直前まで同じ門前仲町にある「庄助」で食べていたのですが、連れの方が飲み足りないようでしたので、以前から気になっていたこちら「魚三酒場 富岡店」に伺いました。
どうやら2階や3階などもあるようですが、1階にあるカウンターに座りました。
カウンターのオジサン達は隙間がないくらいにギッシリと座っています。
こちらのお店も下町の「せんべろ」らしく女子率は5%以下ですね。
このホールを仕切っているお母さんに「コーラ下さい」と言うと、周りから「酒も飲まないのに魚三に来るのかよ」という雰囲気がバシバシ感じられました。
まあ、いいんですが…。
日本酒はなんと190円と激安です。
ちなみに、コカ・コーラも瓶で150円と激安です。
このコカ・コーラが安いというのは、ボクの中ではそのお店のお値打ち度をはかる目安なんですね。
店員のお母さんやお兄さんはかなり独特の接客で「返答」がありません。
「日本酒をお願いします」とオーダーすると、なにも言わずにコップと受け皿が出てきます。
一瞬、聞こえていないのかな?と勘違いしますが、返事をしないのがルールのようなので、何度もオーダーしなくても大丈夫です。笑
普通の店だったら返事をしない店員はNGですが、こちらのお店では何故か気になりませんね。笑
今回頼んだのは、ブリの刺し身と煮凝り、ホヤです。
連れがホヤを頼むと隣から「ホヤは夏のものだよ」っていうツッコミがはいりましたが、そういうやりとりも下町のせんべろらしいですね。
この日の連れは江戸っ子だったのですが、煮こごりはかなり頻繁に食べるとのこと。
ボクも煮こごりは何回かは食べてますが、そんなに鮮明に味を覚えている感じではないです。
魚三の煮こごりは臭みもなく、歯ごたえも楽しめてとても美味しかったです。
なんかの本で読んだ記憶がありますが、ご飯の上に煮こごりを乗せてレンジで温めると、ほどよく煮こごりがとろけて美味しいとか。
こういう食べ方も試してみたいですね。
店内の雰囲気としては、オジサンが談笑しながら酒を酌み交わしたり、本を読みながら1人で黙々と食べている方とか色々といらっしゃいますが、どなたも和気あいあいとやっている感じがします。
あと、ボクは注文しませんでしたが、結構な確率でお椀を頼んでいる方が多かったですね。
このお店以外にもせんべろには何回か伺っていますが、あまり料理が美味しいという感じはしませんでした。
しかし、こちら魚三酒場は安いだけでなく、お魚や食べ物も美味しいせんべろでした。
オーダーストップまでの時間があまり無く、それほど注文していないのもありますが、お会計が1人1,000円以下だったのには驚きました。
刺し身についているワサビは、当然のように本山葵ではありませんが、そういうことを気にするお店ではありません。
酒飲みには是非伺って欲しい、味のあるお店ですね。
リピあり。(^^)