USB外付けHDDを、Windowsメイン時々Macな方が便利に便利に使う方法

仕事柄、USB外付けハードディスクをよく使う。
普段はWindowsを使っているんだけど、たまにMacからWindowsにデータを移したりしたいときに役立つ方法を記録しておきます。
最近はDropboxとかクラウドのサービスがあるけど、容量やセキュリティの事情でクラウドが使えない場合もありますし。

まずUSB外付けHDDは、フォーマットにFAT32という形式がよく使われている。
FAT32はWindowsXP、WindowsVista、Windows7 32bit/64bitでも、MacOS Xでも両方使えて便利。
ただし、1ファイルあたり4GB以上の大きなファイル(主に動画など)を扱うことができない。

Windowsだけで使うのであれば、NTFSという形式にフォーマット(クイックフォーマットでOK)してしまったほうが、容量制限なども無くなって何かと便利。
ただし、NTFSだとMac OS Xでは読み込みはできるが書き込みが出来なくなってしまう。
つまり、MacではCD-ROMやDVD-ROMのようにしか使えない。

これではMacから外付けハードディスクにデータを移すことができない。
このままではちょっと不便なので、ちょっと小細工をして便利に使おう。


例えば1TBのHDDであれば、32GBをFAT32形式に、残りの899.51MB分をNTFSにパーティションを作ってしまうのだ。
こうすれば、FAT32でフォーマットした32GB部分にMac OSから書き込む事ができる。

【方法】
1) 外付けハードディスクを空にしてもいいように、重要な必要データは他のメディアにバックアップする。
2) 外付けハードディスクをWindowsパソコンに接続、左下の「スタート」から「コンピュータ」を右クリックし「管理」を押す。
3)「コンピュータ」の管理が出てくるので「記憶域」→「ディスクの管理」へ。
4) 外付けHDDを確認して、画面下側の「ディスク1」または「ディスク2」などを右クリックし「ボリュームの削除」をクリック。
5) ボリュームの削除が終わると外付けハードディスクが「見割り当て」となるので、見割り当ての部分を右クリック。
6)「新しいシンプルボリューム」を選択し、「新しいシンプルボリュームウィザートの開始」で「次へ」をクリック。
7)「シンプルボリュームサイズ(MB)(S)」の数値を「32768」と入力し「次へ」をクリック。
8)「ドライブ文字またはパスの割り当て」はそのまま「次へ」をクリック。
9)「このボリュームを次の設定でフォーマットする」で
 「ファイルシステム」を「FAT32」
 「アロケーション ユニット サイズ」を「規定値」
 「ボリュームラベル」を例えば「FAT32」
 「クイックフォーマットする」にチェックを入れて「次へ」をクリック。
10)「新しいシンプル ボリューム ウィザードの完了」が出たら「完了」をクリック。
11) そうすると、例えばFAT32(Gドライブ)で32GBというドライブがひとつできる。
12) 残りの「未割り当て」になっているところを右クリック。
13)「新しいシンプルボリューム」を選択し、「新しいシンプルボリュームウィザートの開始」で「次へ」をクリック。
14)「ボリュームサイズの指定」で最大ディスク領域と同じ数値が「シンプルボリュームサイズ(MB)(S)」に自動的に入っているので「次へ」をクリック。(1TBのHDDの場合は、921098MB)
15)「ドライブ文字またはパスの割り当て」はそのまま「次へ」をクリック。
16)「このボリュームを次の設定でフォーマットする」で
 「ファイルシステム」を「NTFS」
 「アロケーション ユニット サイズ」を「規定値」
 「ボリュームラベル」を例えば「外付けHDD」として
 「クイックフォーマットする」にチェックを入れて「次へ」をクリック。
17)「新しいシンプル ボリューム ウィザードの完了」が出たら「完了」をクリック。
18) そうすると、例えば外付けHDD(Hドライブ)で899.51GBというドライブがひとつできる。
19) コンピュータの管理を右上の「×」を押して閉じる。
20) 左下のスタートからコンピュータを開けて、外付けハードディスクのドライブが、例えば「FAT32(32GB)」と「外付けHDD(899GB)」のふたつできていることを確認。

これで、普段はNTFSでフォーマットした「外付けHDD(H)」を使って、Mac OSからWindowsへ移動したいデータ(1ファイル4GB以下に限る)は「FAT32(G)ドライブ」に入れれば便利。

FAT32形式を32GBとしたのは、FAT32形式にWindowsの標準機能でフォーマットできるのが32GBまでの上限があるためです。
パーティションマジックなどのソフトを使えばもっと簡単にできますが、結構値段が高いですからね。

Mac自身をNTFSに書き込めるようにできるソフト(NTFS for Mac OS X 9.5など)もありますが、複数のMacで使えなかったり、万一Macに不具合があると自己責任になってしまいますからオススメはしません。

まあ、今回紹介した技は、あくまでもメインがWindows、たまにMacで利用したい方向けなので、自宅にWindowsPCとMacの両方があるのであれば、NAS(ネットワークHDD)を使ったほうがいいかもしれませんね。

また、最近はUSBメモリーも32GBでも2,000円ぐらいからあるので、この方法もあまり使わないかもしれないですね。

ではでは。

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