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ビルケンシュトックのサンダル ~ Amazonで買ったイイモノ

知っている人は知っているドイツ生まれの「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」。
最近似たようなデザインのサンダルをたくさんみますが、このスタイルのサンダルはビルケンシュトックが元祖です。
http://www.birkenstockjpn.co.jp/

BIRKENSTOCK / ビルケンシュトック ブランド紹介
ドイツで240年以上の歴史を持ち、快適性を重視したサンダルがメンズ・レディース共に人気を得ている老舗シューズブランド、「ビルケンシュトック」。
1774年、教会の公文書に「臣王のシューマイスター」と登録された、ヨハン・アダム・ビルケンシュトックの靴作りが「ビルケンシュトック」の起源です。

1896年、ヨハンの子孫であり同じくシューマイスターである、コンラッド・ビルケンシュトックが、フランクフルトに2軒の靴専門店をオープンし、フットベッドの製造を始めます。
コンラッドの息子であり整形外科でもあったカールは父の仕事を手伝い、フットベッドの進化とその医学理論付けに大きく貢献しました。
第一次大戦中、コンラッドはフランクフルトの野戦病院で、負傷兵のための整形外科靴の製作に従事します。
それがきっかけとなり、まだ木製や金属製のフットベッドが常識だったその時代に、革新的なコルク×ラバー製のブルーフットベッドを開発しました。
その靴は医学博士に認められ、やがて普及のための援助を受けるようになります。

そして1963年、「ビルケンシュトック」のファーストモデルである「MADRID(マドリッド)」が誕生。
1970年代に入ると、「BOSTON(ボストン)」や「ARIZONA(アリゾナ)」など、今や「ビルケンシュトック」の定番であるサンダルモデルも登場し、それから数十年に渡り多くの人々から人気を得て支持され続けることになります。
この時期にコンピュータ制御の自動裁断機の導入や倉庫の建設などが進み、工場での生産性を高めて世界への進出も開始するようになっていきます。

その後も次々と新しいデザインモデルや新素材の開発に着手するなど、「ビルケンシュトック」は積極的に靴事業を展開。
また、1988年からは、環境保護の意識が高まり、有害な溶剤の入っていない接着剤を製造に使用するようになりました。
2004年には、イギリス「Drapers Award」にて「ビルケンシュトック」のシューズが、「すべての年代、人種に適した、時間と場所を選ばないデザイン」として”Best Shoe of the Year”を受賞します。
現代でもさらなる履き心地の向上に余念がなく、「ビルケンシュトック」の足跡はフットベッドにはじまり、これからの未来もなおフットベッドと共に歩み続けていきます。

設立以来一貫してドイツ国内生産にこだわり、時代や流行を超越したスタンダードアイテムをリリースし続けています。
各モデルには世界の都市名がネーミングされており、これはカール・ビルケンシュトックの「年齢や性別、人種や国境を越えて、すべて人々の健康を」という願いがインスパイアされています。
(中国などアジア圏の生産が多いなか、ドイツ生産って珍しいですね)

ボクが初めてビルケンシュトックのサンダルを履き始めたのは大学生の頃。
正確にはビルケンのちょいと進化したブランドの「TATAMI」を最初に履きました。

「TATAMI」はビルケンシュトックの「クラシック」と呼ばれるフットベッドより30%も多くのコルクを使用しているので、しっとり、しっかりとした履き心地です(でした)。

それから相当の時間が経っていますが、2016年の現代でもビルケンシュトックもTATAMIも、古さを感じること無く若い女性などにも人気のアイテムとなっています。

ボクのわりと好きなカタチは、ビルケンシュトックを代表するモデルのひとつの「アリゾナ」。
1973年に開発された「アリゾナ」は、太めな2本のベルトが足をしっかりホールドし快適な履き心地を提供します。

中敷にクッションを内蔵してより弾力性を高めたソフトフットベッド仕様が足に優しくなじみ、快適な歩行をサポート。
歩行時の体重移動を正しく行なうために、フラットな靴底を採用しています。
カジュアルだけどミニマルで洗練されたデザインが、コーディネートしやすいスタンダードなファッションアイテムとして高く支持されています。

今年買ったのは、その「アリゾナ」にバックストラップがついた「ミラノ」。
「アリゾナ」以上に安定感があって、長時間歩いても疲れません。

最初に買ったTATAMIも「ミラノ」っぽいバックストラップのついたモデルでした。

「ミラノ」のようなバックストラップがついたものは、歩くのに適しているのはもちろんですが、サンダルでクルマの運転しても交通違反にならないというのも大きなポイントです。
基本的にかかとが固定される履物であれば違反になりません。
普通のサンダルやビーチサンダル、下駄などの場合は「安全運転義務違反」で反則点2点で、反則金は9,000円となります。

「アリゾナ」も「ミラノ」も男女どちらが履いてもおかしくないユニセックスなデザインです。
最近は白色のサンダルがお気に入りで、今年は「ミラノ」のホワイトモデルをメインに履こうと思います。

そして、去年ぐらいから流行ってきたのが「アリゾナ」の「EVAモデル」。

EVAとは素材のことで、サンダルのソールによくつかわれる素材です。
一般的なビルケンシュトックのサンダルのソール(底)もEVA素材。

ウォッシャブルなので海やプールでも使いやすく軽量。
また焼却してもダイオキシンなど環境を害する気体を発生しないので環境にやさしいのです。

部屋履きで使うなど様々なシーンで活躍しているモデルになっています。

EVAモデルは約4,800円程度で購入できるお手軽なビルケンシュトックですが、耐久性にやや難があります。
近所や海だけの限定的な使い方であれば全く問題ありませんが、「歩くこと」に主眼を置いていないので、街をたくさん歩くと靴ずれをしたり、EVAのソールが割れることもあります。

去年ボクが履いていたアリゾナEVAモデルはかなり利用頻度が高かったこともあって、ベルトの付け根の部分のソールが割れてしまいました。
メーカーに返品処理をしてもらえましたが、今年からEVAはちょっとやめようかなと思いました。
普段使いであればEVAも悪くはないのですが、ややヘビーに使うのであれば、普通の「アリゾナ」のほうがクッション性も良いですし歩きやすいです。

EVAモデルはサンダル全体がEVA素材でできていますが、普通のビルケンはソールはEVA、中敷き、フットベッドはコルクと本革、アッパー(ベルト)は合成皮などでできています。

さらにエクスクイジットシリーズというのがあって、これはベルトや中敷きが牛革(レザー)で覆われたエグゼクティブなモデルです。
「ミラノ」のエクスクイジットシリーズは32,400円と高価なのですが、(少なくともwhiteの41(26.5cm)サイズはどこにも売っていないんですよねー。

また、2016年の新作で、合皮にエナメル加工を施し、ソールはスーパーグリップソールを採用した「BIRKENSTOCK_MILANO/ ホワイトパテント スーパーグリップソール」っていうのも可愛いなぁと思います。

ビルケンシュトックはどのモデルでも履きやすくて、長時間歩いても疲れにくいのでオススメです。
そっくりなカタチのサンダルで3,000円ぐらいのパチモノも売っていますが、ビルケンシュトックのほうがいいですよね…。

もしビルケンを初めて買うんだけど、ちょっとお値段が…という方には、セカンドラインのbetula(ベチュラ)もなかなか良いです。
ベチュラでもビルケンシュトックのオリジナルに近い、快適な履き心地に満足できると思います。

ビルケンシュトックのサンダルはもちろん夏にはぴったりですが、靴下やタイツを履けばシーズンレスで使えるのでオススメです!(^^)