パソコンのハードディスクを交換

一昨日から愛用のパソコンのハードディスクが突然、カリカリ音を立て始めた。
カリカリ音と共に、ジーというノイズが聞こえる。

最近、左のパームレスト(ハードディスクが内蔵されている左手を置く部分)が異常に熱かったのもハードディスクの寿命の前兆だったのかもしれない。

パソコンの動きやスピードに不自然なところは無かったが、直感的にヤバいと感じた。
結果、ハードディスクでは無いところが想像以上にヤバかった。


ノートパソコンはIBM ThinkPad Z60t(2512-J4J)で、過去記事の新しいパソコンが欲しい・・・がでも取り上げたもの。
もう使い始めて4年ぐらいたつが、最近メモリを2GBに強化したので、バックライトがやや暗くなってきたこと以外はあまり不満はなかった。

自作のデスクトップPCなら何度も作ったことがあるし、OS(WindowsXP and 2000)は1年に1回は入れなおしていた。
だが、メーカーパソコン、しかもノートPCのハードディスク交換&リカバリは初体験であった。

ThinkPadClubという素晴らしいコミュニティサイトがある。
以前から何回か見ていたサイトだが、ここで質問をさせてもらうことにした。

質問内容は簡単に言うと
・ハードディスクより高速なSSDにしたほうがよいか?
・ハードディスク引越しソフトを使ったほうがよいか?
・リカバリして購入状態に戻したほうがよいか?

色々な方からアドバイスを頂けたので、まずはリカバリ用の起動DVDを3枚、内蔵ハードディスクから作成。
まだ内蔵ハードディスクは故障はしていないので、2台の外付けハードディスクに各種データをバックアップ。
さらに、重要なデータはオンラインストレージにバックアップ。
GoogleChromeの拡張機能でLastPassという、サイトのパスワード入力支援ソフトがあったので、それを入れた。

結局、高価なSSDはあきらめ、普通のハードディスクを買いに富山市内のパソコンショップに向かった。
教えてもらったアドバイスの中には、買ってはいけないハードディスクなどもあったので非常に助かった。

なお、WESTERN DIGITALのハードディスクなら、サイトから引越しソフトを無料でダウンロードできるとのこと。

買ったのはWESTERN DIGITAL WD3200BEVT (320GB 9.5mm)で、3,980円。
えー、ハードディスクってこんなに安かったっけ?w
価格.comでも3,765円。価格.comの最安値の店は送料別なので、ほぼ最安値。
しかも価格の10%を払えば、相性返品保証がつくので迷わずつけておいた。

ハードディスクのバックアップは万全。
一瞬、引越しソフトを使って新しいハードディスクに現在の環境をそのまま移してから、内蔵HDD上でリカバリしようかと思ったが、まずはDVDで新規にリカバリすることに。

ならば、ハードディスクを入れ替えて、DVDから起動するだけOK。
ドライバー一本で、すぐに新しいハードディスクと交換できた。

新しいハードディスクが認識されて、特に大きな問題もなくセットアップが進む。
しかし、リカバリされるOSは古いので、XPのSP3にしたりとちゃんと使うまでには時間は結構かかってしまう。
一度、きりのいい所で作業を終了し、翌日にMSOfficeなどのインストールを行おうと思った。

ここからが地獄の始まり。

さて、翌日電源を入れてみると、いりなり「うぉーーーーん」という異音がするではないか!?
どう考えてもファンがノイズを発している。っていうかかなりウルサイ。
っていうか、このタイミングで何で?

すると、ちょうどThinkpadClubで、「ファンの交換について」というトピックスがあった。
という訳で、そのやり取りを参考に、ThinkPad分解マニュアルを見ながら、ファンを取り出してエアブロアーでシューシュー掃除してみた。

で、電源を入れて再度、ファン音を確認する。
「うぉーーーーん」
見た目、ゴミはほとんどついていないのに何故?

ThinkPadClubに、ファンを分解する方法が書いてあったので分解してみた。
すると、なんということでしょう。分解しないと見えないところにタバコ1本分くらいのゴミが詰まっていた。orz
Z60t ファンのゴミ
で、電源を入れて再度、ファン音を確認する。
「うぉーーーーん」
ゴミは取ったのに何故?

では、ファンを新品と交換するために、IBMの保守センターに値段を聞いてみると送料込みで約6,000円。納期は1週間。

泣く。

純正品以外でも無いか、ググってみても、ショップにもオークションにも他機種のあるけどZ60tに対応したファンは無かった。

で、最終手段。
ThinkPadClubで紹介されていた方法で、ファンのモーター軸受けのところにオイルを塗ること。
CRE-5-56でもいいかと思ったのだが、これまた調べてみるとCRE-5-56はプラスティックを溶かすのでNGとのこと。
Z60t CPUファン
他の人は、ミニ四駆用のグリスを塗ったりしているようだが、タミヤのボールベアリング、軸受け用、「53508 METAL BEARING LUBRICATING OIL ホップアップ・オプションズ OP508 メタルオイル」がベストだと思って、さっそく市内のラジコンショップに電話で在庫を確認し買いに走った。
あと、ファン取り付けにはCPUグリスも必要なので、PCショップに向かいそれも買った。
オイルは700円、CPUグリスは150円。

さっそく、ファンの軸受けにオイルをチューっと注入して再度電源を入れてみると、昔のように静かなファン音に戻った(T_T)

その後、OSのアップデート、ソフトウェアのインストール、バックアップデータを戻し、各種設定。

時間と少しのお金がかかりましたが、ハードディスクの容量が320GBと4倍になり、起動速度も作動速度も早くなり、音も静かになり、発熱も気にならなくなりました。

Z60tはまだまだ現役です。(o_0)v

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