大好きなラーメン。
中でも、家系はもっとも好きなタイプ。
最近は少しダイエットを気にしているので、食べるラーメンの量も種類も考えていますが、やっぱりこってりな家系が好きでついつい食べてしまうんですよね。
そして、家系が好きとか言っておいて、実は総本山の「吉村家」に来るのは初めてだったりします。
まあ、ここ10年ぐらいで好きになったジャンルなので、まだボクも「にわかファン」なのかもしれませんね。
伺ったのは休日の夜、20時ぐらいです。
今回はクルマで行ったのですが、食べログを見て店舗裏にコインパーキングがあると確認して、駐車場まで行ってみました。
しかし、15分200円とかなりお高めですね…。
とはいえ、お腹も空いていたので、背に腹は変えられずそのまま停めました。
行列はかなり長く、待ち時間約30分でした。
先に食券を購入しておきます。
この並ぶ時の待ち方がいまいちよくわからなかったのですが、S字のようにくねって並ぶのですね…。
いつもの通り、初めて来た店ですから「ラーメン並」「たまご」「ライス」を頼みました。
麺の硬さ、油の量、味の濃さもすべて普通です。
順番が回ってきて、店内に誘導されたら、カウンターに座ってからお水を取りに行きます。
ボクの本格的な家系ラーメンの初体験は、地元富山県にある直系の「はじめ家」というお店なんですが、この水色のコップが同じなんです。(笑)
なるほど、総本山のコップは地方の直系と同じなのだなと、なにか感動しました。
(本当は地方の直系お店に行った時に、コップにまで総本山のDNAを感じるという逆のハナシなんですが…)
元気が良い複数の店員さんのコンビネーションで、次から次へとラーメンが誕生してきます。
今回は店員さんのミスで海苔が多めで出てきてしまいました。
出てきたラーメンの具材は、ほうれん草、チャーシュー、海苔のみとシンプル。
スープを飲んでみると、うーん旨い。
コクがあるのに脂っこくは無く、しかも良い醤油の香りがします。
トンコツの臭みやエグミなどは全く感じず、非常にまろやかですね。
麺はスープとほどよく絡み、バランスが良いです。
茹で具合も「普通」の硬さとして理想的でした。
これくらいの太さの麺は食べごたえがあっていいですね。
具材のチャーシューは燻製のスモーキーさが目立っていますが、これまた肉自体の旨味が感じられるタイプです。
かなり良かったのがほうれん草。
今まで食べたことのある家系で、もっとも旨味と香りが良いほうれん草でした。
玉子も理想的です。
海苔もご飯にピッタリ合いますね。
特製刻み生姜、ラーメンコショー、ラーメン酢、ニンニクなどを少しずつ加えてみましたが、さすがというか、どれもマッチしていますね。
そうそう、普通ニンニクはおろしてしばらく時間が経つと緑色に変色します。
こちらのニンニクも緑になっています。
しかし、普通のその辺のラーメン屋のニンニクは変色していません。
チューブに入ったような変色しない加工品のおろしニンニクは、ニンニク成分が半分以下で、半分以上が添加物等らしいです。
このことから、総本山ではちゃんとした真っ当なニンニクを使っているのだろうなと感心しました。
前回食べた横浜での家系は「寿々喜家」だったのですが、寿々喜家はスープを一口飲んだ時に、かなり旨味成分が口の中にグっときました。
ここ吉村家はそういう感じはあまりなく、特に飛び出て目立つ部分が無い、非常に高次元でバランスが取れているラーメンだなと思いました。
最近では工場でスープを作って、店舗でかえしとスープを混ぜて温めるだけなどというニセモノっぽい家系フランチャイズなどもありますが、いやはや総本山には逆立ちしてもなにひとつ勝てないですね。
さすがというか、総本山の名に恥じない、名前にあぐらをかいていないお店だと思いました。
何回も伺うと、コンディションが変わると聞きましたが、今回はとても美味しく頂けました。
総本山の味を忘れないようにして、ほかの家系ラーメンも開拓していきたいです。
またたまに伺いたいと思います。リピあり。(^^)
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