富山と言えば魚!
魚と言えば寿司!
ということで、富山で美味しいものを食べようと思うと、筆頭に上がってくるのがお寿司ですね。
いつもは回転寿司の「すし玉」か高級寿司の「寿司栄 華やぎ」か「鮨 難波」に行くことが多いのですが、久々に中級ランクのお店に行ってみました。
ここ「松乃寿司」は富山市の中心市街地からは少し離れた場所にあって、富山駅などからは電車で行くのは厳しい立地です。
まあ、この辺はクルマ社会ですから少なくともクルマ以外だと、バス、できればタクシーでないと行くことは難しいでしょうね。
と言っても、ど田舎の郊外っていうよりは住宅地に近い場所にあると言えるでしょう。
こちらは知っている人は知っているお店で、漫画の「美味しんぼ」にも登場しています。
単行本の84巻「日本全県味巡り 富山編」の中では、富山湾ならではのホタルイカや黒アナゴ、まんじゅう蟹などを紹介していますね。
食べログランクは「富山県」×「寿司」で堂々の7位。
このランクには鱒寿司屋さんも含まれているので、普通のお寿司屋としては富山県内で6位ですね!
伺ったのは平日のランチ。
お店はちょっと寿司屋っぽくない建物で、店内も純和風とは言えない感じがします。
こちらのランチはにぎり鮨が、2,000円、4,000円、6,000円となっています。
都内では2,000円のランチは結構普通かもしれませんが、地方都市である富山市のランチでの2,000円はかなり高価な気がします。
ランチは確か毎日はやってなかったように思うので、食べに行く前には電話して確認をしてから伺ったほうがよいと思います。
今回は2,000円の上寿司のランチをオーダーしました。
しばらく待つとまずは「酢の物」と「筍の煮物」が出てきます。
どちらもちゃんと「仕事」がしてあるようで美味しいですね。
と、松乃寿司に来たらいつも思うのですが、結構待たされることがあります。
お座敷にお客がいるのか出前があるのかわかりませんが、結構マイペースに提供されます。
あまりにも遅い時に板さんに一声かけようかなと思うのですが、何故か声をかける前にお寿司が出てきますね。
ちなみに、こちらのお店には「店内撮影禁止」と張り紙がされています。
以前はそのようなことは無かったので
「写真撮っちゃダメなんですか?」
と聞いたところ、
「一声かけてもらえば構いませんよ」「以前に他のお客さんとトラブルになったことがあるんです」とのこと。
どうやら断りもなくに店内をパシャパシャ写真を撮るバカ、もとい行儀の悪いお客がいるらしくてこういう張り紙をしたとのことですね。
確かに最近では食べログを始めとしていろんなネット上に食べ物や食べ物屋の写真が載っていますが、どこの雑誌の取材だよ?っていうぐらいにカメラを振り回す非常識な人がいますからね。
写真を撮るときは、お店や他人の迷惑にならないようにしたいものですね。
さて、肝心のお寿司ですが、富山の幸を使ったもので、素材も手の混み具合もなかなかのモノです。
白い綺麗なお皿に盛ってあって、どのネタも東京のソコソコ高級なお寿司屋よりも良いレベルです。
カニなどもみずみずしくて、これは東京などではなかなかお目にかかれないレベルです。
臭みや変な匂いなどは皆無です。
このランチでは特に富山ならではの富山湾の食材は目立ちませんね。
夜には色々と富山湾でしか捕れない魚や魚介のメニューがあるようですよ。
ちょっと残念なのが、カウンターで食べるのに、お寿司がひとつひとつ提供されるのではなく、お皿に乗ってくること。
これだとカウンターで食べる有り難みがありませんね。
さらに残念だったのが、店内喫煙OKなこと。
回転寿司だとまず禁煙だし、高級寿司屋だと喫煙はご法度ですからね。
この辺は街の寿司屋だなぁと強烈に感じるポイントですね。
別に「美味しんぼ」などに載っているからってエコヒイキはしませんが、それでもソコソコ良いレベルのお寿司屋さんだとは思います。
ちなみに「美味しんぼ」の作画を担当している「花咲アキラ」氏は富山県射水市出身です。
富山市には「寿司栄 華やぎ」「難波」「鮨人」などの高級寿司がありますが、ここ松乃寿司は富山湾っぽい寿司や料理という意味では高級寿司屋に勝るとも劣らないと思います。
次は夜に来て、珍しい魚介メニューをたらふく食べたいですね。
リピあり。(^^)