大田区は池上に美味しいとんかつ屋があると聞いてきた。
ここ「とんかつ燕楽」は御成門の老舗、燕楽の暖簾分け店とのことです。
以前新橋付近の会社に勤務していたときは、御成門の燕楽にかなりヘビロテしていましたが、ここ10年ぐらいはご無沙汰しております。
また池上には以前友人が住んでいたことがあるので、多少馴染みのある地域です。
伺ったのは平日の夜。
電車で行く場合は、蒲田駅または五反田駅から東急池上線で向かいます。
都心部からはちょっと遠いイメージがありますが、池上駅からは徒歩2分ぐらいの好立地なのでそこまでアクセスが悪いわけではありません。
食べログの東京×とんかつのランクでは1,456件中の第5位。
お店の佇まいなどはかなり庶民的な感じですが、ミシュランガイド東京のビブグルマンにも選ばれています。
店内はわりと狭くて、1階はカウンターとテーブル席がひとつだけです。
2階にもテーブル席があるようですね。
実は今回はトンカツではなくカツ丼をメインとして食べに来ました。
いつもは初訪の時は一番ベーシックなメニューをオーダーするのが基本ですが、こういうトンカツの名店でカツ丼を食べられるお店はあまり多くないような気がするのでちょっと気になってカツ丼を食べることにしました。
カツ丼は1,000円とオトクなプライス。
お肉はロースのようです。
ツレは「とんかつ定食」(1,300円)にしました。
食べログを見ていると多くの方が「ロース定食」(2,200円)を頼んでいるようですね。
今回は1階奥にあるテーブル席に案内されました。
こちらでは山形県の平田牧場から仕入れた三元豚に、自家製のパン粉を使って揚げているそうです。
テーブルの後ろにも大量の食パンが置いてありました。
ラードは内臓を包む腸間膜から絞り出した貴重なものを使っているとのこと。
お米も長野県駒ヶ根の厳選されたもののようです。
ほどなくして「とんかつ定食」についているポテトサラダが到着。
自家製のマヨネーズを使っているらしいです。
ビックリするような特筆する味ではないのですが、丁寧にしっかり作ってあるポテトサラダの王道のような感じです。
次にカツ丼が到着。
サクっと写真を撮ってからさっそく頂きます。
これまたポテサラと同じく奇をてらったものではなくて、普通のカツ丼らしい王道なカツ丼。
お肉はロースで少し脂身が多い気がしましたが、玉子の半熟具合もちょうど良くてとても美味しいです。
もう少し上品な味かなと思っていましたが、良くも悪くも味の方向性は普通のカツ丼でした。
「とんかつ定食」の肉はロースではなくヒレでした。
こちらのお肉も非常に柔らかく食べやすかったです。
思ったよりもちゃんと火が通っていました。
最近流行りのとんかつは、レアな揚げ具合の店が多いのでちょっと意外でした。
こちらのカツは塩では無くてソースのほうが合うように思います。
まあ、ボクはもともとトンカツには塩よりソース派なんですけどね。
豚汁も野菜やお肉がシッカリと入っていて美味しくて食べごたえがありました。
全体的に丁寧に作ってあって完成度が高いとは思いましたが、こちらのトンカツの真価は2,200円の「ロース定食」「ヒレ定食」を食べないとわからないかなと思いました。
もちろんランチやカツ丼もそこそこ高いレベルにはあります。
今までミシュランに掲載されたお店はいくつか食べに行きましたが、ここはかなり地元密着というか方に力を入れずに楽しめるお店かなと思いました。
次はお肉の味が存分に楽しめる「ロース定食」をオーダーして、こちらの実力の真価を楽しんでみたいと思います。
リピあり。(^^)