今日は秋葉原で夕食、と思ったのですが、なんだか天ぷら気分。
以前からの宿題店になっていた日本橋の「天ぷらめし 金子半之助」にでも行ってみましょうかってことになりました。
秋葉原と日本橋(三越前)ってすごく近いのですが、実は結構アクセスがよくありません。
秋葉原駅からCOREDO室町あたりまでだと距離にして約1.8kmぐらいなので、タクシーだったらワンメーター730円でOKです。
しかし、電車を使うとなると、
・秋葉原駅 -JR山手線- 神田駅 + 徒歩10分(140円)
・秋葉原駅 -地下鉄日比谷線 – 小伝馬町駅 + 徒歩11分(170円)
・末広町駅 -地下鉄銀座線 – 三越前駅 + 徒歩12分(170円)
となり、ちょっと中途半端です。
すべて徒歩だと、1.8km 20分と遠い感じ。
どうするかな?と思っていたら「ちよくる 」という千代田区のコミュニティサイクルの駐輪場が目に入りました。
「あれ使えるんじゃないかな?」
と、前からちょっと興味があったので、サクっとスマフォで会員登録して乗ってみました。
Suicaとスマートフォンとクレジットカードがあれば、すぐに乗れちゃう。
30分で150円です。
しかも今年の2月から千代田区、中央区、港区、江東区で相互利用ができるようになったので更に便利に。
いやー、自転車には久しぶりに乗りましたが、電動アシスト付きだとあまり漕がずにラクですね。
坂道があっても苦にならなさそう。
これはいいかもしれないなぁ。
タクシーやクルマもいいですけど、こういう近代的な乗り物も楽しいですよ。
と、あっという間に日本橋に到着。
行列ができることで有名な「天ぷらめし 金子半之助」ですが、今回は並んでいる人は3人程度。
これはラッキーですね。
伺ったのは平日の19時半程度。
こちらは以前に伺った「天丼 金子半之助 」の天ぷら定食版のお店で、ぜいたく丼という海鮮丼で有名な「つじ半 」も同じ系列です。
並び始めた後からはお客が来るようになり、すぐに10名ほどの行列になりました。
今回は15分程度で入店できました。
メニューは「天ぷらめし」「穴子の天ぷらめし」「海老の天ぷらめし」と「ビール」「天ぷらの単品各種」のみです。
わりとシンプルなメニューは良いですね。
「天ぷらめし 金子半之助」には初めて来たので、普通の「天ぷらめし」(980円)を頼みます。
カウンター席につくと、小さな取り皿が用意されていました。
「ごぼう、烏賊ゆず、沢庵」のツボがカウンターに置いてあり、自由に食べられます。
ごぼうや沢庵の食べ放題は珍しくは無いと思うのですが、烏賊ゆずが食べ放題なのはあまり見たことがありません。
これは人によっては良いサービスですね。
「天丼 金子半之助」と同じく、黒豆茶を飲みながらしばし待ちます。
天ぷらは
・玉子
・しし唐
・舞茸
・海老
・烏賊のかき揚げ
・茄子
・南瓜
・かしわの紫蘇巻き
・ハゼ天ぷら
ですね。
量が多いので、前半、後半とわけて提供されます。
この値段だったら、前半分ぐらいでも満足できるぐらいではあります。
最後まで食べるととてもボリュームがあって、だいたいの人は満足できるのではないでしょうか。
ボクは今回、ゴハンは大盛(100円)にせずに、お代わり(100円)で頂くことにしました。
初めてなので、ゴハンの量がわからなかったですからね。
海老はぷりぷりでジューシー。
かき揚げも甘みがあります。
全体的にあまり油臭さも感じず、サクっと軽いです。
ごはんの上にたまごを乗せて、醤油と七味唐辛子を少々。
絶妙な半熟加減で、TKGっぽくなります。
タマゴ好きにはたまりませんね。
ハゼの天ぷらはちょっと生臭かったかな。
かしわの紫蘇巻きは、しその香りが良かったです。
天つゆはちょっと濃い感じもしましたが、たっぷりの大根おろしが入っているので及第点です。
あさりの味噌椀もなかなか美味しく頂けました。
これだけの質とボリュームで1,000円を切るのであれば、かなりコストパフォーマンスが高いと言えるでしょうね。
他の店だったら、2,000~3,000円ぐらいとれてもおかしくないです。
この店の良い所はやはりコスパですね。
絶対的な味や質だったら「京橋の深町」などのちゃんとした天ぷら屋のほうが美味しいですが、こちらは1/10以下のpriceで楽しめます。
もちろん、高級店と味を比べてはいけませんが、かと言ってここがマズイってわけではないです。
十分に価格以上の美味しさは提供してくれています。
店名は老舗っぽいですが、運営はベンチャーのような企業です。
老舗で無いのに残念な気もしますが、頑張っているなーとも思います。
天ぷらを揚げる人は黙々と天ぷらに集中し、スタッフの連携によりまるでベルトコンベアのようにシステマティックに天ぷらができていきます。
日本橋という土地と「金子半之助」というネーミングとそれっぽい店構え。
店の雰囲気はそこそこ良くて、高級感はあります。
高級ではありませんが、BGMも含めていい感じの演出が散りばめられています。
そこそこ割得感のある料理に、誰もが否定しないレベルの味付け。
計算されているのがミエミエな感じはしますが、まあ、これはこれでいいのではないでしょうか。
繁盛するわけがわかりますね。
おなじミエミエ感のあった、日本橋の穴子屋の「玉ゐ 」よりは全然好きです。
チェーン店の「てんや」で天ぷらや天丼を食べるなら、こちらに行ったほうが全然良いですね。
ここは雰囲気も値段も場所柄も、観光スポットのひとつになってもおかしくはないですね。
ただ、今回は待ち時間15分で入店できましたが、ここに2時間、3時間も並ぶのはちょっと無いかなと思います。
次くるとするならば、穴子の入った「穴子天ぷらめし」を食べてみたいと思います。
リピあり。(^^)
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