2016年3月1日から新デジタル放送の「i-dio(アイディオ)」が、都内を含む一部地域で放送開始されました。
うちには2月にモニター用のチューナーが届いていましたので、放送開始当日から視聴できていました。
i-dioは地上アナログテレビ放送終了後に空いたVHF-Low帯(99MHz~108MHz)を使ったマルチメディア放送。
音声だけでなく、映像やデータ放送も活用するのが特徴です。
肝心の音質はAAC48kHz/320kbpsでわりと高音質。
Radiko.jp などと比べるとかなり綺麗なのがよくわかります。
AndroidをUSB-DAC経由でデジタルアンプに入れて、そこそこのスピーカーで鳴らしてやるとかなり音が良いのがわかります。
将来的にはハイレゾの放送も予定しているらしいで期待できますね。
Androidでi-dioアプリ単体で曲を聴いている分には良いのですが、ブラウザなど他のアプリを使いながらのバックグラウンド再生にすると、音が途切れてちゃんと聴けません。
とはいえ、このスマートフォンはかなりハイスペックなNexus6。
CPUは高速2.7GHz 4コアで、メモリも3GB積んでいます。
それなのに、CPUモニターを見てみると使用率が100%になっちゃってますね。
CPUモニターを見ていると4コアあるうちの、1CPUのみが100%になって、ほかのCPUは6~13%と使用率が低いです。
これはたぶんアプリ側の問題ですね。
iPad Proなどは他のアプリを立ち上げても音が途切れたりはしませんね。
CPUの使い方にも問題があるとは思うけど、バッファ量をもっと増やしたほうがいいんじゃないかな?
携帯電話端末向けマルチメディア放送サービスのNOTTVもあっというまに終わっちゃったし、この手の放送系のサービスをスマートフォンには合わないのかもしれないですねぇ。
いまのこのチューナーはスマートフォン本体とは別のタイプではありますが、これが内蔵されれば…、ってチューナーがスマートフォン本体に内蔵されてもあまり聞かないような気がします。
自動車とかに積まれると相性がいいんでしょうかねぇ…?
サービス開始から1カ月経ちましたが、使い勝手が微妙なこともあって、これまで合計10分程度しか聴取してないですね。
とりあえず興味はありますが、しばらく静観ということにします。