーカーをバージョンアップさせたいなと思っています。

候補はB&Wの最新モデルのB&W 607あたり。
B&W 607

ペア97,200円ですが、最安価格は69,800円ぐらい。
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式で、25mmアルミ・ドームっていうところは目新しくありませんが、130mmコンティニュアムコーンという最新の技術が搭載されています。
40Hz~33kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H300mm/D231mm/4.7kg/2018年9月

B&W最新の最小型モデルですが、ちょっと音が硬いのと音質が…そこまで良くないような…。

B&W 607を買うのであれば、1つ前のB&W最小型モデル 686 S2にしても、まあ良いように思います。
ペア97,200円ですが、実勢価格は52,800円とだいぶお求めやすくなっている。

2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmアルミ・ドーム/130mmケブラーコーンということで、B&Wのこれまでのアイデンティティのひとつとも言えるケブラーコーンウーファーが搭載されています。
54Hz~50kHz/85dB/8Ω/25~100W/W160mm/H315mm/D229mm/4.6kg/2014年3月

新作の607は40Hz~33kHz、ひとつ前の686S2のほうが54Hz~50kHzという高い周波数まで対応しています。

一応ハイレゾスピーカーの定義では40KHz以上再生できればハイレゾと名乗ってOKですから、旧モデルはハイレゾ対応、最新の現行モデルはハイレゾ非対応ってことになりますね。
もっとも人間が聞ける音の範囲は20KHzでありますし、ハイレゾスピーカーっていう括りというか規格はあんまり意味がないと思っています。

で、オーディオに詳しい友人に相談したら
「まあ、いまのスピーカーもそこそこだから、607とか小さいB&Wのスピーカーにしてもあんまり変わった感ないかもよ?」
「スピーカーってメーカーが言うほどは進化しないから、607と686S2はほとんど変わらないと思うし。最低でもCM1ぐらい買わないとだめだと思うよ」と。

CM1というのは、B&Wのヒット商品のひとつで、かなり小さなエンクロージャーに上位機種のシステムをいれた意欲的なモデル。
B&W CM1

2006年2月発売とちょっと古いスピーカーですが、いまでもヤフオクなどでも人気があります。
ペア121,800円/実勢中古価格45,000円。
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmアルミ・ドーム 130mmケブラーコーン/45Hz~50kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D276mm/6.7kg

ボクも以前にCM1を使っていたことがあってかなり良いスピーカーというのは知っています。

なので、またCM1を使ってみてもいいかなー?とも思うのですが、中古のCM1って、ほぼもれなくツイーターが凹んでいるですよ(笑)
なんか押してしまいたくなる感じはわかるんですけどね。

CM1の後継機種のB&W CM1 S2 ペア138,240円 実勢価格60,000円は新しくなって、音質が向上したと共に、ツイーターにガードがついたので、ツイーターが凹むことが少なくなっています。(笑)
B&W CM1 S2

2ウェイ・2スピーカー バスレフ方式/25mmアルミ・ドーム 130mmケブラーコーン/45Hz~50kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D276mm/6.7k/2014年9月
スペックはほとんどCM1と変わりませんが、音がよくなって、値段もあがっていますね。

現在ではCM1もCM1 S2も市場には中古しかありません。

となると、CM1 S2の後継機種の現行型のB&W 707 S2も調べておかなくてはなりませんね。
B&W 707 S2

ペア162,000円/120,000円/2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmカーボン・ドーム/165mmコンティニュアム/45Hz~33KHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D260mm/6kg/2017年11月
となっていて、ツイーターがアルミに、ウーファーがケブラーからコンティニュアムに変わって、サイズも130mmから165mmにランクアップ!
でも、ペア16万円は高いなー。

音は正確でキレイなんだけど、ちょっと無機質っていうか硬い感じ。
ボクがよく聞く女性ボーカルとかにはちょっと合わないかもねー。

と、家電量販店でいろいろ視聴していたら、愛想の良い販売員さんに勧められたのが「Wharfedale DIAMOND11.2」。

ワーフェデールって正直初めて聞いたメーカーだけど、結構歴史があるイギリスのスピーカーメーカーらしい。
Wharfedale DIAMOND11.2

値段はB&Wと比べるとだいぶ安く、ブックシェルフ型で一番大きな11.2でもペア90,720円
ミドルサイズの11.1だとペア69,120円。

これらは定価なので、実売価格はもっと安い。

Wharfedale Diamond 11.2/ペア定価90,720円/実勢価格66,090円
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmソフトドームツイーター 150mmケブラーコーン/48Hz~20kHz/88dB/8Ω/25~125W/W221mm/H355mm/D322mm/9kg/2017年9月

Wharfedale Diamond 11.1/ペア定価69,120円/実勢価格40,820円
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmソフトドームツイーター130mmケブラーコーン/55Hz~20kHz/87dB/8Ω/25~100W/W194mm/H310mm/D317mm/6.8kg/2017年9月

11.1を聴いたけど音質は結構良く、高音も綺麗に伸びるし、低音も思ったよりは出る。
しかし、ミドルサイズの11.1からラージサイズの11.2に切り替えて音楽を聴いてみたけど、明らかに相当音質があがっているのがわかる。

空間が広がった感じがして、高音が鮮やかになり、音のまとまりかたもよく、スピーカーのレベルが1ランクも2ランクも向上したのが確実に感じられる。
クルマで言うと、カローラからクラウンに乗り換えた後とか、マクドナルドからモスバーガーを食べ比べたぐらい違うかな?イメージ的には。(笑)

スピーカーなんて実際に聴いてみないと良し悪しがわからないけど、カタログからわかる音質としては、例えば目安として「重さ」というものがある。

DIAMOND 11.1はペア定価7万円のスピーカーなのに重さが1本6.8kgもある。
707 S2はペア162,000円の高級スピーカーだけど、重さは1本6kg。

スピーカーは一般的には重量が重い=音が良いと言っていいと思う。(例外はあると思うけど…)

エンクロージャーが厚いとか、材質がしっかりしているとか、補強をしっかりしているとかというのは大切なことだし、スピーカーユニットのマグネットが強い=重いっていうのも要素のひとつとなって、高音質なスピーカー=重いっていうのは、ひとつの目安になるのかなと。

707 S2とDiamond 11.1はサイズが若干違うとはいえ、2倍以上金額が離れているのに重さはワーフェデールのほうが上。
重量だけに限りませんが、Wharfedaleは値段のわりにはなかなか善処しているように思います。

B&WとWharfedaleの違いは、モニターサウンドとして硬くて正確な音を出すB&Wと、楽器のように艶と滑らかさがあるWharfedaleって感じかな?

それにしてもB&Wのスピーカーは高くなりすぎなんですよね。
例えば、B&Wのブックシェルフ型の最高峰といえば805シリーズですが、モデルチェンジするたびに相当値段が上がってくる!

B&W 805S 320,000円(ペア 2005年5月発売)
B&W 805 Diamond 604,800円(ペア 2010年4月発売)
B&W 805 D3 950,400円 (ペア 2015年10月発売)
と、倍々ってほどでもないけど、それに近い値上がり方!

B&W 805 D3
B&W 805 D3 2ウェイ・2スピーカー バスレフ方式/25mmダイヤモンド・ドーム 165mmコンティニューム/34Hz~35KHz/88dB/8Ω/50~120W/W238mm/H424mm/D345mm/12.6kg/2015年10月

それに付け加えて、日本では805 D3 がペア 950,400円ですが、アメリカだとペア $6,000!
2019年3月10日現在1ドル111円だと666,990円ですからねぇ…。

B&Wの性能は良いというのはよく分かるのですが、ちょっとブランド税と日本税が高すぎるような…。

Wharfedaleのスピーカーに目を向けると、いまのテレビラックだと、テレビの左右にスピーカーを配置するとWharfedaleのDiamond 11.1の幅サイズ(194mm)がギリギリOK。
テレビの横には左右各207.5mmしか余裕はないので、WharfedaleのDiamond 11.2の幅サイズ(221mm)になるとちょっとはみ出ちゃうかな?

ラックは替えないにしても、なんとか置く方法はあるから、まあ、それはそれで大きい11.2にしちゃってもいいんだけどな…。

ピッタリサイズ+まあまあ音の良いWharfedaleのDiamond 11.1にするか?
はたまた、ちょっとはみ出しちゃうサイズ+高音質のWharfedaleのDiamond 11.2にするか…?

てなわけで、B&Wの小型スピーカーと、WharfedaleのDiamond 11.1 or 11.2のどれが良いのだろうか…とここ10日ほど悩みまくっているのであります。
まあ、別にいまのスピーカーでも困っていないので、全然慌てているわけではないんですけどね。

もうちょっと良い音で音楽を楽しみたいなぁっと思っているだけです。
少し考えよう…。

こうやって考えているときが楽しんだよなー。笑

それにしても、スピーカーを買い替えたら、今手持ちの8,000曲分のMP3の楽曲を、CDから音の良いFLACに取り込み直して変換していこうかな…。
ちょっと面倒だけどなー。