「多発性硬化症」タグアーカイブ

再度脊髄炎で入院→退院しました。Vol.3

再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2の続きです。

10月1日から都内某総合病院に脊髄炎で入院していましたが、今週10月26日(月)に退院ができました。

入院中はステロイドパルス療法という点滴治療を4クール(4週間)実施して、だいぶ足の痛みと違和感は少なくなってきました。

というわけで、晴れて退院となったのですが、退院後にまた足の痛みが強く、範囲も広くなってきました…。

痛みは、両足の指の付け根(母趾内転筋横頭)、短小趾屈筋(土踏まずの外側)、側部で、10段階のうち強い時は6程度。
平常は10段階のうち3。

また、レルミット(Lhermitte)徴候というのがあります。

これは、首を下に曲げると、身体のしびれ感が強まる現象で、首の脊髄に病巣ができると、首を前に曲げたときに感電したような痛みや刺すような痛みが背中から両脚、片方の腕、体の片側へ走ることがあります。
このような感覚をレルミット徴候と言い、通常この感覚は瞬間的なもので、首をまっすぐにすると消える。

脊髄炎と関係無いと思うけど背中と腰に強い痛みがあり、外腹斜筋(がいふくしゃきん)がギックリ腰になるかと思うほどの痛みを伴う時がある。

あと、口内炎ができているって感じですかね。

そして、10月29日(木)に通院で医師に診断してもらいましたが、ちょっと再度再発した可能性があるかもってことで、緊急のMRI撮影をしました。

もしMRIで新たに脊髄に炎症が見られるとしたら…。
また、しばらく入院に逆戻りです…。

MRIの結果としては、
胸椎T8、T9の前回再発部位のやや右上に点状のT2高信号が見られる
前回のMRIでも高信号は確認できる
ということで、正直「微妙」という感じで、一応再発はしてなさそうです。

また、血液検査の結果は順調に回復傾向にあります。
今後は、わりと頻繁にMRI撮影と血液検査をして状況を細かく診てもらう感じですね。

今回の病気は、多発性硬化症(MS/Multiple Sclerosis)でも無く、視神経脊髄炎(NMO/Neuromyelitis Optica)デビック病でも無く、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)でも無く、抗MOG抗体関連疾患でも無かったです。

・多発性硬化症→脊髄液検査でlgG増加(0.7以上)、オリゴクローナルバンド陽性(60〜70%) ともに基準以下陰性

・視神経脊髄炎(NMO/Neuromyelitis Optica)デビック病→血液検査でアクアポリン4抗体5.0(U/mL)以下、脳脊髄液検査でGFAP増加と好中球の増加 ともに基準以下陰性

・急性散在性脳脊髄炎(ADEM)→脳がクリアだから、ほぼ疑い無し

・抗MOG抗体関連疾患 →自己抗体 抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白(MOG)抗体→陰性
って感じです。

なので、あえて病名を付けるなら、再発性横断性脊髄炎 / Transverse Myelitisとなります。

時間的、空間的に脊髄炎が出ているので、多発性硬化症には合致するが、検査結果などから病名としては多発性硬化症ではない、という感じで、明確な治療方法も確立しない、とのこと。

今後治療薬としては、経口CS(副腎皮質ステロイド CorticoSteroids)のプレドニン錠を10mg/day(プレドニゾロン錠)内服し、痛み止めとしてトリプタノールを飲みます。

ステロイドはとても優れた薬ですが、副作用が多いのも事実。
ただ、今回はまだステロイドの量も10mg/dayと少ないので、抗生物質(バクタ/カリニ肺炎)などは使いません。

あと、胃薬のファモチジンD錠(ガスター) ですね。

血液検査は1ヶ月に1度、骨密度を半年に一度測ります。

あとビタミンDを補充する必要がありますが、これはビタミンのサプリで大丈夫みたいです。

まあ、この病気は予防などはできないのですが、ストレス、過労、ウイルスは天敵のようなので、余裕とゆとりのある生活を心かげたいと思います。

と、面倒な感じですが、月に1度血液検査をすれば、他の疾患や健康状態も細かくチェックできるので、その辺は良しとしましょう!

カラダ…気をつけよう…。

再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2

再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.1の続きです。

さて、都内総合病院に入院して今日で18日目。

昨日は大量のステロイド剤を体内に点滴注入するステロイドパルス療法を実施する予定でしたが、急遽中止となりました。

一昨日調べた血液検査の結果、肝臓の数値が大幅に悪化しているとのことで、これを理由に一旦中止となります。

GOT(AST) 24→87 参考値 11-33IU/L
GOT(ALT) 42→183 参考値 6-43IU/L
γ-GTP 66→239 参考値 10-87IU/L

また、一昨日ステロイドパルス療法の途中に、全身に痒みと発疹が出たのだけど、これも肝臓に関係している可能性があるよう。
なので、ステロイドパルス療法は3クール目は2回で中止し、3回目は未実施。

来週早々に再度血液検査を行い、来週中頃に4クール目を開始予定。
4クール目は3回もしくは4回、または5回実施。

退院候補日は10月27日目処、入院期間は27日間ってところです。

足の違和感と痛みも記録をつけるようにしました。
再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2

それで、今回の病状ですが…

続きを読む 再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2

再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.1

2018年10月に脊髄炎を患ってしまい、都内の某総合病院に2018年10月16日(火)から2018年11月19日(月)まで入院をしていました。
実に、35日間の長期入院でした。
脊髄炎?で入院してます。現在進行中!Vol.1

以降、その病院には定期的に通院して、痛みを緩和する薬を処方してもらったり、MRIを撮影して脊髄の病変に変化が無いかなどを調べてもらっていました。

足の裏の痛みは、良くなったり、悪化したりと変動があり、一喜一憂していましたが、そこまで普通の日常生活には困っていませんでした。

が、しかし、2020年9月中旬より足の裏に以前のような痛みが出てきました。
わかりやすく言うと、靴の中に石ころが入ってきて、いつも突き刺さっているような痛みです。

次回の定期検査は10月中旬の予定でしたが、病院の予約を早めてもらい、9月25日(金)に診察をしてもらいました。
本当はすぐにMRIを撮ってもらいたかったところですが、やはりその日は混んでいるとのことで、9月30日(水)のMRI撮影になりました。

9月30日当日は、朝からMRIを撮って、すぐに主治医のもとに向かい、画像を見てみました…。

先生「うーん、うーん」
ボク「なにかある感じですか?」
先生「脊髄に新しい炎症がありますね…」
ボク「はっ!? マジっすか?」
先生「以前と違うところ、足の他になにか変わったことはありませんか?」
ボク「そんなに気になることはないですが…入院ですよね?」
先生「そうですね」

残念ながら、脊髄炎で入院→退院しました。Vol.8の続きとなってしまいました…。

再発するとは微塵も思っていなかったので、びっくりしました。
ボクだけでなく、主治医もびっくりしていました。

ということで、入院決定。
もう入院しないっていう選択肢はないので、さっそく検査開始。

採尿、血液検査、心電図検査、レントゲン撮影をして、いきなり腰椎穿刺(髄液摘出)もやっちゃいます。

腰椎穿刺(髄液摘出)と言うのは、背中の腰のあたりに、細い針を刺し、脊髄液を抜く検査。
前回やったときは10分以上針が刺さっていて、痛くて痛くて気持ち悪いという、これまで経験したことがない、最悪の検査に苦しみました。

今回もまったく同じ検査をやったのですが、痛みはあるものの、そこまで死ぬほど苦しいってほどではありませんでした。
前回のときは、全身からアブラ汗が流れ出て、涙も止まらず、追加で局部麻酔を打ってもらっても、なお痛かった記憶が鮮明に残っています。

なぜ、今回は前回の痛みの半分以下だったのでしょうか?

それは、今回対応してくれた先生は経験豊富なアラフォーの主治医で、前回対応したのは20代の研修医だったからでした。笑
やっぱり実績が違うので、仕方ないですね。

あの痛みは、若い研修医が仕事に慣れるために必要だった、踏み台だったのでした。
医学の進歩に少し貢献できましたかね…。

とは言え、もう二度とあのような痛みのある対処をやってもらうのは御免ですけど…。

午後からは、造影剤を使った造影胸椎MRI撮影も撮影。

ここで夕方になったので、入院の準備も必要なので帰宅することにしました。
どっちみちこの時間であえば、明日から入院したほうが合理的だと思います。

新型コロナウイルス感染症の影響もあって、面会はNG、一時帰宅もNGだそうです。
つまり、なにか誰かに持ってきてもらったり、差し入れを頂戴するのもNG。
家に必要なものを忘れたから取りに行きたい…というのもNGなんですね。
シビア…。

というわけで、かなりの入院生活の準備に時間を取られて、荷造りが終わったのは深夜3時のことでした。

入院1日目は
入院手続き、頭部MRI、診察医師A、医師B
12時 血糖値測定 昼食
13時 ステロイドパルス療法(点滴治療) 1-1
18時 血糖値測定
18時 夕食
18時30分 (タケプロン)ランソプラゾールOD錠15mg 胃薬
20時 診察医師A
21時 仕事
3時 就寝
と言った流れ。

さっそく初日からステロイドパルス療法という、大量のステロイド剤を体内に注入する処置を実施。
ステロイドの点滴を1回2時間、連続して3日。4日休む。
この1週間のサイクルを1クールとし、最低2クール実施。

前回は、ステロイドの点滴を1回2時間、連続して3日。4日休む、を4クール、つまり4週間やりました。

ただ、ステロイドパルス療法の点滴って2時間終わると、ボクの場合はかなり痛みがなくなって、気持ちいいです。

2日目は
7時 起床
8時 血糖値測定、朝食、サインバルタC20mg
9時 診察 医師B
9時30分 ステロイドパルス療法(点滴治療) 1-2
12時 血糖値測定 昼食
13時 頚椎MRI検査
15時 眼科検査
18時 夕食
19時 血糖値測定
19時30分 シャワー
21時 仕事
24時 就寝
という感じですね。

検査としては、
・頭部MRI撮影
・頸部MRI撮影
・胸椎MRI撮影
・造影胸椎MRI撮影
・レントゲン撮影
・血液検査
・脊髄液検査
・心電図検査
・尿検査
・血糖値検査
・視神経検査
ってところですかね。

まだ病名は確定してないけど、多発性硬化症って病気だったら、疾患修飾薬(DMD)として使える「ジレニア」っていう高い薬だと1カプセル8,300円。
薬代だけで月額約23万円、年間約280万円とか笑える金額。
3割負担でも約7万円かー。医療費助成があるみたいだけど、こりゃ大変だな。

ステロイドパルス療法をやると、夜眠く無くなるんですよねー。
でもなるべく生活リズムを整えるために、睡眠導入剤を飲んで早く寝ることにします。

続きは、再発 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2

脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2

脊髄炎?で入院してます。現在進行中!Vol.1 の続きです。
さて、本日2018/10/31(水)で入院16日目となります。

入院はしていますが、一時帰宅が許されていますので週末は自宅で過ごしたりしています。
しかし、土日を含む自宅で過ごす日も、1日に一度は必ず病院に出向いて、体温や血圧などのバイタルを測ったり、血液検査をしたりしています。

ちなみに今日のスケジュールは
6時 起床
7時30分 血糖値測定
8時 朝食
10時 ステロイドパルス療法(点滴治療) 3-2
11時40分 血糖値測定
12時 昼食
13時30分 シャワー
18時 血糖値測定
18時30分 夕食
1時 就寝
という感じです。

午後は病気の調べ物をしたり、パソコンで作業をしたりしているので、時間が余って余って暇ってことは無いです。

夜もっと早く寝ろよっていう指摘もありますが、ステロイドパルス療法(点滴)をすると、夜眠れないんですよね。
昨晩は睡眠導入剤を飲んで22時に寝たら、1時に目が覚めちゃうし。
結局、朝の5時ぐらいまでパソコン触ってました…。

病院に持ち込んでいるガジェットは
・Chromebook(ノートパソコン)
・Windows10ノートパソコン
・iPad Pro 12.9 Cellular(2Gen)
・iPad Pro 9.7 Cellular(1Gen)
・MotoZ(Android)
・iPhone8
・Kindle PaperWhite
と少し多いような気もしますが、どれも適材適所でうまく活用しています。
まあ、まだKindleで読書はしていないか…。

で、基本の作業はiPadではなくChromebookかWindowsノートパソコンを使うんですが、病室だとやっぱりキーボードの打音が迷惑になるから、面会コーナーでパソコンを使っています。

たぶん、他の人から見ると「あの人、朝から晩までずっとパソコンしてる…。仕事忙しいのかな?」とか思われているかもですね。
仕事は半分もしていないですけど。(笑)

面会コーナーは24時間使えて、電源もあるので、作業をするにはとても良いです。
たまに電話の声が必要以上にうるさいオバさんとか居てイラっとしますけど。

さて、肝心の病状ですが、次第に、徐々にですが、回復に向かっています。
カラダの痺れは、膝より上はほとんどなくなり、ふくらはぎと足の指のしびれが気になるぐらいまで減ってきました。

足の裏の土踏まずあたりにあった、常時石を踏んでいるような違和感は85%無くなりました!

ステロイドパルス療法は明日で3クール目が終わります。
ステロイド点滴をすると、なにか太ももの上ぐらいからふくらはぎにむけて、ジワっと、まるでスポンジを絞るように徐々に痺れが抜けていく感覚になります。
気持ちいい…。

ステロイドって「魔法の薬」って言われるぐらい即効性がありますが、その分、長くやると免疫力が落ちるし、副作用が目に見えて出てくる諸刃の剣…。
初期のうちにステロイドパルス療法で叩きまくるほうが良いらしく、効くなら短期間に痺れ取れるまでやったほうが良いとのこと。

4クール目をするかどうかはまだ決定はしていないけど、基本やる方向です。
過去に6クールやった患者は居たけど、レアケースとのこと。

主治医の話では「確実に免疫力が落ちるから、パルス療法は4クールぐらいでやめておいた方いいです…」と。

血液浄化療法ってのもあるらしいけど、透析みたいで結構大変らしい…。
首のところにボールペンぐらいの、ぶ太い針を刺して血液を抜いて、血を浄化して、また入れるらしい…。
透析に近いし、ステロイドが効いているのであればやめておいたほうがいいっていう話です。

まあ、「今回は痺れだけだし、失明しそうになっているわけでは無いので、血液浄化療法までは…」と。
確かに。

それで、今回の診断(病名)は、今のところ「脊髄炎」らしいです。

抗アクアポリン4抗体 (抗AQP4抗体) というのが陰性だったので、NMOSD(視神経脊髄炎)ではないらしいです。
また、MS(多発性硬化症)の一発目かもしれないけど、今回はたぶんウイルスか何かで脊髄に炎症ができたんじゃないかなって。

参考サイト
認定特定非営利活動法人 MSキャビン│多発性硬化症・視神経脊髄炎の情報提供

正直、いまのところ原因と病名はハッキリとしていないのです。

今朝、神経内科部長がたくさんの医者引き連れて来たけど「しびれは一生治らない可能性がある」って脅された💧
けど、主治医は「痺れはだんだん消えていくとは思いますよ」って。

まあ、神経内科部長も「確実に痺れが無くなります」とは言えないし、言わないだろうけど。

しかし、胸椎の4番目と5番目にある炎症は基本消えないらしい。
とりあえず、MRI撮って確認してみることにしますが…。

ということで、いまは4クール目のステロイドパルス療法に向けて、さらに血液検査やMRIなどの各種検査をやるところです。
4クール目でなんとか99%ぐらいの痺れが取れればいいなぁ…。

治療で嫌なのは、注射や点滴の針がなかなか入らないこと。
ボクの腕は筋肉質かつ血管が細いらしく、点滴の針を入れるのも、いつも大体2〜3回失敗します。
針を差した後に、グリグリと血管を探すの、痛いのもあって、すごく汗が出ますなぁ。

脊髄炎が一段落したら、喉の奥になにか腫瘤の全身麻酔外科手術と胃の胃壁の外に10mm程度の脂肪の超音波内視鏡検査もやらなくっちゃ…。

まあ、想像以上に長期入院となってしまいますが、この期に及んでジタバタしても仕方ないので、しっかりと治して、ちゃんと社会生活に復帰できるように最善をつくしたいと思います。

あー、サウナ行って水風呂入って、トンカツ食べたいなぁ。

がんばろ。

続きはこちら 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.3

脊髄炎?で入院してます。現在進行中!Vol.1

夏ぐらいからちょっとBlogを書くのをサボってました。

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」
と言いたいところですが、先日からちょっとカラダの調子が悪くって元気じゃなくっています…。

今年の夏に熱中症?のような症状にかかりましたが、それの続きかもしれません。

■ 2018/10/23(火)現在、都内の某病院に入院をしています。
検査に次ぐ検査で、まだ病名の確定がしていませんが、おそらく脊髄炎ではないかな?という診断が濃厚です。

■ 2018/9/28(金)直近のことの始まり
この日は、鹿児島→神戸→大阪→静岡という約1週間の長期出張が終わり、静岡から東京に新幹線で戻ってきた日でした。

夜は東京駅から神楽坂に移動してお寿司を食べ、その後、新宿で映画をみて自宅に帰ったんですよね。

いま思い返せば、神楽坂から新宿の映画館への道中、歩いているときに、ちょっと太ももに何かが張り付いてる感というかしびれのような違和感を感じていました。

■ 2018/9/29(土)〜2018/9/30(日)
この週末は、長期出張の疲れも残っていたので、土日のいずれもあまり遠くへ行くことはなく、わりと近所でまったりと過ごしました。

■ 2018/10/2(火)
なかなかカラダが回復しないので、前回の熱中症の教訓?(熱中症じゃないかもしれないけど)のことから、すぐに「城山ガーデン桜十字クリニック」にて診察と採血をしてもらいました。
パっと診察してもらった結果は、明確な病名はわからず、大きな問題はありませんでしたよ、ってことでした。

■ 2018/10/4(水)
血液検査の結果を見に行きました。

汗の出過ぎなどであれば、カルシウムやナトリウム、カリウムといったミネラル成分が過不足しているのが血液結果からわかるはずです。
しかし、血液検査結果では大きな問題も特に気になる点もなかったのです。

城山ガーデン桜十字クリニックへの通院は一旦終わり、以前より背中などの痛みに強いときに行っていた整体院にいってみました。

この整体院は一級のスポーツ選手の治療もよくやっていて、カリウム量、ナトリウム量などミネラルや食べ物にもうるさい整体屋さん。
「うーん、足がしびれるのは、電解質異常だよね!」
「スポーツで汗書くのと、サウナは禁止だなー」
という冷たい一言を受けつつ、脚と背中の施術を少ししてもらって帰ってきました。

その後、整体院で薦めから、体調を整えるのに良い効くという「グリコのビタミン&ミネラル」グリコ パワープロダクション エキストラ ビタミン&ミネラル 80粒を買って飲んでいました。

しかし、これが高い!80粒入りで1,883円。
1日5粒のむので、1日あたり117.7円。
1粒あたり23.5円…。
悪くはなさそうだけど、どうも続かなさそう…。

■ 2018/10/11(木)
静岡に日帰り出張に行ったのですが、その時、足の痺れが相当ひどくなってきて、普通に歩くのが困難になってきました。
足底の脚踏まずのあたりに、なにか石のようなものが挟まっている感覚が出てきて…。
地面に足底をくっつけて歩くのが辛い…。

それと同時に、なんと排泄障害がでてきました。
具体的に言うと、チンチンとタマとケツの穴がしびれており、感覚が希薄に。
シッコやウンチを「している」感覚が無いのです💧
ちょっと我慢できなくて出ちゃうとか、漏らしちゃうってことはなかったのですが、出ているかどうかの確認は感覚ではなく、目視のみ!

あと、オナラでちゃったら、実もでる可能性も高いんだろうな!
「こりゃ、そろそろ日常生活に支障をきたすほどの重篤な症状!やばいで!」
ってことで、早々に近所の整形外科クリニックに行くことにしました。

■ 2018/10/13(土)
足の違和感が拭えず、排泄障害もでてきたため、文京整形外科クリニックにて診察。
背中と腰のレントゲン撮影→問題ある可能性が高いので即日健診会 東京メディカルクリニックへMRI撮影の手配。
また、腰椎系の治療には定評のある九段坂病院に紹介状を書いてもらう。
しかし、当日はMRI撮影の枠がなかったため、翌日14日(日)にMRI撮影の予約。

■ 2018/10/14(日)
西巣鴨にある、健診会 東京メディカルクリニックにて背中と腰のMRI撮影。

■ 2018/10/15(月)
九段坂病院の整形外科に早朝8時より訪問。
診断してもらったところ、MRIに胸椎の4と5の間になにか白く写ってるのを確認。
整形外科としては何かわからないが、問題ある可能性が高いので都内某病院神経内科に紹介状を書いてもらう。

13時 都内某病院神経内科にて診断→脊髄腫瘍、多発性硬化症、脊髄炎などの疑い。
急遽、頭部MRI、レントゲン、心電図、血液検査、尿検査を実施。
即日、2〜3週間入院するように言われる。
しかし、すでに夕方になりつつあったので、明日の朝に入院しましょう、ということで一時帰宅。

■ 2018/10/16(火)入院開始
11時 入院手続き
12時 昼食
14時 腰椎穿刺(髄液摘出)
15時 採血
16時 ステロイドパルス療法(点滴治療) 1-1
17時 血糖値測定
18時30分 夕食
19時 シャワー
23時 就寝

初日のスケジュールはこんな感じ。
わりと暇な時間が無い。

今回の入院のハイライトは、腰椎穿刺(髄液摘出)でしたね。
背骨に細い針をさして髄液を抜くようですが(背中なので見れない)、これが痛いのなんの。
髄液を抜くことよりも、まず麻酔が痛い。
腰に得も言われないような鈍痛が走りました。
そして針を入れるのですが、麻酔が聞いていない部分がある。
そこで、再度麻酔を2本増やして刺す。
これも痛い。
麻酔をいれても、背骨の奥の方って、痛いんですよ。
そして、髄液がなかなか出てこない…。
20分ぐらい格闘して、ようやく適量が採取できました。
もう、痛くていたくて、涙は勝手に出るし、パジャマが汗だらけになりましたよ。

今回の治療の中心はステロイドパルス療法(点滴治療)というものです。

ステロイドを点滴で2時間ぐらいかけて入れていき、それを3日間連続で実施。
その後は4日間点滴をせずに休むという治療。
この合計7日のプログラムを、1〜3クールぐらい実施する見込み。

ステロイドは神の薬と言われるほど、効く人には特効薬的に効くみたいです。
しかし、副作用も多いので、使用量、使用期間も含めて、十分に注意が必要らしいですね。

現在はこのステロイドパルス療法を実施しつつ、以下のようなさまざまな検査を随時実施。
・頭部MRI撮影
・造影頭部MRI撮影
・頸部MRI撮影
・胸椎MRI撮影
・造影胸椎MRI撮影
・腰椎MRI撮影
・頚椎CT撮影
・造影頚椎CT撮影
・レントゲン撮影
・血液検査
・心電図検査
・尿検査
・耳鼻咽喉科検査
・体性 感覚体性感覚誘発電位 (生体検査 SEP 足部)
・体性 感覚体性感覚誘発電位 (生体検査 SEP 腕部)
・生体検査 視覚誘発電位(VEP)
・血糖値検査
・視神経検査

入院中って暇なイメージがありますが、仕事の引き継ぎもかねて、普段よりも忙しい毎日。

そうそう、肝心の治療の効果ですが、脚底の違和感はかなりなくなってきて、脚の全体のしびれも若干少なくなった模様。
チンチンとタマの痺れは回復しました。
ケツの穴はいまは痺れていないのですが、椅子に座ったときに椅子とケツが接触する場所がちょっと痺れがち。
あとは、背中が床ずれしているのか、ちょっと凝っている感じ。

基本21時30分消灯、6時起床の健康な生活サイクルと、カロリーオフな病院食のおかけでわりと健康で顔色もいいのかも。
ステロイドパルス療法やると、夜眠れなくなるらしいので、睡眠導入剤を飲んで寝てます。
あと、隣の部屋から他の患者さんの声が聞こえてくることもしばしばあるので睡眠導入剤は必須かな…。

また、頭部MRIをみたところ、喉の奥になにか腫瘤があるのが確認ができたので、これも全身麻酔のオペで取ってもらう予定です。
そして、以前より胃壁の外に10mm程度の脂肪があるから調べてみようという課題もあり、これは胃の内視鏡カメラの先っぽにエコーが付いている特殊な内視鏡カメラでチェックするようです。

今回のしびれのメインの症状が「多発性硬化症」という病状で診断されたら、これは「難病指定」だそうです💧
しかし、複数のMRIを判断するに、多発はしていないことから、おそらく「多発性硬化症」ではないだろうという判断となっています。

ちなみに、肝心の費用です。
・健康保険組合で限度額適用認定証を出してもらうことで、だいたい月3万〜25万円前後の支払いのみでOKになる。(パジャマや食事などの実費は別)
・業務災害以外での病気やケガの場合、健康保険組合で一部負担還元金等がある。
 つまり、窓口で月3〜25万円支払ったとしても、2万円を除いた金額は戻ってくる。
 結論としてはどんなに大きな手術をしても、自己負担額は月額2万円ですむ。
・休職中の場合は、健康保険組合から傷病手当金が給与分としてだいたい66%分は支給される。

どれくらい費用がかかるのか不安だったのですが、わりと手厚い保障がされていて安心しました。

あと、入院中は毎日、同僚やお友達がお見舞いに来てくれて嬉しいです。
土曜日は富山から親友のAくんが、日曜日も富山から親友のBくんが来てくれました。

人生も半分ぐらいの折り返して地点に来て、まだやること、やらなきゃいけないんことは沢山沢山あるのですが、まあ、心身ともに健康が一番で、無理せず無駄なく油断なく、人には迷惑をかけないように、生きていかなければならないなぁと再認識している今日この頃です。

今回の入院でも色んな人に心配と負担をかけているのですが、ここは慌てずにしっかり完治させようと思います!

そして、サウナ…。
サウナは少し自粛の方向で考えています。
「多発性硬化症では体温が上昇すると、しびれなどの症状が一過性に増強するUhtoff(ウートフ)現象が有名である。」
という情報も出ているので、ボクは多発性硬化症では無いにしても、人とは違った自分なりの、質、量、タイミングでリフレッシュができる方法を模索していこうとおもいます。

がんばろ。

続きはこちら 脊髄炎で入院してます。現在進行中!Vol.2