「オーディオ」タグアーカイブ

PCオーディオを試行錯誤中…

Raspberry Piを使ってミュージックサーバを作ってみました

コロナ禍も落ち着いたようにみえて、第2波がやってくるかもしれないという油断のできない日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

こちらはテレワークの日々が続いており、基本的に自宅に居ることが多いのですが、昨年末に買ったUSB DAC/ステレオプリメインアンプのTEAC AI-301DA-SPが活用しきれておらず、もったいないのでもっと使ってみようと思いました。

TEAC AI-301DA-SPは寝室 兼 デスクスペースに設置しているのですが、メインで使っているPCオーディオのアンプとして使ってみるのもいいかなぁと。

現在メインのPCオーディオで使っているUSB DAC/デジタルプリメインアンプ、Wadia 151 PowerDAC miniはやや古いのですが、音はわりと良く、特に音質には不満はありません。
Wadia151 Power DAC mini

ただ、Bluetoothを使ってスマホやiPadと繋げて使えたら便利かなぁ…と思うことが何度かありまして。

TEAC AI-301DA-SPにはBluetooth機能が付いているので、これをうまく使えたらいいなあっと。
まあ結論から言うと、Bluetoothは試したものの、やっぱり音質が良くないので今後使うことはありませんwww

Wadia 151 PowerDAC miniとTEAC AI-301DA-SPを比べると、
・デジタルプリメインアンプ
・USB-DAC内蔵
・サイズ感
という意味ではほとんど同じです。

TEAC AI-301DA-SPではそれにプラスして、
・USB 32bit/192kHz対応(Wadia 151 Power Dac miniは24bit/96kHzまで)
・DSD 5.6MHzオーディオ対応
・Bluetooth対応
・アナログオーディオ入力2系統(RCA)
・サブウーファー出力
・ヘッドフォン出力
と機能が増えています。

ただ、TEAC AI-301DA-SPとWadia 151 PowerDAC miniを聴き比べてみると、やっぱりWadia 151 PowerDAC miniのほうが音質が良いのです。

Wadia 151 PowerDAC miniは古いとは言え、まあ値段は3倍近い開きがありますからね。

TEAC AI-301DA-SPは大阪の逸品館という店のネットショップで買ったのですが、逸品館ではAIRBOWというショップチューニングモデルをいくつか発売しています。

TEAC AI-301DA-SPをベースにしたAIRBOW AI301 Special Ver.2というモデルがあって、こちらはなかなか音質が良いとのことです。

値段は80,850円なのですが、値段以上の価値があって、音質に大きく影響する「電解コンデンサー」は、全数(30個程度?)をEsoteric、Grandiosoなど超高級オーディオ製品が使うものと同等以上のパーツに変更しているそうです。

EsotericとはTEACのスーパー高級ブランドで、例えば…最上級のGrandiosoシリーズを揃えてCDを聞こうとした場合、

・モノラルアンプ Grandioso M1 ×2 3,520,000円
・プリアンプ Grandioso C1 3,080,000円
・D/Aコンバーター Grandioso D1X 3,850,000円
・CDトランスポート Grandioso P1X 3,850,000円
・クロックジェネレーター Grandioso G1 2,090,000円
ESOTERIC Grandioso

…と1,500万円オーバーの驚異的な価格が必要となってしまいます。

これに、それなりのスピーカーやケーブルなどを足すと、2,000万円を超えちゃう感じですね。
高すぎます…。

これらスーパー高級オーディオに使われているパーツと同等以上のものを、たった80,850円のアンプに搭載するAIRBOWって凄いですね。

さらに高音質実現の決め手となる、スイッチング電源にはノイズ低減のためにフィルムコンデンサーや電磁波シールド材を追加するなど徹底した対策を行っているらしいです。

ノーマルのTEAC AI-301DA-SPを逸品館に送付することで、AIRBOWにバージョンアップをしてもらうこともできます。
バージョンアップ費用は33,000円ということで、そう高くはありません。

ということで、AIRBOW AI-301DA-SPを一度聴いてみたくなったので、まずは無料視聴の貸出機の送付を依頼しました。

貸し出しされたAIRBOW製品の写真撮影は禁止ということなので外見の写真は撮影していませんが、ベースのTEAC AI-301DA-SPとはロゴがついているだけで基本何も変わりません。

機能もベースモデルと何も変わらず、変わったのは音質だけみたいです。

AIRBOW AI301 Special Ver.2は、20~30万円を超える大型プリメインアンプを超えるほどの音質を実現し、ペア100万円クラスのスピーカーを堂々と鳴らし、100名以上の楽団員で構成される本格的な交響曲でも、その音質は一切破綻することが無いそう。

店員さんは、TEACの上位モデル Referenceシリーズで売価10万円程度の USB DAC/プリメインアンプ AI-503よりも音質が良いと言い切り、40万円前後のTEAC ハイレゾ対応ネットワークCDプリメインアンプ NR-7CDの音質に肉薄するそう。

これは楽しみ。

試聴機のAIRBOW AI301 Special Ver.2を、Wadia 151 PowerDAC miniの代わりに自作PCに接続。

構成は
スピーカー WHARFEDALE DAIAMOND 11.2
電源ケーブル Jorma Design AC LANDA
スピーカーケーブル ナノテック・システムズのSP#79 Special
USBケーブル エレコムのUSB AUDIOケーブル(USB A-USB B)
プレイヤー Windows版JRiver Media Center26
ってところですね。

確かにAIRBOW AI301 Special Ver.2の音質は良くって、Wadia 151 PowerDAC miniより良いかも?という感じ。

ただですね…自分の使い方では絶対許容できない部分がありまして…。

それは、JRiver Media Center26やAmazon Musicアプリで使う排他モードという高音質なモードにすると、パソコン側では一切音量のコントロールができなくなるのです。

ちょっと音量を変えたいなって時にも、いちいちアンプ側で音量を変えなくてはなりません…。
リモコンを使うのも面倒ですし、本体のボリュームを触るのも距離が遠いので…。

これは使いづらい。

Wadia 151 PowerDAC miniであれば、WindowsOS側で音量変更ができるので、排他モードを使うアプリケーションで音楽を聴いたりするときもそんなに操作性は悪く無いのです。

この問題はAIRBOWだからではなく、TEAC AI-301DA-SPそもそもの仕様ですね。

ということから、音質は良いものの、使い勝手に難ありということで、とりあえずAIRBOW AI301 Special Ver.2へのバージョンアップはお蔵入りとなりました…涙

逆に言うと、音楽専用のパソコンやRaspberry Pi(Volumio)、CDプレイヤーなどとAIRBOW AI301 Special Ver.2を使い、アンプ側で音量を変更するのが基本としていいのであれば、とても良いDAC内蔵プリメインアンプだと思います。

AIRBOW AI301 Special Ver.2の視聴期間は3日だけだったのですが、これをきっかけに、ちょっと現在の構成から音を良くしたくなりました。
病気が始まりましたね。

今まではエレコムの1,000円前後のオーディオ用USBケーブル(USB A-USB B)を使っていました。
コスパ抜群で、なかなか良かったです。

ということで、USBケーブルを変更。
代えたのはaudioquestのUSB CABLE、USB Forest 2です。

audioquestでは1番リーズナブルなUSBケーブルで、5,000円前後で購入できます。
さすがにエレコムのUSBケーブルよりは、1ランク音質が向上した「気がしました」ね。

で、いま使っているのは、オヤイデ電気のContinental 5S V2
60cmで25,300円と相当高価なUSBケーブル。

これに付け替えたら音質が向上した実感があって、特に低音に厚みが出るようになり、高域は精密に、解像度が増したように感じました。

悪く言うと傾向としてはドンシャリになったのですが、まあ、ドンシャリではないですね。

※ドンシャリとはBOSEに代表されるように、低音がドンドン、高音がシャリシャリするオーディオのことですね。

Continental 5S V2は完全なるMADE IN JAPANで素材も吟味され、医療用ケーブルが作られるような厳格な場所で製造されているとのこと。

まあ、値段相応に良くなったと思います。

ただ、コスパとしてはそこまで良くないかも知れませんね。
その点、Jriver Media Centerは6,000円程度の投資でずば抜けて音質が向上します。

このJriver Media Centerにプラスして、iPhone/iPadアプリのJRemote(1,200円)を使えば、iPadを使ってリモコンのように自由に選曲や音量のコントロールができます。

たった7,000円で、音質も良く、操作性も良い環境が手に入るのだから凄い。

オーディオは奥が深く、また「沼」と呼ばれるところに入っていくと、どんどん際限なくお金を浪費してしまいます。

いま使っているWHARFEDALE DAIAMOND 11.2というスピーカーはペア10万円以下の割には音質がいいので気に入ってますが、できればB&W 805Dとか欲しいなとも思います。

B&W 805D3クラスになるとペア100万円近くのプライスになっちゃうのですが、じゃあ音質も10倍、満足度も10倍になるかっていうと、そうはならないんですよね…。

それにしても、スピーカーなどアナログなモノのクオリティを上げるときってかなり金額がかかるのですが、Jriver Media Center26なんかはたった7,000円程度の投資で驚くほどの音質の向上が期待できます。

繰り返しになってしまいますが、このソフトは本当にオススメです。

ということで、オーディオというのは音楽を楽しむ手段である…と言うことをもう一度認識し、音楽そのものを楽しもうと思います。

とか言って、オーディオ機器そのものも好きなので、また何か機器が欲しくなるんだよなぁ…笑

オーディオ沼にハマりつつ…ありません

ブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2 を調達しました

今年、ブックシェルフスピーカー WHARFEDALE DIAMOND 11.2を調達してから、ちょっとずつオーディオへの興味が湧いてきました。

湧いてきたというか、他のオモチャに意識が行っていたのが、たまたま?オーディオに戻ってきたっていうところでしょうか。笑

WindowsPCでの音楽再生ソフトをiTunesからfoobar2000に、そしてJRiver Media Center 25に換えたところ順調に音質が向上したのが実感できました。
JRiver Media Center

オーディオって沼なので、ある程度のところで妥協をしないと、どこまででも行ってしまいます。
これってカメラのレンズとかも同じですけどね。

オーディオが好きなのか、音楽を聞くのが好きなのか…?
カメラが好きなのか、写真を撮るのが好きなのか…?
の違いに似ていますね。

とは言え、せっかくなのでスピーカーケーブルを替えることにしました。

1,000円/m前後のクラスで考えましたが、ナノテック・システムズのSP#79 Specialにしました。
ヨドバシの店員さんに薦められて、色々検討した結果これを買いました。
ネットでの評判も割と良かったです。

ナノテック・システムズ SP#79 Special (1M)

これまで使っていたケーブルは、素性不明な1m300円にも満たない、ひものようなものでした。
以前は2,000円/mぐらいのケーブルを使っていたのですが、スピーカーのレイアウトを変えたところ長さが足りなくなって使えなくなりました。

結論からいうと、ケーブルを替えてかなりクリアな音質になりました。
まだ買ってから1週間ぐらいなのですが、1ヶ月ぐらいエイジングをしてみてさらなる音質の向上を楽しみたいと思います。

次は…アンプとDACを調達したい…といいたいところですが、今のところ現状で満足しておこうかなと思います。
だんだん投資に対する音質…コスパが悪くなりからねー。

仮にオーディオに新たに10万円つぎ込むなら、他のオモチャを買ったほうが楽しめそうですからね…。

新しいPC用スピーカーを検討中

昔は単品オーディオを使って音楽を聴いていましたが、引越しのタイミングなどで機材整理などを経て、いまではWindowsPCがメインのオーディオ機器となってしまっています。

もっともWindowsPCをオーディオ機器として使うのは決して間違いではなく、それなりの機材とそれなりの設定を用意してやれば、一般素人が聴く分には必要十分のシステムが組めると思います。

今の音楽プレイヤーは自作のWindows10マシン。
参考:自作PCを久々につくりました

再生ソフトは主にはiTunesを使って、MP3(320kbps/128kbps)やWAVファイルを聴いている感じです。
参考:iTunesで安くて便利に楽曲を管理する方法

しかし、iTunesを立ち上げるのすら面倒なときは、予めiTunesに入っている楽曲をGoogle Play Musicにアップロードしてあるので、ブラウザ経由でGoogle Play Musicを聴いたり、AmazonのPrime Musicを聴いています。

でも、これって音が悪いんですよね。

なので、ときどきマニア向けなfoobar2000というソフトを使って、FLACのハイレゾ音源を鳴らしてみたりもしています。

アンプはWadia 151 Power DAC mini(ワディア151 パワーDACミニ)/155,400円/2010年6月発売という、ちょっと前のマニアックなもの。
Wadia151 Power DAC mini

これはマニアしか知らないと思いますが、音質がどうのとかというより「Wadia」っていうメーカーのロゴが入っているかどうかってところが大切なのです。(笑)
ああ、もちろん、それでも15万円もする舶来品のアンプなので、音質はそれなりには良いです。

フルデジタルなプリメインアンプで、DACがついているので、パソコンとはUSBで接続するだけで使えます。
サイズもコンパクトで筐体やリモコンの作りもしっかりしています。

スピーカーはB&WのLM-1っていうコンパクトなもの。
B&W LM-1
PC用のスピーカーとしては必要十分ですが、本格オーディオとして音楽をちゃんと聴くにはもう少し大きくて良いスピーカーが欲しくなります。

ということで、今回はスピーカーをバージョンアップさせたいなと思っています。

候補はB&Wの最新モデルのB&W 607あたり。
B&W 607

ペア97,200円ですが、最安価格は69,800円ぐらい。
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式で、25mmアルミ・ドームっていうところは目新しくありませんが、130mmコンティニュアムコーンという最新の技術が搭載されています。
40Hz~33kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H300mm/D231mm/4.7kg/2018年9月

B&W最新の最小型モデルですが、ちょっと音が硬いのと音質が…そこまで良くないような…。

B&W 607を買うのであれば、1つ前のB&W最小型モデル 686 S2にしても、まあ良いように思います。
ペア97,200円ですが、実勢価格は52,800円とだいぶお求めやすくなっている。

2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmアルミ・ドーム/130mmケブラーコーンということで、B&Wのこれまでのアイデンティティのひとつとも言えるケブラーコーンウーファーが搭載されています。
54Hz~50kHz/85dB/8Ω/25~100W/W160mm/H315mm/D229mm/4.6kg/2014年3月

新作の607は40Hz~33kHz、ひとつ前の686S2のほうが54Hz~50kHzという高い周波数まで対応しています。

一応ハイレゾスピーカーの定義では40KHz以上再生できればハイレゾと名乗ってOKですから、旧モデルはハイレゾ対応、最新の現行モデルはハイレゾ非対応ってことになりますね。
もっとも人間が聞ける音の範囲は20KHzでありますし、ハイレゾスピーカーっていう括りというか規格はあんまり意味がないと思っています。

で、オーディオに詳しい友人に相談したら
「まあ、いまのスピーカーもそこそこだから、607とか小さいB&Wのスピーカーにしてもあんまり変わった感ないかもよ?」
「スピーカーってメーカーが言うほどは進化しないから、607と686S2はほとんど変わらないと思うし。最低でもCM1ぐらい買わないとだめだと思うよ」と。

CM1というのは、B&Wのヒット商品のひとつで、かなり小さなエンクロージャーに上位機種のシステムをいれた意欲的なモデル。
B&W CM1

2006年2月発売とちょっと古いスピーカーですが、いまでもヤフオクなどでも人気があります。
ペア121,800円/実勢中古価格45,000円。
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmアルミ・ドーム 130mmケブラーコーン/45Hz~50kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D276mm/6.7kg

ボクも以前にCM1を使っていたことがあってかなり良いスピーカーというのは知っています。

なので、またCM1を使ってみてもいいかなー?とも思うのですが、中古のCM1って、ほぼもれなくツイーターが凹んでいるですよ(笑)
なんか押してしまいたくなる感じはわかるんですけどね。

CM1の後継機種のB&W CM1 S2 ペア138,240円 実勢価格60,000円は新しくなって、音質が向上したと共に、ツイーターにガードがついたので、ツイーターが凹むことが少なくなっています。(笑)
B&W CM1 S2

2ウェイ・2スピーカー バスレフ方式/25mmアルミ・ドーム 130mmケブラーコーン/45Hz~50kHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D276mm/6.7k/2014年9月
スペックはほとんどCM1と変わりませんが、音がよくなって、値段もあがっていますね。

現在ではCM1もCM1 S2も市場には中古しかありません。

となると、CM1 S2の後継機種の現行型のB&W 707 S2も調べておかなくてはなりませんね。
B&W 707 S2

ペア162,000円/120,000円/2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmカーボン・ドーム/165mmコンティニュアム/45Hz~33KHz/84dB/8Ω/30~100W/W165mm/H280mm/D260mm/6kg/2017年11月
となっていて、ツイーターがアルミに、ウーファーがケブラーからコンティニュアムに変わって、サイズも130mmから165mmにランクアップ!
でも、ペア16万円は高いなー。

音は正確でキレイなんだけど、ちょっと無機質っていうか硬い感じ。
ボクがよく聞く女性ボーカルとかにはちょっと合わないかもねー。

と、家電量販店でいろいろ視聴していたら、愛想の良い販売員さんに勧められたのが「Wharfedale DIAMOND11.2」。

ワーフェデールって正直初めて聞いたメーカーだけど、結構歴史があるイギリスのスピーカーメーカーらしい。
Wharfedale DIAMOND11.2

値段はB&Wと比べるとだいぶ安く、ブックシェルフ型で一番大きな11.2でもペア90,720円
ミドルサイズの11.1だとペア69,120円。

これらは定価なので、実売価格はもっと安い。

Wharfedale Diamond 11.2/ペア定価90,720円/実勢価格66,090円
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmソフトドームツイーター 150mmケブラーコーン/48Hz~20kHz/88dB/8Ω/25~125W/W221mm/H355mm/D322mm/9kg/2017年9月

Wharfedale Diamond 11.1/ペア定価69,120円/実勢価格40,820円
2ウェイ・2スピーカーバスレフ方式/25mmソフトドームツイーター130mmケブラーコーン/55Hz~20kHz/87dB/8Ω/25~100W/W194mm/H310mm/D317mm/6.8kg/2017年9月

11.1を聴いたけど音質は結構良く、高音も綺麗に伸びるし、低音も思ったよりは出る。
しかし、ミドルサイズの11.1からラージサイズの11.2に切り替えて音楽を聴いてみたけど、明らかに相当音質があがっているのがわかる。

空間が広がった感じがして、高音が鮮やかになり、音のまとまりかたもよく、スピーカーのレベルが1ランクも2ランクも向上したのが確実に感じられる。
クルマで言うと、カローラからクラウンに乗り換えた後とか、マクドナルドからモスバーガーを食べ比べたぐらい違うかな?イメージ的には。(笑)

スピーカーなんて実際に聴いてみないと良し悪しがわからないけど、カタログからわかる音質としては、例えば目安として「重さ」というものがある。

DIAMOND 11.1はペア定価7万円のスピーカーなのに重さが1本6.8kgもある。
707 S2はペア162,000円の高級スピーカーだけど、重さは1本6kg。

スピーカーは一般的には重量が重い=音が良いと言っていいと思う。(例外はあると思うけど…)

エンクロージャーが厚いとか、材質がしっかりしているとか、補強をしっかりしているとかというのは大切なことだし、スピーカーユニットのマグネットが強い=重いっていうのも要素のひとつとなって、高音質なスピーカー=重いっていうのは、ひとつの目安になるのかなと。

707 S2とDiamond 11.1はサイズが若干違うとはいえ、2倍以上金額が離れているのに重さはワーフェデールのほうが上。
重量だけに限りませんが、Wharfedaleは値段のわりにはなかなか善処しているように思います。

B&WとWharfedaleの違いは、モニターサウンドとして硬くて正確な音を出すB&Wと、楽器のように艶と滑らかさがあるWharfedaleって感じかな?

それにしてもB&Wのスピーカーは高くなりすぎなんですよね。
例えば、B&Wのブックシェルフ型の最高峰といえば805シリーズですが、モデルチェンジするたびに相当値段が上がってくる!

B&W 805S 320,000円(ペア 2005年5月発売)
B&W 805 Diamond 604,800円(ペア 2010年4月発売)
B&W 805 D3 950,400円 (ペア 2015年10月発売)
と、倍々ってほどでもないけど、それに近い値上がり方!

B&W 805 D3
B&W 805 D3 2ウェイ・2スピーカー バスレフ方式/25mmダイヤモンド・ドーム 165mmコンティニューム/34Hz~35KHz/88dB/8Ω/50~120W/W238mm/H424mm/D345mm/12.6kg/2015年10月

それに付け加えて、日本では805 D3 がペア 950,400円ですが、アメリカだとペア $6,000!
2019年3月10日現在1ドル111円だと666,990円ですからねぇ…。

B&Wの性能は良いというのはよく分かるのですが、ちょっとブランド税と日本税が高すぎるような…。

Wharfedaleのスピーカーに目を向けると、いまのテレビラックだと、テレビの左右にスピーカーを配置するとWharfedaleのDiamond 11.1の幅サイズ(194mm)がギリギリOK。
テレビの横には左右各207.5mmしか余裕はないので、WharfedaleのDiamond 11.2の幅サイズ(221mm)になるとちょっとはみ出ちゃうかな?

ラックは替えないにしても、なんとか置く方法はあるから、まあ、それはそれで大きい11.2にしちゃってもいいんだけどな…。

ピッタリサイズ+まあまあ音の良いWharfedaleのDiamond 11.1にするか?
はたまた、ちょっとはみ出しちゃうサイズ+高音質のWharfedaleのDiamond 11.2にするか…?

てなわけで、B&Wの小型スピーカーと、WharfedaleのDiamond 11.1 or 11.2のどれが良いのだろうか…とここ10日ほど悩みまくっているのであります。
まあ、別にいまのスピーカーでも困っていないので、全然慌てているわけではないんですけどね。

もうちょっと良い音で音楽を楽しみたいなぁっと思っているだけです。
少し考えよう…。

こうやって考えているときが楽しんだよなー。笑

それにしても、スピーカーを買い替えたら、今手持ちの8,000曲分のMP3の楽曲を、CDから音の良いFLACに取り込み直して変換していこうかな…。
ちょっと面倒だけどなー。

B&Wのスピーカーは最高クラスです!!…が

B&W 805 Diamond

B&W、Bowers & Wilkins (バウワース アンド ウィルキンス)は、イギリスの高級スピーカーメーカーで、最近はiPod対応のスピーカーやヘッドフォンも作っているけど、基本的にはスピーカーしか作らず、その品質、音質は世界最高クラス。

その証拠に、B&Wのスピーカーは、あのアビーロード・スタジオでも使われているし、STAR WARSのルーカス・フィルム(スカイウォーカー・サウンド)でも使われているし、SONYのスタジオでも使っている。
SONYなんてオーディオメーカーなのに、自社のスピーカーを使わずB&Wのものを使っている。
B&W凄いよね。

最近の音楽再生の環境は、ネットワークオーディオやパソコンを使ったハイレゾ音源が主流になってきていて、新しいスピーカーがちょっと欲しいので聞いてみた。

B&Wは高いモデルはもちろん良いのだけど、安いモデルでも相当音は良いので、まずは下から2番目のお手頃価格な685をオーディオショップで聞いてみる。

値段=音質というところがあるので、あくまでも参考までに定価を書いておきます。

B&W 685
B&W 685 ペア2本 ¥92,400

ボク「うーん、低音もちゃんと出てるし、値段の割りには悪くないですねぇ。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、CM1も悪くないですけどね。」

B&W CM1
B&W CM1 ペア2本 ¥134,000

ボク「おー、音が良いですねー。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、CM5は更にちゃんと音が出ますけどね。」

B&W CM5
B&W CM5 ペア2本 ¥176,000

ボク「おー、いい音が出ますねー。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、PM1は更に音が澄んでますけどね。」

B&W PM1
B&W PM1 ペア2本 ¥320,000

ボク「あー、だいぶ音が澄んでますねー。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、805 Diamondはレベルが違いますけどね。」

B&W 805 Diamond
B&W 805 Diamond ペア2本 ¥630,000

ボク「うあー、これはレベルが違いますねー。低音もいい!」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、804 Diamondは更に良いですけどね。」

B&W 804 Diamond
B&W 804 Diamond ペア2本 ¥1,1550,000

ボク「うあー、これは良いですね。さすがトールボーイ型で上から下まで綺麗に音が出てますね。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、803 Diamondはもっと良いですけどね。」

B&W 803 Diamond
B&W 803 Diamond ペア2本 ¥1,512,000

ボク「うあー、これは良いですね。804と比べるとやはり音の厚みが違いますね。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、802 Diamondはもっともっと良いですけどね。」

B&W 802 Diamond
B&W 802 Diamond ペア2本 ¥2,100,000

ボク「ひょえー、これは凄いですね。803と比べるとやはりワンランク上ですね。」
店員「これは良いスピーカーですよ。まあ、800 Diamondは究極ですけどね。」

800 Diamond
B&W 800 Diamond ペア2本 ¥3,780,000

ボク「うおーーーーー、これは素晴らしいですね。802と比べてもやはり800 Diamondは最高ですね。」
店員「そうですね、800 Diamondは究極ですね。まあ、この音質でこの値段ならお買い得ですよ。」

ボク「でも、これは高すぎるし、805 Diamondでも十分いい音が出てましたし。」
店員「では、805 Diamondをもう一度聞いてみてください。」
ボク「あー、音がショボイ。レベルが違う…。」
店員「そういうもんなんですよ。」
ボク「うう。」(´;ω;`)

こういうのを内輪では「お金による音の暴力」と呼んでいます。
一般的に高級オーディオは、高いものはやはり良く、一度良いのを聞いてしまうと、安いのでもいいや言うわけにはいかんのですね。
でも、上を見たらキリがない。
まあ、高ければ良いってもんでもないですけど。
中には高くてポンコツなオーディオもありますし。

まあ、B&W 685(実売価格 ペア 2本 ¥54,000ぐらい)を買って満足するのが、一番いいのかもー。
それでも、805 Diamondが欲しいかもー。
やっぱり、803 Diamondぐらい欲しいかもー。

がんばろう。