秋吉といえば「やきとりの名門」と呼ばれる焼き鳥屋。
店舗数は結構多くて、実に全国に111店舗を展開しています。
福井に本社があるのですが、福井県にはなんと28店舗、石川県は15店舗、富山県にも14店舗もあります。
北陸地方ではかなり勢力のある、有名な焼き鳥チェーン店なのですね。
東京や関東圏の人はあまり馴染みがないかもしれませんが、北陸出身者にとっては、かなりソウルフード的な感じでもあります。
そういうボクも富山出身なので、幼少の頃から秋吉の焼き鳥はよく食べてきました。
上京してからも、銀座や神田、上野の秋吉で何度か食事をしたことがあります。(上野店は閉店)
休日の午後、たまには秋吉の焼き鳥でも食べたいなと秋吉のWebサイトで休日営業の店舗を探していたらと、東池袋に「新店舗」と書いてあるのをみてやってきました。
ここは東池袋店なのですが、池袋駅からは少しだけ離れた徒歩5、6分ぐらいの距離。
赤いネオンが目立つ、わりと綺麗でおしゃれな感じの外観です。
休日の19時ぐらいに伺いましたが、店内はわりと空いていて、あまり人が入っていない感じ、一番手前のカウンターに案内されました。
新店舗と書いてあるだけあって、相当綺麗で清潔感があります。
と思ったのですが、オープンしてからすでに1年ぐらい経過しているようです。
そのわりには、綺麗さが保たれていますね。
煙たさや匂いは皆無ですし、明るい店内なので、若い気取った女性と来ても嫌がられることは少ないのではないでしょうか。
メニューはいつもの秋吉そのままの感じで安心します。
こちらは5本1皿が基本となっています。
だいたい350円~400円ぐらいですかね、結構安いです。
5本セットなので、ひとりで食べるよりは2人以上でわけて食べた方がいいでしょうね。
今回もいつもと同じような感じのオーダーをします。
・若どり×2
・ねぎま×2
・ささみ
・純けい
・串かつ
・ピーマン
・キューリ
・こんにゃくおでん
・焼きおにぎり
・コーラ
・サイダー
ってところですかね。
注文をすると、店員さんがタレをもってきてついでくれます。
タレは、肉たれ、カラシ、カツタレの3つが基本かな?
これらに途中からおろしニンニクを入れていきます。
若どりやねぎまは肉たれにつけて食べます。
この肉タレは、洗練された上品なモノではないのですが、臭みの無いトリとマッチする甘めのタレです。
懐かしい味ですね。
ささみや純けいは、カラシをつけて食べます。
結構カラシは辛いので、つけすぎないように。
串かつもサックリと揚がっていて美味しいです。
その辺の下手な串揚げ屋の揚げ物よりも全然イケると思いますがねー。
途中からおろしニンニクを入れると、下品さにターボがかかりますが、これまた良い感じですね。
まあ、下品と言っても、全然許容範囲に収まっています。
キューリも美味しいし、焼きおにぎりも食が進みます。
最初は結構ガラガラだった店内も、予約客を始めとして次々にお客が来て、かなり盛況な感じになりました。
秋吉の焼き鳥は国産のものだけを使っていたり、純けいやササミなどはメス鶏だけしか使わないなど、結構食材にもこだわっています。
そうそう、800度を超える炭火焼きでちゃんと焼き上げているのも偉いと思います。
焼き鳥を置く台は、保温されたステンレスになっていて焼き鳥が冷めないようになっています。
これは偉いですね。
こちらのお店は店長を始めとして店員さんも皆元気で、対応が良いのが好印象でした。
ジュースが無くなったら「すぐに温かいお茶をお持ちしましょうか?」と聞いてくれますし、こういう酒を飲まない人間に配慮をしてくれる酒場はありがたいですね。
秋吉の名物のひとつが、男性は全員「社長」、女性は全員「お嬢ちゃん」と呼ばれること。
福井県は33年連続で人口10万人当たりの社長輩出数は全国1位とのことなんですが、秋吉の「社長」と呼ぶルールも何か関係しているのでしょうね。
また、福井県は焼き鳥消費量が日本一とのことですが、秋吉の功績が大きいのだと思います。
今回のお会計は2名でかなりお腹いっぱいに食べて4,800円ぐらいでした。
というわけで今回は、味もGoodで、値段も安く、気持よく、美味しく食べられましたね。
まあ、ソウルフード補正がかかっているので、ちょっと甘目の採点になりますが…。(笑)
ミシュランで星をとるような、洗練されて上品で味わい深い焼き鳥屋ではないのですが、友達や仲間と気軽に食べられて、おしゃれなデートにも耐えられる使い勝手の良いお店だと思います。
次は、ロースやしんぞう、タンなど、今回食べなかったメニューを攻めてみたいと思います。
リピあり。(^^)