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サーバを変更してチューニングしました

サーバを変更してチューニングしました

このBlogのサーバはロリポップという格安サーバを使っています。

ロリポップは元祖格安サーバといえるぐらいの老舗なのですが、どちらかというと安かろう遅かろうっていうイメージがあります。

料金プランにはいくつか種類がありまして…
・エコノミー/月額100円
・ライト/月額250円
・スタンダード/月額500円
・エンタープライズ/月額2,000円
があって、これまではスタンダード/月額500円を使っていました。

それにバックアップオプションを使っていたので、プラス月額300円を払ってました。
参考:WordPressのバックアップ方法を変えました

このBlogではWordPressという世界標準的なCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使っていますが、WordPressってサーバによってはすごく遅くなるんですよね。

ご多分に漏れず、うちのサーバも以前から遅いなぁと思っていたので、WordPressの動作環境を変更して速くなるようにしたりしていました。
参考:WordPressの動作環境をモジュール版PHPに変更しました

それでもまだまだ遅いと感じることが少なくはなかったですね。

まあ、お名前.comで取ったドメインとわずか月額500円のサーバではありますが、その他にも、
・GoogleのG Suite(GoogleApps)を独自ドメインで運用
 参考:お名前.comとロリポップとGoogle Appsで格安サーバ構築
・BlogをLet’s Encryptを使ったセキュアなSSLに対応
 参考:ひろぶろぐをセキュア(SSL/HTTPS)にしました
・独自ドメインのGmailにはSPFとDKIMを設定してセキュアなメールを実現
 参考:G Suite(Google Apps)×お名前.comでGmailをSPFとDKIMに対応させました
などのカスタマイズをして、格安サーバとは思えないほど、なかなか充実した環境を作ってきました。

そして久しぶりにロリポップのサイトをみると、新しいプランで「スピードコース/月額1,000円」というのができていました。

謳い文句としては、スピードが劇的に向上するということで、
・SSD採用
・第4世代サーバの超高速「LiteSpeed(ライトスピード)」Webサーバーが使える
・アクセラレータ機能装備
容量も120GBから200GBと多くなって、加えて、バックアップも標準でついているとのこと。

いまはスタンダード500円に、バックアップオプションの300円の合計800円を支払っているので、1,000円になったとしてもあまり支払う料金は変わりません。

なにより劇的に速くなるのであれば、それは試してみる価値ありってことで、思い切って変更をしました。

LiteSpeedはApache互換の超軽量・超高速な次世代WEBサーバーで、Apacheの3倍以上の応答速度を実現するそうです!

LiteSpeedサーバを使うだけでスピードが上がるのですが、それにプラスして、
・LiteSpeed Cache
というWordPressで評判の良いプラグインを導入しました。

あわせて、
・CloudFlare(クラウドフレア)
というCDN(コンテンツデリバリネットワーク)も導入しました。

まだ微調整が終わっていないのですが、相当早くなったように思います。
最初はなかなか設定がうまくいかずに手こずりましたが、なんとかうまく運用ができていますね。

このBlogはいろいろとカスタマイズされているので、なかなか一気に設定ができないのですが、
最近作った「サウナマップサイト」https://sauna-map.com/サイト読み込みスコアは素晴らしいものになりました。

Page Speed Insights

もう少し様子をみて更に速度を向上させていこうと思います。
ここまでスピードがあがるとわりとチューニングしていてもわりと楽しいです。

もうちょっと頑張ろう!

G Suite(Google Apps)×お名前.comでGmailをSPFとDKIMに対応させました

G Suite(Google Apps)×お名前.comでGmailをSPFとDKIMに対応させました

最近はいろんなチャットなどのコミュニケーションツールやサービスが出てきていますが、電子メール(e-mail)もまだまだ需要がありますよね。
特定のプラットフォームに依存しない、束縛されないe-mail(電子メール)というシステムはこれからもしばらくは無くならないのでしょう。

そう思うとe-mailって古くからあるわりに優れているなぁと思いますが、いくつか脆弱性というか、スキのあるシステムでもあって、迷惑メールやなりすましメールなどの悪意を持った第三者が他人のメールアカウントを偽造したりすることも少なくありません。

自分のメールアドレスが本当に自分が持っている、正規のドメインから送信されているという証明をつけることが大切になってきていると思います。

電子メールの送信者偽称を防ぐ送信ドメイン認証技術には、SPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)、Sender IDなどいくつかの方式が標準化されていますが、その中でも比較的導入しやすいSPFとDKIMをG Suite(旧Google Apps)のGmailに実装してみました。

SPFレコードは DNS(Domain Name Service)レコードの一種で、ドメインからのメール送信を許可するメールサーバーを指定します。

SPFレコードを記述することで、ドメインの送信元アドレスを偽装した迷惑メールの送信を防止できるほか、受信側はこのレコードを参照することで、相手のドメインからのメールが認証済みのメールサーバーから届いたものであるかどうかを確認できます。

SPFレコードに記載されたメールサーバー以外のサーバーからメールが送信されている場合、受信側のメールサーバーで迷惑メールとして拒否できます。

ボクがドメインを管理しているはお名前.com。

SPFの設定方法はわりと簡単。
お名前.comのドメインNaviの「ネームサーバーの設定」→「DNS関連機能の設定」→「DNSレコード設定を利用する」で
「v=spf1 include:_spf.google.com ~all」を記述した TXT レコードを作成するだけです。

慣れれば5分程度で設定が終わり、早ければ10分程度でDNSが書き換わってSPFが有効となります。

簡単に設定できるので、できる限りSPFを設定しておきましょう。
詳しくは「SPF レコードについて」を参照のこと。

次にDKIMですが、これはなりすましを防ぐために、送信メッセージのヘッダーに、DKIM 規格を使用してデジタル署名を追加します。
署名を追加するには、秘密ドメインキーを使用してドメインの送信メールのヘッダーを暗号化し、キーの公開版をドメインの DNS レコードに追加する必要があります。
これで受信サーバーが公開キーを取得して受信ヘッダーを復号化し、メールが本当にそのドメインからのものであること、途中で変更されていないことを確認できます。

これも思ったよりも簡単に設定できます。

まずはG SuiteのGoogle 管理コンソールに管理者アカウントでログイン。
[アプリ] > [G Suite] > [Gmail] > [メール認証] をクリック。
ドメインキーを生成するドメインを選択。
[新しいレコードを生成] をクリック。

お名前.comの場合は、2,048 ビットのキーがサポートされていないので、キー長を 2,048 から 1024 に変更します。
[生成] をクリックします。

SPFと同じく、お名前.comのドメインNaviの「ネームサーバーの設定」→「DNS関連機能の設定」→「DNSレコード設定を利用する」で
TEXTレコードを作成します。

ホスト名は「google._domainkey.your_domain.com」(your_domain.comを自分が使っているドメインに置き換える)
生成したキー「v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIjANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOCAQ8AMIIBCgKCAQEAraC3pqvqTkAfXhUo7Kn3JUNMwDkZ65ftwXH56anno/bElnTDAd/idk4kWpslrQIMsvVKAe+mvmBEnpXzJL+0LgTNVTQctUujyilWvcOMRd/z37/1I34y3WUIbFn4ytkzkdoVmeTt62f5LxegfYP4P/w7QGN1mOcnE2Qd5SKIZv3Ia1p3d6uCaVGI7brE/7zM5c/”」を作成するだけです。

こちらも慣れれば10分程度で設定が終わり、早ければ10分程度でDNSが書き換わってDKIMが有効となります。
詳しくは「DKIM を使用してメールを認証する」を参照のこと。

送信ドメイン認証技術はemail(電子メール)を取り扱うすべての組織・企業での導入が望まれていますので、G SuiteでGmailを利用している方はぜひ設定をお試しください。

それにしても、G Suiteを使っている会社や組織ではGoogle Chromebookの相性もいいので、ノートPCのリプレイスにはChromebookも検討したらいいですよ。