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学生率95%の家系ラーメン ~ 文京区 武蔵屋 白山店

学生率95%の家系ラーメン ~ 白山 武蔵屋 白山店
学生率95%の家系ラーメン ~ 白山 武蔵屋 白山店

ちょっと東京都文京区の白山付近に用事があって来た。
少し夜遅くなって何か食べる店が無いかな?と食べログで調べてみると「武蔵屋」という家系ラーメンがあるみたい。

伺ったのは、平日の22時ぐらい。
こちらのお店は旧白山通り、国道17号線に面していて、お店の前には東洋大学のキャンパスがそびえ立っています。

かなり遅い時間に来たと思っていたのですが、満席にはならないものの結構なお客が入っていて学生率が95%ぐらいです…。
その他のお客も年齢層が低くて、恐らくボクを除いたら平均年齢は21~23歳ぐらいではないでしょうか…。

まずは入り口付近で食券を買います。
初めて来たお店なので、ベーシックなラーメン+玉子にします。
合計で750円だったかな…?

こちらはライスが無料だそうで、並ライスを貰うことにします。
ライスは大盛りもお代わりも無料だそうですから、学生さんには嬉しいサービスですね。

油の量、麺の硬さ、味の濃さが選べますが、すべて「普通」でお願いします。

正直あまり期待をしていなかったのですが、どうやら店内でちゃんとトンコツを煮ているようです。
と言っても、ボクが武蔵屋を知らないだけで、あとで調べてみるといろんな場所に支店がある結構有名な家系ブランドなのですね。

ほどなくして出てきたラーメンは奇をてらった感じは無く、ごく普通な家系。
トッピングはノリとチャーシューとほうれん草のみでシンプルです。

一口スープをすすると結構濃い感じ。
ただ、濃いことは濃いのですが、あまり旨味は感じませんでした。

味付けはややしょっぱめです。
ゴハンには合う味ですね。

チャーシューは味が染みてはいますが、こちらもあまり旨味がなく、燻製感があるタイプではないですね。

最近はちょっと家系ラーメンは控えめにしようと思ってそんな頻繁に伺うことはしておらず、もし家系に行くなら評価が高い著名なお店に行く傾向があるのです。
武蔵屋は、吉村家の総本山や横浜の寿々喜家などに比べると、やっぱり「うーん」という感じがして、正直レベルの差を感じます。

とはいえ、家系ラーメンにあまり馴染みが無い土地で、そこそこの味の家系ラーメンが食べられるのですから、学生ならずとも価値はあると思います。
ライスが無料なのもGoodですし、並のラーメンが650円なのもいまのご時世ではお得だと思います。

夜は23時までやっていますし、この辺の土地に縁がある方でしたら伺ってみても良いと思います。
リピあり。(^^)

武蔵家 白山店

夜総合点★★★☆☆ 3.4

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こだわりのある独学の煮干しそば ~ 大塚 煮干しそば 暁

こだわりのある独学の煮干しそば ~ 大塚 煮干しそば 暁

食べログを見ていると、マイレビュアーの方が大塚にある煮干しそばが美味しいと書いてあるのを発見したので来てみた。

こちらは大塚駅から5分ぐらいの場所にあるのですが、大通りから少し入った静かな場所にあるので、地図をみないと到着が難しいです。

伺ったのは、平日の20時ぐらい。
閉店間際というわけではなかったのですが、先客はゼロでした。

そんなに大きなお店ではなく、店主がひとりで切り盛りしています。
かなり物静かな店主で、お店は結構シーンとしています。

こちらのお店の店主はどこかで修行したのではなく、独学でやっているそうなので、これはセンスがある方なのですね。

メニューは基本的にひとつで「煮干しそば」の並と大盛りのみ。
最初なので、並を頼みます。
あとは、ライスと玉子です。

玉子はゆでたまごや味玉、温玉ではなく、生卵をTKG(卵かけごはん)として食べます。

具材はチャーシューとネギ、海苔だけと結構シンプルです。

テーブルに使用材料と煮干しそばの作り方の説明文がありますが、煮干しや片口イワシなど多種多様な厳選素材を、手間ひまかけて作っているようです。
無化調ですねぇ。

スープはスッキリの中にコクがあります。
臭みや苦味もなく、丁寧に作られているのがよくわかります。
これは煮干し系が苦手がボクでも受け入れやすい、さまざまな素材が入っている美味しいスープです。

麺もかなり細めストレート系で、これまた苦手タイプではありますが、味わいがあってよいです。
結構固めですが、ちょうどよいバランスです。

チャーシュも最近流行りの低温調理タイプとは違って、肉の風味がしっかり出ているタイプです。
これは結構好みですね。
テーブルには胡椒や一味などの調味料が置いていないのですが、これもコダワリなのでしょうね。

生卵には、特製のカエシをかけて食べます。
こちらも風味が良くて美味しいです。

昆布の佃煮がつきますが、これも美味しいです。

厨房には家庭用と思われるガスコンロがあったのですが、あまり火力の強くないガスコンロでこのスープを作っているのでしょうか?
もし違うとなると、違う場所でダシをとっているのですかね?

接客に難ありというレビューも多いのですが、真面目でシャイな店主のかな?と思っただけで、接客が悪くてムカつく感じはありませんでした。

まだそんなに人に知られていないお店なので、並ばずに食べられるのはメリットですね。
全体的に高い次元でバランスが取れているお店なので、煮干し嫌いの人にも食べてもらいたいと思います。

近いうちに行って、味わい深くて複雑な味の再確認をしてみたいと思います。
リピあり。(^^)

P.S. USENを契約してお店のBGMを使っているのはエライなと思いました。
iPodなどを使って違法にBGMを流している有名ラーメン店なども多いので…。
JASRACやUSENの肩を持つわけではないですが…。笑
ダシ取りと共に、真面目にちゃんとしている店主なんだなって感心しました。

煮干しそば 暁

夜総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:ラーメン | 大塚駅前駅大塚駅新大塚駅

辛くてしびれる美味しい担々麺 ~ 湯島 四川担担麺 阿吽

辛くてしびれる美味しい担々麺 ~ 湯島 四川担担麺 阿吽

美味しい担々麺があると聞いて、湯島にきた。
担々麺はあまり専門店で食べたことが無く、辛さが先行するイメージがあってあまり好きでなかったのだけど、ここ「阿吽」は担々麺の旨さと辛さ、そして痺れが同時に楽しめるということでとても楽しみです。

伺ったのは、平日の21時近く。
店の場所は湯島駅からほど近い場所にあります。
しかし、この店が面しているのはかなり大きな道路ですが、一本東側を通っている中央通り、上野広小路付近の賑わいとは違ってわりと静かな立地です。

店舗は落ち着いた雰囲気で、ジャズが流れているような、お洒落で清潔な感じです。
担々麺の専門店ですからメニューは担々麺系で統一されています。

初めての訪問なので、一番ベーシックな「担々麺」と「半ライス」をもらいます。
辛さが0辛~5辛までの6段階で選べるのですが、ノーマルの3辛にしておきました。

汚れが目立つスープが飛び跳ねるので、紙エプロンがもらえます。

ほどなくして出てきた担々麺は、見た目がとても美しく、独特の香りがしています。
今まで食べたことがある、四川料理のオマケ的な担々麺とはレベルも格も違いそうです。

スープの味は濃厚かつ、爽やかで、甘みと風味と旨味、コクのバランス良いです。
これは旨いですね!

最初の一口二口では辛味はあまり感じないのですが、しばらくすると、辛味と花椒の痺れが面白いぐらいに感じます。
舌がビリビリとしびれてくるのですよね。

麺は中細で、これはスープと合ってますね。
干し海老やそぼろ、青菜もそれぞれいい味を出しています。

かなり辛さと痺れがくるので、水も美味しく感じます。
この辛さだと個人的にはライスが必須ですねぇ。

うーん、これはこれまで食べた担々麺の中で最高クラスと言えるでしょう。
辣油も手作りだそうです。
こだわっていますね。

いつもは辛いカレーなどを食べても特別汗はかかないのですが、こちらではお店を出たあとに滝のように汗が出ました。
と、同時に舌の痺れがなかなか取れなかったですね。
カレーなどとは辛さの種類が違うのでしょうね。

食べログの口コミ数は350レビューとかなり多くて有名店なようですが、マイレビュアーさんたちがほとんど行っていないので、不人気店かと思っていました。(笑)

担々麺好きな人はもっと好きになるかもしれないですし、担々麺が嫌いな人も担々麺を見直すと思います。
少しアクセスが悪いように感じますが、オススメです。

次は、つゆ無し担担麺を食べてみたいですね。
リピあり。(^^)

四川担担麺 阿吽

夜総合点★★★★ 4.0

関連ランキング:担々麺 | 湯島駅上野広小路駅上野御徒町駅

中華そばとかき氷が共存する不思議なお店 ~ 駒込 カボちゃん

中華そばとかき氷が共存する不思議なお店 ~ 駒込 カボちゃん

駒込に美味しい中華そばとかき氷が食べられるお店があると聞いてきた。
伺ったのは平日の夜。

駒込駅から少し離れた霜降銀座商店街というあまり聞き慣れない商店街の入り口付近にお店はあります。

先客は2名でサラリーマン風の男性と女子大生らしき女子。
男性はラーメンを食べていて、女子大生はかき氷を食べている。

ボクは今日は中華そばを食べに来たので、一番スタンダードな醤油味の「霜降り中華そば」に煮玉子トッピングを注文しました。

いつもの通りライスも頼んだのですが、オーダーが通っていませんでした。
追加でもらおうかと思いましたが、面倒なので今回は止めました。
このお店は口頭での注文なので、この辺は食券のほうが楽ですね。

まずスープは、鶏ベース+魚介で鶏油が浮いてます。
あら、あまり予習をして来なかったのですが、これはボクの苦手なタイプですよ。

麺はストレートの細麺ですね…。
歯ごたえはありますが、これまた好きでないタイプ…。

秋葉原の「くろ喜」などだと、嫌いな細い麺でも味わいがあった良かったのですが、こちらはごく普通の細い麺ですね。

チャーシューは豚バラと鶏と2種類入っています。
低温調理かな?
うーん、これもあまり好きなタイプじゃないです…。

個人的にはもっとホタホタした、昔ながらの煮豚っぽいチャーシューが好きなんですが…。
もっとも、このスープには合わないかも知れませんが。

スープはちょっと塩辛くて残念ながらほとんど残してしまいました。

予習を怠ったとはいえ、かなり苦手な中華そばでした。

苦手ゆえ点数は厳し目ですが、決してレベルが低いとは思わないので、好きな人は好きなのではないかなと思います。
ミシュランが好きそうな上品系のラーメンだと思います。

好きな人からしてみれば「嫌いなら食いに行くなよ」「嫌いならレビューするなよ」と思うかもしれないですね…。

個人的には、中華そばはリピが無いのですが、かき氷は食べてみたいと思います。
かき氷リピあり。(^^)

カボちゃん

夜総合点★★★☆☆ 3.3

関連ランキング:ラーメン | 駒込駅西ケ原駅上中里駅

老舗の地元ラーメン ~ 富山駅北 まるたかや 牛島本店

老舗の地元ラーメン ~ 富山駅北 まるたかや 牛島本店
老舗の地元ラーメン ~ 富山駅北 まるたかや 牛島本店

富山のラーメンといえば「富山ブラック」が有名ですが、富山県民なら一度は食べたことがあるだろう富山を代表するラーメンのひとつが、この「まるたかや」。
こちら「まるたかや 牛島本店」は富山駅北(駅裏)にあります。

北陸新幹線が停まる富山駅からは歩いていける距離ではありますが、周りには他の飲食店が何も無いですね。
強いて言えば、富山が誇る「世界一美しいスターバックス」がわりと近いので、天気が良ければ一緒に伺っても良いかと思います。

この店舗は最近リニューアルしたらしく、現代的で綺麗で清潔感があります。

こちらは昭和27年からの歴史を持つお店で、屋台から始まっています。
富山ブラックの元祖の「大喜」が昭和22年から始まってますから、同じぐらい伝統のある老舗ラーメン店です。

伺ったのは平日のお昼。
店員さんは女性のみで、ハキハキとした気持ちのよい接客です。

久々に富山に来てもラーメン率が高いのは考えものですが、これはしかたないですね。

まるたかやはラーメンも有名ですが、セカンドメニューのおでんが有名です。
なので、今回は「ラーメン」と「ごはん」と「おでん」を楽しむために、ラーメン+おでんセットにしました。

昔ながらの中華そば系ではありますが、あまり哀愁を感じさせるタイプではないですね。
スープはトンコツが効いていますが、あまりガッツリはせず大人しいです。

スープの味は結構ショッぱく、化学調味料もキツイですね。

中太麺はツルツル感が強いタイプ。
これはわりと好きです。

チャーシューはペラペラで旨味は感じず、むしろ豚の臭みを感じます。

自家製の背脂とニンニクを途中から入れましたが、これは懐かしい感じです。

うーん、おかしいな…。
昔はかなり好きで美味しかったのに、あまり美味しく思えませんでした。

ラーメンは正直言うと並レベル。
評価の星は「2.8」ぐらいですかね。

思い出補正をしてもあまり評価を高くできないのは、最近全国トップレベルのラーメン屋を食べ歩いているせいで舌が肥えたのかもしれないです。

冷静に考えてみると、東京で食べログの評価4.0を超えるような店は、確かに旨いのですよね。

ミシュランにも載るような淡麗鶏系のラーメンはあまり好きではないのですが、好き嫌いの好みはさておき、やはりレベルは抜群に高いと思います。

昔ながらのラーメンもモチロン悪くは無いのですが、日本最高レベルとのクオリティと単純比較してしまうと、どうしても次元が全く違います。

地元の常食、愛すべきラーメンを悪くいうのは嫌なのですが、これは事実だと思うのですよね。

例えば、まるたかやには「豚モツラーメン」という限定メニューがあるのですが、この豚モツは1つずつレトルトのようにパックになったものを湯煎しています。

効率化や味の平準化、オペレーションの最適化は可能でしょうが、味は平均以下になってしまいます。

ラーメンはさておき、おでんはかなり好きで、中でも「豚串」をよく食べます。

おでんの中で人気ナンバーワンの豚串は、豚バラ肉の脂っこさが無く、口の中でホロリとほどけます。

味噌だれが特徴で、カラシとの相性も抜群ですね。
感触としては、角煮のような感じかな。

おでんだけの評価だと、星「3.9」ぐらいです。

こういう田舎だと、知り合いや友人が経営をしていたりしていたりすることもあり、あまり食べログとかで書きづらい部分もあるのですが、ここは心を鬼にして「もっと美味しさへの追求をしてもらいたい」とレビューしておきたいと思います。

昔ながらの伝統を守ることも大切ですが、奇をてらった新しいメニューを作るのではなく、メインのラーメンの味をもっと高めてもらいたいと思いますね。

なんだかんだ言って、富山のラーメンの歴史を作っているラーメン店のひとつではあります。
ラーメンはまた食べたいとは思わないのですが、おでんは中毒性がある美味しさです。

リピあり。(^^)

まるたかや 牛島本店

昼総合点★★★☆☆ 3.0

関連ランキング:ラーメン | 富山駅北駅インテック本社前駅富山駅

こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜
こだわりの美味しい鴨そば ~ 秋葉原 紫 くろ喜

秋葉原、というか秋葉原駅と浅草橋駅の間に美味しいラーメン屋があると聞いた。
正確にいうと、このお店のことは食べログでチェックしていたのだけど、去年の年末にTwitterで炎上していて少し気になっていた。

「鴨感が無い」と言われるラーメンや「煽られる店主」とかってどんなだろうって。(笑)

こちらのお店は普段は「饗 くろ喜」というお店で、金曜日だけ「紫 くろ喜」となって鴨そばを提供しているらしいです。

伺ったのは、金曜の17時25分ぐらい。
こちらも人気があるお店ですから、かなり並ぶことを覚悟して早めに行きましたが、この時は並んでいる先客はゼロ。
行列の先頭になりました。

次のお客が来たのが、17時35分ぐらい。
まあ、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」の二毛作の「味噌の陣」よりは空いている感じですね。

18時になって一番乗りで入店。
券売機でチケットを買います。

ひとりずつ入店してチケットを買って着席。
麺も一人分ずつ、随時茹でて行く感じのようです。

初訪問なので、ベーシックな鴨そば(細麺)+玉子にしました。

ほとんど待つこと無く、やってきた丼には美しいスープが注がれています。
一口スープを飲むと、醤油の上質な味わいと風味、そして鴨だしが感じられます。

クドくなく上質で、臭みやエグミなどは皆無ですね。
凄く丁寧な仕事だと思います。

Twitterで話題となった「鴨感」ですが、これは何をもって鴨感と呼ぶか?というような気がします。
端的にいうと、鴨って独特の匂いとか野趣感があると思うのですよね。
この「紫 くろ喜」の鴨そばにはその野趣感が無いと思いました。

ただ、この鴨の匂い=野趣感は不要とも思うのです。

となると、鴨を食べているという概念=感覚=旧知の臭い鴨の匂いとなると、こちらの鴨そばは鴨感が無くて当然かもしれません。
しかしながら、鶏とは違う、鴨ならではの風味と味わいが出汁や肉から染み出し、しっかりと活きているように思います。

細麺は小麦の味が楽しめて美味しいです。
他の店の鶏そば系ラーメンの細麺よりも味がちゃんと出ています。
今まで食べてきた鶏そば系の細麺は不味かった店が多かったのですが、こちらは歯ごたえもあって良いですね。

鴨肉もうまいです。
ミディアムレアくらいで、しっとりとしていて、旨味もあって美味しいですね。
これ単体でオツマミにしても良いでしょうね。

ネギやかぼすや春菊もいい仕事してます。
これら香りが出る野菜を巧みに使いこなしていますね。

途中、隣の人が「鴨ねぎめし」を頼んでいるのを見て、ボクも追加注文しました。
これも、鴨とネギの両方が美味しいゴハンでした。

「紫 くろ喜」は噂に違わず丁寧な仕事をしている、東京を代表するラーメンのひとつだと思いました。
店主や店員の対応も全然悪くなく、そこは期待を裏切られました。(笑)

まだ通常営業の「饗 くろ喜」のラーメンを食べたことがないので、次はそちらを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

紫 くろ喜

夜総合点★★★★ 4.4

関連ランキング:ラーメン | 浅草橋駅岩本町駅秋葉原駅

最高クラスの家系ラーメン ~ 横浜市 保土ヶ谷区 寿々喜家

最高クラスの家系ラーメン ~ 横浜市 保土ヶ谷区 寿々喜家

横浜と言えば家系ラーメン。
ボクはかなりラーメンが好きですが、中でも家系は一番好きな部類です。

横浜のマニアックな情報を掲載している「はまれぽ」というサイトで去年の夏に横浜の”家系”ラーメン店の人気投票「IEK(イエケー)48総選挙」を実施。
ナンバーワンになったのが「寿々喜家」でした。

ということで、この記事を知ってからずっと行きたかった「寿々喜家」ですが、横浜に用事ができたので、これ幸いと思い訪問。
伺ったのは、休日の18時ぐらい。

幹線道路沿いにあるお店で、列ができています。
東京の都心部とは違って、ちゃんと駐車場があるのはありがたいですね。

券売機で食券を買うのですが、お店のお兄さんがコンシェルジュのように丁寧にお客さんの対応をして片付けをしています。
15分ぐらい並んで、席に案内されます。

客層はラーメンマニアっぽい人もいるのですが、家族連れが多いのも印象に残りました。
子供が6人ぐらいいましたね。

東京の有名ラーメン店では、
「注文をしないお子様の入店お断り」
「ひとり一杯のご注文をお願いしております」
のように子供を排除する系のお店が多いように思うのですが、寿々喜家では、わざわざ子供用の座面が高いイスを持ってきてくれたりと、ほのぼのとしています。

厨房の入り口近くにある寸胴には「これでもか!」というぐらいの量のトンコツがグツグツ煮えています。
まるで地獄谷のよう。

今回は、ラーメン並とライス小、味玉を、硬さや油の量などすべて「普通」で頼みました。
程なくして出てきたラーメンは、チャーシュー、ほうれん草、ネギ、ノリとずいぶんとシンプルなトッピングです。

けっこう脂が浮いたスープを飲んでみますと、これは旨い。
旨味成分がかなり多めで、グッときます。

しかし、思ったよりもアッサリとしていて食べやすいですね。
トンコツの臭みや匂いもありません。
麺も固めで美味しいです。

タマゴも味がちょっと濃い目で、ゴハンとよく合います。
途中から、にんにく、酢、生姜などをいれても味の変化を楽しみましたが、これまた美味しいです。

かなりクドイ系ラーメンのはずですが、美味しいので相当スープを飲んでしまいました。

初めての訪問だったので麺の量を並にしましたが、これは中ぐらいでも良かったかもしれないですね。
チャーシューも少なかったので、追加しておいたほうが良いかもしれないです。
ライスが小しかないようなので、これも2つ頼んだほうが良いかも。

人気があって、お客さんもひっきりなしに入ってきますが、ひとつひとつの丼をかなり丁寧に作っているように思います。

ボクは家系のお店を制覇している訳ではないのですが、味は家系最高クラスと言えるのではないでしょうか。
接客も良いですし、特に子供連れへの対応を見ていると、これは東京にある「かなり美味しいけど殺伐系のキレイ目意識高い系ラーメン屋」とは一味違うな、と思いました。
地元密着型の愛されているラーメン屋さんですね。

次に来た時は、ラーメン(中)にチャーシューや味玉、ゴハン小を2つ頼んでガッツリ行きたいと思います。
横浜駅からは少しアクセスが悪いようですが、来る価値がありますね。

完全にリピあり。(^^)

寿々喜家

夜総合点★★★★ 4.6

関連ランキング:ラーメン | 上星川駅

あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣

あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣
あの名店が提供するこだわり味噌ラーメン ~ 巣鴨 味噌の陣

極めて完成度の高いラーメンを出すことで有名な、巣鴨の「Japanese Soba Noodles 蔦」。

去年は2号店の「蔦の葉」がオープンしましたが、今度は週に一度火曜日のみ蔦本店が「味噌の陣」として、味噌ラーメン専門店になりました。
テスト期間だから火曜日だけの営業なのかわかりませんが、お昼しかやっていないし、なかなか食べに行くのは難しいですね。

相当混むと思って開店15分前の10時45分にお店に行きましたが、すでにかなりのお客さんが並んでいます…。
30名ぐらいでしょうか。
蔦は座席数もそんなに多くなく、丁寧に作るのでそんなに回転が良くありません。

これは1時間待ちコースかな、と覚悟しました。
以前はそこまで混んでいなかったのですが、ミシュランに載ってからはお客が増えたように思います。

並び始めてから1時間15分後ぐらいに店内に入り、食券機でチケットを買います。
今回は「味玉味噌そば」と「肉ごはん」(名前失念)です。

始めにお伝えしておくと、この「Japanese Soba Noodles 蔦」には毎週のように訪れる熱心なファンの方もいらっしゃるようですが、ボクはあまりファンではないです。
というのも、最近流行りの細麺で上品系ラーメン、中華そばっていうのは、あまり好みのラーメンではないのです。
麺が中太でガッチリしたボディの、体に悪い下品系ラーメンが好きです。

なので、中には「何言ってんだこいつ」みたいに思う人がいるかもしれませんね。(汗)

相変わらず、こちらは緊張感が漂う店内で、ラーメンを作る真剣味が店内を支配しています…。

着席してからはわりと早めに出てきた味噌ラーメンはとても良い香りが漂っています。
肉ごはんも小ぶりの器ですが、肉がたくさん乗っています。

まずはスープを飲むと、これは非常にスープに旨味がありますね。
味噌ラーメンというと、かなり味噌の味が強いイメージがあるのですが、これはスープと味噌の両方が旨いです。

麺は細いのですが、歯ごたえがあります。
噛むとプッチン、プッチンという感じでしょうか。
表現が難しいですが、そこまで堅い訳ではなくバランスが取れています。
普段の「蔦」や「蔦の葉」の麺よりも美味しく感じました。

味のある鶏肉は味も食感もよいのですが、ローストは何でしているのでしょうか?
少しガスっぽい臭みを感じました。

このラーメンの中でニラはかなり大きな存在だと思います。
強いスープと味噌の香りを引き立てるようにニラと赤タマネギがあると思うのですが、少々ニラの味と香りが強いですね。
人によっては、臭みに感じるんじゃないかな。

Japanese Soba Noodles 蔦が作る味噌ラーメンはもっと上品系だと思っていたのですが、ニラのおかげでかなり上品さが無くなっていますね。
まあ、これは意図的なのかもしれませんが。
ボクはこういう味付けは好きですが、蔦のイメージとはちょっと違ったかな、と。

メンマは普通ですね。
メンマは元々あまり好きでないのですが、いまいち存在意義がわからないのです。

玉子は非常によく出来ていて、特に黄身に甘みがあったのが良かったです。

と、色々書いてますが、レベルとしては相当高く
「こんなに完成度が高い味噌ラーメンは知っているか?」
と聞かれると、
「うーん、味噌の陣が最高クラスだよね」
と言えるでしょうね。

「らーめん才遊記」ってマンガの主人公の女の子が「ラーメンとはワクワク」だって言ってたんですね。
「洗練されている中華そばはフムフム」なんですが、ちょっと下品なラーメンは「ワクワク」するんですよ。
蔦を始めとしたミシュランに載ったラーメン屋さんって「フムフム」が多いような気がしますねぇ。

肉ごはんは肉は良いのですが、米がベトっとして美味しくなかったです。
ライス大好き人としては、もう少しコメにも気を使って欲しかったですね。

それにしても、世の中には努力しても全然人が入らない飲食店もあるのに、こちらは見事です。
もちろん相当の努力されているのはわかりますが、それがちゃんと認められて、お客が入るというのは、単に味が良いという以上にスゴイと思います。

と、生意気なことを書いてますが、完成度が高く満足できる貴重なラーメンであることは間違いないです。
1時間も並ぶのがちょっと億劫ですが、また食べたくなります。

個人的には、普段の「Japanese Soba Noodles 蔦」や「蔦の葉」の上品過ぎるラーメンよりは好きです。
リピあり。(^^)

味噌の陣

昼総合点★★★★ 4.3

関連ランキング:ラーメン | 巣鴨駅千石駅駒込駅

最高クラスの煮干しそば ~ 王子 中華そば屋 伊藤

最高クラスの煮干しそば ~ 王子 中華そば屋 伊藤

北区の王子に、究極的にシンプルな中華そばがあると聞いてきた。
なんでもミシュランにも掲載されているらしいです。

こちらには平日の夕方に伺いました。
ずいぶん交通の便が悪い立地ということですので、たまにはバスを利用してみることにします。
食べログの交通手段を参考に王子駅からバスに乗ります。
降りるのは3つ目ぐらいの停留所「豊島4丁目」です。
バス停3つ程度なら、晴れた日なら王子駅から歩けますね。

お店には19時前に到着しましたが、先客はゼロです。
ミシュランにも掲載されていて、食べログでも評価が4.04なのにお客がいないとはラッキーです。

メニューは「そば」と「肉そば」の2つのみです。
「肉そば」をお願いしましたが、売り切れだそうで「そば」にしました。
550円です。

5分ほどで出てきた「中華そば」は、ネギだけが乗った超シンプルなモノ。
写真などで見ては来ましたが、実際に見てみると、そのシンプルさには驚かされます。

まずはスープを飲んでみると、これは旨いです。
最近は煮干し系のラーメンも多いですが、ボクは正直あまり好きではないです。
しかし、これは臭みもエグみもありません。

ボクの煮干し系ラーメンが苦手な理由は、
・かなり魚臭さが前に出てくること。これは香りではなくて臭みですね。
・ツルツルした麺に旨味が感じられない
という傾向があるからです。

しかし、ここ伊藤は違いました。
魚の臭みはありません。
スープは濃いといえば濃いですが、濃厚まではいかずにちょうどよい塩梅です。

食べログ東京ラーメンランク1位の八王子の煮干鰮らーめん 圓や3位の志村坂上の伊吹より好きです。
わざとらしさが無くて、ストレートに旨いなと感じました。

具材は無し、薬味はネギのみというのも、スープと麺に自信が無いと絶対にできないでしょうね。
タイトルには「最高クラスの煮干しそば」と書きましたが、食べている途中、刻みネギの具合も相まって、日本そばを食べている錯覚がしました。
これは「中華そば」ではあるものの、限りなく「日本そば」に近い素朴さがあると思いました。

化学調味料無添加の無化調とのことですが、これは素材の良さがわかりますね。
どうやら煮干しなどもあまりワタの処理などをしないと書いてありましたが、そうとう良い食材を使っているのではないでしょうか。

自家製麺はかなり細いのですが、相当コシがあって固めです。
あまりツルツル感が無くて、旨味のある麺です。
これも、他の煮干し系ラーメンでは今まで感じなかったレベルです。

ミシュランに載っているラーメン屋は、だいたいが上品すぎてあまり好きではないのですが、ここは旨くて良いバランスですね。
洗練と野趣が同居しています。

煮干し系のラーメンで、初めて美味しいなあと感心しました。
夢中になって食べていたら、胡椒や一味を入れるのも忘れていました。
麺もスープも少なくなってから一味を入れましたが、これまたスープにあってますね。

アクセスも良くないですし、人によっては具材も無いツマラナイ中華そば、と受け止められるかもしれません。
それでも、こちらまで伺って、一度は食べてみる価値があります。

麺もスープもやや少なめなので、2杯食べたいなと思いましたが、1杯でやめておいてよかったですね。
楽しみは次にとっておいて、今度は「肉そば」をいただきます。

絶対リピあり。(^^)

中華そば屋 伊藤

夜総合点★★★★ 4.5

関連ランキング:ラーメン | 王子神谷駅

超濃厚、極めて濃い家系ラーメン ~ 早稲田 武道家

超濃厚、極めて濃い家系ラーメン ~ 早稲田 武道家

とある食べログのレビュアーさんでラーメンのお店主体に書いていらっしゃる方を2人ほど知っているのですが、その中でも家系が大好き!というレビューを見ていると無性に家系ラーメンが食べたくなってしまった。

ボクは元々ラーメンの中でも麺が太めでガッツリとした家系は好きなんですが、そういえば今年に入ってからは家系ラーメンは食べてないな…と思いまして。

それらの書き込みの中でも、家系ラーメンの中で最強クラスに超濃厚なお店が早稲田にあると聞いて、思い立ったが吉日という感じで、こちら早稲田の「武闘家」にやってきました。

お店は早稲田大学の隣にあって、地下鉄東西線の早稲田駅からも近い好立地です。
さすがに学生が多い街なので、お客さんも8割ぐらいは大学生ですね。
しかもオトコです。
お店は割りと狭くて、オシャレな女子大生はあまり来るイメージはありませんね。

なんですが、わりと若い女性が2人着席してましたし、大学の先生のような厳かな雰囲気の西洋人の方もいました。
思ったよりも多くの層の支持があるんだな…。

このお店は初めてですが、いつものマイルールで「ラーメン」+「玉子」+「ごはん」を頼みます。
こちらはなんと、ご飯のおかわりが自由なのです。
漬物もおかわり自由です。
食べ盛りの男の子にはピッタリですね。

店内には大きな寸胴があって、お店のお兄さんがヨイショとかき混ぜています。
お、これはちゃんとしたパチモノではないトンコツスープが楽しめますね、と期待が膨らみます。

こちらの武闘家の食べログの写真を見ていると、相当スープの色が赤っぽく見えるので、これはトマトでも入っているんじゃ?というような感じですが、もちろんトマトの味などはしません。
ボクが撮った写真も、同じようにスープが赤くなってしまいました。
電灯のせいで赤っぽく見えるのではないでしょうか。

登場したラーメン見ると、うーん、濃厚というか、濃い濃い感じですね。
カウンターに貼ってある紙を見ると「当店は最初にスープを飲むのではなく、麺を食べて下さい」みたいなことが書いてある。
と、その儀礼にのっとって、ズズっと麺をひとすすりすると、これはまあ、なんと濃いんでしょうか。
超濃厚というか、濃い濃い。ドロっとしているという表現がわかりやすいですかね。
なんでも1日200kgものトンコツを煮込むとか。
これはスゴイ。

他の博多とんこつラーメンだと濃いっていうのも頭で理解できるのですが、家系でここまで濃いのは初めてで、この「濃い」というのを表現する言葉はなんだろう?と、ラーメンを食べながらしばし考えてしまいました。
結局、思いついた言葉はやっぱり「濃い」でした。(笑)

家系らしく、麺の硬さや油の量、味の濃さはオーダー時に決められます。
今回は初めての訪問だったので、すべて「普通」でお願いしました。

麺はしっかりと太く、濃厚スープがしっかりと絡んでくれます。
わりと薄めのチャーシューはスープに浸かってほどよいしんなり具合に。
あまりチャーシューは主張しない感じですね。

家系ではお馴染みのほうれん草もしっかりとした量が入っています。
他のお店だと海苔は申し訳程度に、2~3枚しかついていないことが多いのですが、こちらはバッチリと8枚ぐらい入っています。

ご飯は1回だけおかわりをしましたが、超濃厚スープが胃にズッシリと来るので、結構お腹がいっぱいになりましたね。
もっとも今日はお昼をちゃんと食べていなくて、少し風邪気味で胃のコンディションがベストで無かったので、最後はかなりキツかったです。
うーん、人によっては体調が良くないとNGかもしれないですね。

ボクは家系が好きですが、まだまだ行っていないお店も多いです。
まあ、そんな数少ない経験の中でもわりと個性があって面白いお店ではないかなと思いました。
食べログではあまり評価が高くないですが、ボクは好きな味でした。

まあ、このスープの濃さは、トンコツ嫌いの人やあっさり系のラーメンが好きな人には向いていないかもしれないですが、家系が好きって人には是非食べて頂きたい一杯でした。

もう少し体調の良い時にまた来てみたいと思います。
リピあり。(^^)

武道家

夜総合点★★★☆☆ 3.8

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