入谷の名店「麺処 晴」。
食べログのマイレビュアーさんの中にはすごいファンの方もいらっしゃるお店で、しょっちゅうレビューも見てるのですが実は初めて来ました。
行動範囲圏内にあるものの、入谷という場所はちょっと足が向かない場所でしてね。
上野からでも歩いていける距離ではあるのですが…。
今回初めて食べましたが、過去2回ぐらいお店の前まで行ったけど、閉店していたり品切れだったりと、これまでちょっと相性が悪かったです…。
伺ったのは休日の夜。
Twitterに本日の営業状況がツイートしてあるとのことですが、この日は16時を過ぎても夜の営業がツイートされていませんでした。
ということで、電話をしてお店がやっているかどうかを確認。
無事やっているとのことで、18時のオープン5分前に向かいました。
店の前にはすでに3名の先客が。
超有名ラーメン屋と比べると短い列ですが、列ができているとは思っていなかったので「お、さすが人気店だな」と思いました。
18時オープンと同時に入店。
店内に、ぷうんと煮干しの香りが漂っています。
まずは券売機で食券を買います。
こちらは濃厚そばが美味しいとのことですが、本日は濃厚そばは提供していないそう。
であれば、やっぱり最初はベーシックな中華そば(醤油)がいいけど、レビューを見ていたら塩も美味しそうだなぁ、と。
今回はツレと2人で来ていたので、ボクは普通の中華そば(玉子入り)を頼んで、ツレの塩そば(玉子入り)にしてもらって、シェアして食べることにしました。
最近は食べ過ぎを気にするので、連食は禁じ手であります。(笑)
それでも、美味しいと噂の豚丼は食べますが。
カウンターからは調理の工程がよく見えます。
相当繊細な中華そばなのかなと思っていたのですが、作り方はわりとワイルドな一面もあるように思いました。(いい意味で)
店員さんは1人なので、水はセルフです。
1人でやっているお店は少なくはありませんが、こう客が並ぶぐらいのお店だと結構大変だなと思いますね。
3名分ずつ作っていたので、2巡目の提供でしたが、調理が見えるので待ち時間も退屈しません。
6分ほどでまずは塩そばが到着、続いて中華そばも到着。
思ったよりも煮干し臭くないですね。
まずは中華そばのスープを飲んでみると、煮干しの香りは控えめで醤油のコクがしっかり感じます。
渋みも苦味もほとんど感じず美味しいですね。
麺は中細ストレートの低加水麺で、個人的にはあまり好きなタイプではないですが、このスープに合っていると思います。
好きなタイプでは無いとは言いましたが、こういう低加水麺とはしてはかなり美味しいと思います。
全般的にラーメンのメンマは存在意義がわからないぐらい好きでは無いのですが、ここのメンマはメンマ特有の臭みが無くて美味しいです。
あと赤たまねぎがシャキシャキ感があって好みでした。
チャーシューは、最近流行りのキレイ系ラーメンに多い低温調理のタイプです。
正直これはあまり好きなタイプではありません。
どこが苦手なのか自分でもよく説明ができないのですが、風味が好きじゃない…というか苦手ですね。
ステーキはレアを頼むし、ユッケなどの生肉も好きなのですが…。
味玉はとろりとして無難に美味しいです。
塩そばも少し食べましたが、かなり美味しい。
中華そば(醤油)よりも煮干しの香りがダイレクトな気がします。
こちらもエグみなどがなくて非常に高いレベルです。
豚丼はコンパクトな丼ですが、肉が多く乗っています。
が、やはり苦手な低温調理タイプなので「こりゃウマイ!」って感じではありませんでした。
「低温調理チャーシュー嫌いなら豚丼食べんなよ!」と言われる方もいるかもしれませんね…。
すいません。
とはいえ、全体的にかなりレベルが高い中華そばでした。
スープもバランスが良くて、麺との相性もバッチリです。
チャーシューもレベルは高いと思うので、好きな人にはいいと思います。
レビューは辛口というか、マイナスなことを書いているかもしれませんが、部分的に好みが合わないだけでレベルは高いと思います。
好きなのか嫌いなのかどっちなのかよ!った感じですが、わりと好きですし、高く評価しますし、また来たいと思います。
調理場に醤油の缶が見えましたが、あまり高価な醤油ではないのかなと思いました。
いや、決してこの醤油がマズイってわけでは無いのですが、ボクの好きな長野県松本市の「上嶋醤油醸造場」の醤油とか使ったら、もしかして更に美味しく成るんじゃないかな?と思ったり。
この醤油醸造場には行ったことがあって、昔ながらの蔵で醤油を作っています。
経験上、うどんのカエシなどにはピッタリでした。
まあ醤油も相性や癖があるので、高くて美味しい醤油が、この煮干しに合うかどうかは別の話ですが。
コストの問題もありますし…。
次は、濃厚煮干しそばを食べてみたいです。
リピあり。(^^)
P.S.今年は低温調理チャーシューの魅力を探ってみたいと思います。(^^;)