上品で丁寧な感じの極旨担々麺 ~ 大塚 鳴龍

上品で丁寧な感じの極旨担々麺 ~ 大塚 鳴龍
上品で丁寧な感じの極旨担々麺 ~ 大塚 鳴龍

今日は池袋近辺で晩ごはん。
大塚に美味しい担々麺のお店があると聞いてきた。

こちら「鳴龍」はラーメンマニアの方には有名なお店。
担々麺がメインメニューのようですが、醤油系のラーメンなどもなかなか美味しいそうです。

伺ったのは平日の20時過ぎ。
結構並ぶことのあるお店のようですが、食事時を過ぎていたおかげか空席アリで待ち時間ゼロでした。

入り口右側にある券売機で食券を買います。
自分のポリシーとしては、初訪のお店では「一番ベーシックでシンプルな料理を並盛り」で食べることにしていますので、こちらでは担々麺(800円)とライス(150円)をオーダー。

店内はその辺の街のラーメン屋とは違って、綺麗で清潔感がある感じ。
女性でも1人で入りやすいですね。

厨房が食べるフロアより一段高いのか、わりと調理工程も見えます。

麺は普通に茹でてから、最後は平ザルで湯切りしていました。
結構湯切り姿が美しく、丁寧さが感じられますね。

ほどなくして現れた担々麺はわりとシンプルで綺麗です。
ひき肉と九条ねぎが乗っています。

一口食べてみると、わりとアッサリしていて、二口目は、旨味と辛さが感じられました。

これは美味しいですね。
思ったよりも辛くなかったですが、じんわりと額に汗をかきました。

麺はツルっとした自家製麺で、パツンと切れる歯ごたえがいい感じ。
細麺でスープによく絡んで美味しいです。

もし、この麺を普通のラーメンに入れるとあまり好きでは無いと思います。
ツルツルし過ぎで、最近多い淡麗系のラーメン屋に多い感じ。

しかし、鳴龍では担々麺の麺とラーメンの麺は違うようです。
ちゃんと麺とスープのバランスを考えていますね。

デフォルトではビリビリ感じられるような痺れ感はあまりなかったですが、カウンターにある花椒をかけると結構味が変わりますね。

途中で更なる味の変化を試してみたく、追加でパクチー(100円)をもらいました。
本当はこういう香草類はあまり好きではないのですが、ちょっとだけ食べてみたいのです。

パクチーをスープの上に乗せて食べると「うーん」って感じですが、スープによく混ぜて食べると独特の臭みが抜けて香りだけが鼻を抜けていくような感じです。
まあ、パクチー好きな人にとってみるとこれは臭みでも何でも無く「こんなにいい香りなのに、キミは何を言っておるんだ」と思われるでしょうけどね。

こちらは基本的に無化調で、上品かつ丁寧に作っていると思います。
酒のつまみなどアラカルトも手が込んでいて美味しそうでした。

全体的にレベルが高く美味しそうなイメージでしたね。
あまり並ばなければ、老若男女問わずオススメできるお店だと思います。

次は醤油系ラーメンと水餃子を食べてみたいです。
リピあり。(^^)

鳴龍

夜総合点★★★★ 4.0

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90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂

90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
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90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂

神保町といえばカレー、カレーといえば神保町。
その神保町で、最古のカレー屋さんがここ「共栄堂」。

オープンが1924年(大正13年)とのことですから、2016年では創業92年になりますね。

神保町でカレーを出すお店は現在99件あります。(カレー専門店以外のお店も含む)
数年前と比べると倍ぐらいの店数になっているようですね。

神保町の主な老舗カレー屋は
共栄堂 1923年(大正13年)
ボンディ 1973年(昭和48年)
まんてん 1981年(昭和56年)
ガヴィアル 1982年(昭和57年)
エチオピア 1988年(昭和63年)
みたいな感じですね。

伺ったのは平日の13時過ぎ。
ランチ時間をちょっと過ぎていたので、並ばずすぐに着席することができました。

こちらはランチ時間は相席がマストのようで、他の席が空いていても相席になります。
これは多くのお客が並ばずに食べられる方法ではありますが、席がすべて埋まってから相席にしていっても良いように思いますが…。

共栄堂のカレーは秋葉原の東京カレー屋名店街で食べたことがありますが本店では初めて。
オススメはビーフとのことですが、一番人気はポークとのことなので、今回はポークカレー(950円)をオーダーします。

オーダーしたらすぐに薄い味のコーンスープが到着。
スープを飲もうかなと思った瞬間に、あっという間にカレーがきました。

これは牛丼屋なみの早さですね。

ルーは少し黒みがかった色で、わりとサラっとしています。
ところが、ルーを口に入れると「サラっ」ではなく「トロっ」とした舌触りです。

「ドロっ」ではなく「トロっ」ですね。

ちょっと舌にまとわりつくような「トロっ」。
小麦粉を一切使わず、野菜を形がなくなるまで煮込んでいるとのことで、野菜と肉のエキスがこういう食感になったのかもしれませんね。

食べ始めはそんなに辛くないですが、後からわりと辛さを感じるようになりました。
26種類のスパイスが入っているそうですが、ちゃんとスパイスが効いている感じがします。

ライスはやや固めですが、ふっくらとしています。
実にこのカレーに合った炊き加減ですね。

豚肉は薄切りではなく、ゴロンとした形の残るバラ肉。
肉の風味がちゃんとして、豚肉だけでも結構美味しいです。

テーブルには福神漬けとラッキョウがあります。
純日本風ではないカレーですが、意外にも福神漬けもラッキョウもマッチしていますね。

というか、こちらのカレーはカツなどのトッピングが無いので食事の終盤にはちょっと味が単調になりがちですが、これらの箸休めのおかげで最後まで美味しく頂けます。
スープも舌を休ませるのにちょうど良いです。

スマトラカレーってなんぞや?って感じで定義はちょっと良くわかりませんが、日本では共栄堂のカレー=スマトラカレーでいいのかもしれないですね。

馴染まない人は一度でいいや、ってなるかもしれませんし、合うに人には中毒性があるような感じのカレーなのかなと思いました。

全体的にはさすが神保町の老舗カレー店というだけあって、結構レベルの高いカレーだなと感じました。
あ、ミシュランガイド2016にも掲載されたようですね。

次はビーフカレーと秋冬限定のデザートの焼きリンゴを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

共栄堂

昼総合点★★★☆☆ 3.6

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