アマチュア無線の家庭用電源作りました

アマチュア無線の家庭用電源作りました

うちにSTANDARD(YAESU)のVX-7というアマチュア無線のハンディ機が来てから2ヶ月ぐらい経ちました。
無線はボチボチやっているというか、そんなに頻繁にワッチ(受信)もしてませんし、QSO(交信)もしてません。

まだリグ(無線機)がこのハンディ1台だけで、アンテナも小さくて簡易なホイップアンテナしか使っていないので、ローカル(近場)の局としかつながりません。

144/430MHz帯ハムバンドアンテナ(BNC)/秋月電子通商 WC-113B(WC-110B) 無指向性、490mm、1,650円
144/430MHz帯ハムバンドアンテナ(BNC)/秋月電子通商 WC-113B(WC-110B) 無指向性、490mm、1,650円

このチープなアンテナをマンションのベランダにそっと置いていますが、これ以上大きなアンテナをベランダに常設するのはいろんな意味で厳しいですねぇ。

しかも基本バッテリー運用なのですが、リチウムイオン電池がかなり劣化しているので5Wの出力は数分しか使えません。(笑)
乾電池運用(エネループ)だと最大でも0.3W出力。
これでは遠くの局に話しかけても聞こえませんね。

まあ、受信能力は出力には関係ないですけど。

純正のバッテリーを交換すれば良いのですが、約8,000円と高いのです。

しかも300回しか充電できないので、1、2年ぐらいで寿命が来ます。
毎日使うわけじゃ無いからもって3年ぐらいかなぁ?

まあ、一応互換バッテリーっていうのも3,500円ぐらいであるんですけどね。

そんなに投資するのであれば、オトクな汎用充電池が使えるVX-3とか新しいリグ(無線機)を買ったほうがいいようにも思います。

で、それだったら、とりあえずは家庭用コンセントから電源を取って運用すればいいのではないか?、と普通なら思いますよね!?

ところが、アマチュア無線の変なところ(当たり前のこと?)なんですが、なんと純正のACアダプタだと受信のみで電波の送信ができないのです。
付属のACアダプタNC-72Aは、出力DC12V 500mAというもの。
かなり大きいサイズなんですけど非力ですね。

こんなに見た目は立派なアダプタなのに送信ができないものを付属させるというのはちょっと理解に苦しみます。
(無線や電気の成り立ちからいうと普通なのかも?)

これって最新のデジタル機のFT2Dとかも同じみたいですね。

電波を発射するのに必要な外部電源は12~14V、3A以上というスペックです。

メーカー純正の外部電源の線(E-DC-6)とAC電源をDCに変換する「直流安定化電源」があればいいようですが、この直流安定化電源の機械がまた高い。

一番安価なDIAMONDのDSP500でも、定価で13,824円、売価でも7,480円は高額ですよね。
サイズも大きくて、見た目もなにか大げさでマニアックっぽいです。
ハンディ機本体よりも大きいとは…。

どうしようかなと考えていたら、以前に交信したOM(先輩局)さんから「パソコンとかのACアダプターを改造して使えばいいよ」という良いお知らせが。

最近はアキバにはあまり行ってなかったのですが、久々にいって部品調達。
昔の秋葉原は無線ショップがたくさんありましたが、いまは「ロケット無線」「富士無線電機」「山本無線」の3つぐらいですね。

まずは富士無線で外部電源ケーブルE-DC-6(500円)を購入。
これ、ほんと線だけなんですよね。
そのままでは使えない。

安価なACアダプタを求めて、マニアックなお店の千石電商に行ってみましたがDC12V 5Aぐらいのモノは3,500円ぐらいと結構高い。

秋月電子通商にも行ってみると少し安くて、65W級スイッチングACアダプター12V5A ATS065-P120が1,750円。

まあ、そんなもんかなぁと思って買おうかとも思いましたが、ディープスポットの東京ラジオデパートも見てみることに。

そしたら、バルク品?でACアダプタが山のように売っているお店を発見。
お目当てのDC12V、3A以上のアダプタもありそうです。

DC12V 4Aのアダプタが400円!
これは安いね。
それにプラグ200円をつけて合計600円。

あとは適当なお店でテスターミニデジタルテスター(MINI DIGITAL TESTER)小型デジタルテスターも買いました。
テスターは1家に1台あったら便利だし。
これは391円。安いwww

そして東京ラジオデパートで熱収縮チューブ(200円)を買って、某自作スペース(1時間150円)でサクッと工作。

買ってきたACアダプタを通電テストしてからコネクタ部分をジョキっと切断。
あとは、無線の外部電源ケーブルとACアダプタを結線します。

銅線をハンダ付けをして、ホットボンドで固めて、通電テスト。
うん、12V出てますね。
あとは熱収縮チューブで固定。
最後に絶縁テープでグルグル巻いて、完成!

さっそく、VX-7と接続して電波を出してみますと、無事に安定的に電源供給がされていますね。
これで自宅で安定して5Wの電波が出せます。

いやー、いままで自分も通信中に電池が切れないかハラハラしてましたが、こちらの電池事情を知っている通信相手の方もハラハラしてた模様。
調子に乗って話をしていたら、いつのまにかリグの電源が落ちてたことも2~3回ありますかねぇ。(苦笑)

今回作った電源は、FT2DやFT1Dなど他のYAESU機でも使えるみたい。

今の時代、遠くの人と話す目的だけであれば、ネットを使えばSkypeでもLINEでもなんでもあって世界中と繋がりますが、やっぱり無線という物理的なアナログのものを使って交信するって、それはそれで今も魅力があると思います。

アマチュア無線の中だけでもインターネット系の通信にはWIRES-XD-StarEchoLinkなんかもあって、それぞれ面白いらしいですね。

まあ、これらの電波や電気の基礎知識はデジタルなパソコンやスマートフォン、タブレットにも生きてくる知識なので、ボクにとっては趣味と実益を兼ねてるって感じです。

もっとハマると新しいリグとか大きなアンテナ、上級免許が欲しくなるかもしれませんねぇ。

地震とかいざというときにの非常通信できるぐらいにはスキルはつけておきたいですね。
まあ、ボチボチとマイペースでやっていきますか。

2 thoughts on “アマチュア無線の家庭用電源作りました”

  1. 私もVX-8を持っていますがあなたと同じ状況です。
    家のパソコンの電源があったので試してみようと思います。
    ただ兼用で使いたいので、電源プラグの加工をどうしょうか迷っています。
    その後使用した結果をアップしてください。
    ラジオや国際放送航空無線等その他の受信状況はどうですか?
    それに本来のアマチュアバンドで使用した時、送受信時に ノイズでていませんか?

  2. 大学生様

    返信が遅くなり申し訳ありません。
    利用した感想としては、問題なく使えていて受信時にノイズなどは出ていませんが、VX-7の特性か、送信時にすごく発熱しますので、その後はあまり利用しておりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA