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DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

自宅の仕事用デスクのパソコンモニターを27インチの4Kモニターに変更しました。
DELLのS2721Qという機種で、4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスタイプです。

DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

これまでは、IO DATAのLCD-MF231XBRという23インチのフルHDモニターを使ってました。

23インチでフルHD、バックライトはLEDでノングレア。
IPS液晶ではないので視野角は狭いですが、まあまあ満足していました。

ちょうど10年間も使ったので、わりと長持ちしたかなっと。
まだ壊れてはいませんけどね。

さて、このDELLの4KモニターS2721Qの特徴を簡単に説明すると、

・4K液晶
 → 3,840×2,160ピクセルと高精細

・IPS液晶
 → 視野角が広くてキレイ

・非光沢
 → ギラギラキラキラしていないので、長時間の作業でも目に優しい

・HDR対応(High Dynamic Range/ハイダイナミックレンジ)
 → 従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い明るさの幅を表現できる表示技術
※HDRの説明はEIZOのサイトがわかりやすいです

・フレームレス
 → 左右と上のフレームが細く、すっきりシンプルなデザイン

・VESAマウント10cm×10cm対応
 → ディスプレイアームと接続ができる

・HDMI 2.0ポート×2、DisplayPort 1.2×1
 → 4K60Hz対応の端子が合計3系統と豊富

・PBP/PoP対応
 → Picture-by-Picture(PBP)を使用して、画面を分割して2つの異なる映像を表示可能
  また、Picture-in-Picture(PIP)を使用して、メインウィンドウ内に小さなウィンドウを配置して2つの異なる映像を表示可能

・AMD FreeSync™
 → Radeon™グラフィックス・カードを接続すると低遅延なゲーム体験ができる

…と、このように割とスペックが高いのですが、何よりの特徴は安いということ。

気になる値段は、メーカー直販価格で税込み、送料込み31,662円でした。
タイミングによって値段が数千円変動しますが、かなり安いです。

一点大きな欠点としては、納期が遅いこと。
結構人気ある機種のようで、納期はだいたい1~2ヶ月程度。

ボクの場合は1月12日に注文、2月16日納期予定でしたが、10日遅れの2月26日に到着しました。

2月17日に納品案内のサイトを見たところ「到着日が5月31日」とあったので、3月半ばにもなって来なかったらキャンセルして、AmazonでS2721QSを買おうかと思っていました。

これは、S2721Qとパネルの仕様やベゼル、スピーカー、入出力端子、付属品などモニターとしては全く同じですが、値段が5,000円程度高くなった分、高さ、左右角度、前後角度の調整、回転ができるスタンドがついています。

うちではモニターアームを使うことを前提としていたのでS2721Qで良かったのですが、普通にスタンドタイプで使うのであれば、これもわりと良いチョイスですね。

もしくは、LGの27UL500-Wでも良いかなと。

2021年2月末時点ではS2721Qの納期が長くなっているようですし、即納を考えるならこのS2721QSかLGの27UL500-Wもアリですね。

さっそく設置しましたが、標準のディスプレイスタンドは使わず、以前のモニターで使っていたBESTEK PCモニターアームBTSS01BKにくっつけました。

このディスプレイアームは27インチまで対応、重さも10kgまで耐えられると必要十分なのに、3,000円程度と安いのでオススメです。

S2721Qの4K液晶モニターとしての性能や品質はとても良く、ドット抜けや色ムラもなかったのでとても満足です。

配送が遅かった以外は満点をつけてもいいぐらいです。

これまでフルHDモニターの場合、Microsoft Surface Book2 15ThinkPad E495をメインに、USB Type-CからUSBハブを経由してモニターのHDMI入力に繋げていました。

USB Type-Cハブを使う理由としては、ひとつのケーブルでHDMI出力と電源供給などをしたいからです。

特に、Surface Book2 15にはHDMI端子が無く、しかもUSB Type-C(USB3.1 Gen1、USB PD Ver.3)がひとつしかありません。

なので、USB Type-Cから映像出力だけを使っちゃうと、今度は電源の供給ができないという問題が出てしまいます。

なので、ひとつのUSB Type-C端子には、最低でも
・HDMI出力
・電源供給
の機能が必要になるのです。
また、できればUSB3.0/2.0ハブとしても使いたいです。

しかし、Surface Book2 15ThinkPad E495もUSB Type-C端子がありますが、これがどちらも「USB3.1 Gen1」という仕様。

これが曲者というか…結論からいうと、4K出力は30Hzまでで、40K60Hzの出力ができません…。

ThinkPad E495は辛うじてHDMIから4K60Hzの出力ができますが…。(HDMI2.0のようです)

USB Type-Cの形状で4K60Hzの出力をする場合、
・Thunderbolt3(40Gb/s)
・USB-C 3.1 Gen2(10Gb/s)
・USB-C 3.2 Gen2(10Gb/s)
でないと駄目なようです…。

ちょっと…Surface Book2 15って、NVIDIA® GeForce® GTX 1060(6GB GDDR5)の単体GPUを積んでいるのに、4K60Hzの外部出力ができないとは相当無駄じゃないですか…。

これは4Kモニターに接続するパソコンの構成も考え直さないといけないではありませんか…。
はぁ…どうしよう。

それはそうとWindowsの設定ですが、27インチの4K解像度となると、Windows10のディスプレイ設定のスケーリングは150%が最適かなと思います。

4Kだと150%で2,560×1,440ドット相当、200%で1,980×1,020ドット相当になります。

使う人の視力や環境にもよりますが、27型なら150%、15.6型なら200%程度が目安かなと。

しかし、
Intel® Core™ i5-8265Uぐらいの、内蔵GPU Intel® UHD Graphics for 8th Generation Intel® Processors
をメモリ8GBぐらいで使うと、4K出力するとかなりモッサリします。

なので、解像度2,560×1,440ドット、100%表示ぐらいで使うと、わりとサクサク動きます。
Dot by Dotではなくなるので少し文字が滲んでしまうのと、言わずもがな解像度が落ちるので、写真や画像を見るのがメインでない場合に限り有効かなと。
事務作業ベースぐらいであれば、使い物になります。

スムーズさと画面の綺麗さのトレードオフですかね。

ちなみに、4K HDRテレビ兼モニターとして49インチの東芝REGZA 49Z720Xを使っていますが、これの表示スケールは150%にしています。
GeForce GT 1030レベルでも、外付けGPUがあったほうが全然いいですね。

それにしても、例えば廉価版のビジネス向けノートパソコンって、13.3インチで1,366×768(FWXGA)の、しかもTN方式などポンコツな液晶を使っていたりするわけですが、これの画素密度は118ppiなんですよね。

一方、23インチフルHDモニターって画素密度が96ppiになるので、13.3インチのポンコツ液晶以下の画面の粗さなのです。

つまり、23インチフルHDモニターって、画面を近くで見る分には画素粒がわかってしまうぐらい…荒くて汚いのです。

というわけで、このブログを読んでいると4Kモニターが欲しくなってくると思いますが、このDELLのS2721Qは過不足の無いとても良いモニターなのでオススメです!