「Computer」カテゴリーアーカイブ

ハイパフォーマンス&超絶コスパのLenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2を買いました

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2

こちらの記事に書いておりましたとおり、AMD Ryzen 7 PRO 4750GEを搭載したLenovo ThinkCentre M75q-2 Tinyを買いました。

2021年4月1日に発注していたのですが、5月25日にようやく到着しました。

一見、お弁当箱サイズのコンパクトなただのデスクトップパソコンに見えますが、性能と値段が常識はずれな感じになっています。

このPCに搭載されているRyzenというCPUは、「Intelはいってる」(古いwww)で有名なIntel社製ではなく、AMDというIntelとは昔からライバル関係にある会社の製品です。

AMD Ryzen 7 PRO 4750GEは、8コア16スレッド 3.1GHz-4.3GHz TDPが35Wと省電力なCPUなのに、Passmarkが21,038と驚異のスペック。

PassmarkというのはCPUの性能を測るひとつのベンチマークで、最新のIntel 第11世代 Core i7-11700 2.5GHz-4.9GHz TDP65WのPassmarkが20,990となっていて、Ryzen 7 PRO 4750GEもほぼ同等の性能。

※Passmarkについての詳細情報はこちら

Core i7-11700はTDPが65Wで、Ryzen7 4750GEはTDP35Wですから、消費電力などを考えるとRyzenがいかにハイパフォーマンスだということがわかります。

自分は、低電圧×高性能なCPUが好きです。

いまのメインの自作PCはちょっと古いのですが、Core i7 4790T(45W)という省電力タイプのCPUを使っています。
参考:自作PCを久々につくりました

AMD Ryzen 7 PRO 4750GEをIntelのCPUと比べてみたのですが、最新の第11世代のCPUのPassmarkベンチマークは全部が公表されていないので、1世代前の第10世代Core i7シリーズとを比較してみます。

AMD Ryzen 7 PRO 4750GE 3.1GHz-4.3GHz TDP35W Passmark 21,038
Intel Core i7-10700K 3.8GHz-5.1GHz TDP125W Passmark 19,501
Intel Core i7-10700 2.9GHz-4.8GHz TDP65W Passmark 17,362
Intel Core i7-10700T 2.0GHz-4.5GHz TDP35W Passmark 13,187

上記を見ると、やはりRyzen 7 PRO 4750GEは凄いパフォーマンスだと思います。
※Passmarkは測ったタイミングで数字は多少上下します

そして、Core i7-11700がCPU単体で45,430円ですが、AMD Ryzen 7 PRO 4750GEを搭載したLenovo ThinkCentre M75q-2 Tinyは
・Ryzen7 4750GE
・メモリ8GB
・SSD240GB
・Windows10 64bit
などが組み込まれた、完成版のデスクトップパソコンとして60,000円ほど。

これは、ありえないぐらいのコスパ。

つまり、簡単に言うと、コンシューマ向けの最高クラス性能なパソコンが、破格値に近くメチャメチャ安いという感じなのです。

まあ、GPU(グラフィックボード・ビデオカード)は別で取り付けることができず、内蔵のAPUっていう問題はあるんですが、高負荷なゲームなどをやらずに、普段遣いの用途としては全く問題ないです。

動画の編集はこのPCで試したことがないですが、恐らくそこそこ快適に処理できると思います。

コスパと性能のバランスの良さもあって、2021年5月26日時点で、価格.comのデスクトップパソコンで売れ筋1位になっています。

今回メインメモリを8GBから32GBに増強、SSDを512GBのRead 3,500MB/sのものに換装して使い始めました。

使ってみた感想としては、やっぱり速いですね。
メモリが32GBというのも速さに影響していると思いますが、SSDも実測でRead3,479MB/sも出ているのがかなり効いていそうです。

512GB SSD M.2 Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 3D NAND DRAM

100MB/sぐらいのHDDと比較すると、SSDの500MB/sぐらいでもかなり速いと体感できますから、3,500MB/sだとその7倍ですからね。

メモリを32GBも積むのはちょっと贅沢かなぁとも思いましたが、2021年版のM1を搭載したiPad Pro 1TBだとメモリを16GB積んでいるので、まあパソコンなら32GBぐらいあっても良いでしょ。

発注した構成は以下のような感じ。

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2
AMD Ryzen 7 PRO 4750GE 8コア16スレッド (3.1GHz, 8MB)
Windows 10 Home 64bit – 日本語版
Microsoft Officeなし
フォームファクター Tiny
メモリー 8GB PC4-25600 DDR4 SODIMM (8GBx1) → 32GB PC4-25600 DDR4 SODIMM (16GBx2)
グラフィックカード 内蔵グラフィックス
M.2 ストレージ・カード 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2242, PCIe-NVMe) → 512GB SSD (M.2 2242, PCIe-NVMe)
オプティカル・ドライブ なし
イーサネット 内蔵イーサネット
ワイヤレスLAN Intel AX200 2x2ax+BT Wi-Fi6
Bluetooth 5.0
キーボード なし
マウス なし
USB-C Port 追加
電源アダプター 65W ACアダプター
スピーカー 内部スピーカー
バーティカルスタンド
ツールレス なし
EPEAT Gold 認定

この仕様で64,900円

あと、メモリ32GB PC4-25600 DDR4 SODIMM (16GBx2)が19,960円。

SSDが512GB M.2 Type2280 PCIe3.0x4 Read 3,500MB/s NVMe 3D NAND DRAMで6,345円

8GB PC4-25600 DDR4 SODIMMは5,000円ぐらいで売れるってことで、トータルの実勢価格は86,105円ぐらいですかね。
もっと安く買ったつもりですが、メモリが今年の1月ぐらいと比べると4割程度値上がりしてので高くついちゃいました。

それからMicrosoft Officeは、自分で前から持ってるOffice365をインストール。

キーボードはFILCOのMajestouch MINILA Air JP68キー 茶軸を、
FILCO Majestouch MINILA Air JP68キー 茶軸

マウスは、LogicoolのANYWHERE 2S MX1600sGR

を繋げて使っています。

ちなみに、FILCO Majestouch MINILA Air JP68キー 茶軸は生産完了品になってしまったのですが、かなり気に入って使っているので、先日もう1台予備も兼ねて買い増しておきました。

会社にある分を含めると、全く同じ製品を3台を使っています。笑

あと、このThinkCentre M75q Tiny Gen2には、オプションのWi-Fiモジュール&アンテナをつけました。
これは最新のWi-Fi 6規格とBluetooth 5.0に対応しています。

ただ、うちのルーターはWi-Fi 5までしか対応していません。
というか、家の光回線は100Mbpsなので、Wi-Fi 6で4,804Mbpsや2,402Mbps出てもあまり意味がありません。

それより、自分はガジェオタなので、Wi-Fiに繋がる製品をたくさん使用しています。

いまのWi-FiルーターはIPv6のIPoE接続するために、NEC Aterm WG1200HS3(867Mbps)を使っているのですが、これはWi-Fi接続台数15台、利用人数5名となっています。

NECのWi-Fi 6対応のNEC Aterm WX6000HP/WX3000HP(4804Mbps/2402Mbps)だとWi-Fi接続台数36台、利用人数12人と多いのですが、これらはまだ不安定だとか言う口コミもあるし、値段も安くないし、導入するには二の足を踏むわけです。

と、思っていたら、NEC Aterm WG1900HP2(1,300Mbps)、Wi-Fi接続台数18台、利用人数6名、デュアルCPUなどを搭載した代物が、アキバで本体のみ1,000円と死ぬほど安く売っていたので買ってみました。

NEC Aterm WG1200HS3はIPoE接続のためルーターとして活かしつつ無線LAN機能はオフにし、ブリッジモードで接続したWG1900HP2をWi-Fi機器として使ってみたところ、速く、そして安定して動いてくれています。

パソコンやスマホ、タブレットはもとより、Amazon EchoやGoogle Home、はたまたNokia スマート体重計といった数多くの端末がWi-Fiに接続されているので、多くの機器を無理なく接続できる無線LAN環境が必要な訳です。

ThinkCentre M75q Tiny Gen2とAterm WG1900HP2は、IEEE802.11ac(Wi-Fi 5/5GHz)で繋がっていますが、インターネット速度はボチボチなものの、家庭内LAN環境でのファイルの転送などではかなりの高速伝送が実現できています。

AMDのRyzenというCPUを搭載したパソコンを使うのは、ThinkPad E495と続けて2台目ですが、基本的には特に大きく問題がなくサクサク動いています。
(まあ、正確には2000年前後にAMDのAthlon搭載PCは持っていましたが)

ただ、ThinkCentre M75q Tiny Gen2ではDiXiM Playという、テレビ視聴アプリがうまく動きませんでした…。

テレビに接続した外付けHDDに録画した番組を見るアプリなんですが…。

ビデオドライバをマイクロソフト製にすれば映る可能性があるらしいのですが、GPU性能が悪くなる可能性があるようなので、DiXiM Playの利用は諦めようと思います。

ThinkCentre M75q Tiny Gen2をDELLの27インチ4K HDRモニターと繋いでみましたが、内蔵GPU(APU)で、4K HDR 60Hzがサクサクと問題なく動いています。

HDRの効果も良く、Youtubeなどの4K HDRの動画を観ると、引き込まれるぐらいの画面の美しさです。
参考:DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

Surface Book2やThinkPad E495などのノートパソコンと4Kモニターをつなぐと、やはりPC(特にGPU)への負担が大きいのか、ややモッサリした操作感になってしまうのですが、このThinkCentre M75q Tiny Gen2では遅延やもたつきを感じることは皆無です。

あと、パソコンの周辺機器で欲しいものと言えば…
・13.3インチぐらいのフルHDの小さな液晶サブモニターを増設
・スピーカーをKEFのQ350、Sonus Faber LUMINA 1、音工房ZのZ1-Livorno(自作スピーカー)あたりに変更
・アンプをTEACのプリメインアンプAI-301DA-SPからAIRBOW AI301 Special Ver.2に改造してバージョンアップ
ぐらいをやりたいかなと思っています。

先月4月にAMD Ryzenの新しい世代のCPUである5000番台が発表され、今年の秋ぐらいには新しいRyzenを積んだThinkCentre M75q Tiny Gen3(仮称)が発売されると思われます。

Ryzenは4000番台より5000番台になると更に大幅に性能があがっているらしいので、また新しいPCに触手が伸びそうですが、自分としては特にゲームなどもやるわけでも無く、恐らく4000番台も5000番台も体感上はほぼわからない範囲かと思っています。

まあ、せっかく2ヶ月近く待って届いたPCなので大事に使っていきたいと思います。

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2はオススメです!

テレビやモニターの液晶の縦横の長さ/ppiを計算しました

テレビやモニター、プロジェクターのそれぞれの画面の縦横の長さとppiがどんな感じかわかるように計算をして一覧表にしました。

同じ解像度でも画面が大きくなるとppiは下がりますが、スマートフォンなどと違って画面までの視聴距離があるので、30ppi程度の低い数値であってもそれほど画面の粗さは感じなかったりします。

画面サイズは8.9インチ液晶のものを始めとし、500インチの業務用スクリーンまで、今日現在(2021年4月6日)価格.comに載っているモニターのサイズ、解像度をすべて網羅しています。

以下、3つのサイトを使えば計算ができます。
液晶ディスプレイの表示部実寸法を調べる&ドットピッチ計算
ppi 画素密度計算 (主に総画素数の計算に利用)
メートル法変換 インチ から センチメートル

スマートフォンやタブレットバージョンはこちら

PDF版はこちら
続きを読む テレビやモニターの液晶の縦横の長さ/ppiを計算しました

Windows10デスクトップのオススメ設定

Windows10デスクトップ&GoogleChrome オススメ設定

ときおりWindows(Windows10)のデスクトップのオススメ設定を教えて欲しいって言われることがあるので、こちらに備忘録として残します。
そろそろ春ということで、新しい学校や職場などでパソコンなども新しく使い始めるかもしれませんしね。

オススメの設定やカスタマイズと言っても、基本的にはランチャーアプリなどのインストールや複雑な設定はしません。

(1)タスクバーのカスタマイズ
タスクバーは左に設置しましょう。
最近のパソコンのほとんどは16:9のワイド画面。
縦よりも横のほうが長い…というか、縦が短すぎます。

標準ではタスクバーが下に設置されていますが、これでは元々狭い縦を余計に占領してしまいます。
なので、左側に設定したほうが使いやすいです。
最初は慣れるのに少しだけ時間がかかりますが、すぐに気にならなくなりますよ。
ちなみにUbuntu(Lunux)では標準で左側にタスクバーがあります。

設定の方法は「タスクバー」の上で右クリックし、「タスクバーの設定」を押す。
「画面上のタスクバーの位置」を「左」に設定。

あとの設定としては、
「タスクバーをロックする」(固定する)
「小さいタスクバーボタンを使う」
をオンにします。

「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」
「タブレットモードでタスクバーを自動的に隠す」
は通知アイコンなどが常時見えなくなるのであまり設定をオススメしません。

「タスクバーを結合する」は「結合しない」
のほうが使いやすいです。

通知領域の「タスクバーに表示するアイコンを選択します」では、普段よく見るアイコンだけを表示しましょう。

デスクトップパソコンでは
「Bluetooth」
「エクスプローラー(ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」
「音量」
「Dropbox」等のストレージ
ぐらい、
ノートパソコンなどでは、
「Wi-Fi(ネットワーク)の通知」
「Bluetooth」
「バッテリー残量(充電ステータス)」
「エクスプローラー(ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」
「音量」
「Dropbox」等のストレージ
ぐらいがあると便利です。
Windows10デスクトップ&GoogleChrome オススメ設定

あと、よく使うアプリケーションはタスクバーにピン留めしておくと便利です。
「Google Chrome」
「エクスプローラー」
「メモ帳」
「Excel」
ぐらいあると便利です。
Windows10デスクトップ&GoogleChrome オススメ設定

(2)デスクトップ
デスクトップに作業フォルダや実ファイルを置くのは好ましくありません。
ファイルはちゃんと「ドキュメントフォルダ」や「Dropbox」や「Googleドライブ」などに保存しておきましょう。

ボクの環境でも少しアプリケーションへのショートカットアイコンが多いかなという気もしています…。

デスクトップの右側に昔のWindowsVistaやWindows7で使わえれていたようなガジェット(時計/カレンダー/CPU・メモリ使用量メーター/ストレージ容量/ネットワーク速度)を付けています。
これらのガジェットはWindows10では利用できませんし、Windows7などでもガジェット自身に脆弱性があるため現在は利用が推奨されていません。

そのためガジェットを再現するためにRainmeterというアプリを使っています。
そして、RainmeterのスキンのVista Rainbarをインストールして使っています。

基本的にシンプルな画面や操作感が好きなので、いまはこんな感じで使っています。

ちなみに、ボクが使っているWindows10はProではなくHomeです。
もちろんProのほうがビジネス系の機能は充実していますが、それ以外の性能はあまり変わりがありません。

Windows7などのときは搭載メモリ容量などがHomeが16GB、Proが192GBと差がありましたが、
Windows10では搭載メモリ容量はHomeが128GB、Proが2TBと引き上げられたので搭載メモリについては気にすることはありません。

普通の人がメモリを128GB以上積んだり、CPUを2つ積むようなことはまずないと思いますし、個人(個人や小規模ビジネス含む)で使うWindows10はHomeでもいいですね。

GoogleChromeのオススメ設定も見てみてくださいね。

DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

自宅の仕事用デスクのパソコンモニターを27インチの4Kモニターに変更しました。
DELLのS2721Qという機種で、4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスタイプです。

DELLの27インチ 4K IPS非光沢 HDR対応のフレームレスPCモニターを買いました

これまでは、IO DATAのLCD-MF231XBRという23インチのフルHDモニターを使ってました。

23インチでフルHD、バックライトはLEDでノングレア。
IPS液晶ではないので視野角は狭いですが、まあまあ満足していました。

ちょうど10年間も使ったので、わりと長持ちしたかなっと。
まだ壊れてはいませんけどね。

さて、このDELLの4KモニターS2721Qの特徴を簡単に説明すると、

・4K液晶
 → 3,840×2,160ピクセルと高精細

・IPS液晶
 → 視野角が広くてキレイ

・非光沢
 → ギラギラキラキラしていないので、長時間の作業でも目に優しい

・HDR対応(High Dynamic Range/ハイダイナミックレンジ)
 → 従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い明るさの幅を表現できる表示技術
※HDRの説明はEIZOのサイトがわかりやすいです

・フレームレス
 → 左右と上のフレームが細く、すっきりシンプルなデザイン

・VESAマウント10cm×10cm対応
 → ディスプレイアームと接続ができる

・HDMI 2.0ポート×2、DisplayPort 1.2×1
 → 4K60Hz対応の端子が合計3系統と豊富

・PBP/PoP対応
 → Picture-by-Picture(PBP)を使用して、画面を分割して2つの異なる映像を表示可能
  また、Picture-in-Picture(PIP)を使用して、メインウィンドウ内に小さなウィンドウを配置して2つの異なる映像を表示可能

・AMD FreeSync™
 → Radeon™グラフィックス・カードを接続すると低遅延なゲーム体験ができる

…と、このように割とスペックが高いのですが、何よりの特徴は安いということ。

気になる値段は、メーカー直販価格で税込み、送料込み31,662円でした。
タイミングによって値段が数千円変動しますが、かなり安いです。

一点大きな欠点としては、納期が遅いこと。
結構人気ある機種のようで、納期はだいたい1~2ヶ月程度。

ボクの場合は1月12日に注文、2月16日納期予定でしたが、10日遅れの2月26日に到着しました。

2月17日に納品案内のサイトを見たところ「到着日が5月31日」とあったので、3月半ばにもなって来なかったらキャンセルして、AmazonでS2721QSを買おうかと思っていました。

これは、S2721Qとパネルの仕様やベゼル、スピーカー、入出力端子、付属品などモニターとしては全く同じですが、値段が5,000円程度高くなった分、高さ、左右角度、前後角度の調整、回転ができるスタンドがついています。

うちではモニターアームを使うことを前提としていたのでS2721Qで良かったのですが、普通にスタンドタイプで使うのであれば、これもわりと良いチョイスですね。

もしくは、LGの27UL500-Wでも良いかなと。

2021年2月末時点ではS2721Qの納期が長くなっているようですし、即納を考えるならこのS2721QSかLGの27UL500-Wもアリですね。

さっそく設置しましたが、標準のディスプレイスタンドは使わず、以前のモニターで使っていたBESTEK PCモニターアームBTSS01BKにくっつけました。

このディスプレイアームは27インチまで対応、重さも10kgまで耐えられると必要十分なのに、3,000円程度と安いのでオススメです。

S2721Qの4K液晶モニターとしての性能や品質はとても良く、ドット抜けや色ムラもなかったのでとても満足です。

配送が遅かった以外は満点をつけてもいいぐらいです。

これまでフルHDモニターの場合、Microsoft Surface Book2 15ThinkPad E495をメインに、USB Type-CからUSBハブを経由してモニターのHDMI入力に繋げていました。

USB Type-Cハブを使う理由としては、ひとつのケーブルでHDMI出力と電源供給などをしたいからです。

特に、Surface Book2 15にはHDMI端子が無く、しかもUSB Type-C(USB3.1 Gen1、USB PD Ver.3)がひとつしかありません。

なので、USB Type-Cから映像出力だけを使っちゃうと、今度は電源の供給ができないという問題が出てしまいます。

なので、ひとつのUSB Type-C端子には、最低でも
・HDMI出力
・電源供給
の機能が必要になるのです。
また、できればUSB3.0/2.0ハブとしても使いたいです。

しかし、Surface Book2 15ThinkPad E495もUSB Type-C端子がありますが、これがどちらも「USB3.1 Gen1」という仕様。

これが曲者というか…結論からいうと、4K出力は30Hzまでで、40K60Hzの出力ができません…。

ThinkPad E495は辛うじてHDMIから4K60Hzの出力ができますが…。(HDMI2.0のようです)

USB Type-Cの形状で4K60Hzの出力をする場合、
・Thunderbolt3(40Gb/s)
・USB-C 3.1 Gen2(10Gb/s)
・USB-C 3.2 Gen2(10Gb/s)
でないと駄目なようです…。

ちょっと…Surface Book2 15って、NVIDIA® GeForce® GTX 1060(6GB GDDR5)の単体GPUを積んでいるのに、4K60Hzの外部出力ができないとは相当無駄じゃないですか…。

これは4Kモニターに接続するパソコンの構成も考え直さないといけないではありませんか…。
はぁ…どうしよう。

それはそうとWindowsの設定ですが、27インチの4K解像度となると、Windows10のディスプレイ設定のスケーリングは150%が最適かなと思います。

4Kだと150%で2,560×1,440ドット相当、200%で1,980×1,020ドット相当になります。

使う人の視力や環境にもよりますが、27型なら150%、15.6型なら200%程度が目安かなと。

しかし、
Intel® Core™ i5-8265Uぐらいの、内蔵GPU Intel® UHD Graphics for 8th Generation Intel® Processors
をメモリ8GBぐらいで使うと、4K出力するとかなりモッサリします。

なので、解像度2,560×1,440ドット、100%表示ぐらいで使うと、わりとサクサク動きます。
Dot by Dotではなくなるので少し文字が滲んでしまうのと、言わずもがな解像度が落ちるので、写真や画像を見るのがメインでない場合に限り有効かなと。
事務作業ベースぐらいであれば、使い物になります。

スムーズさと画面の綺麗さのトレードオフですかね。

ちなみに、4K HDRテレビ兼モニターとして49インチの東芝REGZA 49Z720Xを使っていますが、これの表示スケールは150%にしています。
GeForce GT 1030レベルでも、外付けGPUがあったほうが全然いいですね。

それにしても、例えば廉価版のビジネス向けノートパソコンって、13.3インチで1,366×768(FWXGA)の、しかもTN方式などポンコツな液晶を使っていたりするわけですが、これの画素密度は118ppiなんですよね。

一方、23インチフルHDモニターって画素密度が96ppiになるので、13.3インチのポンコツ液晶以下の画面の粗さなのです。

つまり、23インチフルHDモニターって、画面を近くで見る分には画素粒がわかってしまうぐらい…荒くて汚いのです。

というわけで、このブログを読んでいると4Kモニターが欲しくなってくると思いますが、このDELLのS2721Qは過不足の無いとても良いモニターなのでオススメです!

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

さて、前回の続きです。

自作スピーカーメーカーである音工房ZZ701-OMMF4(39,800円)やZ1-Livorno(54,800円)は、思ったよりも完成度が高く音質も良かったので、自作スピーカーもアリだなと考えるようになりました。

Z701-OMMF4はすでに完売となっているので、買うとしたら、2ウェイでわりと手頃なZ1-Livornoが良いかなっと思っています。

しかし、自分で組み立てるとは言え、これらのスピーカーは、まあ既製品と呼べるでしょう。

確かに音質の良さは保証されていますが、自分でスピーカーを組み立てるものの、単に組み立てタイプのスピーカーをお値打ちに買って、説明書どおりに作って楽しむ…ということにしか他なりません。

せっかくなので世の中にないモノを作ってみたいですよね。

最初の思想のとおり、
「値段が高くて音が良いっていうのは当たり前だから、如何に値段を抑えつつ、どれだけ良い音が再生できるかやってみよう」
というところを目指したいと思います。

音工房Zのメルマガや、Youtubeでも有名な創造の館 音楽苦楽部などでも「アンプによる音質は、値段によってそこまで差が無い」と言っています。
創造の館 Technical Report Youtube

まあ、安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.1で書いていたDigiFi 13号付録のUSB DAC搭載デジタルアンプは音質はそう悪くはないのですが、やはりUSB接続+キャパシタという構成上、ある程度以上の音量は出せないので、USBでの電力供給ではなく、ちゃんとした電源を使うアンプを使うことにします。

以前にAmazonでわりと売れているBluetooth 5.0内蔵の中華アンプを買って使ってみたのですが、正直これはポンコツでした。

この中華アンプが使い物にならなかったので、TEAC AI-301DA-SPを買ったわけですが、如何に値段を抑えるかというところでいうと「35,000円もするTEACのアンプはちょっと贅沢すぎる…」という結論になります。
ハイレゾ対応のBluetoothアンプ、TEAC AI-301DA-SPを買いました

そのため、値段と性能のバランスを考えた結果、ノースフラットジャパンの「FX-AUDIO-」というブランドのアンプを使うことにしました。

AV Watchの記事「数千円のアンプでも音は良いのか? 小さくても迫力サウンド「FX-AUDIO-」」などを参考に読んでみたりしてもらえれば理解しやすいと思いますが、Designed by North Flat Japan in Osaka Japan, Assembled in Chinaって感じで、安い割には中身にはこだわっていて、なかなか良さそうなアンプです。

選定した機種はFX-AUDIO- YD-202Jというモデル。
YAMAHA製YDA138デジタルアンプICx2基のデュアルモノラル駆動のステレオアンプで、USB DAC(最大16bit 44.1kHz/48kHz)を搭載。
最大出力は20Wx2ch(@4Ω)で、入力はRCA/3.5mm/USBの3系統。

リモコンもついて6,480円。

ACアダプタは1,480円で別売りですが、それでも合計8,000円程度で買えます。

DACを別売りのハイレゾ対応DACアップグレードモジュール(2,130円)と交換すると、16bit/192kHz、24bit/96kHzのUSB入力でのハイレゾも聴けるようになります。

つまり、ハイレゾ対応のUSB DAC付きデジタルアンプが10,000円ってところです。

こいつに組み合わせるケーブルは、ソコソコで良いので、
エレコム USBケーブル 2m オーディオ用 音楽用 USB2.0(A to B) 金メッキコネクター採用 ネイビー DH-AB20
エレコム オーディオケーブル ステレオミニ-ピンプラグ(L-R) 極細/金メッキ ブラック 2m DH-MWRN20
ベルデン(BELDEN) 8470 200円/m
ぐらいが目安ですかね。

プレイヤーはRaspberry Piでもいいのですが、誰にでも使えるってところを重要視して、Windows10パソコンにしたいと思います。

再生ソフトは、値段と性能のバランスから言えばフリーソフトのfoobar2000が最有力候補になります。

しかし、設定がやや難しいかもしれないので、ここはボクのイチオシ再生ソフトであるJRiver Media Centerも使うことを考えましょう。

有料ソフトではありますが、JRiver Media Centerのほうがfoobar2000より音質もいいですし。

さて、ここまでの値段は
USB DAC内蔵ハイレゾ対応デジタルアンプ 10,000円
USBケーブル 1,500円
RCAケーブル 300円
スピーカーケーブル 200円/m
プレイヤー(JRiver Media Player) 6,500円
って感じですね。

とりあえず、これらは購入して用意しました。

なるべく音質に妥協はしたくありませんが、多大なお金をかけるのはNGです。
スピーカー込みで合計50,000円ぐらいのシステムには抑えたいところです。

良いスピーカーを構成する要素を考えると、

1. Fレンジ (周波数特性)
(高い音から低い音まで均一に再生できるか)

2. 能率 (ダイナミックレンジ(dB))
(どれくらい大きな音がでるか)

3. 立ち上がり・立下りの応答性・瞬発力 過渡特性(トランジェント)
(信号が入った(止まった)瞬間にユニットが応答するか)

4. 時間特性・位相
(各ユニットの音が出るタイミングが一致しているか)

5. 低歪・高分解能 (分解能)
(音がぼやけずに、楽器のひとつひとつが分離するか)

6. 音像定位の良さ (定位)
(演奏されている楽器の位置関係、大きさが分かるか)

7. 聴きつかれしない
(長時間聞いても疲れないか)

などになるかと思います。
まだ要素はまだ整理中ですが、まあ、こんな感じでしょうね。

スピーカーの値段はまだ計算していませんが、デスクトップパソコンに合ったスピーカーを作ってみたいと思います。

デスクトップということはブックシェルフスピーカーになりますが、机に乗るサイズ感であれば、やはりB&Wの805D3(ペア90万円)ぐらいがリファレンスモデルになりますかね。

音工房ZのZ1-Livorno(54,800円)は、ブラインドテストをした結果、B&WのNautilus805や最新の805D3にも負けず劣らずの高音質とのことです。

なので、今回のスピーカーはZ1-Livorno(54,800円)に近いレベルの音質になって欲しいと思います。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

第1案は音工房ZのZ701-OMMF4に似た構成です。

1本に8cmフルレンジユニットを2つ使った、バーチカルツインのバックロードバスレフです。

机に座って23~27インチ程度の液晶モニターを使うとすると、耳の高さがだいたい45~50cmぐらいに来るのではないかなと思います。
なので、この位置にツイーター(スーパーツイーター)が来るようにレイアウトしてみました。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

置き場所を最小化するため、8cmユニットを積むのにギリギリの横幅にしています。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

エンクロージャーを上から見ると”L字”のカタチをしており、エンクロージャーの容量をかせいで余裕のある低音を出そうとしています。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

第2案は、L字型ではなく、T型でもいいかなと思いました。
Type-Aは2つの箱を合わせたようなエンクロージャーで、Type-Bはなだらかなカーブを持たせています。

まあ、素人がType-Bのような湾曲したカーブのエンクロージャーを作るのは難しいでしょうね。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

案3はT字型、L字型にしないシンプルな四角形のエンクロージャー。
もしエンクロージャーの容量をかせがなくても充分な低音が確保できるのであれば、無理にT型やL型に変形させなくても良いと思います。

もっとも、エンクロージャーサイズ、スピーカー内部のホーンの長さの設計や計算は、後で緻密に行う必要があります。
現段階ではあくまでも、イメージ作りとコンセプトだけを考えています。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

第4案はバスレフ型エンクロージャーで、フロントにスーパーツイーターとドームツイーターを搭載し、サイドに16cmサイズのウーファーを組み合わせてみました。

低音は「ほぼ」指向性が無いとされているので、高級ハイエンドスピーカーなどでもサイドにウーファーを配置させたモデルも珍しくありません。

ソナス・ファベール「The Sonus faber(ザ・ソナス・ファベール)」ペア 23,000,000円(税別)

最近、躍進が目覚ましいイタリアのソナス・ファベール

この「The Sonus faber(ザ・ソナス・ファベール)」というフラッグシップモデルもサイドにウーファーを載せています。
ペアで2,300万円もする、超弩級のスピーカーです…。

また、スイスのBOENICKE Audio(ボーニック・オーディオ)のW5(ペア80万円)もサイドにウーファーを載せています。
BOENICKE Audio(ボーニック・オーディオ)のW5(ペア80万円)

BOSEのスピーカーなどでは、2.1chのシステムが多いですが、ツイーター領域と指向性の無いウーファーを分離させるのは、特に限られたスペースに置くデスクトップなどのスピーカーを考えるのであれば、理にかなっていると思います。

音工房Zの実験でもありますが、高音だけキレイに出すのであれば、ある程度、高品質のツイーターユニットを使えればわりと簡単な感じがします。

問題は中高域と低音の繋がり、ここがスピーカー作りの一番難しいポイントかなと思っています。

ただ、低音に指向性は無いと言いましたが、低音にもステレオ感はあるらしいです。

なので、中高域のツイーターと、ウーファー部分を分離させた2.1ch方式はあまりよろしくなく、ウーファー部も2chに分離させた、2.2chにさせたほうがいいみたいです。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

あとは、エンクロージャーの全幅の狭さと高さにこだわった、フルレンジ1発のバックロードホーン(バックロードホーンバスレフ)型にするか…。

どのタイプにしても、エンクロージャーサイズ、バックロードホーン型であればホーンの長さ、バスレフポートの計算など、やること盛りだくさんです。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

Fusion 360などの3D CADでデザインなどを試してみると同時に、VituixCADというソフトを使って、スピーカーのネットワークをシミュレートしてみたりしたいと思います。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.4

なんか相当難しくなってきたな…汗

というわけで、
・横幅が狭い
・ツイーターの高さは45cm程度
・とにかく安い
・とにかく音が良い
というPCオーディオ向けのデスクトップスピーカーを目指します…。

どうなるかわかりませんが、まだまだ続きます

あ、そうだ、2021年も「ひろぶろぐ」をよろしくお願いいたします。

サブマシンでMicrosoft Surface Book2 15を使うようになりました

サブマシンでMICROSOFT SURFACEBOOK2 15を使うようになりました2020年10月に脊髄炎の治療のため、都内の総合病院に1ヶ月ぐらい入院していました。

そのとき持ち込んでいたパソコンやガジェットは、仕事用のThinkPad(Windows10)とThinkPad Chromebook、iPad Pro 12.9、スマートフォン×3とKindle Paperwhiteぐらいでした。

Chromebookはブログを書いたり、Google スプレッドシートを使ったりと、普段の仕事をするぐらいには特に不便は無いのですが、ちょっと高度なアプリを使おうとすると、やはりできないことが出てきます。

今回やりたかったのは、Android Studio使ったAndroidアプリの作成。

どうしようかなっと思っていたら、幼なじみが使っていないMicrosoft Surface Book 2 15 インチ FUX-00023を送ってくれるというので使ってみることにしました。

Surfacebook2 15インチは、はっきり言って最高級のWindowsノートパソコンです。

現行モデルでは無いのですが、
・第8世代 Intel® Core™ i7-8650U Quad Core 1.9-4.2GHz Passmark 6,567
・16 GB RAM 1866 Mhz LPDDR3
・512 GB SSD
・NVIDIA® GeForce® GTX 1060 6GB GDDR5
・15inch 3,240 x 2,160pix (260 PPI)
・10 点マルチタッチ アスペクト比: 3:2 コントラスト比: 1,600:1
・8.0 MP のオートフォーカス機能付き背面カメラ (1,080p HD)
・5.0 MP 前面カメラ (1,080p HD)
・Dolby® Audio™ 対応 ステレオ スピーカー
・本体817g/キーボード含むと1,905g
・Windows 10 64bit Pro
・Office Home and Business 2019
・Surfaceペン付属
とハイスペック。

高速なCPUに潤沢なメモリとストレージ、そしてGeForce1060(6GB)という高性能グラフィックカードを搭載する贅沢仕様。

4K解像度の左右を切り落としたような3:2の液晶画面で、デスクトップなみに大きくて綺麗。

ボディはマグネシウム合金で、キーボードとディスプレイ側を分離すれば、超軽量817gのWindowsタブレットとしても使える。

キーボード部分に外部GPUのGeForce1060が付いてるんですよね。

ゲームも動画編集もサクサクできちゃう申し分ないスペック!

しかし欠点としては、定価360,580円とクッソ高いこと。

それなのに、売却しようと思ったら2020年12月時点で10万円に届かないぐらい。

1年で26万円も値下がりするとは、メルセデス・ベンツSクラスなみの値下がり率ですね。これは厳しい…。

第8世代のIntel® Core™ i7-8650UのPassMarkベンチマークのスコアは6,567とソコソコなんですが、今年の夏に34,191円で買ったAMD Ryzen 5 3500U搭載のThinkPad E495はPassmark 7,167なんですよね…。

単純にPassmarkの数値だけ比べるのはナンセンスですが、値段が1/10のPCよりもCPUが劣っているとはちょっと悲しいですね。

こいつを9~10万円で売却し、AMDのCPUを搭載したThinkPadでも買ったら幸せになれるんじゃないかなっとも一瞬思いましたが、タイミングが悪いのか、
・AMD Ryzen5
・メモリ16GB
・SSD512GB
ぐらいのバランスの良いモデルが軒並み売り切れ、もしくは値段が高く、どうもピッタリくる代物が見当たりません。

まあ、Surface Book 2は液晶は綺麗でタッチパネルだし、パワフルなGPUを積んでいるし、タッチペンもあるので、サブデスクトップマシンとしてしばらく使ってみたいと思います。

それはそうと、最近コロナ禍の影響でテレワークやリモートワークが多くなったせいか、Google Chromebookが人気みたいですね。

ボクはToshiba Chromebook 2Lenovo Thinkpad 13 Chromebookを使ってきましたが、Chromebookの手軽さ、良さは本当良いです。

家電量販店のキャンペーンでChromebook割引とかしてるようですが、Google Chromebook Lenovo ノートパソコン Ideapad Duet 10.1インチがビックカメラで実質22,000円ぐらいだったことがあったみたいです。

本体だけだとわずか450g、キーボードなどを入れても920gの重さとコンパクトなボディなのに、パソコンのGoogle Chromeとほぼほぼ同じ環境で使えるのはすごく良いと思います。

22,000円だったら欲しいなー。

新しいApple M1を搭載したMac miniも気になりますけどね…。

というわけで、パソコンをうまく活用して、いろいろ作ったり、見たりと楽しみたいと思います。

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.3

さて、前回の続きです。

音工房Zの試聴会に参加できる機会があったので、埼玉県草加市にある株式会社音工房Zの本社まで行ってきました。

視聴会には初めての参加で、ある意味、音工房Zの音にちゃんと触れる初めての機会でした。

正直、音工房Zと自作スピーカーについては、Webで読んで見てみる限り、まだ色々と疑問があったので「まずは自分の耳で聴いてみろ」ということで試聴会に参加したわけです。

音工房Zの本社は、東武鉄道伊勢崎線の草加駅から徒歩15分ほどの閑静な住宅街にあります。

3階建ての落ち着いた感じの建物ですね。音工房Z

続きを読む 安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.3

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.2

さて、前回の続きです。

自作スピーカーが気になってきました、ってところからですね。
それでは、音工房Zという会社とスピーカーについて調べていきましょう。

「音工房Z」
https://otokoubouz.com/

埼玉にある、わりと真面目そうな会社なんだけど、サイトはちょっと情報商材っぽくて怪しい感じw

こちらにも同様にツッコミがありますね。

BPOパソコン.jp
「音工房Zのスピーカーが素晴らしそうだが情報商材風」
https://btopc.jp/etc/z-sound-otokoubouz.html

サイトの構成や規約についてのツッコミは、まあ言わんとすることはわかります。
もっとも、音工房Zのスピーカーの値段や質については妥当だと思いますけどね。

さて、音工房Zは自作がメインのスピーカーメーカーで、エンクロージャー(箱)のサイズやカタチ、方式などをいろいろ調整して、納得できたものを自作キットや完成品のスピーカーとして売っているようで、オリジナルのユニットも販売しています。
エントリーモデルは、「Z601(v2)」というエンクロージャー

続きを読む 安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.2

安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.1

家に遊びに来た友人に、
Raspberry Pi Zeroを使ったAirPlay対応ネットワークプレイヤー
DigiFi 13号付録のUSB DAC搭載デジタルアンプ
・B&W LM-1というコンパクトサイズのスピーカー
を使った、比較的小さなオーディオシステムを聴いてもらいました。

彼は普通の人よりはオーディオや音楽に詳しいのですが、
「こんな小さなシステムで、こんなにいい音が出るんだ!? しかもUSBバスパワー!? 電源にモバイルバッテリーを使って、この音量とクオリティが出るとは!?」と、ビックリしていました。

まあ、「こんなにいい音」と言っても、オーディオマニアでは無い普通の人が良いな、と思うレベルであって、マニアには物足りないクオリティというのは百も承知です。

オーディオっていう世界は、上を見ればきりが無いし、100万円のプレイヤー、500万円のスピーカーっていうのも別に珍しくはありませんからね。

まさに沼です。

その時、
「そうだ、値段が高くて音が良いっていうのは当たり前だから、如何に値段を抑えつつ、どれだけ良い音が再生できるかやってみよう」
と思いました。

オーディオは大きく分けると
・プレイヤー
・アンプ
・スピーカー
の3つの機器に分類されます。

続きを読む 安くて面白い、自作系オーディオにチャレンジ Vol.1

DigiFi 13号 特別付録のUSB DAC搭載デジタルアンプ

DigiFiのUSB DAC搭載デジタルパワーアンプを試す
DigiFiのUSBDAC付きデジタルアンプを試す

DigiFi 13号 特別付録のUSB DAC搭載デジタルアンプを試す DigiFi 13号 特別付録のUSB DAC搭載デジタルアンプを試す DigiFi 13号 特別付録のUSB DAC搭載デジタルアンプを試す

更新日2020/10/30
投稿日2014/5/12

2014年に「DigiFi(デジファイ) 第13号」(4,320円)という雑誌の特別付録としてついてくる「USB DAC搭載デジタルパワーアンプ」が発売されました。
※付録の状態では基板むき出しなので、別売りの専用アルミケース(11,800円)に入れてました。本体より高いけど…。

ときは流れて、2020年(令和2年)。

新型コロナウイルス感染症が流行し、緊急事態宣言が出され、人々は自宅で過ごすことが多くなりました。

そうしたときに、ステレオサウンド社はこれまで売ってきたオーディオ基板を再販し、通常の半額以下となる特別価格のセット「スチューデントパック」を中・高・大学生向けに発売しました。 https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1240461.html

学生向けとは書いてあるものの一般でも可能で、このUSB DAC内蔵デジタルアンプは1,500円。

思わずひとつ買いました。

いまはもう売っていないので、ヤフオクやメルカリで買うしかないです。

青色のアルミの簡易ケースは800円。

これは公式ストアに在庫があります。

USB DAC搭載デジタルアンプアンプの設計・生産はOlasonic(東和電子)が担当。

最大出力10W×2ch(8Ω)のデジタルパワーアンプで、OlasonicのUSB接続対応卵型スピーカー「TW-S7」に搭載している技術をベースに開発された特別品。

USBバスパワーで作動するので、基本的にはパソコンとアンプをUSBで接続して、スピーカーをつけるだけ。

コンセントなども必要ないので、省エネ、省スペース!

本体に電源On/Offなどは無いが、OSの音量を調整できるハードウェアボリュームのスイッチがついています。

本来、USB2.0は最大2.5Wしか使えないのですが、大きなバケツに水を貯めて一気に放出するようなイメージの機能。
このサイズで10W+10Wを実現しています。

Olasonic USBスピーカーバスパワー10W+10W Olasonic TW-S7

「TW-S7」は新開発「Super Charged Drive System=SCDS」回路搭載により、10W+10Wものハイパワーを実現しています。SCDSとは、例えればハイブリッドカーのようなシステムで、音楽出力の小さいところでは電源部の大容量コンデンサーに充電し、出力が大きなところではその蓄えたパワーを取り出すことで、連続して大きな実効音楽出力を可能としました。さらに、新開発の高効率デジタルアンプ、高能率スピーカー・ユニット採用で、他のUSBパワードスピーカーを凌駕する高出力を達成しています。

TW-S7はスピーカー一体型のアクティブスピーカーだが、その中身だけを取り出したようなデジタルアンプ。

2014年に買ったアンプに接続してあるスピーカーは、ScandynaのMicropod SE Loudspeaker。

小さいわりには、なかなかのバランスで音質も相当キレイ。

この構成だと、PC→USBケーブル→付録のアンプ→スピーカーケーブル→スピーカーといった感じで、相当コンパクトかつシンプルに使えます。

このアンプ、結論からいうと「大きな音を出さないのであれば、解像度が高くてなかなか良いアンプ」です。

「大きな音を出さなければ」というのは結構キモで、ちょっと大きな音を出すと音が完全に割れてしまう。
とても聞いてられないレベル。

少し音量を上げていくと、アンプが電力不足で、息が切れてくる感じ。
ある一定の音量に達すると、完全に割れる。

USB2.0は、5V / 500mA = 2.5Wしかないので仕方ないのだけど、もう少し大音量に耐えられるのであれば、コストパフォーマンスも音質もサイズもなかなか良い商品になる。

それならば電力アップをはかろうと、USBを二股にするYケーブルを使用してUSBからの電源を2つ取ったり、その電源をより強力な5V / 2A = 10Wにしてみたり、USB3.0(900mA)のコネクタ&ケーブルを使ってみたり試行錯誤したけれど、やはり音割れは直らず。

特に少し大きめなスピーカーを使うと、全然使い物にならない。

と言っても、この「割れる音量」というのは結構大きな音なので、オフィスや自宅で普通に使う分には大丈夫。
大きめの音で音楽や映画を楽しみたい人は力不足ということで。

まあ、Androidケータイをつないでも音が出るし、なかなか面白い商品。
ちなみに、Nexus7(2013)は標準ではUSBから音が出力されませんでした…。

わりと新しいアンプを聴き比べで聞いた、ONKYO CR-N755 ネットワークCDレシーバーと比べると音量以外は付録のほうが良い。

むしろ、このONKYOはどんな酷い音だよ、って感じ?
もっともONKYOのネットワークCDレシーバーは音質を求めるより、利便性や音楽の楽しさを求める機器だと思う。

それにしても、SHARPの2005年発売の1bitデジタルアンプの音の良さが際立つなぁ。

この辺にあるアンプの音質順を比べてみると、
SHARP 1bit SM-SX10 259,200円
Wadia 151 PowerDAC mini 159,840円
Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1 75,600円
SHARP 1bit SD-VH9 65,000円程度
Olasonic DigiFi No.13 4,665円+ケース代
ONKYO CR-N755 61,560円
かな?

デジタルアンプに限っていうと、値段と音が比例しているね…。

なかなか良いアンプなので、小さなスピーカーにつないで音楽を楽しみたいと思います。