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甘いけど結構辛めの関西カレー ~ 丸の内 インデアンカレー 丸の内店

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皇居の乾通りが綺麗ということで行ってきました

この日は皇居の乾通りの桜などが綺麗、という話を聞いて見に行くことにしました。

まずはその前に腹ごしらえということですが乾通りに向かうのに近い駅は、東京駅や有楽町、日比谷、大手町、二重橋前、桜田門あたりでしょうか。

この辺でどこかいいお店が無いかな?と思っていましたら、宿題店の「インディアンカレー 丸の内店」があるのを発見。

伺ったのは休日のお昼。
お店は丸の内の東京ビルTOKIAの地下にあります。

同じフロアにはお好み焼きの「きじ」やうどんの「つるとんたん」もあって、両方ともかなりの行列ができていました。

そういえば「きじ」も「つるとんたん」も「インディアンカレー」も関西系のお店ですね。
インディアンカレーのほうは行列はできていませんでしたが、満席だったので5分ほど入り口で待ちました。

店内はU時型のカウンターのみで、コンパクトなお店です。

メニューはカレー、スパゲッティ、ハヤシライス、ピラフなどがありますが、今回はカレー目的なのでカレーをオーダーします。

カレーは基本的に1種類で、辛さも選べません。

お腹が空いていたので、カレーライスのライス大盛り玉子入りを頼みました。

まずはすぐにピクルスのキャベツが登場。

新御徒町にある「カレーの店 サカエヤ」のように待ち時間0分、というわけにはいかないですが、ほとんど待つこと無くカレーが出てきました。

カレーと食べてみると一口目は甘く感じました。
二口目からは辛いです。かなり辛いです。

野菜の原型はありませんが、肉片は多少残っていました。

途中で玉子をつぶしていくと少しまろやかになりますね。
個人的には玉子無しでは完食が厳しいかもしれません。

この最初甘くて、途中から辛くなるというのは「福島上等カレー」に似ていますね。
正確にいうとインディアンカレーのほうが甘辛系カレーの元祖で、「福島上等カレー」はインディアンカレーリスペクトなのかも?

インディアンカレーの始まりは1947年、「福島上等カレー」は創業が1983年のようですからね。
また、東京湯島の「日乃屋カレー」も大阪の甘辛系だと思います。

福島上等カレーや日乃屋はカツなどのトッピングが多いのですが、インディアンカレーは良くも悪くもシンプルなカレーです。
まあ、ボクはなにかトッピングがあったほうが最後までいろんな味が楽しめてよいですね。

大盛にしましたが、ゴハンの量はけっこう十分にありました。
ゴハンは少し残そうかと思うぐらいの量でした。
ゴハンとルーが比率が悪く、ルーがちょっと少なめでしたね。

付け合せのピクルスもわりとクセになる感じではありますが、もう少し水気を切っておいてもらうとよかったかもしれません。

水を飲みまくっていたのですが、コップに水が半分になると、カウンター越しにお姉さんが水を入れてくれます。

最後のほうでは、カレーを一口食べる、水を飲む、水を注いでもらう、そしてまたカレーを一口食べる、水を飲む、水を注いでもらう…以下繰り返し。
という感じで、わんこそばのような感じになっていました。(笑)

まあ、ちゃんと気配りができたサービスと言えますが、少々忙しないので、水を飲みきったぐらいのタイミングで入れてもらうと落ち着けたようにも思います。

「インディアンカレー」というと金沢カレー系のインデアンカレーを思い出しますが、あまり関係はなさそうですね。

激ウマなカレーではありませんが、どこか不思議な魅力があります。
次はハヤシライスなどピラフなど別のメニューを食べてみたいと思います。

その前に、このビルには他にも美味しそうなお店があるので、インディアンカレーに来ることは相当先になるかもしれませんが…。
一応、リピあり。(^^)

インデアンカレー 丸の内店

昼総合点★★★☆☆ 3.4

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ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー

ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー
ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー
ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー
ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー
ジビエ系の珍しい不思議カレー ~ 池袋 火星カレー

今日は池袋で外食。
最近、ダイエットと料理の手作りの面白さからおうちゴハンの比率が多くなってきており食べログ率が下がっております。(笑)

以前、なにかのカレー特集で池袋に変わったカレー屋があるよってことで知った「火星カレー」。
池袋駅西口の地下にもちょっと変わった看板があって、いつか行ける日を楽しみにしていました。

伺ったのは平日の夜。
本当は池袋では有名な「立喰 美登利 エチカ池袋店」のお寿司を食べようと思ったのですが、行ってみるとすごい行列。
タイミングが悪いのか、いつ行っても行列が絶えることが無く、なかなかここのお寿司にはありつけないのです。

ということで、以前より行きたかった火星カレーに突撃することに作戦変更します。
お店は池袋西口からちょっとだけ歩いた場所にあります。

目立たない地下にあるので、看板を見逃すと少々わかりづらい場所かもしれません。

口コミなどを見てみると並ぶ日もあるようですが、今回は並ばずにすぐに着席ができました。
そんなに大きくない店舗ではありますが、先客は5名ほどでなかなか繁盛しているようですね。

こちらは鹿やカンガルーの肉などを使ったジビエ系のカレーが特徴のようです。
正直、ボクはあまりジビエ系は得意なほうではありません。
まあ、味というよりはそのイメージが苦手という臆病者です。

まずは券売機で食券を買います。
今回は、カナダ産馬肉を使った馬カレー(980円)を食べることにします。
どうやらシードル(りんご発泡ワイン)煮らしいです。

辛さは中辛にしました。
大盛は無料とのことですが、量が750gと多そうだったので中盛(450g)をお願いしました。

一緒に行ったツレは鶏カレー(ブラジル産チキンのパリパリロースト/880円)+ほうれん草(100円ぐらい?)を頼みました。

そんなに待たずに出てきたカレーのビジュアルは、やはり肉が主張している感じです。
わりと豪快な感じですね。

肝心の味のほうは、特別スパイシーな感じはしませんが、野菜が丁寧に煮こまれているようです。
そして、メインとも言える馬肉は、硬さも癖も臭みも感じず、美味しくいただけました。

チキンも少し食べましたが、鶏肉に少し臭みがありました。

途中からお好みで紅生姜を入れてくださいということですので、少しだけ投入。
カレーに紅生姜は珍しく、酸味が変わったアクセントになってますね。

全体的に珍しくて味も悪くは無いのですが、途中から少し飽きてくる感じがありました。
紅生姜だけでなく、玉子などのトッピングがあれば味の変化が楽しめて良いように思います。
(玉子とか入れると邪道かなぁ??)

この火星カレーっていうのは、何を意味するのかちょっとわからないのですが、インド風とか日本風とかというジャンルには当てはまらないので、ネーミングとしては面白くて良いように思います。

どうもこちらが本店のようで(まだ1店舗しかない?)、チェーン化は豊島区の中だけでやるようなことが書いてありました。
そういうやり方も面白いようにも思います。

そういえば、洋食屋のキッチンABCとかも豊島区にばかりありますしねぇ。

ジビエは好き!っていう若い女子もいますが、ジビエは無理!っていう人も多いように思います。
まあ無理っていう人の大多数は、ボクのように味ではなくイメージで無理って言っているようにも思いますが、嫌なものは嫌でしょうからねぇ。

こちら火星カレーの変わったお肉はあまり癖がないように思います。
異文化(火星文化?)を理解するためにも、あまり偏見や好き嫌いをすることなく、いろんな食材を食べていきたいですね。

次はカンガルーカレーなどを食べてみたいです。

リピあり。(^^)

火星カレー

夜総合点★★★☆☆ 3.3

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おうちでつくるご馳走 ~ トロトロ豚バラおうちカレー

たまーに食べたくなるのがおうちカレー。
カレー専門店やインドレストランの本格カレーも美味しいですが、家で食べるカレーも格別ですよね。

お肉は牛肉はもちろん、豚肉、チキン、シーフードといろいろありますが、豚ブロックで作るトロトロの豚バラカレーが美味しいです。
下ごしらえをちゃんとすれば、わりとカンタンに作れます。
ということで、トロトロ豚バラおうちカレーを作って食べちゃいましょう。

材料(6人前)
・玉ねぎ…3個
・にんじん…1本
・豚バラ肉ブロック…500g程度
・生姜…1個
・ネギ…青い部分1本分
・カレールー…1箱
・ヨーグルト…1本
・ローリエ…2枚
・コンソメ…1個
・胡椒…適量
・コーヒー(インスタント可)…少々
・クレイジーソルト…適量
・サラダ油…大さじ2

作り方
1.豚バラ肉にフォークでブスブスと穴を開け、クレイジーソルトと粗挽き胡椒を塗りつけ、ラップにくるんで冷蔵庫で30分なじませる。
2.やや大きめの一口大に切って、フライパンで焼色をつける。(全面に色をつける、油は必要無し)
3.鍋に水を張り、薄切りにした生姜とネギ、ローリエ1枚、豚バラ肉を入れて1時間茹でる。
4.キッチンペーパーで落とし蓋をして、油を吸い取る。(4回程度実施)
5.玉ねぎをみじん切りにして、鍋に投入。中火で炒めて水分を飛ばす。できれば飴色、少なくともきつね色になるまで炒める。
6.皮を向いて輪切りにしたニンジンを追加し、さっと炒める。
7.水600ccと豚バラ肉を茹でた茹で汁を400cc、豚バラ肉、ローリエ1枚、コンソメ、コーヒーを入れて20分中火で煮込む。
8.火を止めてカレールーを投入してよく混ぜる。
9.火をつけてヨーグルトを入れ、10分煮込む。

豚バラ肉は、ホロリと口の中でとろけるぐらいになります。
まるでよく出来た角煮のようになります。

圧力鍋があると早く調理できますが、無くてもちゃんと作れます。
煮こむのに少し時間がかかりますが、作る価値はありますね。

目玉焼きを乗せても美味しそう。
ちょっと手間を掛けると、お店でも食べられないようなカレーになります。

是非一度お試し下さい!
(^^)

東京で食べられる美味しい金沢カレー ~ 麹町 カレーのチャンピオン 麹町店

東京で食べられる美味しい金沢カレー ~ 麹町 カレーのチャンピオン 麹町店
東京で食べられる美味しい金沢カレー ~ 麹町 カレーのチャンピオン 麹町店
東京で食べられる美味しい金沢カレー ~ 麹町 カレーのチャンピオン 麹町店
東京で食べられる美味しい金沢カレー ~ 麹町 カレーのチャンピオン 麹町店

今日は都内をあちこち移動する日でしたが、なんだかカレーを食べたい気分。
そして、最近金沢カレーを食べていないなぁと考えていたら、宿題店になっていた都内にある「カレーのチャンピオン」が麹町にあるのを思い出しました。
ということで、麹町に出没しました。

「金沢カレー」という名前もわりと一般的になってきたように思いますが、「カレーのチャンピオン」はわりと金沢カレーの中でも元祖に近いお店らしいですよ。

金沢カレーの特徴は
・濃厚でドロッとしたルー
・付け合わせとしてキャベツの千切りがのっている
・ステンレスの皿に盛られている
・フォークまたは先割れスプーンで食べる
・ルーの上にカツをのせ、その上にソースがかかっている
・ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける
という感じなのですが、元祖の店舗には諸説あるようです。

石川県金沢市にあった「レストラン・ニューカナザワ」(1955年頃-1987年)で働いていた5名のチーフ・コックたちが金沢カレーの起源となっているみたいですね。
「インデアンカレーの野村幸男」
「アルバの今渡 忠」
「チャンピオンカレー創業者の田中吉和」
「キッチンユキの宮島幸雄」
「うどん亭大黒屋 高田義教」
彼ら5名が、ニューカナザワから独立して、金沢市を中心に洋食屋やカレー屋を立ち上げたことが始まりだそうです。

その後、
1961年 チャンピオンカレー創業者 田中吉和が金沢市高岡町に「洋食タナカ」を開店。
1964年 金沢市片町金劇ビルに野村幸男が「インデアンカレー」を開店。今渡忠にサポートを要請。
1965年 「洋食タナカ」が「カレーライスのタナカ」となる。
1966年 「キッチンユキ」 金沢駅地下街に宮島幸雄が創業。今渡 忠と高田義教が開店時にサポート。
1970年 小松市に「カレーの市民アルバ」今渡 忠が創業。
1971年 「株式会社ターバン」創業。
…という感じの歴史となっています。

これは歴史の一部ですが、金沢カレーという名前自体が使われ始めたのは2005年頃からとのことです。
ボクは富山県民で昔から金沢カレーをよく食べていたので、その他の地域の方よりも思い入れと愛着があるかもしれないですね。

伺ったのは平日の夜。
この日はクルマ移動でしたが、麹町は駐車場がわりと高いです。
20分400円という強気プライスは銀座とあまり変わらないですね。

先客は2名で、共にサラリーマンっぽい男性でした。
まずは入り口付近にある券売機で食券を買います。

金沢カレーといえば「カツカレー」、カレーのチャンピオンといえば「Lカツカレー」なので、今回は「Lカツカレー」の大盛を食べることにします。
「Lカツカレー」はお客の7~8割がオーダーする看板メニューです。

「Lカツ」というのはどうやら厚さを表しているようで、公式サイトによるとサイドメニューには「カツMサイズ」というものもあるようです。

今回はツレと来ていたので、エビフライをシェア。
それに目玉焼きをのせます。

店員さんはアジア系外国人のお姉さんでしたが、接客が非常に良かったのが印象的でした。
最近、ファストフード店やコンビニエンスストアで働く外国人の方が多いですが、やる気のない日本人よりも元気でハキハキと気持ちの良い接客をする方が多いように思います。

言葉はカタコトの方もいますが頑張って働いているのをみると、元気を貰えるような気がします。
日本人も彼らに負けないようにシッカリしないといけませんね。

しばらくすると「Lカツカレーの大盛+エビフライ+目玉焼き」がやってきました。

ルーはコッテリとした濃厚の超熟ビーフカレー。
牛のアバラ肉にこだわっているそうです。

Lカツはアメリカ産の三元豚。
衣は揚げたてのサクサク、赤身と脂身のバランスが良くて肉質も柔らかいですね。

下手なトンカツ専門店のカツよりも美味しいと思いました。
これにソースをかけて頂きます。

エビフライはわりと火が通っている感じでカリっとしています。
まあ、これは普通ですね。

こんがりとしたターンオーバーな目玉焼きを出すお店は珍しいですね。
他の「カレーのチャンピオン」で出される目玉焼きがごく普通のタイプだと思うのですが、最近になってかわったのかもしれないですね。

お約束のキャベツもシャキシャキとしていい感じです。

福神漬けは、ちょっとチープな感じでした。

結論としては、お手本のような金沢カレーで美味しく頂けました。
大盛にしたのものあって、久々に胃にズッシリとくるカレーでした。

東京都内で有名な金沢カレーは「ゴーゴーカレー」がありますよね。
「ゴーゴー」は都内に27店舗もある一大勢力ですが、実は創業は2003年。

脱サラした金沢出身の社長が、新宿に1号店を作って始めたお店です。
いまではニューヨークやブラジルにも出店しているとのことで、たいしたもんですね。

一方、通算50年近い歴史のある本家に近い「カレーのチャンピオン」は、都内にはここ「麹町店」と「九段三番町店」のわずか2店舗しかありません。
もっと多くの方に「カレーのチャンピオン」のLカツカレーを食べてもらいたいですが、都内だと店舗が少ないだけでなく、この2店舗も結構アクセスが良くない場所にあるのですよね…。

もうちょっと秋葉原や高田馬場など若者が集まるような場所に出店してもらいたいです。

「カレーのチャンピオン」と「ゴーゴーカレー」のどちらが美味しいかと言われると、これは好みによる部分も大きいかと思います。
まあ、個人的には「カレーのチャンピオン」のほうが好きかな。

あとは秋葉原や錦糸町には「金沢カレーならぬ加賀カレー」の「カレーの市民アルバ」もあるので食べ比べしてみたいですね。

金沢カレーは、その辺の上品なカレーとは違う重いカレーなので、年配や女性にはちょっと向いていないようにも思いますが、ボリュームも満点で味も良くて安いので、スタンド系カレーとしては結構オススメです。

Lカツも美味しいですが、ウインナーは本場ドイツのフランクフルト流のオーダーメイド品、そして国産の赤鶏を使ったチキンカツも美味しいとのことですので、次回は「チキンカツカレー」に「ウインナー」をトッピングしたカレーを食べたいです。

リピあり。(^^)

カレーのチャンピオン 麹町店

夜総合点★★★☆☆ 3.9

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大阪で有名な甘辛カレー ~ 小川町 上等カレー 神田小川町店

大阪で有名な甘辛カレー ~ 小川町 上等カレー 神田小川町店
大阪で有名な甘辛カレー ~ 小川町 上等カレー 神田小川町店

神保町付近で用事を済ませて歩いていると、なにやらあまり見たことがないカレー屋さんを発見。
上等カレーというお店ですが、どうやら神田カレーグランプリ2015で優勝したとのこと。

本当はカレーグランプリとかTRY(東京・ラーメン・オブ・ザ・イヤー)、カー・オブ・ザ・イヤーなど(業界最高権威(笑))はあまり好きでないのですが、優勝店と言われると試してみないといけないでしょう。

調べたところ正式名称は「福島上等カレー」ということで、大阪府大阪市福島区にそのルーツがあるようです。
大阪の福島には半年ぐらい住んだことがあるので、個人的にちょっと愛着が湧きそうです。

伺ったのは平日の夜。
カレースタンド系でカウンターのみのお店です。

まずは入り口にある券売機で食券を買います。
どうやら「とんかつカレー」というカツカレーがイチオシのよう。

なので「とんかつカレー」(880円)のライス大盛(100円)とラッキョウ(30円)を食べることにします。
生卵のトッピングは無料だそうです。

店内は割と明るく、清潔感があります。
カウンターにランチョンマットが敷いてあるのはちょっとお洒落ですね。

大阪のカレーといえば、インディアンカレーやせんば自由軒、船場カリーなどが有名ですが、どのお店も東京ではそんなに順風満帆とは言えないようですね。

特に船場カリーなどは神保町に出店したものの早々に撤退していますから、東京と大阪では味の好みに違いがあるとはいえ、東京のカレーのレベルが高いことが伺われます。
(大阪のカレーのレベルが低いとは言っていません)

お水はセルフで注ぐのですが、カレーが出てくる前に少しだけ水をテーブルにこぼしてしまいました。
あまり気にならなかったのでそのままにしておきましたが、店員さんがカレーを持ってくる前に拭いてくれました。

この店員さんの対応は個人差だろうとは思いますが、こういう方が働いているお店は良い印象を受けますね。

と、カレーが出てくるまで少し時間がかかったのは、カツを揚げていたからだと思います。

わりと大きめの皿に盛られたルーはドロっとした感じです。
想像していたよりはちょっと上品な雰囲気です。

一口食べてみると、これは和風な感じがして結構甘味が強いですね。
しかし、食べていくうちにスパイスの辛味も感じます。

これは方向性として、日乃屋のカレーと似ていますね。
そういえば、日乃屋も神田カレーグランプリで優勝していましたが、神田カレーグランプリはこういう系統のカレーが好まれるのかもしれないですね。

カツはかなり薄めの肉を使っていますが、バランスは良く美味しいです。
油臭くも無く、歯でしっかりと噛みきれます。

肉の旨味などはあまり感じませんが、あまりカツが主張しすぎずにカレーにマッチしています。
少し衣が剥がれやすいのが気になりましたが、カツカレーのカツとしては合格点です。

蒲田のとんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺのカツを食べてから、カレーには厚すぎるカツは合わないという結論になっています。

半分ぐらい食べたところで生卵を潰します。
これは卵好きの方ならハマル感じで、かなり濃厚でルーにピッタリ。

もう一つ卵を追加したいな、と思いましたが、今日はすでに玉子を2個食べていたので止めておきました。

大阪カレーのもう一つの特徴が、ピクルスらしいですが、これは酸っぱすぎて口に合いませんでした。
また、福神漬けもちょっと乾燥気味で好きなタイプではありません。
福神漬けはもう少し茶色くて水気があるほうが好みです。

ただ、福神漬けとピクルスは無料なので、好きは人にはいいかもしれません。

別売りのラッキョウは、可もなく不可もない至って普通な感じ。

辛さが足りない人は、テーブルにスパイスが置いてあるので、それをかけると味の調整ができますね。

ルーはちょっと少なめのような気がします。
ボクはいつもルーを残し気味なので、普通の人だったら、ライス大盛の場合はルーも多めにしたほうがバランスが良いと思います。

全体的な評価としては、普通に美味しく頂けるという感じで、普段使いには良いカレーだと思います。
例えば、自宅やオフィスの近くにあったら嬉しい感じで、持ち帰りとかできたら使い勝手が良いでしょうね。

ただ、カレーの街、神田・神保町界隈で商売していくには、ちょっと戦闘力不足かなぁという気もします。
この辺りのカレー屋は、もう少し華やかで、普段は食べない「ハレの日のカレー」みたいなイメージがありますね。

神保町界隈では、ここでしか食べられないような、スパイスや具材にこだわった欧風カレーやインドカレーのお店が多い印象ですから。

あと店名は「福島上等カレー」の「福島」をあえて残して欲しかったですけどね。
まあ、東京だと大多数の方が福島県のほうを連想するでしょうけど。

とはいえ味は決して悪くは無く、平均以上のレベルだとは思うので、是非とも東京のカレーの街でも頑張って欲しいと思います。
平日は23時までとわりと遅くまで営業しているので、使い勝手はいいですね。

次は、エビカレーに温泉卵を乗せて食べてみたいです。
リピあり。(^^)

P.S.最近カメラがちょっと欲しくて一眼レフが気になるのですが、食べ物屋で写真を撮るのに大きなレンズ(18-140mmや18-200mm)を使うと結構大げさで目立ちすぎのようにも思います。
かと言って、普段からレンズをいくつも持ち運ぶわけにはいかないですし。
18-55mmぐらいの比較的小さめのズームレンズをつけた入門クラスの一眼レフでも1kgぐらいあるので、やっぱり普段使いは無理かなぁと。
じゃあ、ミラーレスか大きなセンサーの高級コンデジにしたらいいかなとも思いますが、それでも持ち運びが面倒なので、やっぱりスマートフォンのカメラでもいいかなって思って悩んでいます。(苦笑)

上等カレー 神田小川町店

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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優しい味のネパールのカレーと家庭料理 ~ 巣鴨 プルジャダイニング

優しい味のネパールのカレーと家庭料理 ~ 巣鴨 プルジャダイニング
優しい味のネパールのカレーと家庭料理 ~ 巣鴨 プルジャダイニング
優しい味のネパールのカレーと家庭料理 ~ 巣鴨 プルジャダイニング
優しい味のネパールのカレーと家庭料理 ~ 巣鴨 プルジャダイニング

最近カレーにはまっていますが、巣鴨に美味しいネパールのカレー屋さんがあると聞いてきた。
ここプルジャダイニングは、知っている人は知っている有名店だそうで、食べログの評価もなかなか良いです。

場所は巣鴨駅から大塚方面へ山手線に沿って5分ぐらい歩いたところにひっそりとあります。
プルジャさんがやっている食堂という意味の店名だそうですが、店構えもかなりその辺の食堂っぽくて変な着飾りはありません。

伺ったのは平日の夜。
アルミサッシの飾らないドアを開けると、テーブル席と小さなカウンター席があります。
店内はそんなに広くはありません。

先客は4名の女子会+男性1人でした。
奥のテーブルの上で豆みたいなものを乾燥している最中のようで、数少ないテーブル席をひとつ潰していました。(笑)

こちらには初めて来たので、まずはベーシック系のカレーを頼むことにします。
チキンカレーセット(750円)にしました。

内容はライスにスープチキンカレー、タルカリ、アチャルのセットです。
それと、モモというネパール流の蒸し餃子(550円)も頼みました。

ネパール料理は東京にも食べログには496件の登録がありますが、ここプルジャダイニングは星3.78で1位となっています!
また、全国では1,499件登録があって、ここが日本一です!

ネパールが隣接するインドやチベットの料理の良い所を取り出した料理らしく、日本流に食べやすくアレンジしてあるそうです。
油分が少なくて、栄養素も多いとのこと。

そんなに待つこと無く、まずはチキンカレーセットが到着。
カレーの色は辛そうですが、味わいは優しくて丸みがあります。

決して単調な味ではなく、最後まで飽きずに食べられますね。
ゴハンも調度よい炊き加減でした。

タルカリとは野菜のことで、付け合せですね。
アチャルは漬物のようですが、これも美味しく頂けました。

ちょっと遅れて出てきたモモは、蒸した餃子ですね。
皮はちょっとモチっと、少しネチャっとしていますが、勢い良く噛むと中から肉汁がピューと飛び出てきます。
これは注意が必要ですね。

餡は豚肉や羊肉、キャベツや玉ねぎが入っているそうで、ジューシーで美味しいです。
トマト味のタレにも合っています。

これは酒が進むかもしれないですね。

正直、ボクはあまり南アジアや東南アジア系の料理はスパイスの癖や香草の匂いが合わなかったりするので苦手なケースが多いのですが、こちらの料理はわりと食べやすかったです。
比較的値段もお手頃なので、たくさんの人と来ていろんな料理をシェアして食べるのも楽しいと思います。

また、夜は23時までやっているとのことで、わりと使い勝手がよいですね。

家に帰ってきてから知ったのですが、食べログなどでクーポンが配布されていてソフトドリンクなどがサービスとなるようです。
こういうお店ではラッシーやネパールティー(紅茶)などを飲んでみたいですね。

味よし、雰囲気よし、値段よし、のお店なので、ハマル人にはハマルと思います。

次は、発酵干し野菜「グンドゥルック」や「フライドマトン」など、もう少し上級者向けの一歩踏み込んだネパール料理にチャレンジしてみたいと思います。
リピあり。(^^)

プルジャダイニング

夜総合点★★★☆☆ 3.9

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お洒落で独創的な美味しいカレー ~ 新御茶ノ水 ディラン

お洒落で独創的な美味しいカレー ~ 新御茶ノ水 ディラン
お洒落で独創的な美味しいカレー ~ 新御茶ノ水 ディラン

今日は新御茶ノ水でランチ。

神保町って東京でも有数のカレーの街ですよね。

食べログで「神保町・水道橋」×「カレー」を調べてみると、1位になるのは星3.61の「パンチマハル」。
しかし「神保町駅(周辺800m)」×「カレー」では、トップは星3.64の「ディラン」となります。

新御茶ノ水駅と神保町駅って距離でいうと1kmも離れていないぐらい近いのですよね。
ここ「ディラン」は、マイレビュアーさんもあまり訪れていない隠れた名店のようです。

伺ったのは平日の12時40分ぐらい。
場所は新御茶ノ水駅から120mぐらいで、御茶ノ水駅からも近いです。

お店はビルの2階にあって、細くてわりと急な階段を登っていきます。

店内はカウンターがメインで細長く、そんなに広くはありません。
マスター?と思われる寡黙な男性店員さんが1人でお店をまわしています。

今回は2人でしたので、奥の窓際のテーブル席に座りました。
満席ではありませんでしたが、合計9名ぐらいお客が入っていました。

カレーは日替わりのようで、本日のランチは、
・チキンカレー
・チキンキーマ(玉子入り)
・ウラド豆とほうれん草
の3種類で各850円。

ここから2種選んでハーフ&ハーフにもできます。(950円)
ライス大盛はサービスです。

何にしようか迷いましたがハーフ&ハーフにして、ベーシックなチキンカレーとチキンキーマ(玉子入り)を大盛でチョイスしました。
チキンが被っていますが、まあそんなに気にすることは無いでしょう。

お店のスタイルとしては、どちらかと言うとカレースタンドに近い雰囲気です。
わりとお洒落で垢抜けた感じ。

スタイルはカレースタンドっぽいのですが、店員さんが1人だったせいか提供時間はそう早くはありませんでした。

しばらく待って出てきたカレーは、いままであまり見たことがないビジュアルです。
純インドカレーでもなく、日本風でも無く、独特なカレーですね。

彩りが綺麗な野菜も乗っていて女子ウケも良さそう。

まずはチキンキーマをぱくり。
わりと辛さ控えめでマイルドではありますが、複雑なスパイスの香りがします。

ところどころ中にパクチーが入っていて、香りの変化が面白いですね。
ボクはあまりパクチーは好物ではありませんが、このパクチーの使い方は気に入りました。

鶏のひき肉は辛さの中に肉の甘みが感じるように思いました。

お次はチキンカレー。
大きな鶏のもも肉がゴロンと入っています。

スパイスの香りとバターの風味が絶妙です。
こちらも辛さは控えめですが、十分にスパイシーです。

あまり食べたことがないようなカレーですね。
付け合わせも含めていろんな味や風味が楽しめるので、最後の最後まで全く飽きずに完食しました。

しかしながら、前日の夜ちゃんと食べなかったこともあって、お店を出てからちょっと胃にもたれた気がしました。
そもそもあまり体調が良くなかった結果だと思います。

会計するときに気づいたのですが、どうやらラッシーなどなる飲み物も美味しいそう。
注文した時には気付きませんでした。

神保町周辺には共栄堂ボンディエチオピア、マンダラなどいろいろ名店がありますが、個性と味では負けてないですね。
神保町駅(周辺800m)でNo.1の評価は納得です。

日替わりランチでいろいろ味が楽しめると思うので、また近いうちに来てみたいです。
次はラッシーを必須でカレーを楽しみたいと思います。

神保町エリアでどこのカレー屋に行くか迷った時にはイチオシです。
リピあり。(^^)

ディラン

昼総合点★★★★ 4.0

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富山で一番有名?なカレー ~ 富山県射水市 カシミール

富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール
富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール
富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール
富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール
富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール
富山で一番有名?なカレー 富山県射水市 カシミール

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

ちょっと出遅れた感がありますが、さっそく今年一発目の食べログレビューです。

富山といえば結構カレーが有名。
というのも、インドやパキスタンなどの本格カレー屋さんの世帯カバー率が全国3位だとか。

富山県高岡市の隣にある射水市周辺には、通称パキスタン村というのがあります。
パキスタン人が経営するロシア向け中古自動車輸出会社が200社ほどあるそうで、港に近い国道8号線沿いにパキスタンの人が密集しています。

そんな中「富山といえばカシミールでしょう」という人もいるぐらい、カレーマニアの中でも有名なお店がここ「カシミール」。
平均時速75km/hぐらいでビュンビュン車が往来する国道8号線沿いにひっそりと建つプレハブ小屋がカレーの名店なのです。

店の前の道には結構背の高い木が立っている中央分離帯があって反対車線からはほとんど見えません。
目立つ看板も立っていないので、お店を見逃す人も多いでしょうね。

伺ったのは平日の夜。
前回来たのは恐らく5年ぐらい前。

その頃のお店はもっとボロいプレハブ小屋だったと記憶していますが、最近リニューアルしたそうで、少し大きく綺麗になっていました。
夜だったので外観の写真は撮りませんでしたが、いまもかなり簡素なお店です。

極めつけは、トイレが工事現場にあるような簡易トイレなんですよね。
特に女性の方は、ここに来る前にコンビニなどでトイレ済ませておいたほうがベターです。

先客は5名で男性率100%。

プレハブとはいえ店内は思ったよりも結構広くゆったりとしています。
座席数は50席程度ありそうです。

メニューは英語表記で、結構簡素。
ミートカレーとベジタブルカレー、タンドリーアイテムにドリンクとナン&ライスのみ。

イスラム教の律法にのっとった「ハラルフード」を提供し、「ハラルレストラン」として重きを置いているので、アルコールはありません。

何を食べようか迷いましたが、久しぶりに来たので、一番ベーシックな「チキンバターマサラ」(800円)と「ナン」(200円)をオーダー。
辛さは普通でお願いしました。

実はお昼もカレーを食べてしまっていたので、カレーは少しだけ食べられれば良かったのです…。

注文後しばらくすると、サラダがやってきました。
これはカレーについているみたいですね。

ごく普通のサラダですが、トマトがわりと美味しかったです。

ほどなくして運ばれてきた「チキンバターマサラ」のカレーはサイズはちょっと小ぶり。
大きめのナンをつけて食べます。

カレーは結構甘めですが、かなり美味しい。

ルーはドロリと濃厚、大きめの骨なしチキンがゴロゴロと入っています。
鶏肉に臭みなどはありませんでした。

ナンはホクホク熱々で、表面がバターのようなギーで少しアブラっぽいですが、とても美味しいです。

味は結構良いと思うのですが「チキンバターマサラ」はちょっと単調な気もしましたね。
ツレが食べていた「チキンカレー」のほうが複雑な味のように思いました。

複数人で行ったら、違うカレーを頼んでシェアするのがいいですね。

ボクは「カシミール初心者レベル」なんですが、慣れてきたらマトンや豆のカレーのほうがハマりそうです。

食後にはチャイがつきます。
甘くてホッコリする味で、とても美味しかったです。

カレーとナンにサラダとチャイもついて、1,000円というのはかなりお得プライス。
ランチならまだしもディナーでこれは激安ですね。

お腹がすいていれば、チキンティッカなども食べても良かったと思います。

店員さんは日本語が流暢ではありませんが、わりと気を配っていました。

次は、マトン系のカレーにライスをつけて食べてみたいです。
県外からも来る価値ありますね。

リピあり。(^^)

P.S.食事後に近くの天然温泉 海王に行きました。
http://www.onsen-kaiou.jp/

日本屈指の高張性ナトリウム塩化物強塩泉で、加水なし、加温なしの源泉かけ流しの温泉。
塩素消毒されているのが非常に残念ですが、それでもかなり良いお湯でした。

サウナにも入れて650円は格安だと思います。
朝5時から早朝営業しているのもいいですね。

一番の驚きは、更衣室に扇風機が8台?ほど大量に設置されていて、風が当たらない場所は無いのでは?ということでした。(笑)

カシミール

夜総合点★★★☆☆ 3.8

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90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂

90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂
90年以上の歴史あるスマトラカレー ~ 神保町 共栄堂

神保町といえばカレー、カレーといえば神保町。
その神保町で、最古のカレー屋さんがここ「共栄堂」。

オープンが1924年(大正13年)とのことですから、2016年では創業92年になりますね。

神保町でカレーを出すお店は現在99件あります。(カレー専門店以外のお店も含む)
数年前と比べると倍ぐらいの店数になっているようですね。

神保町の主な老舗カレー屋は
共栄堂 1923年(大正13年)
ボンディ 1973年(昭和48年)
まんてん 1981年(昭和56年)
ガヴィアル 1982年(昭和57年)
エチオピア 1988年(昭和63年)
みたいな感じですね。

伺ったのは平日の13時過ぎ。
ランチ時間をちょっと過ぎていたので、並ばずすぐに着席することができました。

こちらはランチ時間は相席がマストのようで、他の席が空いていても相席になります。
これは多くのお客が並ばずに食べられる方法ではありますが、席がすべて埋まってから相席にしていっても良いように思いますが…。

共栄堂のカレーは秋葉原の東京カレー屋名店街で食べたことがありますが本店では初めて。
オススメはビーフとのことですが、一番人気はポークとのことなので、今回はポークカレー(950円)をオーダーします。

オーダーしたらすぐに薄い味のコーンスープが到着。
スープを飲もうかなと思った瞬間に、あっという間にカレーがきました。

これは牛丼屋なみの早さですね。

ルーは少し黒みがかった色で、わりとサラっとしています。
ところが、ルーを口に入れると「サラっ」ではなく「トロっ」とした舌触りです。

「ドロっ」ではなく「トロっ」ですね。

ちょっと舌にまとわりつくような「トロっ」。
小麦粉を一切使わず、野菜を形がなくなるまで煮込んでいるとのことで、野菜と肉のエキスがこういう食感になったのかもしれませんね。

食べ始めはそんなに辛くないですが、後からわりと辛さを感じるようになりました。
26種類のスパイスが入っているそうですが、ちゃんとスパイスが効いている感じがします。

ライスはやや固めですが、ふっくらとしています。
実にこのカレーに合った炊き加減ですね。

豚肉は薄切りではなく、ゴロンとした形の残るバラ肉。
肉の風味がちゃんとして、豚肉だけでも結構美味しいです。

テーブルには福神漬けとラッキョウがあります。
純日本風ではないカレーですが、意外にも福神漬けもラッキョウもマッチしていますね。

というか、こちらのカレーはカツなどのトッピングが無いので食事の終盤にはちょっと味が単調になりがちですが、これらの箸休めのおかげで最後まで美味しく頂けます。
スープも舌を休ませるのにちょうど良いです。

スマトラカレーってなんぞや?って感じで定義はちょっと良くわかりませんが、日本では共栄堂のカレー=スマトラカレーでいいのかもしれないですね。

馴染まない人は一度でいいや、ってなるかもしれませんし、合うに人には中毒性があるような感じのカレーなのかなと思いました。

全体的にはさすが神保町の老舗カレー店というだけあって、結構レベルの高いカレーだなと感じました。
あ、ミシュランガイド2016にも掲載されたようですね。

次はビーフカレーと秋冬限定のデザートの焼きリンゴを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

共栄堂

昼総合点★★★☆☆ 3.6

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気軽に食べられるシンプルな昭和レトロカレー ~ 池袋 カレーの家

気軽に食べられるシンプルな昭和レトロカレー ~ 池袋 カレーの家

最近、池袋で食べるカレーがちょっとマイブーム。
ここ1ヶ月のうちに
かえる食堂
カレーは飲み物
キャンプ エクスプレス
などに行ってますね。

今日はどこにしようかな?と食べログを見ていたら見つけたお店が「カレーの家」。
池袋西口からも割と近いので、時間が無い日は特に重宝しそうです。

伺ったのは平日の19時ぐらい。
西口からすぐの場所にあるカレースタンドで、結構歴史はありそうなのですが、リニューアルしているようで割と綺麗な感じのお店です。

ここで食べるか、他のカレー屋を探すか迷いましたが、とりあえず入っちゃえということで入店しました。

店中に入ると、まず券売機で食券を買います。

このお店はカツやチキンカツなどの揚げ物をトッピングするのがメインのカレーのようです。

今回は初めてですので、スティックと呼ばれる鶏の手羽先の骨付きチキン、ソーセージではなくウインナー、コロッケの3つの揚げ物が載ったカレーにします。
後は生卵ですね。

こちらのカレーは1962年(昭和37年)に蒲田にあった「松屋カレー」というものを受け継いだ製法で、ルーをオーブンで焼きあげているとか。

相当シンプルなルーではありますが、ちゃんとスパイシーで、日本人に馴染みやすいさっぱりとした味わいです。
本当は最初の一口、二口めは、ちょっと物足りない味のルーだなと思ったのですが、食べていくうちに「これは旨いかもしれない」と思うようになりました。

トッピングのスティック(鶏の手羽先)はわりとジューシーで柔らかいです。
ウインナーを揚げたものは、かなり懐かしいチープな味がします。
コロッケは、まあ普通ですね。

どの揚げ物も思ったよりも油臭くなくて軽い仕上がりでした。

お店は綺麗なのですが、どこか場末感があって、客層は男性が9割でした。
しかも外国人率も高く、インド系の女性、アジア系の男性など、多種多様な人種のるつぼ的な感じ。

食べていた外国人もみな労働者系の方がほとんどだったのですが、
「異国に来て、日本風のカレーを食べて、何か胸に秘めているものはあるのだろうけど、みんな頑張ってるんだなー」
と、なにか同じ釜の飯を食った感覚に(勝手に)なり、なんだかホッコリしましたね。

味だけでいうと最上ではないですし、遠方からわざわざ食べに来るようなお店ではありませんが、池袋でお腹が空いたら、食べてみる候補にいれても良いカレーだと思いました。

次は、チキンカツカレーを食べてみたいです。
リピあり。(^^)

カレーの家

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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