中華そばとかき氷が共存する不思議なお店 ~ 駒込 カボちゃん

中華そばとかき氷が共存する不思議なお店 ~ 駒込 カボちゃん

駒込に美味しい中華そばとかき氷が食べられるお店があると聞いてきた。
伺ったのは平日の夜。

駒込駅から少し離れた霜降銀座商店街というあまり聞き慣れない商店街の入り口付近にお店はあります。

先客は2名でサラリーマン風の男性と女子大生らしき女子。
男性はラーメンを食べていて、女子大生はかき氷を食べている。

ボクは今日は中華そばを食べに来たので、一番スタンダードな醤油味の「霜降り中華そば」に煮玉子トッピングを注文しました。

いつもの通りライスも頼んだのですが、オーダーが通っていませんでした。
追加でもらおうかと思いましたが、面倒なので今回は止めました。
このお店は口頭での注文なので、この辺は食券のほうが楽ですね。

まずスープは、鶏ベース+魚介で鶏油が浮いてます。
あら、あまり予習をして来なかったのですが、これはボクの苦手なタイプですよ。

麺はストレートの細麺ですね…。
歯ごたえはありますが、これまた好きでないタイプ…。

秋葉原の「くろ喜」などだと、嫌いな細い麺でも味わいがあった良かったのですが、こちらはごく普通の細い麺ですね。

チャーシューは豚バラと鶏と2種類入っています。
低温調理かな?
うーん、これもあまり好きなタイプじゃないです…。

個人的にはもっとホタホタした、昔ながらの煮豚っぽいチャーシューが好きなんですが…。
もっとも、このスープには合わないかも知れませんが。

スープはちょっと塩辛くて残念ながらほとんど残してしまいました。

予習を怠ったとはいえ、かなり苦手な中華そばでした。

苦手ゆえ点数は厳し目ですが、決してレベルが低いとは思わないので、好きな人は好きなのではないかなと思います。
ミシュランが好きそうな上品系のラーメンだと思います。

好きな人からしてみれば「嫌いなら食いに行くなよ」「嫌いならレビューするなよ」と思うかもしれないですね…。

個人的には、中華そばはリピが無いのですが、かき氷は食べてみたいと思います。
かき氷リピあり。(^^)

カボちゃん

夜総合点★★★☆☆ 3.3

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東京最高クラスの讃岐うどん ~ 神保町 丸香

東京最高クラスの讃岐うどん ~ 神保町 丸香

うどん好きなら、知らない人は居ないぐらい有名になった神保町の丸香。
都内で最も美味しい「讃岐うどん」ということらしいです。

まだ一度もレビューしていませんでしたが、以前から何回か来ています。
並ぶのが嫌だったので、空いていそうな夕方17時ぐらいに到着しました。
予想通り、待ち時間ゼロですぐに席に案内されました。

ボクはうどんより蕎麦派なので、あまりうどん専門店に行くことはありません。
が、うどんに関しては人一倍ウルサイと思うのですね。
とか言って、本場の讃岐うどんは数回しか食べたことがないのですが…。笑

久々に行ったので、麺の味がよくわかる「ぶっかけうどん」をオーダー。
それにかしわ天と温泉卵をトッピング。
ちょっとダイエット中なので、サイズは並にしました。

まず味の総括としては、かなり美味しい讃岐うどんです。

「うどん」としてあえて言うなら、もう少し麺のエッジが立っていて、かつ滑らかでツルツルと喉越しが良いほうが好きです。
太さも、もう少し細いほうが好きです。

しかし「讃岐うどん」としてみるなら、これぐらいが正解に思います。
うどんの角のざらつきが舌に少しひっかるぐらいが、讃岐っぽいような。

ダシも美味しいですが、少し魚のダシの生臭みを感じます。
これも「讃岐うどん」としてみるなら、良いと思います。

かしわ天も美味しいです。
2個がデフォルトですが、サイズが結構大きいので個人的にはひとつで良いです。
(今回はひとつ残しました)

今のところボクが一番好きなうどんは京都の山元麺蔵です。
丸香も同じぐらい美味しいのですが、上品さが違うんですよね。
山元麺蔵のほうが、繊細で綺麗なんですよ。

まあ、タイプもお店の形態も違うので、どちらが良いというわけでは無いですが、どちらが好きかといえば、山元麺蔵になりますね。

特別な日に、特別なうどんを少量作るのだったら、ボクが作るうどんのほうが絶対的に美味しいのだろうけど、これだけのクオリティのモノを毎日大量にシステマチックに提供できるということは凄いことです。
感動というよりも、感心します。

それにしても、丸香は美味しいと思うのですが、全体のレビューの点数が高すぎかなと思ったりも…。

初心者食べログユーザ(投稿数100以下ぐらい)の票が多いような気もします。
(ボクも食べログを始めたばかりの頃は点数が甘めでした)

有名なマーケティング理論である「キャズム理論」の「キャズム超え」してる感じのような感触です…。
(キャズムという言葉の使い方は間違っているのですが、感覚的にある一線を超えたら、加速度を増して上位に上がるような…)
まあ、著名なレビュアーの方々の評価も高いんですけどね。

最後のほうがちょっと良くわからないレビューでしたが、なんだかんだ言って、都内で食べられる最高クラスの讃岐うどんです。

次は、釜玉や肉うどんなどの温かいメニューを食べたいと思います。
リピあり。(^^)

うどん 丸香

夜総合点★★★★ 4.1

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日本一美味しいという欧風カレー ~ 荻窪 トマト

日本一美味しいという欧風カレー ~ 荻窪 トマト
日本一美味しいという欧風カレー ~ 荻窪 トマト

荻窪に相当美味しいカレーがあると聞いて来た。
食べログのカレーランクでは、なんと全国でNo.1!
これはかなり期待できますね。

伺ったのは、休日の夕方。
お店のオープンは18時半ですが、長蛇の列ができるとのことなので、1時間前に到着しました。
でも先客は1人だけだったので、すぐに並ぶのは止めて30分程度、荻窪探検に行ってきました。

30分後に戻ってみると、4名ぐらいの列になっていたので、丁度並ぶのに良いタイミングでしたね。
オープンと共に順番に入店。
座席はお店の人に指定されるのではなく、割りと自由に選べます。

座席数は15席とのことですが、4名席に2人だけで座っている方が居て、相席のお願いはしていないようです。
まあ、雰囲気も大事にしているようなので、これは仕方ないでしょうか。
ボクが行った時は、11名が一巡目に入店できました。

お店はご夫婦?の2人だけで切り盛りされているので、かなりスローペースです。

入店した順にオーダーを取ってもらいます。
目玉はビーフタンカレーらしいですが、あいにくこの日はビーフタンとシーフードが品切れとのこと。

ということで、和牛ビーフカレー(1,890円)に季節の野菜(480円)のトッピングをお願いしました。
野菜をトッピングすると「かなりの量になりますが大丈夫ですか?」と聞かれます。

良くあるラーメン屋などと違い、一度に複数の注文の麺を茹でて一度に調理するようではなく、1つずつ作っているようです。
そのため、非常に回転が悪いですね。
なので、一巡目を逃すと、かなり外で並んで待つことになりそうです。

まず最初に付け合せの福神漬けと玉ねぎのオイル漬けがテーブルに置かれて、それから10分ぐらい経って本命のカレーがやってきます。

カレーは非常に濃い感じでドロドロですね。
欧風カレーの中でもかなり粘土が高いほうなのではないでしょうか。

食べてみると、これは味わい深いです。
深いコクと旨味があってかなり複雑な味です。
36種類の香辛料を使っているらしいですが、これはいままで食べたことがないタイプですね。

季節の野菜は器からこぼれんばかりに入っています。
彩りも鮮やかで食欲をそそります。

かなり美味しかったのがアスパラです。
ダイコンが入っていて驚きましたが、なかなか合いますね。
和牛と言われるお肉は柔らかくてほろりとほどける感じ。

辛さは中辛で、そこまで舌にくる感じではないのだけど、何故か結構汗が出てくる。
うーん、これはスパイスが効いているってことかな?

味としては、誰にでもわかるというような単純さでは無いですね。
非常に複雑で、味が何層にでもなっているような…。
なので、他の店とあまり単純比較ができるような感じではありません。

食べてから30分ぐらいしてから、口の中にニンニク臭がしたので、結構な量のニンニクも入っているように思います。

しかし、美味しいのは事実で、これは何度も足を運んでいろんなメニューを制覇することで、よりいっそう味がわかるような気がします。
だれでもわかる素人向けの料理ではなく、カレーマニアな玄人好みのカレーと思います。
お母さんの接客も気持ちがよく、ファンになる人が多いのも納得です。

国民食のカレーとしては少し値段が高いですが、カレーとしては最高クラス、欧風カレーとしてはボクがこれまで食べたNo.1になると思います。

次は、タンカレー+季節の野菜を食べたいと思います。少し甘めな仔牛のミルクカレーも、シーフードも食べたいですね。
シチューも相当美味しいんだろうな…。

というわけで、並ぶのはちょっと難ですが、もちろんリピあり。(^^)

トマト

夜総合点★★★★ 4.5

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雑多な上野の有名店 ~ 上野藪そば

雑多な上野の有名店 ~ 上野藪そば

江戸三大蕎麦の「やぶ」の流れを組んだ上野の有名店 上野藪そば。
結構な有名店らしく、食べログのレビュー数では、あの超有名な「かんだやぶそば」の半分ぐらいです。
(かんだやぶそば 496レビュー:上野藪そば 266レビュー)

訪問したのは平日の夕方、18時ちょっと過ぎたぐらい。
この時間はまだ少し明るいのですが、この辺に数多くある路面で飲む居酒屋や立ち飲み屋ではすでに多くの人々がへべれけになっています。
号泣しながら歩いている50代ぐらいのサラリーマンがいるとはかなりカオスですね…。

この辺は店も人も雑多で、外国人率がメチャクチャ高いです。
上野藪そばはそんなゴチャゴチャした街の一角にあります。

食べログを見ているとかなり混んでいるなどという情報もありましたが、カウンター席もテーブル席も両方空きがありました。
思ったよりも小奇麗な内装のお店で外の騒々しさはあまり感じませんが、それでもほとんどのお客がビールや日本酒を飲んでいて、神田などにあるような蕎麦店よりは多少雑多な雰囲気があります。
やはりここは呑む場所なのだなぁと感じましたね。

はじめて来たお店なので、わりとシンプルな冷たいモリにしようと思いましたが、なめこ蕎麦が気になり注文しました。

店員さんから「普通でよろしいですか?」と聞かれたので、大盛りをお願いしました。
酒を飲まず、蕎麦だけの注文だから聞かれたのかな?

程なくして到着した蕎麦はかなり細めに切られています。
コシもあって良い蕎麦ですが、そばらしい風味が少なかったです。

あまり偉そうなことは言えないのですが、蕎麦に使われている水があまり良くないのかなという印象を受けました。

そばつゆはかなり濃く、辛いという表現がいいかな?
そして量は少なめ。

蕎麦をちょっとだけそばつゆに付けてみても、結構濃いなぁという感じです。
これが江戸っぽい…なのでしょうね。

なめこ自身はそんなに特別な感じはしませんでしたが、かいわれ大根のピリっとした辛味がよかったです。
大盛りとはいえ結構上品なおそばなので、ツルツルっとさっぱりと完食できます。

山葵とネギを入れるタイミングをちょっと逃しました。
なめこ蕎麦には山葵は不要ような気もします…。

なめこ蕎麦(大盛り)で1,300円ぐらいでしたが、上品系のおそばにしては安いかなと思います。
いや、おそばとしては十分に良いお値段ですが、もっと美味しさを求めたお蕎麦屋に行くとモリの大盛りorそば2枚だけで1,500円~2,000円オーバーするお店も珍しくなく無いので、キレイ目なちゃんとした蕎麦屋としては相対的には割安な値段かと。

もっとも立ち食い系と高級系の中間ぐらいの価格帯で、わりと美味しい蕎麦屋があればいいのですが…。
具体的には、手打ちでちゃんとダシも取っているのだけど、だいたい1,000円以下で気軽に食べられるようなお店が都心部にあれば…。

雑多といいましたが、店員さんもちゃんと対応していますし、お店は清潔ですし、駅からそんなに遠くないのに空いていることもあって、使い勝手の良いお店だと思いました。

大盛りにはしましたがかなり空腹だっため、お店を出たあとにまぐろ人御徒町出張所でまたまた食べてしまいました…。

次回は酒呑みの方と一緒に行って、玉子焼きなどや板わさなどをつつきつつ、締めに鴨南蛮そばでも食べたいですね。
リピあり。(^^)

上野藪そば

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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帰ってきた世界のサンドイッチ ~ 富山市 サブウェイ富山黒瀬店

帰ってきたサンドイッチ ~ 富山市 サブウェイ富山黒瀬店

富山市のサブウェイの歴史は結構古く、ボクの記憶が確かならば1994年に富山市山室にオープンした「グリーンモール」というショッピングモールのなかにサブウェイはありました。

ボクの初サブウェイも、山室店でした。
オーダーメイドで作る、サンドイッチはとても新鮮でした。
しかし気づいた頃には山室のサブウェイの店舗は無くなっていましたね…。

そして、いつの日か10年以上?の月日を経て、富山の黒瀬という場所にサブウェイが復活。
相変わらずの郊外店で、クルマ以外では行きづらい場所にあります。

しかも面白いのが、ブックオフと同じ建物内にあるということ。
もっというと、ブックオフに併設されている古着リサイクルショップの店内にあるような変なレイアウトです。
こういう形態のお店は見たことが無いなぁ。

注文は、BACON LETTUCE TOMATOことBLTサンドとジンジャエールにしました。
味はその辺のサブウェイと変わらず、それなりに美味しいです。

結構ボリュームがあって、かつ野菜が多いのであっさりとしていて良いですね。
サブウェイってフレッシュな生野菜が多く、カロリーが少し気になっているときにもヘルシーで割りと食べやすいです。
さすがロゴにあるように「おいしい!をはさもう。野菜のSUBWAY」というだけあります。

そうそう、サブウェイの世界店舗数は2013年1月時点で3万8374店と、マクドナルドの約3万4000店を超える世界最大の飲食店チェーンなんだってね。
その理由は調理に火を使わないから店舗展開が楽だって聞いたけど、ホントかな?

日本ではあまりサブウェイ人気が無いようにも思います。
かなり細かく注文するのが手間という声も聞きますが、好みの味に調整できるわけですし、そこは慣れかなっと。

ここ富山黒瀬店はちょっと落ち着かない雰囲気の店舗で、夜も20時までしかやっていないのが玉にキズですが、富山県内に2店舗しかない数少ないサブウェイなので、欠点は多めに見ることにします。

ベジーデライトの野菜全部抜きがパンになるそうで、それも一度注文してみたいと思うのですが、やっぱりただのパンなので、普通に肉やエビなどが入ったもの、少なくとも野菜がちゃんと入ったものを食べたいですね。

次は「えびアボカド」サンドにチャレンジしたいです。
リピあり。(^^)

サブウェイ 富山黒瀬店

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒
綺麗で人気のトンカツ屋 ~ 神田小川町 ポンチ軒

神保町の近く、小川町に最近人気のあるトンカツ屋があると聞いてきた。
ここポンチ軒は、ミシュランのビブグルマンにも選ばれているみたいですね。

伺ったのは平日の夕方。
18時ぐらいにお店につきましたが、すでに店内はほぼ満席でラッキーなことに1席だけ空いていました。

カウンターに案内されると熱いおしぼりをもらえます。
特に目を見張ることがないサービスではありますが、とんかつ屋では少ないかもしれませんね。

一応メニューを見ましたが、初めての店ではその店で一番ベースとなるものを食べることにしているので「ロース豚かつの上の定食」1,640円を頼みました。

店内は上品な雰囲気で、普通のとんかつ屋が持つ下町感とは違う、オシャレなBGMがかかっています。
客層はおじさんばかりではなく、割りとキレイ目なお姉さんがテーブル席でワインを嗜んでいました。
美女×ワインというのは、このお店の方向性を表しているのではないでしょうか。

店員は4名で、店主と若いイケメンな男子が2名、そして、アジア系の外国人女子。
女子店員は、まだ入店したてなのかずいぶん不慣れな様子でしたが「この春から日本に来たのかな?」とか思うと、別に目くじらを立てる必要は無く、むしろ温かく見守ってあげるような感じになります。

店内には「とんかつソース」や「ウスターソース」「トマトケチャップ」の材料が書いてあって、結構こだわっているのだなぁ、というのがうかがえます。

程なくして出てきたトンカツは、キレイな色の衣で、思ったよりも肉厚があります。
一口、くちに入れると、肉はかなり柔らかく、これはよくあるロースとは違った感触です。

ロースは脂身からの甘みと肉汁が良いなと思っていたのですが、こちらは赤身の部分からも大量の肉汁が出ています。
これは良い意味で期待を裏切られました。

豚汁も美味しく、添えられているレモンも良い風味があります。

皿にはあらかじめカラシが乗せて出されます。
ボクはトンカツにカラシは必須なのですが、こちらのカラシはよく効いて、思わず気管支に入ってしまってむせてしまいました。

ポンチ軒は全体的に上品かつキレイで、完成度の高い豚かつ屋さんだと思いました。
ただ、この日は体調が良くなかったのか、お店を出てからひどく胸焼けがして、近くのファミリーマートで液体胃腸薬を買い求めました。
油も悪そうではなかったし…。

ただ、思い起こすと、こちらのお店で使っているような「とんかつ網」に乗った豚カツはあまり好きではなく、逆に胃がもたれる傾向があるんですよね。
「とんかつ網」を使ったお店は、食べているときはサクサク美味しく頂けるのですが、あとから脂っこく感じるという…。
ボクの勘違いや、変な記憶のせいかもしれないのですが…。

繰り返しになりますが、料理はもちろん店構えや雰囲気もキレイで整っているお店で、女性も訪問しやすいと思います。
次は、ヒレカツなども食べてみたいです。

リピあり。(^^)

ポンチ軒

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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すごい行列のたいやき屋 ~ 根津のたいやき 文京区根津

すごい行列のたいやき屋 ~ 根津のたいやき 文京区根津

谷根千と呼ばれる根津エリアの中でも、かなり人気で有名なお店が「根津のたい焼き」。
不忍通りという、上野から護国寺まで通っている比較的大きな道路に面したお店です。
昔は不忍通りには都電が走っていたようで、この界隈はいまもなんとなく昔の雰囲気を残しているように思います。

「根津のたいやき」は食べログの東京×たい焼きランキングで4位と、かなり上位にあります。
いつも行列ができていて、お昼すぎには完売になるというすさまじい人気です。

以前から食べてみたいと思っていましたが、なかなか機会がありませんでした。
今回は土曜日の正午近くに根津に伺う予定がありましたから、ちょうどタイミングが良かったので並ぶことにしました。
並んだ時間は30分ぐらいです。

最近は人気ラーメン店で1時間待ちのこともあるので、待ち時間に関しては少し寛容になりつつあります。
とは言え、この「慣れ」は、あまり良い傾向ではありませんね…。

こちらのたい焼きは「天然もの」と呼ばれる、一匹ずつ焼いていくタイプ。
複数匹を大量に焼く「養殖もの」よりは丁寧に焼きあがるように思います。

待ち時間が長いので、もう少し効率よく売って欲しいとは思いますが、とは言えやはり味を優先させて欲しいですね。

3匹買って、1匹はその場で道を歩きながら食べました。

生地はほどよくサックリしています。
パリパリ過ぎることはありません。
どちらかと言うと、もっちり感があります。

ガブっとアンコの部分まで食べると、熱すぎて口の中をやけどしてしまいました。
甘さも程よく、甘いのですが甘すぎることはなく、ほどよいバランスです。

今回は根津神社のつつじ祭りがあったことで、谷根千周りは観光客でごった返していました。
この辺は、4月下旬~5月上旬が1年間のうちで最も人が多い季節なのかもしれませんね。

本当であれば「サクっとたい焼きを買って、谷根千のお散歩のお供に食べると良いですよ」と言いたいところですが、30分~1時間程度並んで買うのはちょっと辛いかなと思います。

とはいえ、並んで食べる価値はあるお味ではあります。
まあ、ハナシのタネにも一度は食べていいと思います。

人形町にある「柳屋」というたいやき屋が「根津のたい焼き」の元祖のお店らしいので、そちらも食べてみたいです。
リピあり。(^^)

根津のたいやき

昼総合点★★★☆☆ 3.8

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元祖で本家の総本山な家系ラーメン ~ 横浜市 吉村家

元祖で本家の総本山な家系ラーメン ~ 横浜市 吉村家

大好きなラーメン。
中でも、家系はもっとも好きなタイプ。

最近は少しダイエットを気にしているので、食べるラーメンの量も種類も考えていますが、やっぱりこってりな家系が好きでついつい食べてしまうんですよね。

そして、家系が好きとか言っておいて、実は総本山の「吉村家」に来るのは初めてだったりします。
まあ、ここ10年ぐらいで好きになったジャンルなので、まだボクも「にわかファン」なのかもしれませんね。

伺ったのは休日の夜、20時ぐらいです。
今回はクルマで行ったのですが、食べログを見て店舗裏にコインパーキングがあると確認して、駐車場まで行ってみました。

しかし、15分200円とかなりお高めですね…。
とはいえ、お腹も空いていたので、背に腹は変えられずそのまま停めました。

行列はかなり長く、待ち時間約30分でした。
先に食券を購入しておきます。

この並ぶ時の待ち方がいまいちよくわからなかったのですが、S字のようにくねって並ぶのですね…。

いつもの通り、初めて来た店ですから「ラーメン並」「たまご」「ライス」を頼みました。
麺の硬さ、油の量、味の濃さもすべて普通です。

順番が回ってきて、店内に誘導されたら、カウンターに座ってからお水を取りに行きます。

ボクの本格的な家系ラーメンの初体験は、地元富山県にある直系の「はじめ家」というお店なんですが、この水色のコップが同じなんです。(笑)

なるほど、総本山のコップは地方の直系と同じなのだなと、なにか感動しました。
(本当は地方の直系お店に行った時に、コップにまで総本山のDNAを感じるという逆のハナシなんですが…)

元気が良い複数の店員さんのコンビネーションで、次から次へとラーメンが誕生してきます。
今回は店員さんのミスで海苔が多めで出てきてしまいました。

出てきたラーメンの具材は、ほうれん草、チャーシュー、海苔のみとシンプル。

スープを飲んでみると、うーん旨い。
コクがあるのに脂っこくは無く、しかも良い醤油の香りがします。
トンコツの臭みやエグミなどは全く感じず、非常にまろやかですね。

麺はスープとほどよく絡み、バランスが良いです。
茹で具合も「普通」の硬さとして理想的でした。
これくらいの太さの麺は食べごたえがあっていいですね。

具材のチャーシューは燻製のスモーキーさが目立っていますが、これまた肉自体の旨味が感じられるタイプです。

かなり良かったのがほうれん草。
今まで食べたことのある家系で、もっとも旨味と香りが良いほうれん草でした。
玉子も理想的です。
海苔もご飯にピッタリ合いますね。

特製刻み生姜、ラーメンコショー、ラーメン酢、ニンニクなどを少しずつ加えてみましたが、さすがというか、どれもマッチしていますね。

そうそう、普通ニンニクはおろしてしばらく時間が経つと緑色に変色します。
こちらのニンニクも緑になっています。

しかし、普通のその辺のラーメン屋のニンニクは変色していません。
チューブに入ったような変色しない加工品のおろしニンニクは、ニンニク成分が半分以下で、半分以上が添加物等らしいです。

このことから、総本山ではちゃんとした真っ当なニンニクを使っているのだろうなと感心しました。

前回食べた横浜での家系は「寿々喜家」だったのですが、寿々喜家はスープを一口飲んだ時に、かなり旨味成分が口の中にグっときました。
ここ吉村家はそういう感じはあまりなく、特に飛び出て目立つ部分が無い、非常に高次元でバランスが取れているラーメンだなと思いました。

最近では工場でスープを作って、店舗でかえしとスープを混ぜて温めるだけなどというニセモノっぽい家系フランチャイズなどもありますが、いやはや総本山には逆立ちしてもなにひとつ勝てないですね。

さすがというか、総本山の名に恥じない、名前にあぐらをかいていないお店だと思いました。
何回も伺うと、コンディションが変わると聞きましたが、今回はとても美味しく頂けました。

総本山の味を忘れないようにして、ほかの家系ラーメンも開拓していきたいです。
またたまに伺いたいと思います。リピあり。(^^)

吉村家

夜総合点★★★★ 4.3

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